トモダチ以上コイビト未満16コメント

1 ゆらら id:27A9cDn/

2012-04-08(日) 16:06:12 [削除依頼]


認めたくないし、認めるつもりもないんだよ。


*/
  • 2 ゆらら id:27A9cDn/

    2012-04-08(日) 16:42:31 [削除依頼]

    春の風が髪をなでていった。

    駅員さんのアナウンスで伏せていた目をあげ、
    電車の扉が来るであろう空間をぼんやりと眺める。

    前髪に手をかけた。今日もぐしゃぐしゃになっちゃった。
    今、私がいる最寄り駅は、家から自転車で30分以上かかる。
    自転車に乗っていると、春を感じる瞬間が曖昧になってしまう。
    日差しは暖かくても、風がまだひんやりとしているから。

    携帯を取り出し、時間を確認。7時43分。
    もうすぐ来る電車に15分ぐらい乗り、途中で電車を乗り換えて10分。
    いつも8時10分に学校に着く。


    「ふあっ」

    踵にがつんと衝撃――私から間抜けな声が出る。
    思いっきり蹴られた……。

    「おあよ」
    と、あくびをしながら私の背後から出てきたのは、柏木透。
    学ランをきてバスケ部のエナメルを肩にかけている。

    「蹴んなばか。今日は朝練?」
    私は挨拶もせず、暴言を早速吐く。この時間に彼がいることに驚きながら。


    */
  • 3 真綾ω&star) id:hsFjiGj/

    2012-04-08(日) 16:48:55 [削除依頼]



       文章がすごい!
       尊敬です
       続きが気になる*
  • 4 ゆらら id:27A9cDn/

    2012-04-08(日) 16:54:57 [削除依頼]



    私と彼は同じ中学校からきた。
    実は幼稚園も小学校も一緒なんだけど、お互いに面識がなかったので、仲良くなったのはつい最近。
    受験生となり、同じ高校を受けるって分かってからだと思う。
    中学校の男女間の仲は険悪だったから、中学校ではあまり喋らなかったけど、
    春休みで同じ高校に進む10人が分かり、そのメンバーで何回か遊んだりして、
    今では10人とも仲良いと思うんだ。

    彼は背が高く、がっしりしている。
    初対面の女の子からの印象は、なかなか近寄り難いってとこかな。
    そんな彼には彼女がいる。同じ高校に進んだ、彼と対照的に小柄なあいちゃん。確か春休みの半ばくらいで、1年間の付き合いだと思う。
    彼からあんまりあいちゃんの話は聞かない。私も特に尋ねない。興味ないんだよね。
    ただあんまり一緒にいるところを見ないので、
    というか、全くと言って良いほど見ないので、
    停滞期って呼ばれる時期に差し掛かっているのかなとは思うのだけど。
    私は付き合ったことがないから、全然分からない。


    「朝練行きたかったけどさ、月曜日は眠ぃの」
    「遅刻すれば良いのになぁ」
    「入学してまだ2週間しか経ってないのに、遅刻とかお前……。俺は皆勤賞目指すから」
    「はいはい、言っとけ言っとけ〜」

    なんて、とりとめのない話をしていると、電車が目の前に滑り込んできた。
    前髪がぶわっとオールバック。あぁ、またぐしゃぐしゃだ。


    */
  • 5 ゆらら id:27A9cDn/

    2012-04-08(日) 16:58:09 [削除依頼]
    真綾ω&star)さん

    早速ありがとう(〃ω〃)
    うははw
    小説書くの、2年ぶりくらいかなっ!!

    また読みにきてくれると嬉しいです☆
  • 6 ゆらら id:27A9cDn/

    2012-04-08(日) 17:04:32 [削除依頼]


    ****

    今日は。
    ゆららです。
    実は2年前?くらいにここで生息してました。
    小説書くのなんて久しぶりすぎて、
    あばばばば状態です、はい←

    土日の時間があるときにばばーって書いて、
    ばばーって更新するから、めえっちゃ読みにくいと思うけど、
    もう自己満足の域に達してます。気にしないでください。(^-^ゞテヘ

    このお話は私の友人のらぶらぶかっぷるを見て、
    思いついたお話です、急激に書きたくなったんw
    ここを借りてお礼申しあげます、いつもありがとう!!!


    私と柏木くんの関係がこれからどうなっていくのか、
    楽しみにしてくれると嬉しいです。
    時々会いに来てやってください、柏木じゃなくてゆららに←


    ではーっ!!!

    ****
  • 7 真綾ω&star) id:hsFjiGj/

    2012-04-08(日) 17:05:19 [削除依頼]



       毎日見ます!
       そして見たら、
       感想を知らせても
       いいですか??


       復帰してくれて  
       真綾は嬉しいです★
  • 8 ゆらら id:SQm9D0O0

    2012-04-09(月) 15:20:52 [削除依頼]
    真綾ω&star)さん

    毎日更新はたぶん無理だ〜笑
    けどすっごい嬉しい☆
    感想むっちゃ嬉しい☆

    ゆららは真綾さんがコメントしてくれて
    本当嬉しいですよ♪
  • 9 ゆらら id:uT12M29/

    2012-04-14(土) 14:54:41 [削除依頼]
    ***

    学校に着いた。
    黒い制服に身を包んだ高校生たちが
    校門に吸い込まれていく。
    私もその集団に流されるように進む。同じクラスの子いないかなぁときょろきょろするけど、見つからなかった。

    アイツ――柏木は、部活仲間を見つけいつの間にかどこかへ消えた。
    私は気にせず下靴を履き替え階段を上って3階まで。
    1年6組の教室に入ると、かばんを机にどさっと置いた。

    「おっはよー」

    笑顔で言ったのは、この高校で一番最初に仲良くなったナツだ。
    ナツはショートの髪を軽やかに揺らしながら笑った。

    「今日もぼさぼさ髪どーんまい」

    私は前髪に手を添えると

    「私もナツみたいに禿げたいなーっ」

    いじわるを言う。

    「禿げってなによ! てか行こうよーバスケ部」

    ナツは、私の顔色を窺うように上目づかいになった。可愛いやつめ。
    私は今日も勧誘してきたナツに、今日も容赦なく一言。

    「私軽音部のボーカルに誘われてるからね」
    「美声自慢でーたー」

    ナツは頬を膨らまして言った。

    私はナツが大好きだ。
    たった2週間でここまで仲良くなれるとは思わなかった。本当に気が合う。私の短所である毒舌も、ナツは気にしない。変に着飾った言葉よりも良いと言ってくれた。

    中学から続けてきたバスケの魅力を語り続けるナツを横目に、
    私は教室の時計を確認。8時半。

    ショートホームルームがそろそろ始まる。
  • 10 恋香。 id:55cIHUu0

    2012-04-14(土) 15:03:01 [削除依頼]
    頑張ってください!!
    応援しています*♪
  • 11 ゆらら id:uT12M29/

    2012-04-14(土) 15:41:53 [削除依頼]
    恋香。さん
    わぁわぁわぁ!!!
    ありがとーぅっ
    むっちゃ嬉しいです☆

    恋愛モードはもう少し後になるかなー?
    飽きずに待っててね笑
  • 12 ゆらら id:uT12M29/

    2012-04-14(土) 15:44:08 [削除依頼]
    ***

    ショートホームルームは、来週の水曜日にいく校外学習の話で終わった。
    私たち1年生は京都に行くらしい。
    班で自由に行動するので、班のメンバーがかなり重要となってくる。

    私たちのクラスは、班決めはくじ引きになったようで、
    学級委員が作ってくれたあみだくじが、その日の授業中に回ってきた。
    あまり迷わずに一本選んで、後ろの席のナツにあみだくじを回すと、授業中かという笑いが聞こえてきた。
    名簿順では私とナツが前後になるので、もう席替えはしなくて良いやと思っているところ。


    月曜日は7時間授業。4時半には授業がすべて終わる。
    適当に掃除を済ませ、適当に友達と喋って、ナツと教室の前で別れ、私は軽音部の部室のドアをノックした。
    部室は離れ校舎にある。

    「おうよー」

    という返事が聞こえ、私は少し驚いた。
    この間勧誘されて押し込まれた部室には、男の子がいなかったはずなんだけど。
    しばらく部室の前で固まっていると、

    「何してるん? はよ入ってや」

    と、今度は女の子の声がして目の前のドアが勢いよく開いて――え、ちょ、まっ!! 
    私は心の中で叫ぶ。

    ドアは私の顔面を潰していやな音をたてた。

    痛すぎて、もう、何も考えられない。

    うずくまってぷるぷる震える私に、ぎゃっていう女の子の声が反応し、

    「いやん、ホンマごめんなっ ちょ、とりあえず部室入って」

    ずるずると私を部室に引きずり込んだ。
  • 13 ゆらら id:uT12M29/

    2012-04-14(土) 15:46:57 [削除依頼]
    ***

    「ずびまぜん」

    顔面真っ赤でティッシュを鼻に当てた私は、目の前の先輩に言った。
    4畳ほどの部室にドラムが置かれ、ギターが置かれ、私含む4人の人間は部屋の端っこに追いやられていた。
    部室に1つしかないパイプ椅子に私が座り、女の先輩が心配して隣に立っている。

    「タケがさぁ、そんな勢いよく飛び出すから」

    ドアを開けた先輩ではない、もう1人の女の先輩がそう言って溜息をついた。
    私はその先輩をまじまじ見る。改めて見ると、可愛いというよりもかっこいい。私より身長が少し高く、ロングヘアをまっすぐに伸ばして下ろしている。シャンプーの宣伝に出演できそうな先輩だ。
    この先輩が私を勧誘してくれた。その美しさに見惚れてしまった私は、すぐに入部を決意したというのは、内緒である。

    「レイが寝てへんかったら、うちが出んくても良かったんに」

    ドアを開けた先輩が、理不尽な言い訳をして頬を膨らました。
    大きくてはつらつな声と裏腹にとっても小柄で、かっこいいというよりも可愛い先輩。
    身長は150センチほど。私が155センチなので、見下ろす感じになってしまう。
    ポニーテールの髪が先輩が喋るたびにひょこんひょこん動く。

    会話の内容から、シャンプーの先輩はレイさん、関西弁の先輩はタケさんってことが分かった。


    「もう、たいじょうぶなので」

    怪しい日本語で私は返事すると、2人の先輩の奥、ドラムの前に座る先輩に目を向けた。前は見なかったんだけど誰なんだろう。

    「あぁ、俺、前あんたがここに来た時、部室いなかったもんな」

    そう言って笑う先輩は、立ちあがるとニコニコしながら近づいてきた。
    背が高い。レイ先輩よりも頭一つ分くらい大きい。身長、柏木くらいかなぁ。

    私がまじまじと先輩を眺めていると、

    「俺はユウ」

    むひひっとユウ先輩は笑った。
  • 14 ゆらら id:nWV6lHC.

    2012-04-18(水) 18:44:33 [削除依頼]
    ***


    「このバンドしかねーんだわ。軽音まじで廃れてんの」

    急に真顔になったユウ先輩は、私にそう言った。

    部室は私たちが今いるここだけで、練習する場所はもちろんここ。
    顧問はいるけど滅多に現れない。
    だから、ある意味バンドが1つしかなくて本当に幸いなんだそうだ。
    でもどうしてこの学校は、バンドを軽視してるんだろう。

    「去年までは1つ上の学年のバンドがあったんだけど……」

    レイ先輩がユウ先輩の話を継いで言う。
    バンドが幾つかあった時は、場所の取り合いが激しかったせいで、
    他の部活から爆弾部と言われていたらしい。

    どうやって取り合っていたのか、とてもとても気になる。
  • 15 ゆらら id:/KyqKps.

    2012-04-22(日) 09:27:19 [削除依頼]
    ***


    「あの……」
    私は俯きながら呟いた。
    あの日の出来事が、ばっと頭の中でよみがえる。

    入学して初日の、あの日。
    全校生徒の前でスピーチを終え、
    他の1年生と一緒に体育館からぞろぞろ出て行く私に、
    体当たりしてきたタケ先輩の言葉。
    「うち分かるねん。歌ってる人はな、発声からちゃうねん。カラオケよお行くやろ? 歌好きやろ? うちらのバンドで歌わへん?」
    衝撃はすごく大きかった。

    私は目を閉じ、あの言葉に感謝した。だから、私はここにいる。
    私は顔をあげて、ユウ先輩の目を見て、はっきりと言った。

    「入部したいです」
  • 16 ゆらら id:f2UpJY./

    2012-04-30(月) 20:48:11 [削除依頼]
    ***


    「お」

    私と柏木は同時に声を発した。
    午後6時半、校門の前は部活帰りの生徒で溢れていた。

    「えっとー、お前軽音か」
    柏木は横目で私を見ながら言った。
    「うん。先輩がすっごく可愛いの!!」

    入部したいと言った時の、タケ先輩、ユウ先輩、レイ先輩を思い出す。
    タケ先輩はポニーテールを元気に振り回しながら飛び上がって喜び、
    ユウ先輩は盛大に笑い声をあげてドラムをたたき出し、
    レイ先輩は待ってましたとばかりにお菓子を大量に持ってきた。
    クールに見える先輩が甘いものが異常に好きだなんて、ギャップだ。ギャップ萌えだ。
    ケーキやらシュークリームやらクッキーやらロールケーキやら、
    あのチョイスとあの量を思い出しただけでうっとくる。

    「で、お腹いっぱいなう」

    私はお菓子がぱんぱんに詰め込まれたお腹をさすると、柏木を見上げた。
    彼はニヤニヤこちらを見ていた。

    「太るぞ」
    これが言いたかったに違いない。
    「うっさ」
    予想通りの返事に私は笑いながら返し、
    「余計なお世話だよ」
    と続ける。
    しょうもない会話を繰り広げ、最寄駅まで笑いながら帰った。

    正直に言うと、楽しくて幸せな時間。
    でもこんなことはナツにも言えないなぁ。
    柏木はアイちゃんの彼氏なんだから……。

    心につっと引っかかるものがあった。
    柏木は私と帰っていても大丈夫なんだろうか。
    私は人の彼氏と一緒に帰っても、大丈夫なんだろうか。
    考えても仕方ないので、頭を振って忘れることにした。
    今ある幸せを無駄にはできない。

    最寄り駅に着くまであっという間だった。
    改札を出ると、柏木は立ち止まった。
    振り返った私に彼は言う。
    「んじゃ、俺彼女待ってるんで」
    私はニヤッと笑うと手を振り一人駅を出た。

    うん、まぁ、よかった。
    何に対してよかったのか、曖昧にしたまま、私は自転車を漕ぎ出した。
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