スーパーナチュラルバトル〜超能力の戦い〜46コメント

1 結城 美鶴 id:oUT.aA41

2012-04-03(火) 12:56:44 [削除依頼]
 これを読んでいるあなたは信じるだろうか?
 超能力、スーパーナチュラルのことを……
 信じろと言われても無理な話だろう。
 だが、確実に存在する。
             //超能力について
 
  • 27 結城 美鶴 id:rrlxDFa.

    2012-04-07(土) 15:11:21 [削除依頼]
     駆け寄り女性の顔を見ると明は息を飲んだ。
     遠くから見ても綺麗な人だと思ったが、近くで見てみるとよりいっそう綺麗で、気が遠くなるほどの美しさだ。背もいくらピンヒールを履いているからと言っても、女性の割には高い。体型はスラッとしているが出るとこは出ている。
     そんなことを考えて明が立ち尽くしていると、血のように赤い瞳が前髪の下で睨むように光っていた。人を虜にするような妖艶さが女性の周りには漂っている。
     こういう人苦手だな……と、明が思っていると、いつの間にか妖艶な女性は明の右手を握っていた。
    「ほう、私みたいなタイプは苦手なのか?」
     握った手を放し悪魔のような笑みを浮かべてそう言った。それを聞くと明はやはりこういう人は苦手だと思った。
    「右手を握って分かった。どうやら貴様はかなりの超能力者らしい。入っていいぞ」
     
  • 28 結城 美鶴 id:rrlxDFa.

    2012-04-07(土) 19:50:57 [削除依頼]
     そう言って家に入るように指示をするが、明はなんだか気が引けた。
     それもそのはず、玄関から少し中が見えるのだが、入ってすぐの廊下に大きなシャンデリアがつるされていた。しかも、廊下と言っても軽く二十畳はあり、家具はアンティーク風の白を貴重としているようだ。床も白い大理石。なにもかもが白い上に、豪華なシャンデリア。明は今まで生きてきた中でこんな物を見たことがなく、目眩がおきそうだった。
    「なにをしている!! 早く上がれ」
     妖艶な女性は白い棚からスリッパを取り出すと、明の前に投げ捨てるようにおいた。そして、それを指さす。
     さすがの明もカチンときたが、どうやらあの美月の妹らしいので手は出さないが、無言で冷たい視線を送りながらスリッパを履いた。その視線に気づいた女性も明を睨みつける。
    「これから仲間になるんだ。貴様は気に食わないが、名だけは教えといてやる。私の名は美月 美朱(みずき みあか)だ」
  • 29 結城 美鶴 id:9ZmvA7O/

    2012-04-11(水) 22:01:21 [削除依頼]
     しばらく間があいてから明がポツリと呟いた。
    「美が多いな」
    「別にいいだろ。ま、美朱とでも呼んでくれ。私は……そうだな。アキとでも呼ぼう」
     そう言うと美朱は長い黒髪をさりげなく右手で払うと、スリッパの音をパタパタと立てて明の前を歩いていく。
     その美朱を重い足取りで明は追うようにしてゆっくりと歩く。
     白い大理石の上での黒いワンピースと髪は映えて、より目立って見える。住む世界の違う人。明にとってまさしくそんな感じがした。
    「なにちんたら歩いている?! 早く来い!」
     美朱がクルッと向きを変え明を見ると同時に黒髪が流れるように翻る。
     美月総一郎の妹とは思えないほどの気の強い美朱。明はこの美朱となんだか長い付き合いになりそうな気がした。 
  • 30 結城 美鶴 id:9ZmvA7O/

    2012-04-11(水) 22:33:13 [削除依頼]
     しばらく美朱の後を追い広い廊下を歩いていると、目の前に金の細工で縁どられた、いかにも重そうな大きな扉が現れた。
    「この扉の向こうの部屋には数人の超能力者が居る。まあ、みんな変わり者だが仲良くしてやってくれ」
     フッと美朱が赤いマニキュアで彩られた爪を見つめ長柄微笑むと、ノブを掴み下に下げ前へと押し扉を重そうにしながらも開く。
     おまえも十分変わり者だろうと心の中でツッコミを入れつつ、明は扉の向こうの部屋へと入った。
  • 31 結城+美鶴 id:9ZmvA7O/

    2012-04-11(水) 22:34:34 [削除依頼]
    ×見つめ長柄
    ○見つめながら
    修正です。  
  • 32 結城 美鶴 id:9ZmvA7O/

    2012-04-11(水) 23:06:23 [削除依頼]
     美月が超能力者を集めてと言っていたので、てっきり大所帯なのだと思っていたら以外にも人数は少なかった。
     ホスト風の白いスーツを着て、金髪の髪をあらゆる方向に跳ねさせ、鼻にピアスをしている男が大理石のテーブルの前にある椅子に足をくんで座っている。黒いランドセルを横に置き、ゆったりとしているこれまた白いソファーに寝転がって、頬に絆創膏を張っているやんちゃそうな坊主の男の子。最後に、真面目そうなおかっぱの髪をして、大きな眼鏡をかけて必死にノートに何かを書いているセーラー服の中学生らしき女の子が一人だった。
    「みんな、新入りの明だ。仲良くしてやってくれ」
     新入りという言葉にいつの間にか俺は仲間になったのか? と、思いながらも頭を軽く下げた。
    「美朱ちゃんは俺っちの物だから。よろしくね」
     と、ホスト風鼻ピアスの男がウィンクをする。
    「僕と後でゲームしよーぜ! なあなあ、なにする?」
     ソファーから身を起こし明の元へと駆け寄ってくるやんちゃぼうずの男の子。
    「また、男?! あ、近くに寄らないでくださいね」
     一度ペンを動かすのを止めたが、そう言うとまたノートに何かを書き始める。
     美朱がなんだか普通に見えてきた。
  • 33 結城 美鶴 id:9ZmvA7O/

    2012-04-11(水) 23:12:01 [削除依頼]
    修正
    ノートになにやら書き始めるの後に、おかっぱの中学生らしき女の子。の追加。
    美朱がなんだか普通に見えてきた。の前に、明はその三人を見ていると、の追加。
  • 34 結城 美鶴 id:Khnablo1

    2012-04-12(木) 19:30:59 [削除依頼]
    「ま、こんな感じだ。みんな自己紹介をしてくーー」
     
     ガッタッーン

     美朱がなにやら言おうとするのを遮るかのように、遠くから何かが倒れるような大きな物音が聞こえてきた。
    「……総一郎」
     あきれたように美朱が呟いた。それに続きほかの三人もため息をつく。
    「美月教授がどうかしたのか?」
     明がそう美朱に訪ねるとニコリと作り笑顔で「……フッ、ありありだ」と親指を立てて笑う。
    「あ、そうだ! とりあえず一緒に来てくれ」
     右手首をガッと詰まれ、引きずられるようにして美朱に連れていかれる。
    「お、ちょい何処にいくんだよ?!」
     手を放せと言うように右手をブンブンと振り払う。が、放してはくれなかった。
    「何処って玄関だ。多分総一郎は血を流して倒れている」 
  • 35 結城 美鶴 id:B1WGBo60

    2012-04-14(土) 01:23:04 [削除依頼]
    「はぁ??」
    「見たらわかるさ」
     心なしか、明にとって美朱の握る手は力強く、歩くスピードは早くなったような気がした。転ばないように美朱の足取りと合わせて前へと進むことしかできない。

     やっとのことで玄関にたどり着くと、美朱の言った通りに美月は玄関で血を流して倒れていた。
    「おい、これって大丈夫なのかよ……」
     玄関にうつ伏せで倒れている美月を生きているのかどうかと、人差しでつっつきながら言う。
    「あー、いつものことながら転んで頭を打ちつけ、少し血が出たぐらいだ。総一郎は血恐怖症なんだ。血を見ただけでこの有り様さ。全く間抜けだな……」
     フッと、また鼻で笑う。
     笑ってる場合じゃないだろう! と、明は慌てふためき何か役に立つ物はないかと、カーゴパンツのポケットに手を突っ込んでみるが、出てくるのは一円玉やレシートばっかりだった。
     そんな明を馬鹿にした目で美朱は見つめていた。 
  • 36 結城 美鶴 id:B1WGBo60

    2012-04-14(土) 08:19:03 [削除依頼]
    「貴様、こう言うときに使わなくってどうする」
     あきれたように深くため息をつくと、美朱はワンピースのポケットから煙草を取り出した。それを口にくわえると、右の人差し指で軽くトントンと煙草の火を付けるところをつつく。すると驚くことに煙草の先には火がつき、むせ返るような強烈な煙の匂いがしてきた。
    「それが、美朱の能力なのか?」
    「ああ、サイコメトリーの能力はおまけみたいなもの。これが本業? みたいな感じさ」
     そう言うと煙草の前に手をかざす。そして次の瞬間煙草から煙は出なくなった。おそらく、消すことも自由にできてしまうのだろう。
    「で、俺はどうしたらいいんだ?」  
  • 37 結城 美鶴 id:B1WGBo60

    2012-04-14(土) 09:12:31 [削除依頼]
    「首、締めてもいいか?」
     かなり本気な口調。さらに満面の笑みでさらりと言ったため、より一層怖さが引き立つ。
     美朱ならやりかねない、と思った明は必至で自分が何をすべきなのかと考えた。なぜ、美朱がなぜ今のタイミングで自分の能力を披露したのかと考えると、答えは簡単に出た。
    「俺の再生の能力を使って美月教授の怪我を治せばいいのか?」
     明がそういうとよく言ったという顔でニコリとほほ笑む。
    「そうだ。アキ、貴様のリジェネレーションの力を使えばいい」
    「リジェネレーション?」
     聞いたことない言葉に明は首をかしげる。
    「私が勝手に作った。意味は再生。貴様の能力だろ?」
     
  • 38 結城 美鶴 id:B1WGBo60

    2012-04-14(土) 20:03:18 [削除依頼]
     “リジェネレーション”
     その言葉が明の頭の中でこだまする。
     今までは何となく使ったこの能力。しかし、今回は人のために使う。しかも自分しか持っていない能力ということがわかって、なおさらこの能力の特別感を感じる。
     明はゆっくりと瞳を閉じ、出血している美月の額に手をかざす。すうっと肺の中の空気が一杯になるまで息を吸い、時間をかけて息を吐き出す。
    「美月教授の傷を癒せ……」
     明がそう呟くと手からは淡い緑色の光が解き放たれる。
     この能力を初めて見た美朱は興味津々でその様子を見つめる。
  • 39 結城 美鶴 id:B1WGBo60

    2012-04-14(土) 20:17:44 [削除依頼]
    PSPのスラッシュの書き方がわかったぜ!
    やっほい!
  • 40 結城 美鶴 id:B1WGBo60

    2012-04-14(土) 22:00:07 [削除依頼]
     光が徐々に薄くなっていくにつれて、血も徐々に無くなっていく。
     本当にその部分だけ再生をしているように美朱は見えた。
     血も消え、傷も塞がると光も完全に消えた。それと同時に明は瞼を上へと持ち上げる。
    「美月教授?」
     傷は治せたが、未だにうつ伏せている美月の肩を必死に明は揺さぶる。しばらくする「……うん?」と美月が返事をした。
    「美月教授! 大丈夫ですか?!」
    「あ、坂野君……美朱、もしかしてまたかい?」
     手を床につき、けだるそうに重い体を持ち上げ、やっとのことで立ち上がる。
    「もしかしての、もしかしてだ」
     美朱がそう言うと無念、とすまないという気持ちが入り交じったような微妙な表情を浮かべて頭を掻いた。 
  • 41 結城 美鶴 id:CyXVn5f/

    2012-04-15(日) 12:09:02 [削除依頼]
     美月に詳しく話を聞くために、先ほど美朱に案内されたあの変わった三人が居る部屋に戻ることにした。
     美月はまだ、頭を床に打った衝撃が少し残っているのか、フラフラと足元がおぼつかない。
     そんな様子を美朱はチラチラと気になるか、何度も見ていた。ついに我慢ならなかったのか、先ほどまで美月と明の三歩前を歩いていたが立ち止まり振り返る。 
    「総一郎。肩、捕まれ」
     それだけを言うと美朱はまた前を向き、肩に捕まりやすいように左肩にかかっている長い黒髪を右肩にはらうように寄せた。
    「美朱、大丈夫だよ。これでも僕は君の十歳上の兄さんだから」
    「いいから! 早くしてくれ」
     しばらく沈黙が続く。一向に美朱は振り向かず、左肩を差し出したまま前を見つめている。 
  • 42 結城 美鶴 id:CyXVn5f/

    2012-04-15(日) 13:06:42 [削除依頼]
     どうも明はこのような雰囲気は苦手だ。
     どうにかしなくては、と美月の左耳に口を寄せ、美朱に聞こえないような小声で言った。
    「美月教授、今日会ったばかりの僕が言うのもなんですが、妹さんは素直になれないんです。だから本当は……」
     そこまで明が言うと美月は黙って言葉を噛みしめるようにうなづいた。
     美月もそれくらいわかっていた。美朱の荒い口調も、そっけない態度も、すべてが優しさからなっている事くらい。でも、その美朱の様子が美月にとって無理しているようにしか見えなかった。
    「あまり無理しないでね……」
     美朱にしか聞こえないように小さく呟くと、美朱はその言葉に心当たりがあったのか、ビクっと肩が跳ねる。
    「む、無理などしてないっ」
    「嘘つけ。ま、お言葉に甘えようかな」
     そう言って美月は美朱の左肩に寄り掛かるように捕まった。
  • 43 結城 美鶴 id:bZCOgsR1

    2012-04-16(月) 19:41:31 [削除依頼]
    第二章終わり
  • 44 結城 美鶴 id:bZCOgsR1

    2012-04-16(月) 22:48:37 [削除依頼]
     なんとか先ほどの変わった三人がいた部屋の扉の前までたどり着くことができた。美朱が美月を支えているため、必然的に明が扉を開くことになる。
     重い扉をゆっくり開き、部屋に入るとあの三人が目の前に横一列に並んでいた。しかも驚くことになぜか拍手をしている。どうやら三人の目線を見る限り明に向かってだ。
    「え? なに?!」
     頭にたくさんのハテナマークを浮かべて明が美朱と美月に目で問う。
     美月は大分意識がはっきりとしてきたのか、美朱に捕まるのをやめ近くにあった椅子に腰をかた。そして明に向かってニコリとほほえむ。
    「三人は坂野君の超能力を使っている姿を見ていたんだよ。ね、裕太君」
    「うん!!」
     裕太と思われるやんちゃ坊主は元気よく返事をすると、目をキラキラと輝かせ明を見上げる。
    「なあなあ、にーちゃんスゲーな! 僕にーちゃんの弟子になる!」
    「お、おう」
     明はなぜ自分が超能力を使っていたところをこの三人に見られていたのかよく分からなかったが、どうやら裕太と言うやんちゃ坊主に好かれたらしい。まあ、悪いものではないなと、思った。       
  • 45 結城 美鶴 id:YpMgKRC0

    2012-05-16(水) 18:24:11 [削除依頼]
    「で、総一郎。アキのことどうするつもりなんだ?」
     美朱はそう言うと美月の向かい側の椅子に腰をおろし、その椅子の目の前のテーブルにおいてあったマグカップを手にとった。
     マグカップの中に入っていたスプーンをクルリと一回しして、一口すすると満足気な笑みを浮かべる。その笑顔をみると口は悪いが、やはりかなりの美人だと明は改めて思った。
    「そうだねー、あんまし僕も考えてないんだけど、美朱はどう思う?」
    「仲間にすべきだと私は思う。今の私たちには回復能力などのサポートがいないからな」
     などと明にはさっぱり訳のわからない話を二人はしている。
     相変わらず裕太という少年は尊敬の眼差しで見つめ、ホスト風の男は美朱をみては「美しい……」と呟き、おかっぱ少女は「男なんて……」と明を軽蔑しきった目で見てる。
     明にとってこの状況は息苦しくてたまらなかった。
  • 46 結城 美鶴 id:YpMgKRC0

    2012-05-16(水) 18:50:26 [削除依頼]
    感想や、アドバイスください!
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