インピッシュ・ワンダーランド10コメント

1 栗山 律* id:kuyyiVr1

2012-04-02(月) 11:16:29 [削除依頼]

ワンダーランドの入り口に、彼女はいた。
それが、人生を大きく左右するとは全く知らずに。
不思議な不思議な仲間が待つ、ワンダーランドはルールなんてない、とても自由な世界。
その代わりに………度が過ぎないようにと、中心にはいつも同じ人物がいた。
あなたは入ってみる?
めちゃくちゃで、付き合いきれないほどのスリルが待つ、このワンダーランドに―――――。
  • 2 栗山 律* id:kuyyiVr1

    2012-04-02(月) 11:23:54 [削除依頼]

    初めまして、栗山律ですb

    だいぶ久しぶりに小説を書くので、腕は鈍るどころか、全くありませんのでww
    いや、最初からないんですけどね@

    インピッシュ・ワンダーランドは私の知り合いが行く、高校がモデルです。
    律もこういう高校がよかったのですが、何よりそこまで勉強をする気になれないのでね!!
    違う高校に入りましたよ!家から5分の近場の高校にねw

    あ、「ワンダーランド」と聞いてファンタジーを想像された方、本当にごめんなさい。
    全然ファンタジーものではないです。もろ、普通の高校の話ですね〜@
    ファンタジーなんてクオリティが高いものは、律には書けませんので!!(ファンタジーを書いていらっしゃる方々は、本当に尊敬します*)


    では、ワンダーランドの入り口です。
    どうぞ、お入りになってください―――――。


                    H24,4,2  栗山 律*
  • 3 栗山 律* id:kuyyiVr1

    2012-04-02(月) 11:45:06 [削除依頼]

    「ここかぁ……」

    真っ白で綺麗な新しい校舎がトレードマークだと、パンフレットにも記載されたいたなと彼女は思った。
    膝より少し上の緑のチェックのスカートと胸の赤いリボンが、風に揺れる。
    茶色がかったセミロングの髪の小柄な彼女は、夕方に高校を期待を胸にたずねていた。
    すでに部活動は終了していて、生徒の姿は見当たらない。
    正面玄関に入ると、待ち構えていたように1人の教師が立っていた。

    「初めまして、南方玲奈といいます」

    彼女、南方玲奈はぺこりと可愛らしく頭を下げた。
    チクタクと事務室から、古い時計の秒針が聞こえてくる。
    新しく綺麗なこの学校に、あまりにも不似合いではないかと玲奈は少し思った。

    「私は英語教師の松井はちのといいます。これからよろしくね、南方さん」

    玲奈は、この春から両親の仕事の都合で転校することになり、その高校の書類を自ら受け取りに来たのだった。
    わざわざ自己紹介をしてくれたはちのに「こちらこそ、よろしくお願いします」と礼をする。
    はちのの後をただついていくと、職員室の隅っこにあるテーブルと椅子のあるスペースに通された。
    すでに準備をしてあった、転入手続きに関しての書類がずらりと並べられている。
    ちゃっかり、春休みの課題なんかも。

    「南方さんは本当に英語の成績がいいのね。」
    「いえ、祖母がアメリカ人なので、小さな頃から日常会話が英語だったせいで」

    玲奈が転校するのは英語科。
    英語が得意であるというのは、祖母の影響が大きかった。
  • 4 栗山 律* id:kuyyiVr1

    2012-04-02(月) 11:56:42 [削除依頼]

    「あら、おばあさまがアメリカの方なの。
     それでは成績もいいはずよね」

    はちのは英語教師だからか、成績のいい転校生が来ると張り切っていたようだ。
    玲奈は英語に限らず、他の教科も成績がいい。
    数学なんかは全国模試で10位以内に入ったこともある。
    本人は古典を苦手としているが、クラスで1番の成績であることもしばしばだ。

    「本当は南方さんの担任が書類の説明をするはずだったんだけど、急に出張になっちゃってね。出払ってるのよ」
    「大丈夫です、先生方も忙しい時期だと思いますので」

    玲奈の言葉を聞き、ぽかんとするはちの。間抜けな顔をしたまま、口を開けている。不細工にもほどがある。
    玲奈も思わず笑ってしまいそうになった。
    はちのは急に沈んだ表情になり、深い深いため息をつく。

    「そんなにしっかりしてるのに、あのクラスに入るなんて……本当にもったいないわ」

    優秀な玲奈の人材が惜しいように、頭を抱え、さらに苦笑いを浮かべるはちの。
    彼女の様子が不思議でしょうがなかったが、特に何も聞かないまま、書類の説明に戻ったのだった。
  • 5 栗山 律* id:kuyyiVr1

    2012-04-02(月) 12:15:15 [削除依頼]

    「じゃあ、これでひとまず説明は終わりね。何か聞きたいこととかあれば、今のうちにお願い」
    「松井先生、1つお願いしてもいいですか」

    スパッと玲奈は繰り出した。はちのは「先生」と呼ばれたことが嬉しいのか、浮かれ顔だ。
    今の彼女なら、何でも言うことを聞いてくれそうな気がしてならないのは……玲奈だけだろうか。
    書類をまとめてカバンに入れながら、真っ直ぐはちのを見つめる。

    「転入するクラス、見ていってもいいですか」
    「クラス?別にいいわよ」

    快く了解してくれたので、玲奈も気分がいい。
    人見知りであるとか、さっきはちのの「あのクラス」という発言からでもなく、何となくこれから生活するクラスを見てみたくなったのだ。
    重くなったカバンを肩にかけ、職員室を出る。
    ひんやりとした空気が漂う廊下には、たくさんの掲示物が丁寧に張られていた。
    ここに来る間は、ずっと下を向いたままだったせいで、周りを見る余裕が玲奈にはなかった。
    英語科がある学校らしく、英検のポスターが目立つところに貼られている。

    「すごいですね」
    「でしょう?この校舎が自慢なのよ」

    はちのはすかさず言うが、「そうじゃなくて」と玲奈は否定した。
    校舎も確かに綺麗で、パンフレットに載せるくらいのこともあるとは思うが、それではない。
    疑問そうに首をかしげるはちのに、優しく微笑みかける。

    「勉強も徹底してるのに、皆楽しそうですね」

    玲奈の目に止まったのは、昨年度の行事や出来事をまとめたポスターと写真だった。
    説明を聞いて、勉強に力を入れている学校だと思ったのに、ここまで皆笑顔で写っている。
    ここで、今から生活していくんだ。

    「―――不思議な子ね」

    はちのは、ぽつりと呟いた。
  • 6 栗山 律* id:Q74.8Td.

    2012-04-03(火) 19:37:12 [削除依頼]

    今、まさに日が沈もうとしている。
    真っ赤に世界が彩った。

    「そこが、転入する2年3組よ」

    はちのが一足早く、教室に消えていく。
    すると、「あら、まだ残っていたの」という声がとんだ。
    特に気にもかけず、玲奈は教室に入った。
    前の学校より、遥かに大きい黒板。ずらりと並べられた机と椅子。
    そこに、誰かがいた。
    ふと、視線が玲奈にと向けられる。

    「相沼くん、彼女転校生なのよ。まだ友だちとかには言わないでおいてくれる」
    「あいつらに言ったら、大変なことになりますから。言いませんよ」

    彼は小さく笑いながら、大量の書類をまとめ始めた。
    大きく、「男子バスケ部の春休みの予定」と記されている。
    いつの間にかじっとそれを見つめていた玲奈は、ハッとして時計を見た。

    「あ、ごめんなさい!今から弟と用事があって。
     わがままを聞いていただいて、ありがとうございました」
    「あら、わがままだなんて。大丈夫よ。
     玄関までは自分で行けるかしら」

    はちのは上品に微笑み、彼の手伝いを始めていた。
    「大丈夫です、ありがとうございます」と玲奈が言い、挨拶をしながら小走りで教室を出て行った。
  • 7 栗山 律* id:Q74.8Td.

    2012-04-03(火) 19:48:46 [削除依頼]

    玲奈の足音が完全に聞こえなくなると、彼は言った。

    「あの人、うちのクラスの転校生でしょ」
    「やっぱり聞こえていたのね。このクラスの転校生、とは触れなかったのだけど」

    はちのが玲奈に「ここが転入する2年3組」と言ったのが、すっかり聞こえていたらしい。
    誰もいない校舎なのだから、響くのも当然だが。
    英語科は1学年で3クラスしかなく、クラス替えもない。
    そのために、学校ならではのクラス替えの期待というものが全くないのだ。
    同じクラスのまま進級していくため、新しいクラスへの出入りは春休みから自由である。

    「別に隠すことでもないでしょう。俺があいつらに言うと思いますか?どうなるか分かってて」
    「言わないわね、相沼くんなら」

    はちのはうんうん、と頷いた。
    よほど彼を信頼し、認めているようだ。
    彼は邪魔そうに髪をかきあげながら、書類を胸に抱く。

    「じゃあ、俺は寮に戻ります」
    「気をつけていきなさいね。怪我なんかしたら許さないわよ」

    ははっと彼は笑い、殴り書きで書類の「部長」と示された欄に書き込む。
    殴り書きでも、まるで習字をしているかのように、滑らかにペンが動いていく。
    「相沼ヒロ」という名前が、きらきらと輝いてみえた。

    「大丈夫ですよ、大会も近いんですから」

    彼ははちのの肩を軽く叩き、ゆっくりと歩いていった。
  • 8 ゆきりん@ id:lkyRRgw1

    2012-04-04(水) 16:54:23 [削除依頼]

    りっつんbb

    りっつんのPC借りて、コメしております!!
    ゆきは、りっつんの小説大好きだお@

    キャラクターがはちゃめちゃのとことかねww

    たいぷは……意外とはちのちゃんがおもろいよねw
    りっつんのつくるキャラクターの代表っぽいよ、はちのんは。

    玲奈もだね!!わかりやすい。
    実際にいたら、絶対クラスのボス的な女の子に嫌われるたいぷだわww

    んじゃ、頑張ってね!
  • 9 栗山 律* id:lkyRRgw1

    2012-04-04(水) 17:27:47 [削除依頼]


       > ゆき@

    さんきゅう!!
    何で、皆はちのがいーんでしょーね?

    律には不明ですな←

    キャラは独特なほうがおもろいだろb
    そこは譲らなーいw


    コメント、ありがとねいm(_ _)m
  • 10 栗山 律* id:lkyRRgw1

    2012-04-04(水) 18:15:15 [削除依頼]

    玲奈は学校を出て、たどたどしい足取りで家へと向かっていた。
    まだ慣れない土地なのだから、しょうがないのだろうが。
    ほぼ「こっちだったような」という野性的な感覚で歩き続けている。

    「あ、着いた」

    奇跡といってもいいだろう。
    引っ越してきたマンションが真っ直ぐ先に見えてきた。
    高校からはかなり近い。徒歩10分ほどだ。
    結局、高校を決めた理由は英語科があるのも含まれてはいるが、多くは通いやすさから選んだのだ。
    あまりにも単純な気もするが。

    「ちょっと遅れたけど……怒ってるかな」

    玲奈はどきどきしながら、エレベーターに乗る。
    携帯で時間を確認すると、5時半をすでにまわっていた。
    エレベーターから飛び降り、部屋のドアを慌てて開ける。
    すると、案の定リビングからひょっこりとしかめっ面が覗いていた。

    「玲奈、5時半には帰ってくる約束だろ」
    「ごめんって。先生と話し込んじゃったの」

    玲奈を近距離で睨み付けるのは、弟の日向である。
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