Tell Me Love10コメント

1 未織 id:S1SAFs3/

2012-04-01(日) 09:37:09 [削除依頼]
おいで、という声に引き寄せられる。
自分を作ってくれた人が頭を撫でてくれる。
そんなことが積み重なれば好きになるのは当然のこと。
何も知らない心に愛情をそそがれて。
でも、私は愛を知らないのです。
  • 2 未織 id:S1SAFs3/

    2012-04-01(日) 09:43:59 [削除依頼]
    プロローグ
     ふわり、ふわり
     ゆらゆら、ゆらゆら
     暖かな温もりが
     私に伝わってくる
     ふわり、ふわり
     ゆらゆら、ゆらゆら
     貴方はだぁれ?
  • 3 ソウル id:lvQaYnA0

    2012-04-01(日) 09:48:16 [削除依頼]
    わ〜、最初から、気になる!(最初からタメ)
    名前は、みおりでいいの?
    続きが気になるので、更新よろしく!
  • 4 未織 id:S1SAFs3/

    2012-04-01(日) 09:54:22 [削除依頼]
    1.
     目の前の少年は目を瞑って、すやすやと椅子に座って眠っていた。茶髪の体より少し…いやかなり大きな白衣をきた少年の寝顔はいつもより柔らかい。起きている時よりいくぶん幼く見えて、少女は不思議なもののようにゆっくり観察した。
     相手の足元に膝立ちの姿勢で、小首をかしげて。地味なワンピースの裾やブーツのかかとや冷たい床に、自分の淡い金色の髪が柔らかな曲線を描いて広がっていることにさえ、関心を払わずに。
  • 5 未織 id:S1SAFs3/

    2012-04-01(日) 09:55:13 [削除依頼]
    >3 はい。みおりです。 ありがとうございます。 頑張ります。
  • 6 未織 id:S1SAFs3/

    2012-04-01(日) 10:07:09 [削除依頼]
     幸いこの部屋には少女達以外の人は居なかった。大事なものを独り占めしている幸せを逃したくなくて、少女はしばらくそのままでいた。嬉しくて、淡く色づいた唇が綻ぶ。
    しかし、そんなひとときも長くは続かなかった。
     至近から見つめる気配に、息苦しさを感じたのだろうか。う、と短く喉の奥でうめいて、眠っていた少年はうっすらと目を開けた。
     まだ目覚めていない人間にしてはめずらしい琥珀色の目と、少女の群青色の目とが合う。もう少しでキスができそうなほどの距離。視界はお互いの顔が占めている状態。
    「・・ん?」
    寝ぼけ眼ですばやい状況把握はできないらしく、少年は半目になって少女をいぶかしげに見て、やがて「あ、うわっ」と驚いた声をあげて身をひこうとし、弾みにごつんと近くに積み重なっていた本に頭をぶつけた。
    「痛っ・・」
    手で押さえる。
    起きちゃった、と内心残念に思いつつ、少女は話しかける。
    「レオンさん、大丈夫ですか?」
    問われて彼は「ああ」と鈍くおぼろげな声で答えた。
  • 7 未織 id:S1SAFs3/

    2012-04-01(日) 10:15:42 [削除依頼]
    「ティナ、いまのは近すぎる・・びっくりするじゃないか」
     はっきりしない口調で彼はぼやきながら、両手で目尻のあたりをぐりぐり揉んで、眠気を払うように頭を軽く振った。
    「だって、寝顔見るの好きなんです」
    本当はレオンさんの、と言う言葉が続くのだけれどとティナは心の中で思い、笑顔で言った。眠っている彼も好きだが、起きている彼も好きだ。琥珀色の目や話し方も好きだ。
    「寝顔なんてつまらないだろ」
    変なやつ、と言ってレオンはティナの頭をそっと撫でた。髪の毛の先に綿埃がついているのを見逃さず、指先で払う。
    「いいえ。面白いです」
    「面白い・・?」
    ティナにとっては誉めているつもりだが、レオンは複雑なようで微妙な表情だった。
  • 8 未織 id:S1SAFs3/

    2012-04-01(日) 10:25:34 [削除依頼]
    「レオン博士、少しよろしいでしょうか?」
     いつの間にか扉が開いたらしく、レオンと同じく白衣をきた男性がこちらを見ていた。
    「ああ、いま行く」
    ティナは少し悲しくなる。レオンは16歳ながらも立派な博士。ティナはそれを誇りに思っている。けども、研究中、仕事中は構って貰えないのだ。
    「レオンさん・・」
    ティナは彼の名前を呼んだ。
    「いい子で待ってろよ」
    そう言って彼はティナの頭をまた撫でた。小さくなる背中を見つめながら、悲しく思った。
  • 9 未織 id:MWT38PD0

    2012-04-07(土) 19:43:23 [削除依頼]
     ティナは人間ではない。いや、広い意味で言うなら人間である。なぜなら彼女は造られた人間なのだ。造られたといっても、その本質は限りなく人間に近い。しかし彼女は悲しいと思っても涙を流せない。本当の心を知ることは出来ない。
     そう、彼女は人間であるが人間ではない。人間になりそこなった人間である。製作者の名が無機質にも書かれる、ろぼっと。
    製作者の名は…『レオン』
  • 10 未織 id:.5TpvBn.

    2012-05-13(日) 19:25:46 [削除依頼]
     初めて目覚めた時は色んな情報が頭を飛び回って、壊れるかと思ってティナは『恐怖』というのをはじめに知った。しかし、レオンの優しい手は彼女を助けて。彼女はレオンのことを『好き』だと思うようになった。
     のちにこの思いが彼女自身を傷つけることを知らずに。
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