雨女3コメント

1 声 id:p.UXf/n1

2012-03-31(土) 17:15:19 [削除依頼]
ざあざあ降る雨の中、傘も差さずにどこへ行くの?
  • 2 声 id:p.UXf/n1

    2012-03-31(土) 17:28:51 [削除依頼]
    「何で?教科書忘れたんだったら言えばいいじゃん」

    そう言って、綾木君は、机をこつんと引っ付けた。

    「ちゃんと見えてる?」
    「うん」

    嘘。本当は左側のページが陰になって見えにくい。
    でも、そんな事を言う余裕もなく。授業開始でざわついていた教室は少しずつ静かになっていくし、先生は高めの筆圧で白い文字を書き始めたし。
    私はどこか遠い国に置き去りにされたみたいに、一人で小指の爪の先を見つめた。
    それで、精一杯。

    初めての距離。
    彼のワックスの匂いが、軽く漂う。

    これで、四時間目は精一杯。
  • 3 声 id:p.UXf/n1

    2012-03-31(土) 17:40:23 [削除依頼]
    授業終わりのチャイムがありきたりの音で響いた。
    先生がいなくなった教室で、私達はそれぞれに席を立ち上がる。良い感じにお腹もすいて、みんなこの時間はテンションも高めだった。

    「春田も教科書忘れたりするんだな」

    綾木君は、大きなエナメルの鞄の中から、大きなお弁当箱を取り出して言う。

    「古文の存在忘れてた」

    私の別に面白くもない返答に、彼は大きな口ではははと笑った。その時に匂ったのは、やっぱりワックス。彼のエナメルに突っ込まれている青いボトルが、きっとそれ。
    「じゃあ」と背中を向ける彼を、私は「待って」と呼び止める。

    「どこで食べてるの?お弁当」
    「ああ、サッカー部の奴らと中庭で」
    「そうなの、今日、教科書ありがとう」

    言うと、彼はやっぱりはははと笑った。

    「それ言うために俺を引き留めた?どーいたしまして」
コメントを投稿する
名前必須

投稿内容必須

残り文字

投稿前の確認事項
  • 掲示板ガイドを守っていますか?
  • 個人特定できるような内容ではありませんか?
  • 他人を不快にさせる内容ではありませんか?

このスレッドの更新通知を受け取ろう!

ログインしてお気に入りに登録すると、
このスレッドの更新通知が受け取れます。

お気に入り更新履歴設定

お気に入りはありません

閲覧履歴

  • 最近見たスレッドはありません

キャスフィへのご意見・ご感想

貴重なご意見
ありがとうございました!

今後ともキャスフィを
よろしくお願い申し上げます。

※こちらから削除依頼は受け付けておりません。ご了承ください。もし依頼された場合、こちらからの削除対応はいたしかねます。
※また大変恐縮ではございますが、個々のご意見にお返事できないことを予めご了承ください。

ログイン

会員登録するとお気に入りに登録したスレッドの更新通知をメールで受け取ることができます。

お気に入り更新履歴設定

お気に入りはありません
閲覧履歴
  • 最近見たスレッドはありません