* ゜。・恋と涙・。゜*8コメント

1 排凛 id:I4lfYuv1

2012-03-31(土) 16:05:01 [削除依頼]

ーー 恋 −−

恋は人を狂わす。

恋は人を惑わす。

恋は人を変える。

恋は………

恋……

恋なんて……すれば苦しいだけ……


  
ーーー  恋なんかしない方がいい…  −−−
  • 2 排凛 id:I4lfYuv1

    2012-03-31(土) 16:10:25 [削除依頼]

    「ねぇ…宇実ちゃん!!」


    「なぁに??黎斗」


    「僕が、立派な男の子になったら……僕と結婚してくれる?」


    「いいよ。結婚してあげるっ」


    「本当??約束だよ!?」


    「うん!約束!!指きりしよっ」


    ーーー 指きりげんまん嘘ついたら針千本のーますっ!指切った! −−−
  • 3 排凛 id:I4lfYuv1

    2012-03-31(土) 16:22:41 [削除依頼]
    *  *  *  *  *  *  *  *  *

    「さん……ずさん!!…」

    あれ?耳元で誰かが…私の事を呼んでる……

    「梓 宇実!!…起きなさい!!授業中ですよ!?」

    あれ…この声は……なんか聞き覚えがあるぞ……

    あー…私の大嫌いな人の声だ……。大体察しはつく……

    「起きなさぁあああい!!!」


         ーーーー バシッ!!! ーーーー

    「ぃったぁああああああああ!!!」

    私の背中に激痛が走った。

    その痛みで私は、すぐに目を覚ますことができた。

    未だに背中がヒリヒリする。

    どうやら、岩野先生に教科書で背中をぶった叩かれたらしい。

    「も〜う!!先生!痛いじゃないですかぁあ」

    私がそう言いながら、眠い眼を擦って先生を睨んだ。

    「梓さん!!貴女いつも寝てばかりでしょう!?聞くところによると、
     国語以外の教科では寝ないらしいじゃない?私の授業で寝るとはどういう
     ことかしら?」

    先生はこめかみをピクピクさせながら、そう言った。

    先生の顔を見ながら、またシワが増えそうだと思いながらも、

    また教科書でぶっ叩かれたら、たまったもんじゃないと思い、

    一応その事は本人には言わないことにした。

    「だって先生の声聞くと眠くなるんだも〜ん」


    ーーー 季節は夏……蝉がうるさく鳴いていた… −−−
  • 4 排凛 id:I4lfYuv1

    2012-03-31(土) 16:30:39 [削除依頼]

    ーーー  キーンコーンカーンコーン −−−

    授業の終わりを告げる予鈴が、学校中に鳴り響いた。

    「おわったぁあ!!」

    私はそう言いながら、思い切り伸びをした。


    学級委員が号令をかけて、私の大嫌いな国語は終わった。


    「お前さぁ……馬鹿だろ!」

    私が、背中を丸めて机にもたれ掛っていると、

    これまた聞き覚えのある声。

    ハッキリ言って、この声の主は、岩野先生よりも嫌いだ。


    私がゆっくりと後ろを振り向くと………


    「黎斗……」

    そう……私の大嫌いな相手…


    「国語の時、お前いっつも怒られてるもんなぁ〜」


          ーーーー 糸乃 黎斗 −−−−

            
              私の幼馴染………
  • 5 排凛 id:I4lfYuv1

    2012-03-31(土) 16:45:56 [削除依頼]

    「だから何?アンタには関係ないしっ」

    私は、そう言いながら、顔を伏せた。

    「関係ないって…… 俺達幼馴染じゃんか!なぁ、宇〜実ぃ!」

    そう言って、黎斗が私を、思い切り抱きしめた。

    私は、抱きしめてくる黎斗の顔を、思いっきり引っぱたいた。

    −−− 本当は嬉しいんだけどね…でも全然嬉しくない  −−−


    「やめてよっ!!そんな事してたら、美紗に嫌われるよ?」

    私がそう言うと、黎斗は元気よく笑って、白い歯を見せながら言った。

    「あはは!!大丈夫っだっつーの。美紗はこんな事で怒るような奴じゃないし!
     それに、俺とお前はただの友達だし、大丈夫だろ?」

    そう言いながら、黎斗は、私の背中をポンポンと叩いた。


    ーーーー 馬鹿じゃないの?? −−−−

       
       ……コイツって本当…空気読めない。


       何が「ただの友達」だよ………


            馬鹿………!
  • 6 排凛 id:I4lfYuv1

    2012-03-31(土) 17:21:28 [削除依頼]

    「うるっさいなぁ!!女の子は、そういうのでも怒るんだよ!」

    私はそう言いながら、昨日なんとなく買った恋愛小説を読むフリして顔を隠した。


    ーーー だって、絶対泣きそうな顔してるから…… −−−

    「なんだよ〜…本当…お前って何も分かってないなぁ」

    そう言いながら、頭を掻いた。

    分かってないのはそっちだよ……馬鹿黎斗!!

    何でこんな奴、好きになっちゃたんだろう……

    馬鹿……は…私か……

    こんな辛い思いするぐらいなら、最初から、恋なんかするべきじゃないんだ。


       ーー こんな恋……早く終わらせたい… −−
  • 7 排凛 id:I4lfYuv1

    2012-03-31(土) 17:32:35 [削除依頼]
    私は泣きそうなのを必死に堪えて、恋愛小説の一字一字をじっと見つめた。

    そんな私を見て、黎斗は、何か思い出したように言った。

    「あ!そういえば、瀬戸とはどうなんだよ!」

    黎斗は、ニヤニヤしながら、私を見つめた。

    コイツのそんな顔を、気にいらないと思いながらも、そっけなく答えた。

    「別に……どうもないしっ…」

    私が冷めた声でそう言うと、黎斗は私の肩に、肘をコツンと押し当てて言った。

    「嘘だぁ!!お前らなんかいい感じだったじゃん!俺は知ってるんだぞ?」

    というか、あっちが私に一方的にアプローチしてくるだけなんだけど……

    「アンタは、私の何を知ってるって言うわけ?何にも知らないくせに知ったかぶり

     しないでよね」

    私がそう言うと、黎斗は調子に乗って大声で叫んだ……
  • 8 排凛 id:I4lfYuv1

    2012-03-31(土) 17:42:59 [削除依頼]
    「俺は知ってるぞ!!お前が4歳の頃、おねしょを隠そうと必死だった事!
     5歳の頃なんか、イモリを拾ってきたりしてたよなぁ!!」

    私は、一瞬で顔が真っ赤になった。皆の視線がいっぺんに、私に集まった。

    恥ずかしくて、恥ずかしくて、それと同時に怒りが込み上げてきた。

    私は、黎斗の頬を、思いっきり叩いた。

    「ふざけないで!!そんなの昔の話じゃん!!!アンタが私の何を知ってるのよ!
     今の私の事なんか、まるで分かんないくせに!!」

    私は涙目になりながら、教室を一目散に出た。


    最悪最低意味不明!!!

    黎斗なんか大嫌い!!

    私は、涙をポタポタと流しながら、廊下を全速力で走った。

    「あの場所」に向かうために……


     


    *  *  *  *  *

    「ちょっとやり過ぎたかな…だけど、今のお前なんか分かんねぇよ。
    お前が、俺を避けだしてから……何にも分かんなくなっちまったんだっての」
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