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そう決意した次の日。
天気はあいにくの雨だった。
学校に行く途中、転んで泣いている
男の子を見つけた。
僕は無視した。
最低人間に近づいたと思って、嬉しくなった。 -
学校についたら、雨は少し弱くなっていた。
込み合う下足室で、傘についていた雫を
落とした。
女子がうっとおしそうな顔でこっちを
見てきたが、気にせず教室へ向かった。 -
教室に入ると、君がこっちを見ていた。
そっとそらして、近くにいた奴らに
わざと傘をぶつけた。
奴らは怒ることもせずに”おはよ”と
笑顔で話かけてきた。
かまわず無視した。 -
授業中、女子が手紙を回していたから
拾ってはさみで切り刻んだ。
女子は何も言わず、授業に集中し始めた。
君はそれを見ていたようで、微かにほほ笑んだ。
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1 雫 id:qWCghfN0
2012-03-29(木) 17:30:58 [削除依頼]偽善ぶる人よりよっぽど好き”
君がそう言ったから、僕は最低人間になろうと
決めた。
君が好きなタイプに近づきたかったんだ。