空から届く、君の声19コメント

1 歌恋 id:zte6lVs0

2012-03-26(月) 15:52:33 [削除依頼]
今日は君と付き合って3年目の記念日

僕と君にとって
 とても大事な記念日だった

デートの約束をして
待ち合わせをして
二人で笑って・・・

とても楽しい日になるはずだった

それなのに・・・
  • 2 歌恋 id:zte6lVs0

    2012-03-26(月) 15:58:10 [削除依頼]
    彼方side

    朝、目が覚めると八時だった。

    愛との待ち合わせは10時だ。

    俺はゆっくり起きて、洗面所で冷水で顔を洗って目を覚ます。

    「今日で三年か」

    愛と付き合ってから、三年が経った。

    長いような、短いような。

    今までいろんなことがあった気がする

    ・・・実際あったのか

    「もう出会って六年か」


    今でも、六年前のあの日を思い出す―――
  • 3 歌恋 id:zte6lVs0

    2012-03-26(月) 16:02:34 [削除依頼]
    【過去】

    (出会い 彼方side)

    僕と君が出会ったのは
     今から六年前のこと

    僕たちが中学一年生の時だった―――
  • 4 歌恋 id:zte6lVs0

    2012-03-26(月) 16:09:52 [削除依頼]
    その日は入学式の、次の日だった。

    俺のクラスは、明るいのが多かったので

    常にざわついてた。

    だけど人付き合いの苦手な俺は、同じ小学校の友だちと
    しか話さなかった。

    無意識に壁を作ってたんだと思う。

    そのおかげか、誰も俺に話しかけてこなかった。


    友達とグダグダ話してたとき、教室のドアが開いた。

    なんとなくドアの方を見てみた俺は、思わず息をのんだ。

    そこにはひとりの女子がいた。

    俺はその子を「綺麗」だと思った。

    中学一年に綺麗はどうかと思うが、素直にそう思ったんだ。

    その子はクラスのみんなに挨拶をしながら、
    自分の席に座った。

    そこは俺の隣だった。
  • 5 歌恋 id:zte6lVs0

    2012-03-26(月) 17:10:43 [削除依頼]
    そして、その子の周りに複数の子が集まった。

    その子達と話してる横顔は、大人びた雰囲気を纏っていて

    ・・・やっぱり綺麗だった

    「あの子のこと、気になる?」

    今まで俺と話していた友達が、不意に言った。

    「・・・えっ」

    「今佐伯のこと見てただろ?だから気になるのかなって」

    あの子は佐伯というのか。と思いながらそんなに見てたのか。と思うと
    恥ずかしい。

    「佐伯 愛梨(さえき あいり)男女問わず人気らしいよ」

    「・・・ふぅん」

    素っ気ない返事をしながらも、あの子の名前を記憶した
  • 6 歌恋 id:zte6lVs0

    2012-03-26(月) 19:15:00 [削除依頼]
    佐伯 愛梨


     これが俺と愛梨の
    初めての出会いだった
  • 7 歌恋 id:zte6lVs0

    2012-03-26(月) 19:27:28 [削除依頼]
    (初会話)

    愛梨side


    初めて目があったとき   思ったの

    『あぁ、なんて綺麗な目
    してるんだろう』って
  • 8 歌恋 id:zte6lVs0

    2012-03-26(月) 19:33:11 [削除依頼]
    あたしのクラスには、とても素敵な人がいるの。

    それは、私の隣の席の榊原 彼方(さかきはら かなた)君


    あたし、正直男の子が苦手だったんだ。

    何考えてるかわからないし。

    すぐ怒りそうなイメージがあったの。

    でも、初めて榊原君と目があったとき。

    彼の瞳に吸い込まれそうになった。

    すごく・・・・・・凄く綺麗な目をしていたから。

    思わず見惚れてしまうほど。


    是非話してみたいと思った。

    こんな気持ち初めてだった。

    自分から、男の子と仲良くなりたいなんて。
  • 9 歌恋 id:zte6lVs0

    2012-03-26(月) 19:42:18 [削除依頼]
    だけど、彼との接触は思ったより難しかった。

    彼が、人との関わりを拒否しているみたいだから。

    それでも、どうにかして話してみたかった。

    どうやって話そうか。

    そう考えてた時だった。


    授業中あたしの足に何かが、コツンと当たった。

    ふと足元を見ると、小さな消しゴムが落ちていた。

    とりあえずそれを拾い、持ち主は誰だろうと顔を上げた。


    「あっ・・・・・・」


    彼と、榊原君と目があった。

    相変わらず彼の瞳は綺麗だ。

    「これ、榊原君の?」

    「・・・・・あぁ」

    「はい、どうぞ」

    あたしは榊原君に消しゴムを渡した。


    これがあたしたちの初めての会話だった。


    「サンキュ」

    榊原君の表情が、少し照れたように見えた。

    「うっ、ううん」

    あたしは内心、心臓バクバクだった。

    急に体温が上がった気がして、顏に血が上がったみたいだ。
  • 10 歌恋 id:zte6lVs0

    2012-03-26(月) 19:51:54 [削除依頼]
    まだ4月が始まったばかりで、暑くないはずなのに、
    汗をかいてしまいそうだ。


    「さ、榊原 彼方くん・・・・・でいいんだよね?」

    彼の名前なんて覚えてたけど、何か話したくて口から出た。

    「・・・あぁ」

    「あたし佐伯 愛梨ってゆうんだけど」

    「知ってる」

    「えっ・・・?」

    「名前」

    「あっ・・・そか」

    隣の席だもんね。と付け足し、えへへと笑った。


    ・・・どうしよう。

    身体が熱い


    榊原君が、あたしの名前を知っててくれたのが嬉しい。

    そりゃ、隣の席だし当然かもしれないけど。

    でも・・・やっぱり嬉しい。
  • 11 歌恋 id:zte6lVs0

    2012-03-26(月) 19:59:18 [削除依頼]
    どうしちゃったんだろう、あたし。

    こんな気持ち初めてだ。

    榊原君のこと、もっと知りたい。

    あたしのこと、もっと知ってほしい。

    もっともっと、話したい。


    「恋だね、それは」

    「・・・・・恋?」

    昼休み、友達の麻衣に相談してみた。

    「そう、恋!!!それは恋よ、愛梨」

    な、なんか・・・麻衣の目、輝いてません?

    「いやー。愛梨も恋するんだねぇ!!」

    「ちょっ、待って。あたしが恋?榊原君に?」

    「えっ違うの?」

    「だって・・・まだ一回しか話したことないし。会ってまだ
    数日だよ?」

    「そんなの関係ないよ!!!」
  • 12 歌恋 id:zte6lVs0

    2012-03-26(月) 20:38:28 [削除依頼]
    「だって、見ててドキドキするんでしょ?もっと知りたい、
    知って欲しいって思うんでしょ?それを恋と言わずなんて
    言うの!!!」

    「やっ、あのまぁ・・・・・落ち着いて?」

    一気にみんなの注目浴びてますからね?

    「・・・・・こほん」

    麻衣も気づいたのか、わざとらしい咳払いをする。

    「だけど、やっぱり恋だと思うなぁ」

    「うーん・・・あたし榊原君のこと好きなのかなぁ」

    確かに榊原君を見ると、ドキドキしたり胸がキュウって
    なったりもする。

    「やっぱり恋・・・・・・なのかな?」

    「そうだよ!!!」

    「うーん」

    今まで恋したことないから、わかんないや」

    その日は結局、あたしの気持ちの正体ははっきりと
    わからなかった。
  • 13 歌恋 id:zte6lVs0

    2012-03-26(月) 20:42:36 [削除依頼]


      このときはまだ
      わからなかった

    この気持ちの正体が何なのか


       ただ
      あなたと初めて
     話せたことが嬉しくて

      胸の奥が熱くなった
  • 14 歌恋 id:zte6lVs0

    2012-03-26(月) 20:43:47 [削除依頼]
    (恋と気づいた日)

    愛梨side


      その日は


    とても夕日が綺麗な日だった
  • 15 歌恋 id:zte6lVs0

    2012-03-26(月) 20:52:01 [削除依頼]
    その日は、学級委員になったあたしは、プリントの整理を
    先生に頼まれた。

    クラスの子は手伝ってくれるって言ってくれたけど、
    クラブがあるから断った。


    「はぁ・・・結構量多いな」

    これを全部ホッチキスでとめないといけないのか。

    「・・しょうがないか」

    部活動してないから暇だし、作業を進めた。


    ――ガラッ


    初めて十分ぐらいしたとき、教室のドアが開いた。

    「あ・・・・・榊原君」

    「佐伯か。何してるんだ?」

    「えと。学級委員の仕事・・・・・・かな」

    「一人でか?」

    「うん。みんな部活動で忙しいしね。」

    そう言うと、榊原君は私の向かい側の席に座った。

    「榊原君?」

    「・・・・・手伝う」

    「え?でも・・・・・」

    「いいよ。暇だし」

    榊原君はニッと笑った。

    「・・・・・っ」

    ヤッパり胸がきゅぅぅとした
  • 16 歌恋 id:zte6lVs0

    2012-03-26(月) 20:58:51 [削除依頼]

    「ごめんね。ありがとう」

    あたしは赤くなってる顔を隠しながらお礼を言った。

    「別に。暇だし。」

    「う、うん・・・・・」

    「・・・・・・」

    「・・・・・・」


    やばい。

    めちゃくちゃ気まずいんですけど。

    この沈黙どうしたらいいの!?

    なんとか沈黙を破りたくて、必死に言葉を探した。


    「あ、えと。榊原君は部活やってないんだね」

    結果、こんなことしか思い浮かばなかった。

    「あぁ。部活とかめんどくさいし」

    「そうなんだ」

    「佐伯も部活やってないよな?」

    「うん。あたし母子家庭だから。帰ってお母さんの
    手伝いしてるの」

    「あっ、なんか悪い」

    榊原君の視線が下に下りた。


    「そんなの全然気にしてないよ。あたしこそごめんね!!!
    なんか暗くなったね」
  • 17 歌恋 id:zte6lVs0

    2012-03-26(月) 21:06:47 [削除依頼]
     「・・・・・・」

    あたしのバカっ

    余計に気まずくなっちゃったじゃん


    「ねぇ、榊原君は兄弟いるの?」

    「えっ?・・・あぁ、妹が一人・・・」

    「へぇ、妹がいるんだ!!何歳何歳?」

    「今小2」

    「小2かぁ。可愛いんだろうね」

    「・・・・・おぅ」

    そう言って照れくさそうに微笑んだ。


    「・・・・・っ」


    えっ。


    何・・・・・今の表情

    「かっ・・・・・」

    可愛すぎるんですけど!!!


    妹のこと話すときの榊原君の顏、やばすぎる!!


    「・・・・・?」

    榊原君が不思議そうにしてる。

    「あっごめん。なんでもないの。榊原君妹のこと大好き
    なんだねぇ」

    「な・・・・・」

    「あれ、違った?」

    今の表情は絶対そうだと思ったんだけど。

    「ち、違わないけど」
  • 18 歌恋 id:Xzaaj7z.

    2012-03-27(火) 01:56:48 [削除依頼]
    もう、何なの!?
    その可愛らしい顏は!?

    どんだけ妹大好きなんだよ、おい。

    「いーね、妹。あたしも兄妹欲しいな」

    「じゃあこの後、見に来るか?」

    「へ?」

    「俺の妹」

    「い・・・・・いいの?」

    「あぁ。でも無理ならまた今度に・・・・」

    「いっ行く。行くよ!!!」

    榊原君にあんな顏させる妹さん、見てみたい!!

    「じゃっ、さっさと終わらせて行くか」

    「うんっ」


    それからのあたしの行動は、驚くほど早かったと思う

    ほんの十分で終わらせることができた。
  • 19 歌恋 id:Xzaaj7z.

    2012-03-27(火) 14:00:22 [削除依頼]
    「じゃ行くか」

    「うんっ」

    楽しみだなぁ
    榊原君の妹さん。

    「あ。妹さんの名前なんていうの?」

    「ん?・・・・あぁ、香苗(かなえ)っていうんだ」

    「香苗ちゃんかぁ。早くみたいな」

    それから他愛もない話をして歩いてた。
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