恥ずかしくて、タメ口なんてきけないよ…16コメント

1 悠美 id:q1vt.A21

2012-03-19(月) 14:33:27 [削除依頼]
俺は今、恋をしてる。「恋」って、女っぽい響きだけど、男にだって、恋することはあるんだ。


俺は、○△○株式会社で働く普通のサラリーマン。文房具店だから、文房具のアイデアを出す、「企画部」に入ってる。

ちょうど1年前、大学を卒業した。昔からやりたかった仕事にも付くことができて、親には大学を出させてもらった。

もっと月日が経って、稼いでから親孝行するつもりだ。

俺は、19歳から4年間、23歳まで大学にいた。

けど、俺が働くときのデスクの隣のやつ、前崎 佑香はその間も、この会社で働いていたそうだ。

ちなみに俺は、田中 駿平。

そして俺はこいつに、佑香に、…恋をしている。
  • 2 悠美 id:q1vt.A21

    2012-03-19(月) 14:42:31 [削除依頼]
    「おぉい、駿平。」

    「あ、桐谷さん!」

    桐谷さんは俺の先輩。

    「駿平。どうせ暇だろ?終わったら飲み行こうぜ!他にも数人、誘ってあるからよ!」

    「あぁ、いいですね!行きます!」

    「じゃあ、終わったら連絡しろよ?場所教えるから。」

    「ありがとうございます。」

    「女はなー、…佑香と、芹菜と、愛梨と、真奈美とかがいる。」

    「とかって…。(笑)」

    笑うふりをしながら考えた。

    (佑香もいるのかよ!俺、酒飲むと酒癖悪いからなー。ちょっと今日は控えて、いいところ見せれたらいいんだけど…。)

    「じゃあ、駿平。楽しみだな!じゃあ、あとでな!」

    「はい!待ち遠しいです!では、あとで!」


    仕事終わり

    「桐谷さんに連絡しないと…。」

    ガチャッ

    企画部室のドアが開いて、佑香が入ってきた。

    「あ…(佑香)」

    「あ…(駿平)」

    「駿平さん、まだ残ってたんですか。」

    「あ、えーっと、今から帰るところ。帰るっていうか、桐谷さんと飲みに…。」

    やっべー。2人きりかよ!

    「あ、あたしも行くんです!今から!…よかったら、一緒に行きませんか?」

    「あ、いいですよ。一応一回、桐谷さんに連絡するように言われてるので、連絡してきます。」

    「はい。あたしも、支度しちゃいます。」

    桐谷さんにも訳を話し、一緒に行くことになった。

    すっごいドキドキしてる!今!俺!
  • 3 友音 id:a05i6NY.

    2012-03-20(火) 13:51:39 [削除依頼]
    歩きながら、佑香が言った。

    「この前ね、うちの子が、成績帳持って帰ってきたんだけど…。」

    「えっ!?佑香って、子供いるの!?」

    「あ、まぁね…。今小学1年生で…。あの子が生まれる1ヶ月前くらいに、旦那の浮気を知って、離婚したんだ。彼は必死に謝った。「この子のお父さんになりたいんだ!俺がいなくなったら、この子はお父さんいない子になっちゃうんだぞ!本当に悪かった!許してくれ!」って…。」

    「あ…、そうだったのか。ごめん…。」

    「ううん、いいの。いっつも話すと、「こんなこと聞いてごめん。」って言われる。けどね…、あたしは、みんなに話したほうがすっきりするんだ。」

    「へぇ。」

    「それで、あたしは、その謝り方が許せなかった。」

    「どうして?」

    「だって、理由が、あたしのことを愛してるから別れたくない、っていう内容のこと、一回も言ってくれなかったのよ?そもそも、結婚したのだって、付き合ってて子供ができたからなの。」

    「ひどいな…。」

    「「結局子供がほしいだけじゃない!生まれて一段落ついたら、離婚して、子供だけ持ってくつもりなんでしょ!」って怒鳴った。本当に許せなくて…。」

    「俺もきっと、その状況に陥ったら、そう思う。」

    「うん…。あたし、その当時、1ヶ月後に子供生まれるって予定だったから、すっごい辛かったの。そこに彼がまた辛さを乗せた。もう辛いじゃなかった。うざい、むかつく、って気持ちで…。子供は絶対生む。母子家庭でも、必死に育えるって親とも約束して、生んだ。それで、今の家庭があるんだ。」

    「そうだったのか…。」

    佑香も辛い思いしてたのか…。
  • 4 友香 id:pC00icS0

    2012-03-21(水) 14:31:17 [削除依頼]
    「そんな畏まった顔しないでよ〜。言ったでしょ?逆に困るって。」

    「あ、そうだったな。ごめんな。」

    「ふふ。それでね、うちの子、前崎 優斗っていうんだ。あたしと同じ、「ゆ」が入っていて、優しい子なのに、男らしい子になってほしいと思って、その名前にしたの。」

    「いい名前だな。母親の愛と、優しさと、男らしさと…。最高な名前だよ。」

    「ありがとう。」

    「佑香、1つ言っておくけど…。」

    「なぁに?」

    「親でもない俺に言われたところで、何の説得力もないけど…。」

    「いいよ。」

    「男ってのは、大きくなっていくにつれて、絶対母親に反抗するものなんだ。するのが正常。その時に、絶対いじけるなよ?確かに辛いけど、我慢してやれよ?自分がお腹痛めて生んだのに…、って思うのは当然だ。でも、男ってのは、行動に表せなくても、心では、母親に感謝してるんだ。」

    「いいこと聞いたなぁ〜。わかったよ、我慢する。優斗には、誰にでも優しい子になってほしい。健康で丈夫な子に…。だからあたしも、将来の優斗がいつまでもいい子になれるように、応援しなくちゃね。」

    「あぁ、そうだよ。」
  • 5 友香 id:pC00icS0

    2012-03-21(水) 14:41:55 [削除依頼]
    「駿平さん、ありがとう。子供のこと、こうやって話せたの初めて。素直なこと、言えたなぁ。」

    「良かったよ。あ、それで?」

    「ん?なにが?」

    「成績、どうだったんだ?」

    「あぁ、全部2とか3。1はないからいいけど…。でもね、先生からのメッセージに、こう書かれてたんだ。

    『優斗さんには、友達へ対する優しさを感じられました。成績がどうであろうと、私は友達を大切にする優しさは、いつまでも持っていてほしいです。』

    って。この子は優しさ持ってるんだなぁ、って感じた、よかった。それだけなんだ、えへ。」

    「優斗くん、親の気持ちわかってる、いい奴じゃないか。」

    「そうみたいだね。」

    俺が好きになっている人は、最高の子供を育てている。きっとそれは、その子自身がいい子だったから、じゃない。成績は2や3が普通。でも、友達への優しさがあるっていうのは、そういう想いを芽生えさせるように、ずっと7年間育ててきた、親のお蔭だろう。その親は今、優斗、お前に感謝しているんだ。
  • 6 友香 id:I403/fu1

    2012-03-22(木) 11:01:05 [削除依頼]
    俺は、佑香と話して、もっと佑香が好きになった。

    きっと、母子家庭で忙しいであろう佑香。俺はそんな佑香を、…守ってあげたくなった。

    「あー、着いた!ここかなぁ?桐谷さんがいるところって。」

    「おーい、佑香!駿平!遅かったじゃないかー。」

    「あ、歩いてきたので…。」

    「そうだったのか!じゃ、さっそく飲もう!」

    「桐谷さんてば、もう酔ってるじゃないですかぁ。」

    「あぁ?そうかぁ?」

    「中はいりましょ!駿平さんも!」

    「あ、うん。」

    俺は、「いつか優斗の親になって、佑香といっしょに人生を歩んでゆきたい。」と思った。―――
  • 7 友香 id:Y9R2sRH/

    2012-03-23(金) 09:52:27 [削除依頼]
    俺は大好きな酒も控えめにして、桐原さんや佑香とたくさん話した。

    そうだ!「帰りも一緒に帰ろうって誘おうかな…?」

    そのとき不意に思った。“俺ももっと、積極的にいかねば!”

    「あ、桐原さん、あたしそろそろ失礼しますね。代金はいくらですか?」

    「代金?いいよ、そんなもの。俺が誘ったんだしな?」

    「でも、最低でも、自分の飲んだり食べたりした分だけは…。」

    「いい!いらん!今日は俺のおごりだ!誰も金出すなよ?」

    「桐原さん…。ありがとうございます。では、お言葉に甘えて…。失礼します。」


    佑香、もしかして今、桐原さんにときめいてたか?


    「桐原さん!俺も今日ちょっとこの後、用事があって…。失礼させてもらいます。」

    「おう!じゃあな!」


    「佑香!待って!」

    「あ、駿平さん。」

    「行きもそうだったんだけどさ。…俺も今から帰るし、わかれるところまで、一緒に行かないか?」

    「いいよ。」
  • 8 友香 id:WtdBiga.

    2012-03-24(土) 10:03:13 [削除依頼]
    「行きのときは、あたしの話ばっかりしちゃったから、帰りは駿平さんの話、聞きたいな。」

    「俺の話?」

    「うん。なんで駿平さんは大学に行こうとしたのかなぁ?って、いっつも思ってるんだ。」


    “いっつも思ってる”


    その言葉はまるで、佑香が俺のことをいっつも意識している、そう伝えたいのか?と思った。

    “いつも”じゃなく、“いっつも”。


    違うよな!そんなわけ…ない…。きっと佑香は、桐原さんにときめてたんだと思うし…。


    「…駿平…さん?」

    「あ、あぁ…。……俺は、ずっとこの会社につきたかったんだ。」

    「へぇ、そうだったんだね。」

    「何か、物を開発して、皆に使いやすい!そう思ってもらいたくて…。」

    「あたしもそうだなぁ。」

    今俺は、佑香が桐原さんにときめいているとしか思っていなかった。


    まさか、あんなことを言われる日が来るなんて…。
  • 9 さやりん id:bY05xE5/

    2012-03-24(土) 14:12:12 [削除依頼]
    わぁっ…!
    凄くおもしろです!
    よんでいたら、引き込まれちゃいました!
    更新まっています!
    覚えておきますね。
    恥ずかしくて、タメ口なんてきけないよ…
    でしたっけ?
    まぁ、一応、こうやって覚えておきます。
  • 10 友香 id:WtdBiga.

    2012-03-24(土) 20:03:42 [削除依頼]
    #さやりんsama#

    ありがと〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜!コメント嬉!涙!

    題名合ってますよぉ。

    これからもコメントしてくれるとうれしいです☆

    よろしくね(@・O・@)
  • 11 友香 id:WtdBiga.

    2012-03-24(土) 20:05:18 [削除依頼]
    【補足】

    始めのほうにいる「悠美」(作者)と、今書いている「友香」(作者)は同一人物です。
  • 12 友香 id:WtdBiga.

    2012-03-24(土) 20:10:43 [削除依頼]
    「ねぇ、駿平さん。」

    「ん?」

    「あたし、みんなの前では、駿平さん、とか田中さんって呼ぶけど…。」

    「…うん…?」

    「こうやって2人きりのときは、…駿平って呼んでもいいかな…?」

    ドキッ…

    女子に駿平なんて呼ばれるのは初めて。それもその1人目が好きな人…。

    「もちろんだよ。」

    いつの間にか俺は、即答していた。

    「駿平さん、…駿平は佑香って呼んでくれてるから、そのままでよろしくね。」

    「あ、あぁ。」

    もっとこの俺の恋を。この佑香だけを想ってるこの思いを。

    佑香に届けたい。

    佑香に届け……。

    もっともっともっと、思いをぶつけていきたい…。
  • 13 友香 id:jNqaEyv/

    2012-03-26(月) 14:06:10 [削除依頼]
    「じゃあ、駿平さ…、駿平。」

    「さっきからどうしても呼び忘れちゃうね(笑)。」

    「えへ。駿平、あたし電車だから、ここでじゃあね。」

    「あ、うん。」

    これで今日は佑香とお別れ。

    「じゃあねー!」

    小走りに駅へ向かう佑香。その後ろ姿を見て、俺はつい…。」

    「佑香!」

    と呼び止めてしまった。

    「ん?なぁに?」

    「あ、いや、なんでもない。じゃあな!」

    「うん!じゃあね!」

    今この場で思いをぶつけたい。

    そう思ったら、その思いを自分で止めることはできなかった。

    もしかしたら、明日会うまでに…。俺が思いをぶつけるまでに…。

    佑香がほかの男に取られたら…?

    そう思って、また呼び止めてしまった。

    「ゆうかぁ〜!」

    10メートル位離れていたから、大声で叫ぶ。

    佑香は振り向き、困った表情で近づいてくる。

    「なぁに?2回も。大声で呼ぶから、みんなに見られちゃたじゃない。」

    笑いながらそう言う佑香はあまりにも可愛くて…。

    「よしっ!」

    「? 何?「よし!」って。」

    「いや、なんでもないさ。」

    「でぇ、用は?」

    「それは…。」

    今俺は、この思いをぶつける準備をした。
  • 14 友香 id:MRzofDZ.

    2012-03-27(火) 11:18:43 [削除依頼]
    「佑香!」

    「ん?」

    「俺、出逢った時から佑香のことが好きだった。明るくて元気で…。今日子供がいるって知ったときは、子供への愛を感じたし、すごくいい母親だって思った。」

    「…」

    「急でびっくりしたよな、ごめん。でも、俺の気持ち、ただ言っていいか?」

    「…うん。」

    「俺、今佑香が特に苦労してないとか、今の生活が幸せだとか、そういうことを思ってると思う。けど、俺も佑香の何かの支えになりたいんだ。優斗も必死に頑張ってる母親に、絶対の感謝があるって思う。」

    「…」

    「いつか絶対親孝行したい、って思ってるはずだし…。優斗はまだそれがあんまできないと思う。できるけど、きっと優斗が思う親孝行は、自分のことで悩ませない、自分のことで苦労させたくないってことだと思うんだ。」

    「…うん。」

    「それまで、俺が佑香の支えになりたい。優斗もそうだけど、俺は佑香が本当に好きだ。失いたくないものを初めて見つけた。それが、…佑香、お前なんだ。」

    「…」

    佑香はふふっと笑ってうつむいていた顔を上げた。


    …泣い…てる…?

    「やべぇ、俺女泣かせちゃった。ごめん!」

    また笑った。

    夕刊そんなところにずっと俺は惹かれていたんだな…。
  • 15 友香 id:MRzofDZ.

    2012-03-27(火) 11:20:44 [削除依頼]
    【訂正】最後の行が、「夕刊」ってなってるけど、本当は「佑香の」でした。
  • 16 悠美  id:kKPST.O0

    2012-03-28(水) 14:36:46 [削除依頼]
    俺が恥ずかしさとかで俯きながら、頭を書いてると、佑香が急に抱きついてきた。

    「…佑…香?」

    「ありがとう…。あたしのことを好きって言ってくれて…。」

    「…」

    「あたしも…好き。これからは一緒にいようね。」


    となって、俺たちは運命的に結ばれた。
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