黒魔術と超能力13コメント

1 猫村 創@空手チョップ!! id:DUxW2GQ1

2012-03-19(月) 12:58:43 [削除依頼]
 曙を飾る光と漆黒を司る闇が曖昧な現実を描いた。それは天国と地獄の狭間の歪んだ世界だ。晴れているのに氷が降ったり、買ったばかりの小説が読んでもいないのに次の日にボロボロになっていたりとか……。

 そう、この世は矛盾だらけだ。
 辻褄を合わせようとして痛い目にあう奴や、限りなく嘘を突き通し、自分の空言を主張する奴は沢山いる。
 こんなくだらない世界の中で、一人の超能力者は口ずさむ。
 ――こんな世の中が安定してるなんて……――

 一方、魔法使いはこう言った。

 ――君が死ねば世界が変わる――

 世の中は力のある奴が強いとも限らない。

 そう、《矛盾》した世界なら……。
  • 2 猫村 創@空手チョップ!! id:DUxW2GQ1

    2012-03-19(月) 12:59:45 [削除依頼]
    プロローグ 冒涜

    「死.ね!」
     そう言った少年が町のごみ箱を蹴って言う。彼は超能力者だ。その能力は自分のオーラを形にする事が出来るという能力だ。しかも少年はこの能力を善として使い、戦うのだ。ある元親友と……。
     ここは町の外れにある錆れた商店街だ。この町内の名前は松並というのだが臭いや外見が酷くて醜い。空の色も太陽は雲で覆われてはいないのだが鉛筆の芯のような色をしている。

    「殺.してやる……」
     そう言ったのはやはり少年である。しかしさっきの少年ではない。別の少年だ。
     この少年は魔法使いだ。基本的に攻撃魔法を得意とする。そのためか、性格は荒く、残忍な人だ。
     この松並町もこの二人の戦地となるであろう……。
  • 3 猫村 創@空手チョップ!! id:DUxW2GQ1

    2012-03-19(月) 13:00:48 [削除依頼]
    一章 この藁のように

     超能力者の少年の名前は南雲 裂夜。魔法使いの少年の名前は霧露崎 斬也。お互い元学生。今は不登校。日々暇のないように神秘の世界と死と隣合わせな生活を送っている。無論、裂夜だけだが。不良を見つければ殺し、狂犬を見つければ殺める。こんな生活を裂夜は送っていた。斬也はというと不良を悪に乗せて一般人を巻き込んだり、小学校の校庭にライオンや狂犬を放したりして殺しを楽しんでいる。二人の違いは町のゴミを片づけるか町の光を片づけるかの違いだ。
     裂夜は町を歩く。寂れた商店街を踏むようにして。右を見れば汚いシャッターが見える。左を見れば転がっているゴミが見える。
     すると裂夜の目の前から少年が歩いてくる。民族衣装のような茶色のコートをきて、とてもではないが少年とは言い難い人だった。
     裂夜とその人がすれ違う。一瞬、太陽と月がぶつかったようなイメージが両者の頭をよぎる。
    「やべぇよ……。こいつ」と、裂夜は口ずさむ。
     まだ空は明るい。太陽と青い空しかない碧空には、死という調味料がふりかかった。
  • 4 猫村 創@空手チョップ!! id:DUxW2GQ1

    2012-03-19(月) 13:02:07 [削除依頼]
    「お前、何者だ」
     と、コートを着た少年が裂夜に聞く。
    「この町に住む……悪魔だ」
     と、裂夜が答えた。
    「悪魔か……」
     コートを着た少年が頭を抱え、冷めた目で裂夜を睨む。
    「なぁ。この町のために死んでくれないか?」
     コートを着た少年が不気味に笑いながら裂夜に言って、喧嘩の構えを取る。
     これを見た裂夜は不思議に思った。なぜ、自分が殺されなくてはならないのかということを……。
  • 5 猫村 創@空手チョップ!! id:DUxW2GQ1

    2012-03-19(月) 13:04:48 [削除依頼]
    「戦う理由は何だ」
     と、裂夜がコートを着た少年に聞いた。まるで忌々しいと言いたそうに。
     その質問を終えた瞬間、静電気が走った。静電気は一瞬だったが、この町が悲鳴をあげているのかもしれない。
    「戦う理由?そんのもん一つしかねーよ。お前が悪魔だからだよ」
     と、コートを着た少年が言いながら、ポケットからマッチを出して、赤い先端部を喰い契る。その後、コートを着た少年は不気味な笑みを浮かべて、空の青色を鉛色に変えるような気味の悪い目付きで裂夜を睨んだ。
     裂夜は喧嘩の構えを取る。そして自分の気を乱さぬよう、呼吸を整えて目を瞑る。瞑った目の暗い奥には雷のような色をした物がある。鮮やかで、なおかつ力強いその色は、今の裂夜のイメージに当てはまった物だ。
     そして裂夜は手を前に出し、小さな円を描くように動かす。
    「……ビンゴだ」
     そう言ったコートを着た少年が裂夜との距離を縮めるために走り出す。風を切って走るということである。
    「なっ! まにあわな……」
     と、裂夜が呟いたが、遅かった。コートを着た少年が裂夜の事を殴り飛ばしたのだ。凄い音がなった。それは轟音とも言えた。
    「なんつー速さだ……」
     裂夜は目を開け、大きく息を吐き捨てて言った。しかも殴られた右頬は赤く腫れていた。
     裂夜は口から血を吐いた。そして精神を集中させて、まがまがしい気を体に纏う。
    「はぁ……」
     裂夜はため息をつきながら、気を形にする。その形とは……剣だ。しかも日本刀の形をしている。
    「これでも喰らいやがれ!」
     と、裂夜が叫びながら、剣を振り下ろす。剣は空を裂き音をたてて、コートを着た少年に刃が向かっていく。それは鉄をも切り裂く剣だった。
  • 6 猫村 創@空手チョップ!! id:DUxW2GQ1

    2012-03-19(月) 13:05:31 [削除依頼]
     淡く光った剣先は、碧と紅の混色のラインを描きながら、コートを着た少年へと牙を向く。剣の速度も加速していき、コートのポケットの部分を軽く抉る。
    「も、もっと深くまで……」
     裂夜は口ずさんだが、遅かった。裂夜の振った剣は簡単に避けられていて、いつの間にか家の屋根に登っていたコートを着た少年が裂夜を睨み、忌みしめる。
     不確かな空色とともに流れる雲は、自由そのもので、コートを着た少年と同じようにも見えた。
    「もう飽きた……」
     コートを着た少年が、屋根の上から裂夜を見下して言う。
    「なっ!?」
     と、裂夜は言いかけた所だったが、口を慎んだ。今のままじゃ自分が殺されてしまう。そう感じたからだ。
     しかし此処で戦わなければ、何れ殺されてしまう。
     裂夜は烏のような鋭い目をして、コートを着ている少年を睨みつける。
     それを見たコートを着た少年は鼻で笑った。
     此処で戦わなければ、何れ殺されてしまう。
     裂夜は諦めずにコートを着た少年を見上げ、頭を抑えながら、互いの死を予言した。
  • 7 猫村 創@空手チョップ!! id:DUxW2GQ1

    2012-03-19(月) 13:07:50 [削除依頼]
     空は恐ろしいほど澄んでいる。これは……二人に何を伝えたのか。それは碧の空しか知らない。
    「まだ……まだ俺には、やることがあるんだ!!」
     裂夜は気を銃の形にして、コートを着た少年に無作為に撃つ。
     気の弾は回転しながらライナーで向かっていく。
    「はんっ! そんなもんが俺に通用するか」
     コートを着た少年は、銃弾よりも速く移動し、簡単に裂夜の気の銃弾を避けた。
    「な、なんだと……」
    「まあ諦めな。俺相手にここまでやったのはお前だけさ。何も恥じることはない。」
     コートを着た少年が嫌みを言い、何処かへ行ってしまった。
    「なっ!! この藁……死んでない」
     住宅街はボロボロになっていたが、一本の藁だけは永遠と立ち続けていた。

     一章 この藁のように
  • 8 猫村 創@空手チョップ!! id:DUxW2GQ1

    2012-03-19(月) 13:12:52 [削除依頼]
    一章解説。

    変な展開から始まりました。
    この小説はそう言ったパターンしかないことをお忘れなく。

    最初にキャラクターの紹介をします。
    ・南雲 裂夜
    超能力者。
    言葉遣いは荒いが人が良く、曲がったことが大嫌いな少年。

    ・霧露崎 斬也
    殺しを躊躇わずにする魔法使い。冷血漢で心に闇を秘めたような死んだ目をしている。

    ・王牙 光彦
    殺し屋。
    人間離れした頭脳と肉体を持つ。
    普段は茶色いコートで身を隠している。

    ・北崎 鈴月
    空手やボクシングを愛しまくっている少年。
    だが、ある問題を起こしている……。

    まだ出てきてない人もいますが、先に紹介させていただきます。
  • 9 花? id:fz4h9lj/

    2012-03-30(金) 21:29:25 [削除依頼]
    この小説 いいですね
    更新待ってます(^∇^)
  • 10 猫村 創@モウスグキャス卒します id:P/MLwTb.

    2012-04-03(火) 12:26:09 [削除依頼]
    花?さん>

    返信遅れてすみません

    少し諸事情のため、更新が遅れるかもです
    ご了承ください
  • 11 猫村 創  id:lJS3PkT.

    2012-04-06(金) 10:43:30 [削除依頼]
    二章 運・命・万・開

     ――勝利の価値は平等ではない。
     そう昔から吹き込まれた霧露崎は、兵と戦うことに徹底している。自分でも価値のある勝負をしたいからだ。無論、弱い奴を殺すのも好いていたのだが。
     霧露崎には心がない。親に消されたのである。情けをかけてしまう心は、不必要なものと言われて。
     そんなことがあったなー……。なんて思い出している霧露崎に、一軒の道場を見つけた。外見も中も整っている。
    「俺もここで人を殺りたい」
     そう呟きながら、道場に入っていった。
     サンドバックや傷の無い畳を見て、少し興奮している霧露崎。刹那、道場の師範が声を掛けてきた。
    「入りたいのか? だったら大歓迎だぞ」
    「まぁそんなところですね。ところで、あんた弱そうだな」
  • 12 猫村 創  id:lJS3PkT.

    2012-04-06(金) 12:21:48 [削除依頼]
     嫌味を言って挑発する。
    「そういう事か。わしが気が短いと思ったんだろう。残念だったな。お前よりは強いと思うがな。素人くん」
     嫌味を嫌味で返した。
     当然、道場主は霧露崎が魔法使いということは知らない。
    「いいよ。じゃあ喧嘩スタイルで戦うか――」
     帽子を被り、魔力を高めている。霧露崎は禍々しいオーラを立てて、目を瞑る。
     道場主のおじさんは霧露崎の気を感じ、下を向いた。
    「ワン、ツー、ス、リー!!」
     掛け声と共に、道場主に跳びかかる。瞬発力にかけているのか、反応出来ずに倒れこんでしまった。
    「うっ…………」
    「数どおりに殴ったぜ」
     数通りに殴ったというのは嘘ではなかった。主の頭、みぞ、右肩を一秒未満でパンチしていた。
     主は倒れこみ、息を引き取った。
    「魂は貰っておく」
  • 13 二堂 龍創(元猫村 創) id:EX2M0/o/

    2012-04-16(月) 21:37:37 [削除依頼]
    名前を変えました。元猫村 創です。
    その辺を宜しく!!
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