愛と細胞と酸素24コメント

1 夢梅 id:YgCC9YQ1

2012-03-18(日) 15:38:44 [削除依頼]
 
 
 
それは彼女の悲しみであり、
僕にとっての真実だった。
 
 
 
 
 
  • 5 夏蜜柑@ハト仔 id:7ngo73Z.

    2012-03-18(日) 20:40:59 [削除依頼]

    新スレッドおめでとーう
    なんか今までのむーめの小説とはちょっと毛色違うカンジがする…!!キどんなお話になんのかなーwktk
    どろどろ好きでーす、でもってむーめも好きでーす((きもry
    更新ファイトー応援してるよー\(^o^)/
  • 6 夢梅@うさみみ魔法少女 id:rj0/aw9/

    2012-03-24(土) 18:55:36 [削除依頼]
     
    なっちゃん*

    わああありがとーうっ(^ω^)!
    あ、確かに言うとーりかもしれないぬ。
    今回はちょっぴりテーマがありましてね、ネタバレなるんで最後にゆうけれど←
    あたしもなっちゃん愛しとるよっノノ
    ありがとーありがとー頑張ります(´ω`)
  • 7 夢梅@うさみみ魔法少女 id:x/Me/4Z/

    2012-03-25(日) 20:32:41 [削除依頼]
     
     
     
     
     
         B* Index finger

     
  • 8 くまさん! Happy☆ id:pkpvWIl/

    2012-03-25(日) 20:36:46 [削除依頼]
    ガンバデス^^
  • 9 夢梅@うさみみ魔法少女 id:x/Me/4Z/

    2012-03-25(日) 20:57:46 [削除依頼]
     
     
     
    #01 始若駅
     
     
     
     
     
    淡く濁った水色の空と若葉の香りが心地良い。

    肌に触れる空気の温度はもう暖かかった。けれど、微かな肌寒さも感じられるように思った。
    薄っぺらいワンピースだからだろうか。レースをあしらったガーリーなデザインと、春らしい爽やかな檸檬色に惹かれて買ってしまったけれど、あまり着れていなかったため今日は思い切って着てみたのだ。
    白いカーディガンも羽織っているので大丈夫だと思い、足元も素足にライトグレーのパンプスだった。失敗した。予想以上に外の世界は寒かった。

    眩しい黄緑の山々は、生まれて16年間この町から出たことのない私にとってはすっかり見慣れた 何変わらぬ景色になっていた。
    この小さな駅だってそうだ。田舎町の何も無い終点の駅。私は自宅から一番近い駅がここなので使用しているけれど、駅周辺は360度に山ということもあって、この駅はかなりマイナーだ。
    コンビニもなければ売店もない。あるとすれば3種類のソフトクリームを売っている屋台だが、今は生憎 店の人は不在である。
    普段もここを使う人々はあまりいないが、今日みたいな春休み真っ只中の真昼間になると、みんな都市へ出掛けるのか利用客はさらに少ない。

    私はがらんとした改札を抜けて、近くに立っていた若い駅員に720円の切手を手渡した。駅員は大変無愛想で、目は合わなかった。
    改札とホームの区切りはない。改札を抜けるとそこはすでにホームなのだ。
    本当に小さく狭い駅だな、と私は改めて心で呟いた。けれども、私はこの駅を嫌いではない。

    都市のほうでは見られない景色が鮮やかに澄んで、青々と茂る緑の木々は真っ直ぐな枝をホームに伸ばしている。錆びて色のはげたベンチに腰掛け電車を待つ際に、この木々が生み出す空気やきらきらした暖かい木漏れ日の美しさ。
    それは普段コンクリートに囲まれて暮らしている人々には感じることが出来ないのだろう。私は少し優越に浸った。

    私は葉の香りを肺いっぱいに吸って吐いた後、長く伸びたホームに停車している都市行きの急行に乗った。車内は誰もいなかった。
    しばらくして扉が閉まり、私のいる空間と外の世界が遮断される。その瞬間、埃とゴミの混ざった街の匂いが私を覆った。きっと都市の駅から持って来てしまった空気なのだと思う。

    私を乗せた電車は、その後当たり前のように動き出した。
     
     
  • 10 夢梅@うさみみ魔法少女 id:x/Me/4Z/

    2012-03-25(日) 20:58:39 [削除依頼]

    くまさん! Happy☆さん*

    有り難う御座います、
    頑張ります(^ω^)
  • 11 夢梅@うさみみ魔法少女 id:x/Me/4Z/

    2012-03-25(日) 20:59:15 [削除依頼]
     
     
     
     
     
         C* 春の曙
  • 12 夢梅@うさみみ魔法少女 id:x/Me/4Z/

    2012-03-25(日) 21:06:00 [削除依頼]
     
      
     
    #01 いつかのご主人様
     
     
     
     
     
    金色の日差しが柔らかく差し込む、ここは有り触れたどこかの縁側。
    僕は君と庭の景色を眺める。いつもと同じで見慣れた景色のような気もするが、毎日の一秒を刻むごとに少しずつではあるが変化を起こしている。
    僕は最近、その美しくも曖昧な変化を見つけることが日課となっていた。

    「そろそろ暖かくなってきましたね。
    庭の梅も膨らんで来ています。」

    君は一本の老いた梅の木を見上げ、静かに澄んだ声で呟く。穏やかな瞳には憂いが満ちているような気がした。
    その瞳に映った、梅の蕾の石楠花色と夕日の赤色が、儚げな雰囲気を醸し出している。

    「あなたは知っていますか?」

    ふと、君は僕に尋ねた。僕は大きく首を横に振る。何について言っているのか分からないということもあるし、内容が分かったとしても、きっと僕は聞いたこともなければ見たこともないと思ったからだ。
    君は僕の何倍も生きていて、両手の指じゃ数えきれないくらいの素敵なことを知っている。そんな中で、僕が君に教えてもらったことはほんの一部に過ぎないのだ。

    「そうですか。」

    君は僕に微笑を向けた後、目線を膝の上の分厚い活字の本に移した。僕が読むと目が回ってしまいそうな本だった。

    「この中には、夢のような世界が広がっているんです。
    触れることが出来ないとわかっていても、私はいつかこの世界へ行けると諦められないんです。」

    僕は頷く。君は続けた。

    「沢山の人と言葉を交わすことと、この世界の造りは似ている気がします。
    私は知りたいのです、沢山の物語を。」
     
    君は切なげに唇を閉じた。
    空では、沈みかける太陽が僕たちを照らしていた。
     
  • 13 みーちゃむ☆ id:ez-yn93T/m1

    2012-03-25(日) 21:07:04 [削除依頼]
    おんなじ?新人だぁ(≧∇≦)頑張って下さい♪
  • 14 夢梅@うさみみ魔法少女 id:x/Me/4Z/

    2012-03-25(日) 21:07:53 [削除依頼]
     
     
     
     
     
         Opening of a tale、X3
     
     
     
  • 15 みーちゃむ☆ id:ez-yn93T/m1

    2012-03-25(日) 21:09:11 [削除依頼]
    間違えた!おんなじ?新人ではなく、おんなじ新人?って書こうとしたのに間違えた(^_^;)
  • 16 夢梅@うさみみ魔法少女 id:x/Me/4Z/

    2012-03-25(日) 21:09:16 [削除依頼]
     
     
    みーちゃむさん*

    新人??とゆいますと???
    ちなみに一応2年ほど前から
    キャスには滞在しております(^ω^;)

    応援有り難う御座います*
    頑張りますノ
     
     
  • 17 夢梅@うさみみ魔法少女 id:x/Me/4Z/

    2012-03-25(日) 21:23:00 [削除依頼]
     
     
     
    #02 彼がいる世界
     
     
     
     
     
    彼は私を愛していた。
    彼の中で、心の底から宇宙で一番誰にも勝らない愛しい人が私だった。私はそれを受け入れていた。

    けれど私は彼の愛が不思議だった。

    どこにでもいるような私のどこを見たのか。ルックスは悪くないとは思うが飛び抜けて良いというわけではないし、私は笑うのが下手なので見た目で好かれたということはないだろう。
    身長だって平均だ。小さくて可愛いわけでなく高くて格好良いわけでもない。
    ただ、体型は普通よりも大逸れて痩せていた。けれどスタイル抜群のモデル体型というよりも、不健康的なやつれた痩せ方だった。まさに骨と皮。
    紙は長かった。腰よりも長い黒髪だった。毎晩丁寧にトリートメントし手入れは欠かさずしていた。
    私が自分の長所と言えるところは、この艶めいた綺麗な髪だけだった。

     
    私にとって彼は特別な存在ではなかった。

    私の中で、宇宙で一番好きなのは多分 親だとかそんな無難なところだと思うし、その次は友達だとか家で飼っている三毛猫などだ。
    どこがどのくらい、そんな具体的なことは分からない。好きなものでなくても、逆に嫌いなもの、本を読んだ感想や委員会の意見ですら特に思うことはなかった。
    "自分"というものが何なのか、全く分からない。私は私を理解できず、理解しようとも思わなかった。

    それが正しいのか間違っているのかも未知の考えだった。
     
     
  • 18 夢梅@うさみみ魔法少女 id:x/Me/4Z/

    2012-03-25(日) 21:29:45 [削除依頼]
     
     
     
    けれど、3つだけ分かっていることがある。

    1つ目は、こんなふうに私は曖昧だということ。このことについてはもう考えるのをやめた。分からないものは分からないのだから。

    2つ目は、"自分"が分からないなら"他人"のことも分からないということ。文字の通り、私は他人の気持ちを予測して動くことが出来ない。
    そのため学校など、人間関係の交流が必要な所ではいつも一人で浮いてしまう。昔から同じことを繰り返してしまうので。私は他人との付き合いが始まりかけると、咄嗟に心の壁を作って関わりを遮ることが癖になってしまった。
    愛想笑いすら出来ない私は、同じ毎日をリピートして生きて、そしてまた深い深い未知の漆黒へ堕ちていくのだと思っていた。
     

    彼に逢うまでは。
     
     
    彼は私を愛しているのだ。私がずっと考え悩んでいた"理由"などは一切なかった。ただ、彼は私を愛していると言った。それは魔法のような言葉だった。

    3つ目は、彼は私を愛していたということ。
     
     
  • 19 サフィー id:9Sbbm9B1

    2012-03-25(日) 21:44:05 [削除依頼]
    ヤ、ヤバイ・・・
    ヤバスギル!!(=^. .^=)
    はまりましたヨン♪
    |´▽`)ノ☆。・:*:・゚'★,。・:*:・'。・:*:・゚'★,。・:*:・゚'☆
    これからも応援してまぁす。
    o(*⌒O⌒)bふぁいとっ!!

    私のとは、比べ物にならない・・・
    私にもその小説能力分けて〜
    って感じwww
    長文失礼(*- -)(*_ _)ペコリ
  • 20 みーちゃむ☆ id:ez-yn93T/m1

    2012-03-25(日) 21:46:43 [削除依頼]
    そうだったんですか!?失礼しましたm(_ _)m
  • 21 空雪* id:Z02mjN//

    2012-03-28(水) 20:16:27 [削除依頼]


     お、夢梅の新作だー(∀)!
     ちょっと書き方が変わったね、アダル……間違えた(笑)、大人っぽくなったかな。
     だけど相変わらず綺麗で素敵**

     むーの書く話大好きだよ(*´∀`*)!
     
  • 22 夢梅@うさみみ魔法少女 id:LEKgz/a1

    2012-03-29(木) 17:25:06 [削除依頼]
     
     
    サフィーさん*
    わわ、ありがとうございます(^ω^)!
    あたしの能力わけちゃうと目が腐って死んじゃいますよ←
    宜しければまた覗いて下さいね*
     
    みーちゃむさん*
    いえいえ、ぜんぜん大丈夫ですよ(・ω・´)
    宜しければまた覗いて下さいね*
     
    空*
    きゃあああ空あああああ(黙 来てくれたのかぁ
    新作はアダル…ゲフンゲフン大人っぽテイストだぜ!!
    暗くて重たーいのを書いてみたかったんだー(´・ω・`)
    だからチャレンジの大冒険だけどねw
    ありがとおおお!! また来てくれよなぁノノ
     
  • 23 夢梅@あの子の彼女は魔法少女 id:CmUNsSB1

    2012-04-08(日) 14:02:49 [削除依頼]



    #02 小行駅
     
     
     
     
     
    私は貸し切り状態の車両を少し嬉しく思いながら、赤いシートの椅子にぽつりと腰を下ろした。
    ガタガタとぎこちなく揺れながら進んでいく窓の外。私の中で、眺める景色はおぼろげな夢のようになっていた。足早に過ぎていくお馴染みの景色をしっかりと目に焼き付ける。

    電車のスピードで深緑がざらざらと騒ぐ。小鳥が空へ投げ出され、気持ちよさそうに翼を広げた。
    瞬間、葉が生い茂る山の中だった窓の外は突然真っ暗になり、硝子に映った自分の情けない顔が現れた。
    トンネルに入ったのだろう、速い風が石の壁に当たって轢かれる固い音が聞こえる。
     
    そんなに長いトンネルではないので、しばらくして外はすぐに明るくなった。ただ、景色は少し緑が減って雰囲気が変わったため、なんだかワープした気分になった。
    線路の隣に敷かれている細い道路の両脇には、木々と家々が入り混じって並べられている。建物と建物の間から、同じ方向に進む黒間が見えた。私の乗る電車は乗用車やバスやトラックを朝飯前に抜かしていく。
     
     
  • 24 夢梅@あの子の彼女は魔法少女 id:CmUNsSB1

    2012-04-08(日) 14:11:40 [削除依頼]
     
      
     
    ――――小行、小行駅です。 
     
     
    窓の外のスピードに気を盗られているうちに、電車は次の駅に着こうとしていた。
    ゆっくりと速さが減少していき、エレベーターに乗った時のような感覚を覚える。そして、電車は完全に停車した。
     
    小行駅。始若駅よりは栄えているものの、田舎な町のまだまだ小さな駅だ。そう分かっていても一応ホームに降りてみた。黙って辺りを見渡すが、やはり人は数える程度しかいない。
     
    「まだ全然少ない」

    私はため息交じりに独り言を呟くと車内に戻った。貸し切りだったはずの車内には若い女性が乗っていた。
    女性は茶髪のボブヘアに似合うナチュラルな薄めのメイクで、紺と白のボーダーのインナーにカーキのカーゴパンツを穿き、ショッキングピンクの可愛らしいリュックサックを背負って音楽を聴いていた。

    貸切で無くなったことを残念に思いながらも、私は先ほど座っていたところと同じ場所に座り、また窓の外に目をやった。
     
     
     
コメントを投稿する
名前必須

投稿内容必須

残り文字

投稿前の確認事項
  • 掲示板ガイドを守っていますか?
  • 個人特定できるような内容ではありませんか?
  • 他人を不快にさせる内容ではありませんか?

このスレッドの更新通知を受け取ろう!

ログインしてお気に入りに登録すると、
このスレッドの更新通知が受け取れます。

お気に入り更新履歴設定

お気に入りはありません

閲覧履歴

  • 最近見たスレッドはありません

キャスフィへのご意見・ご感想

貴重なご意見
ありがとうございました!

今後ともキャスフィを
よろしくお願い申し上げます。

※こちらから削除依頼は受け付けておりません。ご了承ください。もし依頼された場合、こちらからの削除対応はいたしかねます。
※また大変恐縮ではございますが、個々のご意見にお返事できないことを予めご了承ください。

ログイン

会員登録するとお気に入りに登録したスレッドの更新通知をメールで受け取ることができます。

お気に入り更新履歴設定

お気に入りはありません
閲覧履歴
  • 最近見たスレッドはありません