栞と折り紙19コメント

1 遥子 id:KjgZlov.

2012-03-16(金) 23:52:48 [削除依頼]

お久しぶりです。または初めまして。
一作完成したので試しに投下してみます。

短めですな。
宣伝はやめてくださいねー。

それでは宜しくお願いします。
        はるこ。
  • 2 遥子 id:Swj0HlU/

    2012-03-17(土) 00:16:44 [削除依頼]
    1 冬堂杏子

     春だ。
     自分を飾りたてることに疲れて、それから一番始めに回ってきた朝に思ったのはそれだった。まだぼんやりする頭。周りを気にする余裕すら無かったんだと、今更気づく。
     それから、ちょっと、私の知らないところで春を連れてきた時を、羨んでみる。止まらない、時間は。いいな、私なんか小さいことで止まってばっかなのに。全速力で違う方向に走って、間違いに気づいたときにはもうすべてぜんぶ、遅かった。そんなのばっかでさ。
     自嘲気味に笑おうとしたけど途中で眠たくなって止める。もう表情作るのはやめにしたんだった。
     ふわりと浮遊感に弄ばれる。どっかに行っちゃおうか。
     魔が差した土曜日、の午前九時過ぎ。ちょっとだけのファンタジーをもとめて私は動き出す。
  • 3 奏楽 id:vt-jZT02/70

    2012-03-17(土) 00:20:54 [削除依頼]
    お、新スレおめでとーございますノ
    リレ小の方滞っているけれど(;゚□゚)
    近いうちにあげておきます!
    執筆頑張って*
  • 4 遥子 id:Swj0HlU/

    2012-03-17(土) 07:58:38 [削除依頼]
    >2  どこ行くの? しらなあい。  頭の中でそんなやり取りが交換されて、私はふとんからもぞもぞ這い出す。と同時に、足から伝わる冷気。ふとんの温もりの誘惑に負けそうになるけど、駄目だよそれ。思い切って立ち上がってしまえばほんのちょっぴりの眠気はどこぞに引っ込んで。伸び上がるとやっと細胞からなにまで朝を自覚する気がする。白を基調とした六畳間が、今日も無機質に私をみていた。ああそうだ。体が伸びるその瞬間だけ、私は昨日のベールをすべてぬぐい去った新しい自分をかいま見る気がする。その自分こそ手に入れたい自分なんだけど。ああもううまくいかないな、一瞬なんだよ。  過去の自分。思い出すだけで嫌になる。
  • 5 遥子 id:Swj0HlU/

    2012-03-17(土) 08:00:30 [削除依頼]
    >奏ちゃん
    おー!! さんきゅー。
    了解です!!!
    けどごめん。
    四月のはじめあたりこれないかも……。
  • 6 ユメ id:2BuvY.n/

    2012-03-17(土) 09:38:31 [削除依頼]
    初めまして…
    いや、表現がとてもうまいですね…。
    更新楽しみにしてます。

    あと、質問なんですが何歳ですか?
  • 7 遥子 id:Swj0HlU/

    2012-03-17(土) 14:05:43 [削除依頼]
    >ユメさん
    初めましてー^^
    わ、ありがとうございます!!
    頑張りますねー。

    年ですか?
    えっと私の? それとも1の語り部ちゃんの?
  • 8 遥子 id:Swj0HlU/

    2012-03-17(土) 14:44:34 [削除依頼]
    >4  強く頭を振った。全部奥に閉じこめてしまえ。  ようよう動き出して初めて気づく。ああ、やだ、私、スーツのまま寝ちゃったんだ。社会人と呼ばれるようになって、初めて買ったスーツ。嫌い。  鏡をみると、顔も酷いもんだった。腫れた目、剥げかけの化粧。 「……ぷはっ」  あはは、あはははははは!!
  • 9 遥子 id:Swj0HlU/

    2012-03-17(土) 15:04:48 [削除依頼]
    >5  壊れた人形みたいに笑う。感情のこもらない声が耳を突き抜け続けてる。  シャワー浴びよう。そう思った。 2 金谷雅人 「あれ、あんこじゃん」  不意に呼び止められたのは家を出てすぐのところだった。 「雅人? 何でこんな所いるわけ!?」  高校の時のクラスメート、金谷雅人が目の前にたっていた。相変わらず緩い茶髪の癖毛が、遊び人のように見せる。これでも、彼女一筋なんだっけ。いいな、有利紗ちゃん。ぽつりと漏れた考えに、やけに悲しくなる。 「や、何でって……。それは、俺の台詞なんだけど」  雅人は曖昧に笑った。ここどこか分かってる? と言って眉を顰める。 「何処って……」  私は言葉をふと止めた。……そういえば、何処だっけ。あれ、いや。私、さっきまで何してた?
  • 10 遥子 id:Swj0HlU/

    2012-03-17(土) 15:28:23 [削除依頼]

     家を出て……あっ、そのときの記憶すら曖昧、というか無い。家を出てきたと漠然と思ってるだけだ。相当ぼんやりしていたみたい。
    「おいおい、だいじょーぶかよ?」
     雅人は首を傾げた。コイツは本当に、外見と中身が一致しない。間延びした喋り方やら、案外心配症なところやら。
    「……ん。ビミョー」
     駄目な訳はない。だってたぶんそんなに家からは離れてないから。私が不満そうに言うと、雅人は一瞬なんともいえない顔をした。戸惑ってるような、泣き出しそうになってるような。でもふっとすぐに母親のような顔になって、微笑む。
    「微妙、かよー」
    「から、雅人にあえてよかった!」
    「……変わらないのな、あんこは」
     雅人の言葉には万感の思いとか、そんなのが込められている気がした。そういえば、会うの久しぶりだ。えーっと、四年ぶり?
  • 11 遥子 id:Swj0HlU/

    2012-03-17(土) 17:05:19 [削除依頼]
    「四年ぶり、だっけ。私たち会うの」
    「四年? え、あんこもう二十四歳かよ!!」
     雅人は目を見開いてそんなとんちんかんなことを言った。
    「何、言ってんの? 二十二よ、まだ。……ていうか、同級生じゃない。雅人と同い年だよ」
     誰かと間違えでもしてるのだろうか。でも、あんこ、というのは間違いなく私のあだ名だ。名前の杏子(あんず)を初対面であんこと読み間違えられたのをはっきり覚えてる。
    「…………あー、もしかして、知らない?」
    「何を」
    「あーっと、俺と、その有利紗についての。……二年前? くらいの」
     雅人の声は若干「有利紗」のところに力が入ったような気がした。愛されてるなあ。けれど内容のほうは全く覚えがない。二年前……って私たちまだ大学生じゃん。
     私は有利紗ちゃんを頭に思い浮かべる。とにかく女らしい子だった。緩く巻かれた髪も、長い睫に縁どられた大きくて丸い目も。そして雅人といるときにだけ見れる、幸せそうな笑顔……。
     そういえば、あの笑顔を見る度、胸が痛くなったっけ。なんて思い出に浸りそうになって苦笑する。
     違う違う。二人の出来事? 二十歳の時の?
    「んー……。あ、まさか結婚したとか!?」
  • 12 遥子 id:Swj0HlU/

    2012-03-17(土) 18:22:54 [削除依頼]
    >9-11  茶化すように言ってみる。瞬間雅人の顔が歪んだ。 「え、雅人?」  声をかけた私をキッと睨み、雅人は何か言おうとする。温厚な彼には珍しいことだった。だけどそれは二、三回口を開閉しただけで、吐き出されることは無く、噛みしめた歯の奥に押しとどめられたみたいだった。私はそのことに安堵する。息をほっとついた。ただ。そんな雅人が怖かった。 「本当に知らないんだな……」 「……うん、多分」
  • 13 遥子 id:Swj0HlU/

    2012-03-17(土) 22:48:03 [削除依頼]
    >12  そっか、ごめん。雅人は下を向いてしまった。無言の空気が蔓延して、私はそれ以上彼を見つめ続けることが出来なくて、つと周りの風景に目を向ける。気がつけば話しながら、随分と遠くまで歩いてきてしまったように感じる。  真っ白いコンクリートで舗装された道など知らなかった。いや、でも、いまの自分の家に引っ越して来たのはついこの間のことだし、会社と家と——を往復するだけで周りを気にすることなんて無かった。雅人と話していた時間は多く見積もって二十分、いや、十五分がいいとこだろう。それだけで、こんなところに出るなんて。  公園のような所だった。ただ、それにしては、少々不思議。遊具もなくて、ただ丘のようなところの上の方に東屋が建っているだけ。其れでいて、私の視界に映る人工物は全て白一色で統一されていた。 「ところでここ何処?」  私は耐えきれなくなって視線を東屋に向けたまま口を開いた。数歩進んだけど、答えは無い。不思議に思って横を向くと、雅人が立ち止まっていた。 「雅人?」  そういえば。私も立ち止まって雅人を見つめる。  彼も、真っ白な服を来ていた。
  • 14 遥子 id:Swj0HlU/

    2012-03-17(土) 22:57:18 [削除依頼]
    あー……
    このタイミングで言うのもなんですが。
    金谷雅人とちらりとでてくる(綾瀬)有利紗。
    この二人はちょいと前の、私の初の完結作からだしてます。
    いや、あれを知ってる人にはかなりネタばれですが。((というか、覚える人いないと。
    まあ一応パクってないよ☆←
    ってことで。
  • 15 遥子 id:cuCb3FH1

    2012-03-19(月) 11:35:57 [削除依頼]
    >13  白、白、白。それだけで埋められた場所だった。清潔な感じはするけれど、そっけない感じもする。私は妙に不安になって雅人の名前をよぶ。 「杏子」 「違う」 「あんこ」  雅人は私を見ていた。風が、二人の間を駆け抜ける。温い風。ここは、そう、少しだけ穏やかすぎる。 「ここが、どこなのか知りたい?」  静かな声をしていた。この世の人じゃないみたいに。 「……知りたいよ」  もったいぶらないで教えてよ。ますます不安になる。ここは、本当に私の家の近所なのか。それとも。 「ここは——」  苦々しげな顔。私は耳を疑った。
  • 16 遥子 id:cuCb3FH1

    2012-03-19(月) 12:05:40 [削除依頼]
    ☆つぶやき☆
     なんとなくノートめくってみたら、矛盾がいくつかでてきてプギャってます。
     いや、まあ、やりとおすけどね!!!!!!

     今週中に仕上げなければ(・ω・)
     次は3です。一話がみじけーっ。
  • 17 遥子 id:qSrd3SS.

    2012-03-20(火) 01:20:26 [削除依頼]

     ああそっか。"ふ"に落ちるのとはちょっと違う。

    3 花守衣麻

     彼女が歩いてくるのをみて、私は雅人が言っていたことが本当だとやっと実感する。衣麻(いお)、と小さく呟きのようなものがこぼれる。
    「杏子」
     衣麻は相変わらずの仏頂面で私を見つめていた。ほっそりとした手足も、だるそうな声も変わらない。ついでにさめた眼差しも。正真正銘彼女は私の知る花守衣麻だった。
     衣麻、もういちど、さっきより大きな声で言ってみる。
    「ば.かじゃないの」
     衣麻は、仏頂面にすこしだけ、感情を混ぜて呟く。こんな若いあんたとは会いたくなかった、と。そのことばにおもわず堪らない気持ちになった。衣麻のほうがよっぽどば.かだ。顔が、歪む。衣麻、衣麻、衣麻。言葉にする度にそれは大きくなった。彼女の優しさに縋りたくなる。彼女の黒い瞳が、揺れるのを見て、また。
  • 18 遥子 id:qSrd3SS.

    2012-03-20(火) 11:18:39 [削除依頼]
    >17  でも彼女は。と私は思う。伊達に高校時代親友やってたわけじゃない。  彼女は私よりずっときれいで、愛想が悪くて、頭がよくて、馬.鹿で、愚直で、優しくて、それでもって弱いのだ。
  • 19 遥子 id:wjdVHWm1

    2012-03-21(水) 21:03:21 [削除依頼]
    色々疲れた。
    今日は書けません。あげ。
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