赤紙 -戦地へ駆けよ-3コメント

1 ずー id:P3AOClx0

2012-03-11(日) 15:17:15 [削除依頼]


赤紙。

それが届いたものの多くは、嘆き、悲しみ、恐怖した。

それは、地獄への招待状といっても過言ではない。


真っ赤に燃える血のような、――――赤色。


“右手は空へ、左手は海へ捨て、立派に蒼天仰げよ!”
  • 2 ずー id:P3AOClx0

    2012-03-11(日) 15:24:35 [削除依頼]
    はじめに

    このお話は、戦争をテーマにした悲恋話です。
    なので、あまり明るい話ではありません。

    しかし私自身、当然の如く戦争の時代に生きた者では無いので、
    私が持つ知識や、戦争にまつわるものを参考に書かせて頂きます。
    軽い食い違いや、勘違いは目を瞑って頂ければ幸いです。


    長くなりましたが、私からは以上です。

    精一杯頑張りますので、どうぞ宜しく。
  • 3 ずー id:P3AOClx0

    2012-03-11(日) 15:46:46 [削除依頼]

    出会いは最悪だった。


    当時、生まれつきの病気持ちという事もあり、
    月に3回、私は隣の村にある病院へと通っていた。


    今日も例の如く、その通院日だ。

    長時間歩いたり、運動をすると発作を起こす私は、
    ゆっくりゆっくり自分のペースで足を進める。

    もちろん、隣町まで行くのは一苦労だし、道の途中で
    のたれ死ぬ可能性だってあったから、お医者様には入院や医者の訪問、
    隣村への引っ越しだって勧められたけれど、私はその全てを断った。


    だって、私はこの村が好きだったし、第一
    私みたいにまだ歩き回れる人間が入院すれば、
    少なくとも人一人分の場所を食ってしまうからだ。

    どうしても、それだけは避けたかった。

    自分のせいで、他の人が苦しむなんて、私には耐えられない。


    なので私は、毎回せっせと丘を越えて病院へ向かっている。


    今日は天気が良くて、ぽかぽかしている暖かい日だった。
    こんな日は気分がいい。足取りも軽やかだ。

    右手に杖を持って丘を登っていく。

    私は生まれつき、目も見えなかったのだ。
    だが幸い、右目だけで左目に支障はなかった。
    でもやっぱり、両目が見えないと多少ズレが生じてしまうので、
    安全のためにいつも右手には杖を持って、トントンと鳴らし歩いている。

    そんなことは最早日常と化していて、不便何て感じはしない。

    だけれど時々、本当に時々、もしも両目が見えればこの広い
    世界をもっと見渡すことができたのに、と思う。


    叶わない夢だ。所詮、無い物ねだり。


    でも、望んでしまう……夢。


    私は何て贅沢な人間なんだろう。
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