討伐者62コメント

1 轟雷 id:dYUCIRu.

2012-03-11(日) 14:22:54 [削除依頼]
 鍵守の断罪それは――
  • 43 轟雷 id:NOF5Sd10

    2012-03-27(火) 23:42:00 [削除依頼]
     急な運動したせいか、額に嫌な脂汗が湧水の様に滲み出てきた。
     少しの時間を置いて頭が冷静になってきているのか、深刻な状況が頭の中で理解出来始めていた。
     心身が嫌な状況を理解出来た証拠として、恐ろしいほど小刻みに体が震えはじめていた。
    「こ、怖いのかな……俺は。体の震えが、どうしても止められない」
     何もしないでここでずっと居ても良いとも思えた。だけど、心の奥底ではそんな簡単に結論を出すことが出来なかった。
     何か出来るじゃあないか、少女が戻ってくるまでに倒せるじゃあ無いかと考えてしまう。その浅はかな考えが無ければ、絶対に此処から這いつくばってでも逃げ出していると思う。
     そんなみっともない事をしないという事は、まだ何処かで諦めきれていないと思う。
     俺が今できる唯一の事は、相手に関係する全ての情報を把握する事だった。情報が有るのと無いとでは、だいぶ戦闘に差が出来ると思う。
     そう考えた俺は、攻撃が当たるか当たらないかという曖昧な距離を探してみた。
    「大丈夫だ、大丈夫……死ぬ事は、無いんだから」
     そう言い聞かせて歩き出した。
     近づくにつれて嫌いな黒煙が濃くなってきた。
     目の前からは、耳の鼓膜を破くほど大きく強烈な爆発が繰り広げられえていた。
    「――ッ」
     恐怖に負けないように自己暗示を掛けながら進んでいたが、思ってもいなかった事が目の前で起きようとしていた。
    「何だよ……、ふざけているのかよ。この世界は、ふざけているのかよぉおおお」
     目の前、黒煙の先に一つの人影を認識が出来た。
     影は揺らぎ、確実な大きさ姿を把握することが出来ないが、それだけ証拠不十分でも誰なのか直感で分かってしまった。
     初めは、少女が助けに来てくれたのかと思ったが、どうも世界はそこまで甘くできていないようだった。
     歩くたびに鼓動が跳ね上がり、全身の血が噴き出すかと思うほど激しく脈打った。
     近づいて行くにつれて、影の揺らぎが少なくなり曖昧だった情報は不確かから確実に変わっていく。
     情報が鮮明になるにつれて、第六感の直感は根拠がある確信に変わっていった。
    「お前は……誰だよ。そこに居る、お前は誰だよ」
     声は届いているはずなのに聞こえない振りをしている。そんな気がした。
     そこに居る誰かを確かめるために危険な道を選んだ。別に選ぶ必要が無い道だった。だけど、選ばないといけないような気がしたので、その道をあえて選んでみる事にしてみた。
     初めは歩いていたが、次第に小走りに変わり距離を詰めていった。
    「分かっているだろ? レン・グライド」
  • 44 轟雷 id:NOF5Sd10

    2012-03-27(火) 23:42:53 [削除依頼]
     脳裏に一人の人物が思い当たった。
     姿を確かめようと黒煙の中を疾走した。
     肺が熱くなる。燃えるように熱くなる。呼吸が苦しいが我慢し、気に留めないで走り続けた。
     長い距離ではなかった。
     だんだんと黒煙が晴れてゆく。そのお蔭で相手の姿が見えそうになってきた。だが、見る必要など無い。だから何も考えずに特攻した。
    「早く来いよ」
    「言われるまでない」
     幼い青年の様な声が鮮明に聞こえてきた。
     部屋から出た時と違う声だが似ている様な気がした。だが、そんなことを気にしている暇などない。
     黒煙を切り裂いた。
     その先に待っていた人物は――
    「何でお前が……ここに居るんだよ。なんで俺の目の前に現れた」
     俺の目の前に居たのは、青年だった。
     歳は恐らく十四歳程度だろか、分からないがそのぐらいの歳だと思う。
     青年は、その姿の見合っていない服を着ていた。
    「そこまで、驚くことかな?」
    「ふざけるな! お前だけは此処に来ては……」
     最後まで言わせてくれなかった。
     尋常ではない速度で接近し、俺の首元を小さな手で絞める様に握られた。
    「っくあ……」
    「苦しいか? レン。俺に逆らった罪だ」
     子供のくせに大人勝りの力だった。抵抗出来ずにただ一方的にやられるだけだった。
    「は、はなせよ、咎人……」
    「誰が咎人だ? 俺は、そんな落ちた者では無い。俺は、俺は……」
    「なんだよ……こた、えろよ」
     苦しかった。ただ、苦しいとしか言えない苦しさだった。
     肺が焼けて呼吸が出来なかった時と違った圧迫によって呼吸が出来なくなった苦しさだった。
     酸素不足になってきたのか、鮮明だった意識が遠のいて行きそうだった。それでも、諦めるわけにはいかなかった。
     生きるために。
    「俺は、神を凌駕する神だ! その顔……信じていないな? 仕方ない、今日は特別に力を見せてやるよ」
  • 45 轟雷 id:NOF5Sd10

    2012-03-27(火) 23:44:26 [削除依頼]
     そういって首を絞めていた手を解いた。
     隙が有ったので攻め込もうと思ったが、相手はそこまで無能で無いようで簡単に阻止されてしまった。それでも諦められずに右手で胸を突こうとした。
    「っふ、詰まらないな」
     後悔した。
     突こうとした腕を、弾くことも無く叩き落す事も無くただ受け止めた。
    「――ッ」
     受け止めた手を掴み掲げられた。
     体の傷は彼女のお蔭で回復はしているが、体の深だけは彼女の力だけでは無理だったようだ。それを言い訳にするつもりは毛頭ないがな。
     そして、勢いよく不可思議な力を込めて溝内に重い蹴りを入れられてしまった。
    「――っくぁ」
     人の常識を超えた力を持つ青年の一撃は想像以上の威力を有しており、倍の大きさが有る体を簡単に突き飛ばしてしまった。
     肺から空気が抜けた。
     酸欠の上に痛い一撃を喰らった俺は何も出来ずに、ただ痛みを堪えながら空中に放り出され地に叩きつけられた。
    「これで、さよならだな」
     青年の後ろに居た彼が、少女が消えるときと同じ現象に陥っていた。
     青年は予兆も無く光り出した。そして、光は激しく強く荒らしくなり、ついには全てが存在していなかったかのように消えてしまった。
    「何を……」
    「気にしなくて良い。ここで死の華を咲かせるお前には関係ない」
     地に這いつくばりながら見上げた。
     彼女とは違い空から声が響くように聞こえてきた。聞きたくなくても、引き付けられる魅力を持っている様だった。
    「神に仕える男……我に存在意義を示せ」
     言葉を聞く限り、頭の螺旋が外れた人みたいな事を口走っていた。それだけで済んでくれればいいのだが。
    「なに……変な事を言っている」
    「気にしなくて良い。お前に関係ないからな」
     言い方が気に喰わなかった。
     今すぐにでも、青年の首を捻り潰したいと言う衝動が襲ってきた。それを自重するだけでも相当の精神力を消費した。
    「さぁ……存在意義を証明しろ」
     虚空に手を掲げた。
  • 46 轟雷 id:pW1BNE.1

    2012-03-28(水) 11:44:22 [削除依頼]
    「お前が、何をするつもりか知らないが……何が何でも阻止させてもらう」
     我慢の限界が来ていた。
     気が付いた時には、すでに青年を目がけて恐ろしい勢いで迫っていた。
    「無理だね。レン……お前が俺の邪魔をする事なんか、一生出来るわけ無いんだよ。過去も今もそして、未来永劫なぁっ」
    「調子に乗るのも、ほどほどにした方が良い」
     青年は、虚空の中で何かをつかんだようだった。そして、そのまま何かを引き抜くかの様に大きく腕を動かした。
     初めは、何をしているのか理解が出来なかったが、時間と共に何を仕出かしたのか否応なし理解させられる状況に陥っていた。
     初めは何もなかった虚空に歪みが生じ始めていた。それは、気に留めるほど大きな問題にならないと思っていた。しかし、その浅はかな考えが自分自身の寿命を縮める事だとは、今の俺には到底想像も出来ないだろう。
    「さぁ、死の歯車が動き出すぞ」
     微かな歪みは、青年の存在までも歪ました。
     青年にとってこの事態は、想定外では無くて想定内の事態だったと直感で分かった。
     気に留めずに飛び込んだその時――
     何かを吸い込むかのような音が聞こえて様な気がした。恐る恐る青年の方を見てみると、奇跡の力を使ったとしか言えない様な事が起きていた。
     青年の何らかの力によって歪んだ空間が、何故か何かが存在しているかのように一部分だけが浮彫りになっていた。
    「な、なんだ……。その、空間の浮彫は」
    「何だと言われても、これが神の力としか言えないなぁ」
     幼い顔立ちから想像できない悪意に満ちた笑顔で答えてくれた。
     その顔を見た俺は、背筋に嫌な感じが過った。身震いと言うのだろうか、走っている途中にもかかわらず悪寒が過った。これは、初めての体験だったので少し新鮮に感じることが出来恐怖を和らげることが出来た。
    「神……」
    「思い当たる節が有るんだろ? 俺が使っている下僕が消えた時と似ているんじゃあないか? 本当は、気付いているはずだろ。さぁ、本心を言えよ」
    「ち、ち……」
    「よく聞こえないなぁ? ほら、大きな声で言えよ」
     青年の言い方が少し気に障った。
     体から怒りが込み上げてくる。
     無意識に体に力を入れているせいか、普段出せないような強大な力が体から溢れ出るように感じられた。
  • 47 轟雷 id:pW1BNE.1

    2012-03-28(水) 11:44:49 [削除依頼]
     もしかしたら、武器なしでも彼奴に勝てるんじゃあないと思い始めていた。
    「さぁ……言えよ」
    「お前なんか……この手で破滅させてやる」
    「っふ……は、は破滅させるだって、これ俺を? っは、笑わせるなよ」
     今度は、先ほどよりも大げさに反応してくれた。大変うれしい事だ。こんな皮肉を言う機会はもう無いと願いたい。
     もう我慢の限界を当に超えていた。
    「黙れ! 殺るって言ったら……殺るんだ!」
     獰猛な獣の様な目で睨んだ。
    「そうか……まぁ、良いか。その言葉覚えておけよ、骨の髄まで後悔させてやるからよ」
     鉛が括られているかのように重い体を今出せる全力で動かした。
     体が疲れているせいなのか、動かす度に全身の関節が悲鳴を上げ動かさないでくれと言っている様な感じがした。けど、今の俺は何が何でも立ち止ってはいけなかった。
     ここから生きて出る。彼から無事に逃げ切るとか、そんな小さな事気にしている余裕など何処にも存在していなかった。
     目の前に立ちはだかっている敵を倒す事が何よりも大切な事になっていた。
     青年との距離がだいぶ縮まり、何処からでも攻撃が仕掛けられる状態になった。
    「はぁああああああ」
     腹に力を入れ、全力で声を出しながら突撃した。
    「甘いわ!」
     体に重く硬い物が当たり、いとも簡単に地に叩きつけられてしまった。
     地に当たった衝撃で、肺から空気が無くなり幾度も体験した酸欠状態に陥ってしまった。酸欠状態だけならまだ綿菓子の様に軽いかもしれないが、そんなに簡単に世界は出来てはいなかった。今日何度も痛感させられたが、やはり人は懲りずに甘い考えで物事をとらえてしまう。
     体が地に叩きつけられた時に体の骨が数本折られてしまった。そのせいで、全身に居た意味が駆け巡り奇声を漏らしてしまう。
    「あ、あぁ……」
     青年は、追い打ちを掛けるように見えない何かで体を叩く。
     何度も何度も叩かれた。体格に合わず人外れた力で叩かれているせいなのか、体が地面に抉り込んでいる様な気がした。
     抵抗できずにただ叩かれた。
    「さぁ……どうした? その程度の力でどうするつもりだ?」
    「…………」
    「っふ、無言か。やはり人間は、つまらない生き物だな」
     下等生物を見るような冷たい瞳で俺を見てきた。
  • 48 轟雷 id:pW1BNE.1

    2012-03-28(水) 17:29:52 [削除依頼]
     痛みを堪え動かそうとしたが、痛みのお蔭で指先すら動かせなくなっていた。
    「何だ! その顔……。何が気に喰わない?」
    「ああ、気に喰わない」
     止めを刺すように鋭い目つきになった気がした。
     青年は凶器を振り上げ、太陽の光が反射して額に差し込んできた。そして、死刑執行が始まった。不可思議の凶器が風を切り、肉体に当たりそうになった時――
    「お兄さん、私が離れている間に何しているのかな」
     肉体的ダメージで本能的に目を瞑っていた。
     ただ声がしたと初めは思っていたが、現実は何も痛くもかゆくもなかった。そう何がどうなっているか、分かった時一筋の希望の光が見えた気がした。
    「まさか……女、お前なのか」
    「王様、良かったよ。この状態を見た時死んでいるんじゃあないかと心配したんだよ。でも、大丈夫そうじゃあないよね」
    「誰が見ても分かるだろ」
     彼女が凶器を当たらないように払ってくれていた。見た目以上の質量を有しているようで、地面に叩きつけられて瞬間大きな陥没が出来てしまった。
     それを見たら自然と笑みが零れていると思った。いろんな意味で。
    「……何故ここに居る。あれだけ厳重に結界を張ったのに」
     青年の方も驚いている様だった。顔から余裕が消えて眉間に皺を寄せている。そして、不可思議な凶器を構えた。そして後ろに2、3歩後退した。直後、目で追い切れない速度で再び襲ってきた。
    「お兄さん少し待っていてね」
     彼女は、指一本で軽々しく止めてしまった。どう考えても指一本では無理だとおもうが、彼女は得体の知れない存在なのでそこまで不思議に感じられなかった。それどころか、この現実が当然かの様に受け止めていた。
    「くそ……尼がぁあああああ!」
     青年は諦めず、全体重を凶器に欠けて突破しようと攻撃を仕掛けてくる。だが、彼女はその行為自体も見通しだったようだ。
     流石に無理があるんじゃあないかと顔色を伺ったけど全く凄い物だった。
    「契りの続きをしましょう」
     頭に直接ではなく耳声が入ってきた。
    「私は、貴方の全てを貰う。だから、貴方も私の全てを受け取って――」
     攻撃を弾き返した。そのまま彼女は、敵に背を向けて俺に抱き付いてきた。
     初めの時は、何も纏う事なく抱き付いてきたので精神的に少しまずかったが、今回は布を纏っているので大分増しになったと思う。安心していると、まあいろいろと拙いのでどのみち気を抜けないのは変わらないと思う。
  • 49 轟雷 id:pW1BNE.1

    2012-03-28(水) 17:43:34 [削除依頼]
     作者の独り言

     はい、だいぶ終盤に近づいてきたました。
     この小説の内容は何が何だか分からないと思います。だって、自身が何を書きたいのか分からないからです。
     分かる人がいた凄いですね。

     元々これは序章にするつもりだったんですが、何と言うか話を膨らましすぎてこんな感じになってしまいました。そのせいで、この話に使おうとしていたキャラが……みたいな感じです。
     他の作品に使うと思うのでいいのです!!
       
     まぁ、こんな小説読む人もいないと思いますが最後まで頑張りますよ。


     以上!!
     
  • 50 轟雷 id:pW1BNE.1

    2012-03-28(水) 23:02:24 [削除依頼]
    「近い……と言うか、当たっているって」
     この反応は正しいと思う。喜んではいるけれども、実際は強がって幸福を捨てるよくあるパターンだと思う。こうはならないと信じていたが、目の当たりにすると人間って馬鹿正直になると思い知らされた。
    「なにが?」
     彼女の顔が近いせいなのか、息が混ざり合いお互いに火照ってきた様な感じがした。
    「何がって……言わせるなよ」
     だんだんと声が小さくなっていくのが、俺自身でも明白に理解出来ていた。それだけ、緊張している証拠だとも捕えられると思う。
    「言わないと分からないよ?」
     こいつ絶対分かっていやがる。
     仕方ない。言わない限り絶対に止めてくれないとおもう。だから? 勇気を振り絞って言う事にした。
    「む……」
    「む? むって何なの? 教えてよ」
     笑っている。とても楽しそうに笑っていやがる。
    「だから……」
     言えない。絶対言える訳がないだろ? 普通。
    「だから? 続きが気になるだけど」
    「だから、胸が当たっている」
     小さな声で、ついに行ってしまった。
    「気にしないでよ。些細な事でしょう?」
    「気にする……」
    「早く済ませましょう。契りを――」
     彼女の言葉でようやく現実がようやく理解する事が出来た。現状が、
    「お遊びは、終わったかな?」
     正直に言おう。俺は、この幸せな一時のお蔭で彼の事をすっかりと忘れていたのだ。ついさっきも、似たような事があった気がするけど気にしないぞ!
    「まだ……終わっていないんだけど。ねぇ、分かってる?」
     上機嫌だった彼女は、この何とも言えない雰囲気をぶち壊されてご立腹の様だった。序に言うと、俺も少し気分を害されていい気分では無い。
     青年の方は待ちきれなくなっているみたいだった。それもそうだろ、目の前でいちゃいちゃしていたら俺でも腹を立てて暴動を起こしていると思う。それを思えば、青年は相当辛抱強い人だと思った。
    「見ていて、初々しいだけど……」
     青年よ、言わなくても俺ならわかるぜ。彼女は知らないが。
  • 51 轟雷 id:uA7ZMTZ1

    2012-03-29(木) 11:47:33 [削除依頼]
    「あんな奴ほっといて、早く契りの続きをしましょう」
    「ああ」
     と言うか、いつから契りが始まっているんだ? 俺からしてみれば、ただ二人で仲良くしているようにしか思えないのだけど。
     再び彼女は、俺の唇を奪いに顔……いや唇を近づけてくる。初めのうちは抵抗があったが、何回も迫られてくると不思議と抵抗が無くなってくる。この事が良い事なのか到底俺には出来ない。
     お互いがお互いの目を見てゆっくりと顔を近づけて行く。顔と顔の距離が詰まっていくほど甘い吐息が混ざり合い、そして体の奥の方が熱ってくる。
     これは何度体験しても慣れないものだった。
     俺もそうかもしれないが、彼女の頬が薄らと赤くなってきている。それを見ると安心することが出来る。だって、人間以外の者でもちゃんと羞恥心があるのだから。
     どのぐらい見つめ合っているのだろうか分からなくなってきた。それほど長い時間見つめ合っていないはずなのに、不思議と今からずっと前から見つめ合っているように感じてしまう。早く終わらなければいいのにと言う気持ちと、このまま幸せの時が永遠に続けばいいのにと言う気持ちが心の中で葛藤している。
    「おう……さま」
     彼女は全てを許したかのように瞳を瞑った。
    「……」
     俺は何も言えなかった。
     彼女も俺も何となく本能を抑えるのに疲れてきた。だから、そろそろこの儚い幸せの時間に終止符を打とうと思った。
    「もう、我慢できないよ……早く、早くしてよ。お願いだから」
    「俺も我慢できない」
     獣になっていた。
     一刻も早く彼女の唇を奪いたいと思っていた。奪われる側では無く、こちらから堂々とただ奪いたかった。
     今の願望はそれだけだった。それ以上に、此処から逃げたいあいつを倒したいと言う気持ちが殆どなくなっていた。
    「来て……王様」
     両手で頬を包んでくれた。手は小さくて温かいもので、愛おしさを感じられずにはいられなかった。
     ゆっくりと瞳を閉じた。

     ――契約――

     
  • 52 轟雷 id:uA7ZMTZ1

    2012-03-29(木) 11:48:11 [削除依頼]
     気付けば口元に温かいものが触れていた。長く交わしていたいと思うが、理性がある今気恥ずかしさでどうにかなりそうで怖かった。だから、慌てて彼女の唇から俺の唇を離した。
     不安だった。ただ口付をするだけで、本当に契りが成立しているのかと。
     だから聞きたかった。
    「これで良かったのか?」
    「うん」
     見とれるように笑顔。この短時間でどのぐらい彼女の笑顔で心を奪われそうになったことやら。
    「終わったみたいだな。じゃあ、遠慮なく行かせてもらう」
     青年の瞳には迷いが無かった。その反面俺達には、迷いが無いとは言い切れない不安定な瞳をしていた。
     それでも戦わないといけなかった。
     覚悟を決め、あの時の感覚を思い出すように瞳を閉じて精神を研ぎ澄ました。
     風を切り裂きながらこちらに進んでくる者を感じた。あの時の感覚よりも、彼の威圧感の方が強くて全く集中できない。
    「っくそ」
     つい開いてしまった。
    「はぁああああああああ!」
     青年が気合いを入れて凶器を構えながら勢いよく向かってくる。今までならば逃げる事を迷わず選んでいたかもしれないけど、今はそんな後ろ向きな、考えを選ぼうと言う気が起きなかった。
     刻々と迫ってくる。そして、凶器の射程範囲に入ると構えを解いて大きく振りかぶりながら全力で迫ってくる。
    「危ない」
     彼女は安否を心配してくれるが、
    「大丈夫だ、俺達なら出来る」
     と言い切り攻撃に備えた。
     直後、凶器が俺達を襲い掛かってきた。普段ならば避けるほどの動体視力が無いはずなんだが、契りのお蔭なのか感覚が研ぎ澄まされている上に、体もそれに追いついてくれる。
     目の前に青年がいた。当然と凶器が降りかかるのだが、普段と何から何までも違うため青年の動きが異様にゆっくりと見え感じた。
     これならいけると思った。
     実際いけたのだけど。
     凶器が当たる瞬間、ぎりぎり当たらない程度に体を捻りいとも簡単に避けることが出来た。避けた側に何かが通るような風を感じたから間違いなく避けられたと思う。
  • 53 轟雷 id:uA7ZMTZ1

    2012-03-29(木) 11:48:50 [削除依頼]
     その場にずっといても危ないので、様子を伺いながら一歩一歩と確実に下がっていた。
    「少しは出来るようになったみたいだな。じゃあ……こっちも本気でいくか」
     凶器を突き出して、

     ――喰らい付け、黒炎龍――

     すると凶器は、今まで俺達を苦しめていた黒煙を纏い始めた。何処からともなく現れた黒炎は次第に激しく強烈に凶器を焼き始める。
     距離があるはずなのに、なぜか目と鼻の先に炎があるかのような熱気が伝わってくる。
    「きゃあ!」
     可愛らしい声が耳元付近から聞こえた。
    「大丈夫、大丈夫だから。俺が守ってやるから」
     怖かった。唯怖かった。
     だから、恐怖を和らげるために彼女を力強く抱く事にした。自ら抱いてみて分からなかったことが分かった気がした。彼女は、俺以上に恐怖を感じている事を。
     肌と肌が密着して分かった事。俺も怖くて震えていたが、彼女は俺よりも酷く怯えているように感じた。だって、抱き付いた瞬間子供が親を求めるようにしがみ付いてきたからだ。それを見ると、なんだか情けなくなってくる。
    「王様……行こう」
     何らかの合図だという事は理解できていた。残念なことは、その真意まで読み取ることが出来なかった事だけだ。
     しがみ付いていた手を緩めていた。
    「そうだな」
     もう恐怖に怯えるのは止めよう。
     今は、一人じゃないんだから。
     彼女は答えるかのように、初めて会った時に纏っていた銀色の炎を纏っていた。
    「お前らも、その気になってきたようだな」
     黒炎に包まれた凶器を、全てを薙ぎ払う勢いで大きく横に振った。その勢いに負けた炎は纏わりついていた凶器から離されてしまった。
    「早く!」
     彼女は、何かをせかす。何をすればいいのか分からなかったので、取り敢えず両手を右ってみる事にしてみた。

     ――覆い尽くせ、神狼――

     心の中に彼女の声が響いた。
  • 54 轟雷 id:EAcIEcJ1

    2012-03-30(金) 23:49:41 [削除依頼]
     視界が炎に包まれた。この炎は熱さを感じさせることも無く、ただ俺を守ってくれるように全身を覆い尽くしてくれている。
    「少し、遅かったな」
     青年の声が炎の鎧を越えて聞こえて来る。
     目の前は炎に支配されているので、その先にある情景が全く見ることが出来なかった。かろうじて見えるものは、物の影ぐらいしか見ることが出来なかった。
     影しか見えないけど気配は今まで以上に敏感に反応してくれている様だ。纏っている炎が、体の一部になっている様な感覚に近いと思う。その陰で視覚に頼ることなく気配のみで相手の動きを探ることが出来た。
    「それは、俺の言葉だと思うけど」
    「どうだか」
     攻撃を仕掛けてくるのが分かっているので、動きのある影に集中して気配を探るようにした。相手も探知されるのが好ましくないと分かっているらしい。だから目ぼしい標的を定めることが出来ずに広範囲を把握しなければなかった。これが短時間ならばいいのだが、長い時間掛かると思うと嫌な事しか頭に思い浮かばなかった。
    「終わりだな。また、近いうちに遊ぼうな」
     声が聞こえた時には、大きな影が目の前に立ちはだかっていた。
    「――ッ」
     ここまでなのか? 違うだろ。
     影は何やら大きな物を振りかぶっていた。それがどんふうに使われるか容易に想像が出来た。だから、先ほどみたいに避ける事が出来ると心の中で小さな確信を生み出していた。
     縦に振りおろされる凶器を、後ろに下がりつつ横にずらして避ける。しかし、初めと違って大きさも追加攻撃が力を増していた。
     初撃は躱すことが出来ていたみたいだけど、追加攻撃の方は避けることが出来ていなかった様だった。
     凶器が通り去った側は、炎の鎧が靡き掻き消されている事実が、分かるのに多少時間が必要みたいだった。
    「半分だけ……あれ? なんでいつも通りの光景が……まさか」
     攻撃を躱して方を見ると、
    「分かったか? 遅かっただろ」
    「みたいだな」
     掻き消された側の炎は、ゆっくりだが確実に元に戻ろうとしていた。
    「次の攻撃に耐えるかな?」
     攻撃を躱した場所から動いていないため凶器の射程範囲からどの角度から見ても入っていた。そのお蔭で、青年は一歩も足を動かすことなく凶器で襲ってきた。
     躱す事出来ると分かったので、今まで以上に恐怖を感じることなく余裕を持って避けることが出来る。
  • 55 轟雷 id:EAcIEcJ1

    2012-03-30(金) 23:50:21 [削除依頼]
    「甘いな!」
    「分かっているよ、そんなな事ぐらい」
     攻撃を避けるたびに炎が掻き消される。分かっていた事なんだけど、やっぱり現実に体験する方が身に沁みるという事は本当だったようだ。
     安心感は次第に薄れて行く。
    「避けてばかりだと炎が無くなるぞ!」
     どれも之も心の中の不安の種を的確に抉り出してくる。止めてほしいものだという事は分かっているだろうな。
     俺には攻めながら避けるという高等技術を持っていない。だから、避ける方法は下がる事しか出来ない。それも相手の動きを見ながら下がるため、わざわざ後ろを確認しながら下がることが出来ない。
     ここまで言えば分かるだろ?
     後ろに瓦礫や壁があっても、何も知らずに下がっている事が。
    「――ッ」
     突然空が視界を覆い尽くした。これがどんな意味があるのか分かるまでに時間は必要としない。体に重力という呪縛から解放されたような、未知の違和感を感じられずにはいられなかった。
    「これで最後だ! そして、ここだ!」
     空しか入っていなかった視界に、大きく殺気を感じる凶器が入ってきた。
     体の自由が利かなかった。
     もう駄目かと思った。それが正直な感想だと思う。
    「でも、俺は諦めない」
     凶器が視界を埋め尽くそうと迫ってくる。その同時に、体も大地に堕ちようとしていた。どちらが早いかと聞かれたら即答できる。確実に凶器の方が早く俺に当たると。
     俺は諦めないと言った。だから諦めずなにか方法を探す。たかが数秒の世界でも何かを考えるのと、考えないとは違うと思う。
     考えろ……何か方法を考えろ。

     ――もう、終わりだな――

     心の中に声が聞こえた気がした。声を聞いた瞬間、内容よりも声によって希望をそがれて行くような感覚だ。気を強く持っても、その声を少しでも思い出すと覚悟が朽ち果てて行ってしまう気がした。
     抗いようない絶望に……。
    「――っくそ」
  • 56 轟雷 id:EAcIEcJ1

    2012-03-30(金) 23:50:48 [削除依頼]
     恐怖で瞳を閉じていた。
     体諦めたのかそれとも、心が諦めたのか分からない。だけど、俺の理性だけはまだ負けを認めていなかった。
     重たい瞼を開けようとするが、恐怖にやられて思うようにいう事を聞いてくれない。だけど、こんな小さなことで諦めていられない。
    「目が駄目なら……気配で」
    「無駄だよ」
     声が聞こえたと同時に、左肩に冷たいと熱いが混ざり合った何かが当たったようだ。当たった物は、以前よりも重量を増して全身巻き沿いをくらって大地に叩きつけられた。
    「――っあ……くぅあ」
     僅かに残っていた鎧で、大地との接触によるダメージは少しだか緩和された。
    「しぶといな、でも。今度こそ最後にしてやる」
    「はぁ、はぁ……。っく、まだだ! 俺は、まだ出来る」
     凶器は次の攻撃のため再び持ち上げられた。そして、振りかざされるのが分かっている。先ほどまでの戦い方だと攻撃を受けないために、体を捻り何としても避けるのだけど、何せ今は体が動かない。
    「楽になれよ」
     目の前から感じたことが無い突風を感じた。それは、凶器が風を切り裂きながら向かって来ている事を知らせている事に変わりない。
     風の勢いは増し今にも押し潰されそうだった。
     本能的に両手で身を守ろうと手をだした。限りなく無意味に近いと分かっている。だけど、何もしないよりましだと思う。
     もしもの時のために。
     身構え体に力が入るだけ入れた。
     次の瞬間――
     金属と金属が重なり衝突するような高い音が辺り一面に響き渡った。
    「まだ、隠していたのか?」
     珍しく動揺の声が聞けたのか? まぁ、いいや。
     恐る恐る瞼を開くと、
    「な、なんだ……これ」
     第一声がこれ。
     今まで鉛が溶け込んだように重かった瞼が、何かに引き付けられ覚醒したかのように勢いよく開くことがついに出来た。
     開くと見たことない刀で相手方の凶器を受け止めていた。刀は、普通から考えられないほど真っ白だった。刀身をよく見ると、何かの浮彫が描かれていた。
     綺麗だなと思うが、この刀が何処から現れたかの方が個人的には気になっていた。
  • 57 轟雷 id:EAcIEcJ1

    2012-03-30(金) 23:51:32 [削除依頼]
    「その刀……いや。見せかけだけだろ」
    「何が? まぁ、関係ないけど」
     知らないうちに握っていた刀を、意識をして強く握り直した。そして、勢いに乗って凶器を弾き返した。
     殆ど力を入れていないはずなのに、何故か想像以上の力が出たようで軽々と直後の追撃も容易に行うことが出来た。しかし彼もそこまで甘くなく簡単に避けられてしまった。
     形勢逆転したと思った。この力があれば勝機もあるはず。
    「あまり……思い上がるなよ」
     何故彼奴は、喋っていない事までも超能力者みたいに読み取ることが出来るのだろうか。それとも俺はすぐに顔に出る男なのだろうか。
     余計な事を考える前に、攻める事を考えなくてはと、心の中に言い聞かせながらその場から立ち上がった。立ち上がった勢いを使って、牽制も兼ねて下から上斜めへと大きく刀を振った。
     彼は避けることなく、凶器であしらう様に軽く弾き飛ばした。
     俺は弾き飛ばされた時の力を利用にして上手く後退することが出来た。いくら尻餅をついていたと言っても体の疲労が取れた訳では無い。鎧に助けられながらも立てているという状況に近いという事を知るにはまだ時間が必要だった。
     再び構え直し体に力を入れる。
     後ろに下がった事でだいぶ差が出来、容易に仕掛けられなくなった半面こちらからもうかつに仕掛ける事が出来なくなってしまった。
    「レン……。お前は頼り過ぎだな。もう少し自分自身の力を使うべきではないか?」
    「自身の力……そうだな。それを使えば可能性が上がるからな」
     力……、さっきまでは本能的に使っていたと思う。でも今からは、自らの意思で力を使わないといけない。

     分からない。

     唯それだけしか頭に浮かび上がってこなかった。
     時間が待ってくれない事を忘れかけた時、
     目の前に居たはずの彼が、姿と気配を消し何処かに行ってしまった。本能的辺りを見渡すが何処にもおらず、逃げたかと思ったけど違うとすぐに分かった。彼奴が逃げるはずがないと確信があったから。
     気を取り直し見ていない後ろや上に目を向けて見た。でも、見つけることが出来ずに不安だけが膨れ上がっていく。
     何気なく刀を見た。ただ見た。それだけで、考えることなく見つめた。
     気休めかも知れないけど……いや。
  • 58 轟雷 id:EAcIEcJ1

    2012-03-30(金) 23:52:05 [削除依頼]
    「はぁあああああああ! はぁっ」
     何処からともなく声が聞こえてきた。音源が何処か分からなかったので見渡したけどやはり発見することが出来ないで終わってしまう。
     安心は恐怖によって潰され、焦りと混乱を残して何処かに消えて行ってしまった。
    「ど……」
     あの時の事を思い出した。今と状況がだいぶ違うかもしれないが、出来るだけ平然を見せていないと隙を突かれてしまう。肉体的隙だけならいい、心の隙に付け込まれたら最後だと分かっているから構えに集中した。
     瞳を閉じて気配を感じた。鎧の助けもあって普通の状態では感じられない気配まで感じることが出来る。瞳を閉じていても周辺の情景が視覚に頼ることなく想像で補うことが出来る様だった。
     感動している暇もないので取り敢えず集中する。
     風が吹いた。とても強いとは言えないけど、髪が淫らに靡くほどの風が後ろから吹き付けた。一瞬バランスを崩して1、2歩前に足を出してしまったが耐えられない程でもない。
    「――ッ」
     気を取られているうちに目の前から高速で近づいて来る何があった。
     恐る恐る開くと、そこには何無かった。と言うよりも何も存在していなかった。ただ、嫌な気配のみが存在している。
     嫌な予感しかしない。その感じは次第に強くなっていく。
     そして、ピークに達した時――
    「ぐっは……。っくぁ」
     奇声が聞こえた。
     この声は俺のではない。もう一人の奴の声だった。
     自分でも何が何だかよく分からなくなっている。それでも懸命に理解をしようと思考をフル回転させるがなかなか理解できなかった。
    「な、なぜ……切れた。姿も気配も消していたのに」
     この時漸く現実を理解出来た。
    「……お前が、構えた所に飛び込んできただけだ」
     その回答が真っ先に頭に浮かび上がった。それが違うとしたらと……俺はどうしたんだ?
    「そりゃ……そうだな。レン、貴様が意識して切れる訳ないよな」
     彼から大量赤い液体が噴水の様に溢れ出て来ていた。見ている側の俺でも、無意識無い傷跡を抑えてしまうほど痛々しい傷が生み出されている。これを無意識にやった自分も恐怖を感じるべき対象だとも思う。
    「なんだよ、その顔。やっと傷を付けたんだぞ? これで、当分は安全に暮れせるんだぞ。もう少し喜べよ。本能に従えを!」
  • 59 轟雷 id:EAcIEcJ1

    2012-03-30(金) 23:54:46 [削除依頼]
    「だ、だけど――」
     喜べない。これが本音だ。
     彼女のとの契りで力を手に入れて、浮かれた後だからかもしれないけど素直に彼奴が言うように喜べない。
     後悔が滲み出る。
     今にも彼の元に走り出してしまいそうになる。
    「だけどじゃあない! お前は、甘いんだ。だから、お前は***に飲まれあんなことをやったんだろ? 気を強く持て。覚悟が無いなら此処から去れ」
     怪我を負っているはずなのに今までと違う気迫が心を圧迫した。恐怖や威圧などの類では無い。他の何かが心に伝わってくる。
     知らないうちに足が下がっていた。おまけに足が震えている。
    「――っくそ」
     自分がどれ程情けないのかは分からないけど、少なからず男として根性なしで見るに堪えない男だとは理解出来ていた。
     せめてと思い。手の空いている方で、震えている足を強くつねった。
    「分かっただろ? さ、早く!」
     彼は催促する。いつしか口車に乗っている事に気付かなくなっていた。
     言う通りに逃げ出そうとした時――

     ――王様、少し眠っていてね――

     痺れを切らした彼女の声が中で聞こえてきた。聞こえた瞬間、視界がぐるりと回りゆっくりと狭まり闇に支配されていく。次第に体から力が抜けいき立つ事すら真面に出来なくっていった。
     それでも必死に足に力を入れて地に立つことを選んだ。立つことが精一杯で動くことが出来なかった。何かをしようと、懸命に考えたが良い考えが浮かび上がってこなかった。
     だから、残り少ない力を使い彼女に問いた。彼女が何をしたいか知るために。
    「何をした……お、おんな」
     そして俺の意識は、こんな中途半端の所で闇に飲まれ、気付かない間に途絶え自らの意思で何も出来なくなってしまった。


     討伐者 完
  • 60 轟雷 id:yX.GgG/0

    2012-03-31(土) 00:14:49 [削除依頼]
     あとがき

     ついに……いや、やっと完結した。
     話のまとまり方は兎も角ついに初の完結を果した。

     不思議ですね。この小説、殆どキャラの名前が出てきて位なんですよ!! 逆に出せる場面を作らなかったのか不思議でなぁ。まあ、終わった事を悔いても仕方ないけど。
     

     終わって、と言うか今更ながら気付いたんですけど……。
     初めの目的を果たさずに終わってしまった。これぞ、矛盾!! そう、初完結が矛盾という最悪な形で終わってしまいました。
     どうせ、これ以上続けても矛盾が増えるだけだし終わって良かったと思うよ。ほんと。

     真剣に読んでくれた人だけ分かるかなこの矛盾? いいや、忘れよう!!

     
     最後まで読んでくれた方居るかな?
     居たから良いけど。

     正直な所別に居なくても良いと思っている。これ、変かな?
     ブログの方では、少なからずブログに目を通す人がいるからいいや。


     感謝の言葉を述べるとするか、

     もし、読んでくれた方本当に本当にありがとう。
     あとがきだけでも見てくれた人ありがとう。
     コメくれた方ありがとう。

     少なからず貴方たちのお蔭で頑張る事が出来ました。本当に有難う御座いました。

     
     これ見て興味を持った方が居たらコメ下さいな。


     よし、後味微妙だけど終わるか。
  • 61 轟雷 id:41CGPQh/

    2012-04-02(月) 15:20:34 [削除依頼]
     
     早くも続編です。曖昧な終わり方をしたので次で綺麗に終わらせたいと思います。
     
     良ければ、
     "討伐者 After World"「1333346053」を読んでください!!


     では、また後程。
  • 62 ジョバンニ id:NaDHrp90

    2012-04-03(火) 14:39:35 [削除依頼]
    評価に来たジョバンニです。どうぞよろしく。
    遅くなってしまい申し訳ありませんでした。未熟者ゆえ至らない点があると思いますが、どうか温かい目で見てくれると助かります。

    それでは始めますね。
    物語は個性的であることは間違いないのですが、その中でも土台がつくられていませんでした。分かりやすさというのは限度がありますが、それでも最低限説明しなくてはいけない設定や心理描写などはあると思います。そういった土台ともいえる要素が足りないせいで、戦闘の意味、心理描写の意味、設定が上手く伝わらないのは凄まじく勿体なかったと思われます。矛盾なども同様かと。
    描写技術に関しては、基本部分はある程度出来ているのですが、安定感が欠けているかと。視点・テンポ・描写の取捨選択など、ムラもありました。見直しをまずは増やしてみてはどうでしょうか。これからも頑張ってくださいね。

    <アドバイス>
    未熟者ながらアドバイスさせていただきます。

    まずは視点について。序盤のことですが、最初の辺りで一人称なのか三人称なのかがすぐによく分からなかった点は危険だと思います。視点の違いによって、誰から何に対しての心理描写なのかも違ってきますから、小説は読者が視点をすぐに理解することが基本でしょう。特に序盤は視点の分かりやすさに注意する必要があるでしょう。

    次に描写全体について。稀に会話と会話の間が長すぎることや無理のある長文など、描写自体は良いと思いますが、あまり整ってはいないかと。特に会話文は注意してみてください。会話の間に描写を入れることはもちろん良いのですが、あまりに描写が長いと読者が前の会話を忘れてしまうので。

    最後に見直しについて。最低二回、出来れば三回見直しをやってみるのが上達を考えた俺のおススメです。見直しは何度もやった方が本当はいいですし。特に、文章の一つ一つに優先すべきものを考えてみては? テンポを優先したい、心理描写でこの気持ちは深く伝えるとか、そういう明確な意思は必ず文章に反映され、それがなければ中途半端な文になります。伝えたいものが複数ある時、時として矛盾したものになります(心理描写と早いテンポなどなど)それらも再度考慮してみることも見直しの理由の一つなので。

    <個人的に練習になりそうなもの>あくまで個人的にです
    ・描写の取捨選択(何を優先させ何を諦めるか)
    ・テンポコントロール

    <総合評価:C>
    これで評価終了です。
    完結おめでとうございます。陰ながら、これからも応援しております。
    質問・評価の際での疑問点などなど、あれば遠慮なくお願いします。では失礼しました。
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