バンドのボーカル始めました!!34コメント

1 花と吉 id:femZPeD.

2012-03-07(水) 00:55:43 [削除依頼]
「せーんせー」
うちわで顔を扇ぎながらPCの画面に見いっている七見静は振り返った。
夏休み一週間前の蒸し暑い職員室にだるそうに入ってきた一人の女子校生。
「どうしたの?綾仲さん」
その女子校生の名は綾仲真琴。
今年の春に高校生になったばかりである。
「図書室開けてください。」
彼女の手には二冊の分厚い本が…
「夏休み前の貸出しまで待てない?」
この高校は一月に二回しか図書室を開かない。理由は…よくわからないが…
「い〜や〜全部読んじゃって…」
七見はこういう生徒を何人も見てきたが、彼女の本を読むスピードはハンパでわない。
「しょうがないわね。」
七見は渋々承諾し図書室へ向かった。
図書室に着くやいなや綾仲は持っていた分厚い本を本棚へ戻し、これまた分厚い本をカウンターへ持ってきた。
「よくこんなに読めるわね…」
「へへへ」
曖昧な笑いで答える綾仲。
貸出しのサインを終え廊下に出ると図書室の横にある階段の上からすごくリズミカルな音が聞こえてきた。
「やっぱり、音漏れ激しいわね。」
「えっ!?」
つい声を出してしまった。
「あら、言ってなかったかしら。」
七見は「くすっ」と笑いながら言った。
「私ね、バンド部の顧問なの。」
以外だった。いつもおっとりしている七見先生がバンド部の顧問をやっているとわ…
私の顔を伺いながら、
「そんなに、驚くことかしら?」
とまたもや「くすっ」と笑いながら答えた。
「一度行ってみたら?」
断ることもできず一人で音の鳴る楽器保管室の前に立っていた。
ワクワクと緊張が胸を交互によぎった。
  • 15    ミク*/ id:ez-XN4d7oL0

    2012-04-28(土) 17:22:05 [削除依頼]

    おもしれ-じゃん
    やったらぁ
  • 16 キリト id:EAsYGbx.

    2012-05-01(火) 22:55:36 [削除依頼]
    初のコメントですが、作詞したので載せます。

    『いつも通りの帰り道
    君と僕はもう会うことはなくて
    泣きたい時には泣けばいいのかな?

    夕方の雲を追いかけ
    空の果てを見つめて
    いつしか君の事を忘れようとしていた…

    だけど
    やっぱり君といた時間はあまりにも面白くて
    楽しくて
    幸せだった
    忘れる事なんて出来ないよ

    いつの間にか僕は
    いつも一緒にいたあの場所へと足を向け
    走り出していた

    いないと分かってるのに
    心のどこかで望んでいた
    君がいることを…』

    長くなっちゃいましたが、頑張って作りました。
    お願いします。
  • 17 キリト id:Gm14gP71

    2012-05-02(水) 22:26:29 [削除依頼]
    二作目です。

    『翼なら在るのにどうして翔べないんだろう僕の羽

    透き通った空の蒼さ
    希望の光を浴びてevery morning
    綺麗な月を拝んでgood night

    また、明日と言ったのはもう昔のことで…

    翼なら在るのにどうして翔べないんだろう僕の羽
    傷ついた羽はもう治ることはないけれど
    新しく創るものは有効だよ

    君と僕はこの空の中で
    ずっと一緒にいたいんだ

    そう…
    いつまでも…』

    お願いします。
  • 18 花と吉 id:a29lSbD0

    2012-05-03(木) 00:59:33 [削除依頼]
    キリトさん書き込みありがとう!!

    まだしばらく応募してます。
    興味のある人はどんどん書き込みんでください。
  • 19 春音* id:ez-3NNKjPq1

    2012-05-03(木) 21:01:49 [削除依頼]

    【君と過ごした時間】


    君と過ごした時間
    それは私の宝物
    毎日が楽しくて
    仕方が無くて
    毎日が嬉しくて
    仕方が無くて
    君と居られれば良い
    そう思ってた…
    ある日君が言った言葉
    それが最後だった
    その日から君は私の
    前から姿を消した
    まるで何も無かった
    かの様に


    短いですが終わります!
  • 20 花と吉 id:f6B/Csd0

    2012-05-06(日) 17:52:16 [削除依頼]
    春音*さん書き込みありがとうございます。
    三曲書き込みがあったのでそろそろ続きを書きたいと思います。

    わがままに付き合っていただきありがとうございました。

    これからも応援よろしくお願いします。
  • 21 花と吉 id:f6B/Csd0

    2012-05-06(日) 22:42:49 [削除依頼]
    瑠那さんが書いてきた曲のタイトルは
    1 【君と過ごした時間】
    2 【翔べない僕】
    この2曲だ。
    今部長である波村がこの2曲がいいかどうかを確かめている。
    「どうですか?」
    瑠那さんが心配そうにたずねる。
    長い沈黙の後…
    「うん!いい曲になりそうだ!!」
    波村はノートを見ながらはずむようにいった。
    「そうですか…良かった。」
    瑠那さんはほっとした様子だった。
    「明日から早速作曲の方してみようか。
    浜崎、悪いけど作曲手伝って!!」
    「了解!!」
    「じゃ〜帰るか!!」
    波村の問いかけにみんなが応じた。
    その日の帰り道もみんなで楽しく話ながら帰った。
    「いや〜やっとバンドっぽくなってきたな。」
    浜崎が腕を組ながら言う。
    「そうだな!!」
    「そうですわね!!」
    波村や瑠那さんも頷く。
    「3人共さ〜先輩の演奏とか聞いたことあるの?」
    私が聞いた瞬間3人の動きが止まった。
    「あれ?言ってなかったっけ?」
    「え…何?」
    波村が問い返してきた。
    何か聞いていたっけ?そう思った。
    「俺がバンド部を作ったの!」
    「え…そうなの?」
    初めて聞いた。
    ずっと昔からある部活だと思っていた。
  • 22 花と吉 id:JEz7nkt/

    2012-05-13(日) 23:38:19 [削除依頼]
    その後は部活のことですごく盛り上がった。

    次の日。
    ザァーザァー
    その日は大雨で私もづぶ濡れで学校へ行った。
    「おはよー。」
    「おぉー」
    浜崎がやはりづぶ濡れで私に挨拶をした。
    その5分後ぐらいに瑠那さんが来た。
    「あら…おはようございます。」
    「おはよー。」
    彼女はあまり濡れていない。
    恐らく執事が黒い車で送って来てくれたのだろう。
    黒い車かは分からないけど…
    雨はますます強くなっていた。
    するとそこに波村がやって来た。
    「おはよう。雨強くなってきた。」
    すると…
    「おい…ギターケースのチャック開いたままになってるぞ。 」
    「ウソ!?」
    と慌ててギターケースを降ろし中を確認する。
    3人も心配そうに集まってくる。
    「あぁー少し濡れてる。」
    今にも泣きそうな波村。
    「壊れたの?」
    「いや…まだ何とかなると思う。」
    と言っているがやはり泣きそうである。
    「そうだ!」
    いきなり瑠那さんが思い出したように言った。
    「あのお店に行きましょうよ!もしかしたら直せるかもしれません。」
    「そうだな。」
    あの店?何の事だろう。
    「あぁー、俺たちがよくお世話になってる楽器店のこと。」
    「そうなんだ。」
    結構この部活って顔が広いんだな〜とこの時思った。
    「弦も交換しようと思ってたし。今日の放課後にでも行くか!!」
    そういう事で放課後にみんなでその楽器店に行くことになった。
  • 23 花と吉 id:STzEh3j.

    2012-05-21(月) 23:19:06 [削除依頼]
    放課後は晴天。
    蒸し暑くセミもうるさいくらいに鳴いている。
    私達4人は瑠那さんの車に乗ってみんながよく行く楽器店へ向かった。
    そこは高校の近くにある商店街だった。
    生まれてからずっとここに住んでいるが初めて来た。
    「おじさま、帰りは電車で帰るので先に帰っててください。」
    「かしこまりました。」
    と言いながら黒い車は颯爽とはしりさっていった。
    4人で商店街を歩いていると丁度商店街の中腹辺りで足を止めた。
    そこにはショーケースに入ったギターやベース。
    店の名前は(ロック☆スター)
    なんかベタな名前…
    そう思った。
    そうこうしてるウチに波村が店の扉を開けていた。
    「おっさん居る?」
    波村が言う。
    返事がかえってこない。
    「居ないの?」
    すると…
    「居るよ!!」
    その時…
    ガラガチャ〜〜ン!!!!
    大きな音が店の奥から聞こえた。
    波村と浜崎が急いで店の中へ入って行く。
    私と瑠那さんもその後に続く。
    「大丈夫か?」
    と浜崎。
    「あぁ〜大丈夫だ。」
    落ちた楽器の部品や道具の中から1人の店員?が現れた。
    「いや〜整理しようと思ったらもっと散らかってしまった。」
    ハハハ!と甲高い笑い声をあげて笑う。
    「今日は何の…ん?その子見ない顔だね。」
    と私の顔を伺いながら言う。
    「あぁ〜新入部員の綾仲真琴。でこっちが(ロック☆スター)の店長兼店員 の岸野隆治さん」
    「よろしく!!」
    私を見ながら微笑む。
    悪い人ではなさそうだ。
    「で…今日の要件は??」
  • 24 花と吉 id:4j.zNMF.

    2012-05-23(水) 18:19:45 [削除依頼]
    「こりゃ〜酷いな…」
    波村のギターを見ながら険しい顔で言う。
    「やっぱりそうですか…」
    ギターを見つめながら悲しそうに呟く。
    「少し見てみるから待ってろ!」
    と店主である岸野隆治さん。
    しょうがなく店の中をぶらぶらすることに。
    「おぉ〜!!」
    いきなり浜崎が声をあげる。
    「どうした?」
    と聞いてみると…
    「これ見ろよ!!今年出たばかりの新モデル!色といいツヤといい…くぅ〜。このドラムください!!」
    私はそのドラムの値札を見て目が飛び出そうになった。
    「な…76万円!!」
    こんな楽器初めて…
    瑠那さんはというと…
    「何見てるの?」
    「これ見てください。」
    と指の指す先には…
    「左利き?」
    そこには左利き用のギターとベースが。
    「あれ?瑠那さんって左利きだっけ?

    「いえ…右利きです。」
    じゃ〜なんで…
    「私珍しい物が大好きですの。」
    「へぇ〜」
    世の中にはいろんな人が居るんだと改めて思った。
    「でも…左利き用の楽器ってそんなに珍しいの?」
    左利き用の楽器など探せばいくらでもあるような気がするが…
    「はい。取り扱っているお店は少ないと思います。」
    「へぇ〜」
    結構勉強になる。
    「あと…瑠那さんじゃなくて…瑠那でいいですよ。」
    いきなり言われてもずっとさん付けだったしいきなり呼び捨ては…まっ徐々に慣れていこう。
    「了解!」
    その後1時間ぐらい店の中をぶらぶら。
    浜崎はドラムから離れないし。
    私と瑠那は女子トークで盛り上がった。
    しかし波村はその間ずっとカウンターでギターを直している作業をずっと見ていた。
    「一応見てみた。」
    奥の作業部屋から出てきた岸野さん。
    それと同時に私と瑠那もカウンターへ行く。
    「で…その…大丈夫なんですか?」
  • 25 花と吉 id:ZVOCZtE/

    2012-05-23(水) 23:01:36 [削除依頼]
    「あぁ〜。なんとか演奏はできるようにした。」
    「ありがとうございます!!」
    波村はすごく嬉しそうだった。
    「あっ…そうだ。」
    岸野さんは思い出したように言った。
    「七見って先生に頼まれてたやつ…届いたぜ!」
    と奥の部屋から大きな箱?を持ってきた。
    「届きましたかアンプ!!」
    「アンプ?」
    初めて聞いた。
    楽器?何だろう?
    「簡単に言うとライブみたいな音を出すのに使うんだ。」
    「そうなんだ。」
    また1つ勉強できた。
    「七見先生が学校に無理言ってそのお金で買ったんだ。」
    へぇ〜あの先生って結構無茶するんだ。
    全然想像がつかない。
    「ホラよ。」
    と封筒を出してきた。
    「何ですか。」
    その中身はお金だった。
    「でも…あの時お釣りがないように払ったはずですよ?」
    と瑠那。
    「あの先生には昔から世話になってるからな。無理言って安くしてもらった。」
    昔?どういう事だ?
    「ありがとうございます。」
    あれ?気にしないの?七見先生とこの人はどんな関係なんだろう?
    「あと…ほら!」
    と岸野さんが取り出したのは…
    「頼んでた新しいエレキギター。弦はやや太め。お前の注文はできる限り入れてやった。」
    「ありがとうございます!!」
    そこにはピカピカのギターが置かれていた。
    「あれ?でも今使っているギターは?」
    今直してもらったばかりなのに…
    「このギター中学の時から使ってるんだよね。弦も細くて弾きずらいし。だから新しいギターを買ったんだ。」
    「そんな金どこにあっなのよ!!」
    一瞬値札が見えたが27万もする。
    「ずっと貯金してきたの。あとおっさんに安くしてもらった。」
    そういうこと。
    その後手続きを済ませ家へ帰ることに。
    浜崎は最後までドラムに夢中だった。
    夏休みまであと3日。
    学園祭もあと2ヵ月ちょと。
    ようやく本格始動だ!!
  • 26 花と吉 id:n2D4SYW/

    2012-06-03(日) 23:51:46 [削除依頼]
    終業式の日ほどめんどくさい日はない。
    学校が午前中に終わるのはいいが長々と先生や校長の話を聞かされて私を含め生徒全員がだるそうにしている。
    その日の放課後は4人で夏休みの部活計画をたてていた。
    「あぁ〜だり〜」
    浜崎が言うと誰よりもだるそう。
    「なんでこんな事やるんだろうな。」
    「本当よね。」
    私と波村も浜崎に同感。
    「皆さんお疲れのようですね。」
    瑠那さんはいつもと変わらず爽やかだ。
    「でもさ〜。瑠那も本当はめんどくさいんじゃなうの。」
    と浜崎。
    「いや。別に…」
    と微笑みながら言う。
    「いい浜崎君。そんなこと私以外の先生の前で言っちゃダメよ。」
    と机のある一点に皆が注目する。
    「いつの間に!?」
    と思わず私は声をあげてしまった。
    そこには七見先生が…
    「いや〜ね〜。ずっと居たわよ。」
    全然分からなかった。
    もしかして忍者みたいに窓から入って来たのか。
    「今日は皆に見せたいものがあって来たの。」
    「見せたいもの?」
    と瑠那。
    「私の友達が女子校で教師をやっててね。」
    と説明しながらノートPCを起動させ一枚のDVDを取り出した。
    「友達もねその女子校でバンド部の顧問をしているの。」
    とPCの画面には(学園祭)の文字
    「その高校の去年の学園祭の映像。」
    再生された映像を見たとき私とその場に居た4人が呆然とした。
  • 27 花と吉 id:n2D4SYW/

    2012-06-03(日) 23:56:49 [削除依頼]
    瑠那もめんどくさいんじゃなうの。
                 ↑
                 (い)
             間違えてました。
  • 28 花と吉 id:oJRBrSc0

    2012-06-04(月) 22:44:03 [削除依頼]
    映像に写っていたのは5人組のガールズバンド。
    七見先生が言うにはツインギターの一方の子はギター歴2年。
    高校入学したときにギターを始めたらしい。
    それに浜崎が言うにはドラムがやや走りぎみだが周りがそれに合わせているのでそれがまたいい味が出ている。
    約10分の映像が終わった。
    私達4人は真っ黒になったPCの画面をずっと見つめていた。
    「すごいな…」
    波村のこの一言は皆が思った。
    今の私達には到底できない演奏だった。
    演奏が終わった後観客は皆がスタンディングオベーション。
    「今のあなた達にこんな演奏できる?」
    七見先生は腕を組ながら私達を少し小バカにしたように言った。
    「できないですわ…」
    と瑠那。
    皆がそう思った。
    学園祭まであと2ヵ月。
    この2ヵ月であのい映像と同じレベルまで仕上げるのはとても難しい。
    「と…ゆうことで…」
    と七見先生
    「学校に泊まり込みで練習をします。」
    「それって合宿ということですか?」
    七見先生の思いきった提案に瑠那が問う。
    「そのと〜〜〜〜〜〜り!!」
  • 29 @ほーむ id:pXGnJAB1

    2012-06-04(月) 22:55:23 [削除依頼]

    初めまして(`・ω・´)
    ギター・ボーカルやってます☆
    面白いですねbb

    その描写、ウチにもほしいです…わらっ
  • 30 花と吉 id:yXc0uON1

    2012-07-15(日) 23:56:39 [削除依頼]
    夏休みも始まって2日目。
    今日から七見先生が言っていた合宿が始まる。
    「あっつ〜…」
    そんなことを思いながら門をくぐる。
    昇降口で学校指定のシューズに履き替える。
    そして部室である楽器保管室へ。
    部室に近づくにつれて中からギターのリズミカルで刺激のある音が聞こえてくる。
    保管室の扉の窓から中を覗くと波村がこの前買った新しいギターで何かを演奏していた。
    「おっは〜!」
    といつもの挨拶をして中へ入る。
    「ん?なんだ綾中か…」
    でた…波村のなんだ。
    「なんだとはなによ!」
    といつもの会話をしながら机を見ると…
    「キ・ス?」
    そこには楽譜があった。
    楽譜の上にはKISSと書かれていた。
    「何?KISSって??」
    「えっ!!知らねぇ〜の!」
    すごく驚いている。
    「KISSはアメリカで有名なロックバンドグループだぞ!それぐらい知っとけよ!!」
    くぅ〜…少し悔しい。
    「しょうがないじゃん知らなかったんだから。」
    と話していると…
    「お〜す。」
    「おはようございます。」
    電車組の浜崎と瑠那さんだ。
    「おっ!新しいギター!」
    と浜崎が駆け寄ってくる。
    「すごいだろ。めっちゃ弾きやすいぜ。」
    「俺も新しいドラム欲しいな〜。」
    「そういえば…浜崎はなんでドラムやってるの?」
    自己紹介の時には言っていなかった。
    「いや〜興味本意で始めたらハマって…。」
    と少し照れながら言った。
    「瑠那は?」
    「私も浜崎君と同じような理由です。」
    などと話していると…
    「皆集まってるわね。」
    と顧問の七見先生が入ってきた。
    「おっ…来た来た。」
    波村が待ってましたと言わんばかりに椅子から立ち上がる。
    「あっ…その前に言いたいことがあるから座って。」
    と皆を椅子に座らせる。
    「何?先生??」
    私が聞くと七見先生は一枚のポスターを取り出した。
    「何ですか?これ…」
    と瑠那が聞く。
    「この辺で毎年ある夏祭りよ。」
    それなら私も知っている。
    小さい頃はよく言っていたがここ数年は行っていない。
    「でも…なんで夏祭り?」
    浜崎が先生に聞いた。
    私もそれが気になっていた。
    「この祭りの最終日にコンサートがあるのね…。」
    とそこで話すのをやめた先生。
    でも皆だいたい察していた。
    先生が言いたいこと。
    「もしかして…?」
    と私は訪ねる。
    「皆勘がいいのね。その通りそのコンサートで演奏してもらいます。」
    「えぇ〜!?」
  • 31 花と吉 id:d4wIVJ90

    2012-07-16(月) 22:18:02 [削除依頼]
    「開催はだいたい2週間後。合宿は夏休みの前半だけだから…ちょうど合宿が終わったくらいね。」
    「ちょっ…ちょって待ってください。」
    七見先生が話終わるや波村が慌てながら話す。
    「ほとんど合わせたことないのに2週間後にコンサートって急すぎますよ!!」
    確かに…あまりにも急すぎる。
    「いいじゃないの。文化祭の予行にもなるし。それに宣伝にもなるしね。」
    バンド部をなんだと思っているのか。
    「よ〜し!!」
    浜崎が急に声を上げる。
    「やってみようぜ!!」
    「はい…やってみましょう!!」
    浜崎と瑠那は七見先生の提案に賛成らしい。
    この2人はこういうことには食い付きがいい。
    「ん〜…じゃ〜やってみっか!!」
    波村も提案にのった。
    私もとりあえずのった。
    「そうと決まれば練習だ!」
    と波村の号令で練習を始めようとしたとき…
    「あ…あともうひとつ。」
    と言いながら七見先生が4枚の紙を取り出した。
    それは練習の計画だった。
    そして計画表をそれぞれに渡すと…
    「じゃ。」
    と言い残し部室を出ていってしまった。
    「自主練かよ!」
    と浜崎が不満げに言う。
    「いいから練習しようぜ!」
    波村の一言で全員が自分の持ち場に付く。
    この前瑠那が作詞した【君と過ごした時間】【翔べない僕】は波村や浜崎が作曲しあとは合わせるだけだった。
    でもいざ合わせてみるとできは完璧とは言えなかった。
    「おいおい!!こんなんで2週間後大丈夫なのか?」
    浜崎が心配そうに言う。
    「みっちり練習するしかないな。」
    波村が珍しく冷静に返す。
    その後個人練習と合同練習を繰り返しその日の練習は終わった。
    そのあとは野球部やサッカー部が使う寮へ向かった。
    その途中私と瑠那が喋っているといきなり瑠那が足を止めた。
    瑠那は何かをじっと見つめている。
    視線の先では野球部とサッカー部が練習を行っていた。
    「どうしたの?」
    「かっこいいです…」
    「何が??」
    「あっ…いえ…何でもありません。」
    と言い残し足早に寮へ行ってしまったた。
    「どうした?」
    とあとから来た波村が訪ねてきた。
    「いや…瑠那が…」
    「あぁ〜あいつな…」
    と波村の後ろから浜崎が顔を出し話出した。
    「あいつ野球部とかサッカー部のマネージャーに憧れてたんだって。」
    「う〜ん…って何で浜崎がしってんのよ!!」
    「帰りの電車でよく話すからさ。」
    そういうことか。
    そういえば瑠那は珍しい物が好きって言っていた。
    瑠那の新しい一面をまた知った。
    そんな会話をしながら私達は寮へ向かった。
    寮へ着き先生に言われた部屋へ向かう。
    先生のいきなはからいか1人一部屋もらえた。
    夕食は寮の食堂で出されている日替わりの定食だった。
    その日は早めに寝た。
    2週間後のコンサートの事がずっと頭から離れなかった。
    ドキドキもあるけどワクワクもある。
    あの時と同じだった。
    初めて楽器保管室へ向かったときと同じだった。
  • 32 花と吉 id:rEerS7w0

    2012-08-04(土) 03:01:22 [削除依頼]
    コンサートが近ずくにつれて部室に緊張感が漂ってきた。
    本番3日前ということで先程会場を見てきた。
    会場には約300人が入る。
    機材はプロが使う物と同じものらしい。
    これは全て楽器店ロック☆スターの岸野さんが毎年無償で貸し出しているらしい。
    学校の部室に戻り練習の前に無言でいつもの座っている椅子に腰を掛けた。
    瑠那だけが持参した麦茶を紙コップに注ぎ一人一人の前に置き席についた。
    「すごかったな…」
    と波村が呟く。
    「3…びゃく…」
    といつもの浜崎とは思えないほどの声のトーンの低さ。
    「ま…まだ3日前ですよ。」
    瑠那はフォローしているつもりのようだがコップを持つ手は震えていた。
    「練習しなくていいの?」
    と七見先生が入ってきた。
    「先生…」
    「ん?」
    波村の問いかけに軽く答える七見先生。
    「どうして僕たちが急にコンサートなんですか?」
    と今更という質問をした。
    「宣伝よ。」
    私達を広告か何かと思っているのかこの先生。
    「おかしいですよ。あんなに機材しっかり揃うわけないですよ。みんなプロが使っている物だし…」
    先生を見ると思い詰めた顔をしていた。
    「実は…」
  • 33 クジラ id:g6i/u7/.

    2012-08-04(土) 08:51:44 [削除依頼]
    はじめまして〜(*´▽`*)♪
    バンドって見えて来ちゃいました!
    一応ドラムやってます笑

    5人のガールズバンドってもしかして……
    先生の友人ってもしかして……笑

    更新頑張って下さい!
  • 34 花と吉 id:hXZ2I4J0

    2012-08-24(金) 00:43:38 [削除依頼]
    「え〜!!」
    「ごめんね」
    「やっぱりそうでしたか。」
    「本当にごめんね」
    七見先生の一言に浜崎は落胆し瑠那は最初から知っていたような様子。
    私と波村はその3人をただ見ているだけだった。
    「変だと思いました。あんな器材私達が使えるはずないですよ。」
    と瑠那。
    「いや〜本当のこと言おうと思ったけど…みんな一生懸命練習してたから言えなくて…」
    と先生。
    「うまく騙されたな…」
    落ち込んでいるとゆうより騙された事に悔しがる浜崎。
    「別に騙すつもりはなかったのよ!!」
    とぶりっこの様にほっぺを膨らませて誤解を解いたところに…
    学校のチャイムがなり
    (七見先生七見先生電話がきています)
    「おっ!!用事ができたからあとよろしく…じゃっ!」
    その場に居る全員が「逃げられた!!」と思った。
    「どうする?」
    私は横に居る波村に訪ねた。
    「とりあえず練習しよう。」
    みんな無言でいつもの位置につく。
    その日の練習もいつもどうり全体練習と個人練習を時間いっぱいやって終わった。
    そして太陽がジリジリと照りつける中を4人で帰った。
    駅前の交差点に着いたところで…
    「明日どうする?明日まで練習だけど… 」
    と浜崎。
    「一応学校には行こう。」
    と波村が言うと「わかった。」と手を振りながら瑠那と駅に向かった。
    そして私と波村も家の前で別れた。
    次の日。
    部室へ向かうともうみんな集まってていた。
    「よし!!やるか!!」
    波村の掛け声にみんな軽く頷く。
    グランドでは野球部がノックをしている声が聞こえる。
    その日の練習もいつもと変わらずだった。
    「よし…そろそろ帰るか。」
    波村の一言でみんなが帰り支度をしていると…
    「みんな元気してる。」
    とかる〜く部室に入ってきた。
    「みんなちょっと集まって。」
    と先生がみんなを集める。
    「何ですか? 」
    と瑠那が訪ねる。
    「はいこれ。」
    と先生がみんなに袋に入ったTシャツをみんな配った。
    「なんですからこれ?」
    と浜崎。
    「ボランティアが着る服。」
    「へ〜…えっ!? 」
    と一瞬先生の言っていることが分からなかった。
    「あなた達は明日コンサート会場の受け付けしてもらうから。」
    「えぇ〜」
    とみんなを代表して浜崎が嫌がる。
    「良いじゃない。」
    と先生。
    「いや…でも…」
    「やりましょう。」
    瑠那はやる気らしい。
    「じゃ〜決まり。明日そのTシャツ着て会場の前に来てね。あっ…楽器忘れないでね。じゃっ!」
    「あっ…ちょ…」
    波村が何か訪ねる前に先生は部室を出ていってしまった。
    また何か企んでいるのか??
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