恋と理論は真逆の場所。6コメント

1 八咫烏 id:cP/oLCZ1

2012-03-06(火) 22:08:03 [削除依頼]
少女漫画は恋がたくさん。
少年漫画はめったにない。

でも男だって恋をする。

スポットライトの当たらない、
影の中にも恋はある。
  • 2 八咫烏 id:cP/oLCZ1

    2012-03-06(火) 22:17:01 [削除依頼]
    男には恋や愛はあまりない。
    頭の中で情報を整理するから。
    恋や愛は、感情の最たるもの。
    考えたらだめになることが多い――

    「なんて、理論ばかり言うやつは女にモテないんだよな。」
    そう呟いた、俺、東条 理。

    「いつも女は感情で動くから、愛や恋の漫画が売れるのか…」
    また俺は呟く。

    「そうやってまた感情を理論で説明しようとする。感情にも任せたらいいじゃん。」
    そう明るく返事をする、俺の親友、増田 将。

    「感情は危なっかしくて任せられねえよ。」
    俺はいつも理論が一番だ。
    感情に任せるのはバカのすることだ―
    これまでの人生、15年。
    理論だけで、
    感情には振り回されず、
    冷静に、
    慎重に、
    完璧に、
    生活してきた。
  • 3 八咫烏 id:cP/oLCZ1

    2012-03-06(火) 22:29:52 [削除依頼]
    「理論だけじゃ、つまんねーだろ?」
    将はいつも短絡的。
    「単細胞だな、お前は。アメーバか?アメーバなのか?」
    「一応人間のつもりだぜ。アメーバではないと祈るよ。」
    「ふーん。ま、アメーバに失礼だよな。」
    「お前の冗談はいつも深く刺さるんだよ。」
    そう、冗談を飛ばしあう。
    俺が理論抜きで話せるのはこいつだけかもしれない。
    「理論だけじゃ女子は落とせねえぜ!」
    将は相変わらずアメーバの脳で話しかけてくる。
    「女子、か。彼女も別にそんなにほしくないしな…」
    「えー?藤堂とかどうよ?」
    「別に。」
    藤堂 涼香。 うちのクラスの人気者。
    性格は全く涼しくなく、
    むしろ熱い。というか暑い。
    「美人だろ?なんでお前は女を好きにならねえんだ?」
    「…恋や愛は苦手だ。」
    感情の最たるもの、愛。
    理論をモットーに生きてる俺とは真逆のベクトル上にある。
  • 4 八咫烏 id:cP/oLCZ1

    2012-03-06(火) 22:42:17 [削除依頼]
    「ベクトルとか難しいこと考えてるから女子が寄り付かなくてそんな風になったんじゃねえの?」
    なにこいつ。心読めんの?
    「口に出してた。」
    「え。」
    「まあそんなことよりよ、お前、そのまま青春終わっていいのか?」
    …青春、ね。
    「俺は彼女3人いるぜ!」
    それはまた問題だろ。
    「彼女がいてこその青春!」
    うおおおおおおお、と熱くなる将。
    それを冷め切った目で見ている俺。

    彼女と青春を語る将。
    凍りついた瞳で聞いている俺。

    そんな毎日が続く。

    そんなある日―
  • 5 八咫烏 id:hlDh4tN0

    2012-03-07(水) 18:24:22 [削除依頼]
    俺は朝、普通に靴箱を開けた。
    「放課後、体育館裏に来てください。」
    と書かれた手紙。
    可愛らしい丸文字。
    「おお、恋愛フラグたってんじゃん!」
    相変わらずの将。
    俺は肩をすくめながら言う。
    「言っただろう?俺は恋は苦手だ。」
    恋なんて。
    愛なんて。
    俺には必要ない。

    「ま、せっかく想ってくれてんなんだから傷つけんじゃねーぞ。」
    「ああ。」
    「お前は普通にしてりゃ二枚目なんだからな。」
    少し長い黒髪、痩せ形で身長は高く、目は大きい。
    確かに俺は、「理論を封じればモテる」
    と言われ続けてきた。
    「お前もな。」
    茶髪で短い髪を立たせ、鋭い目にカラーコンタクトを入れ、
    日々の筋トレで筋肉質の将。

    「まあ、それほどでもあるな。」
    「…」
    俺は溜息をつくことしかできなかった。
  • 6 八咫烏 id:wFHtB9D1

    2012-03-08(木) 17:55:39 [削除依頼]
    放課後。
    俺はとりあえず体育館裏へ向かう。
    「どうしたらいいものかね…」
    俺は数百回単位で溜息をつく。
    「ここか…」
    そこにはなかなかの美少女がいた。
    長い黒髪ストレート、大きい目。そして細くスタイルもいい。
    「あの、東条 理 さんですよね?」
    そしてアニ声。
    「はい、そうですが何か。」
    「…あの、私とつきあ「ごめんなさい」
    「俺は恋愛はしない。」
    恋愛なんていう感情論。
    トラウマなんていう邪魔物。
    あれがなければ、俺だって。
    トラウマさえなければ、君だって。
    傷つかずにすんだのか。
    涙をこらえずにすんだのか。
    俺も、
    最初からこうだったんじゃない。
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