リア充になりたくて7コメント

1 タナカヒロシ id:i-8Ou.mND.

2012-03-04(日) 13:34:59 [削除依頼]
リア充になりたくて・・・・・・彼らの青春はリア充になるために費やされた。
  • 2 タナカヒロシ id:i-8Ou.mND.

    2012-03-04(日) 13:52:10 [削除依頼]
    「暇ー」
    非リア要素1:とにかく暇
    「みっちん」こと、美山雄三は言った。名前の「美」とは裏腹に、デブではないのに顔は脂汗でいつもテカテカで、眼鏡はいつもくもっている。
    「そうだなぁ」
    ポテトチップスをボリボリ食べるのは「よこづな」こと、栗田力。デブだから横綱。彼が唯一女子に相手にされる。まぁ、からかわれる、とでも言うのだろうか。
    「おいっ!たっつん!」
    みっちんが声をかけたコイツは「たっつん」こと杉谷達也。ゲームオタク。秋葉原ではちょっとした有名人。基本的には無口だろうか。あくまで、基本的にはね。
    そして、最後に僕。「かつくん」こと原田勝俊。僕は100メートル12秒代のスポーツマンなのだが、周りからしたら逆に、そのギャップがキモい要素らしい。
    僕らは写真部という名目で部室を占領。もちろん部活動などするはずもなく・・・・・・非リア充を脱出するため、日々奮闘しているのであった。
  • 3 タナカヒロシ id:i-GKkv5qi1

    2012-03-05(月) 17:11:06 [削除依頼]
    僕らはあまりにも暇すぎて、近くのゲーセンに行くことにした。たっつんは妙に生き生きとしている。
    「今日もゲーセンかぁ」
    非リア要素:2 一日の日程がほぼ毎日同じ
    みっちんはフラフラと歩きながら言った。そう、今日もゲーセン。僕らがグラウンドの隅を通ると、そこに何が飛び込んできた。それは横綱の持っていたポテトチップスの袋に命中し、横綱の手を離れて中身が散乱した。野球部だ。何かと野球部に絡まれる僕ら。
    非リア要素:3 ろくでもないことがしょっちゅう起きる
    「ごめーん!」
    笑い飛ばすように謝罪する野球部に誠意などない。わざとだ。「・・・・・・ち、ちきしょう」
    横綱は自分の拳を見つめている。ヤバい。横綱の怒りが爆発するその時だった。
    「なぁ・・・・・・俺と野球しねぇか」
    低くしゃがれた声。紹介遅れました。この御方。「バンチョー」こと谷山亨。この町の不良の誰もが恐れる。赤メッシュのリーゼントがトレードマーク。バンチョーは短ランを風に靡かせながらバッターボックスに立っていた。なんとも金属バットが似合う御方だ。バンチョーも我が写真部。なぜ僕らと交友を持っているのかは全くの不明だが、バンチョーは僕らをパシりとして利用する。その変わり、バンチョーと歩けば絶対にカツアゲされない。これこそ共生だ。バンチョーは筋が通っていないことは大嫌いだ。本当はかなりいい御方です、はい。バンチョーが非リアかというと、これまた不明だが。
  • 4 サカナ id:WoJldzL1

    2012-03-05(月) 17:22:11 [削除依頼]
    題名に惹かれてやって来ました。

    流石タナカヒロシさん!
    文章力ハンパないです!
    私も非リア充の小説を書いているので、是非来て下さい!
  • 5 タナカヒロシ id:i-GKkv5qi1

    2012-03-05(月) 17:23:17 [削除依頼]
    野球部は凍りついている。僕らのヒーロー、バンチョー参上!「逃げるんじゃねぇだろうなぁ?野球部さんよぉ」
    バンチョーは野球部を睨みつけて口を歪めた。野球部二十人がかりでも、バンチョーを倒すことは到底無理だ。ちなみに、バンチョー、180?の長身。
    「エース、早くマウンドに立て。一球勝負だ」
    野球部はあたふたしながら、会議をしている。数秒してすぐにさっき、ボールを投げつけてきた奴が前に出てきた。あれがエースか。
    「ただの勝負じゃつまんねぇ。負けた方は、ポテトチップス・・・・・・10袋だ!」
    エースは焦りのあまり黙りこんでいる。
    「分かったかぁっ!!!」
    「はっぁ、はい!」
    惨めなエースだぜ。っていうか、バンチョー、野球部できんのか?エースは帽子をかぶり直して、マウンドをならしている。バンチョーは変わらず口を歪めてバットを構える。グラウンドが静かになった。となりの女子テニス部まで釘付けだ。
    「こい!!!」
    バンチョーの掛け声と共に、ピッチャーはモーションをとった。頼むよ・・・・・・バンチョー!
  • 6 タナカヒロシ id:i-GKkv5qi1

    2012-03-05(月) 17:41:26 [削除依頼]
    静寂に包まれたグラウンドに小さな白球だけが動いている。その球は僕ら素人が見ても決してあまい球ではないことが分かった。目で追うのがやっとだ。しかし、そんな静寂も耳をつんざくような金属音によってかき消された。・・・・・・方向転換した白球は大空を悠々と飛んでいる。今日ってこんな青空だったんだ。ぐんぐんのびていく球筋。白球は200メートル以上離なれて、見えなくなったが、落ちた場所はすぐに確認できた。野球部の部室だ。窓が割れたのが見えた。・・・・・・突き破った。
    「バンチョー!!!」
    叫ぶ横綱の声と重なって、女子テニス部と野次馬が拍手を飛ばす。
    「拾いに行くのが面倒だと思ってよ、部室に入れといてやったぜ」
    一時間後、横綱の元に10袋のポテトチップスが届けられた。よく晴れた空のしたで。
  • 7 タナカヒロシ id:i-VjBbix0/

    2012-03-09(金) 18:42:49 [削除依頼]
    「くっさ!」
    みっちんが鼻をつまむ。ここは写真部の部室。
    「か、勘弁してくれよバンチョー!」
    バンチョーは煙草をふかしながら、苦情をぶつけるみっちんを睨んだ。
    「あぁ?」
    みっちんが反撃できるはずもなく・・・・・・。横綱はコーラを腹に流し込んでいる。たっつんは相変わらず携帯ゲームに没頭中だ。
    「っていうかさ、バンチョーって彼女いないの?」
    みっちんに、いや、僕らに「彼女」という言葉は全く似合わない。
    非リア要素4:彼女がいない
    「んなもんいねーよ」
    バンチョーがモテるのはいうまでもない。彼は生粋のイケメンだ。
    「へー。まぁ、いいよね。君みたいなイケメンは」
    みっちんの言う通り。同じ「いない」でも、「できない」と「つくらない」とじゃ、訳が違う。
    「あぁーあ。彼女ほしいー!」みっちんが叫ぶと横綱もそれに続く。
    「ぼっ!僕も!」
    僕らに彼女ができないのは、運命なのだ。なんてことを考えながら、僕らにはアイドルのポスターを眺めるのが精一杯だった。
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