俺と学園と電脳世界とその他諸々の人達12コメント

1 パル id:yXeynJC1

2012-02-26(日) 15:38:52 [削除依頼]
「はっははははっはっはあああ!!
 最高!傑作!笑えるよお前ほんと笑える!
 俺に勝てるとか思ってた訳?
 そんなことあるわけないじゃん!!
 お前とっても愉快だわ!!」


そう言ってヤツは俺を殺した
  • 2 パル id:yXeynJC1

    2012-02-26(日) 15:49:52 [削除依頼]
    ?1 DSと書いて電脳世界と読みます


    とある世界、とある日常、とある学園。
    俺、有原 雪(17)はいつものように授業を受けながら
    携帯をいじっていた。

    「あー暇だなー。
     今日も学校終わったらDSでも行くかー」


    DSって何だ?と思った方のために説明しよう。


    DSというのはネットを通して広がる仮想現実の世界のことである。
    電脳世界とも呼び、D→電脳S→世界からDSと呼ばれた。
    誰が呼び始めたのかは知らないが、
    ゲーム機の名前と酷似している、というか一致しているから
    正直紛らわしいので略称を変えてほしい。

    DSへの行き方は簡単。
    携帯にdというボタンが付いているので
    そこを押せば自分の身体がアバターで選んだ身体となり、
    そのままDSへと飛ばされるのだ。

    授業が終わり、俺はいつものようにdボタンを押し、
    そしてDSへと飛ばされた。
  • 3 パル id:yXeynJC1

    2012-02-26(日) 16:02:08 [削除依頼]
    「おーユキ君じゃーん。こんちはー」


    DSのメインルーム(家の中で言うとリビングのような場所)
    に付くと、DSでよく一緒に遊ぶ女友達、ユリコがいた。
    ユリコというのはもちろん本名ではない。
    ネット上でのハンドルネームであり、
    俺自身も本名の有原雪ではなくユキとだけ名乗っている。


    「何?今日も学校帰り?暇だねー」


    「ユリコこそ学校帰りなんだろ。お互い様だ」


    そう言うとユリコはクスクスと笑いながら
    そうだね、と呟いた。

    俺はユリコを現実世界で見たことがない。
    しかし、アバターのユリコはとても可愛く、
    まるでお姫様のようなロングヘアーに
    白いワンピースを着ていて、俺は少し惹かれていた。
    まあ、現実はそんなに可愛くないのだろうが、
    それでも仮想現実というのは少しでも夢を見てしまうものだ。


    ユリコといつか現実で会ってみたいなあ。
    そんなことを思っていると、
    他のDS仲間もぞろぞろと現れた。
  • 4  chie id:Mw4TiBP0

    2012-02-26(日) 16:13:11 [削除依頼]
    パルさん、初めまして。chieです。
    タイトルが面白かったので、読みに来たらいきなり「そういってヤツは俺を殺した」って、書いてあったので驚きました。
    えぇ!なんで、殺された〜?みたいな。
    とても面白そうなので、更新されたらまた来ますね。
    続き楽しみにしてます。更新頑張ってください^^
  • 5 パル id:yXeynJC1

    2012-02-26(日) 16:20:26 [削除依頼]
    「お、ユキとユリコ。
     またお前らがいるのか、暇なんだな」


    「君達、学生なんでしょ?
     もっと学園生活謳歌しなよ」


    そう言って現れたのはクロムとメイデンだった。
    クロムは、銀髪で体格が良く背が高い、
    少し年上のお兄さんのような存在であり、
    メイデンは対照的に色白で赤い髪に少しつりあがった目をした
    大人っぽいお姉さんのような存在であった。


    まだDSに来て間もない頃に俺はこの二人に
    よく世話になっており、今ではすごく慕っている二人だ。


    「私だって、暇じゃないですよう。
     色々と勉強で忙しいです」


    ユリコがそう言うとクロムはにやにや笑いながら喋った。


    「それにしては、よく赤点取ったとか
     twitterで呟いてるのを見かけるんだが……」


    「うっるさい!」


    そう言って怒るユリコをなだめながら
    メイデンがユリコの頭を撫でる。


    「まあまあ。ユリコちゃんはちゃんと
     勉強してるけど、頭が悪いだけなんだから……」


    それってフォローになってないような……。
    そんなことを思っていると、
    もう一人、別の人間がメインルームにやってきた。


    「よう、久しぶりだな」
  • 6 パル id:yXeynJC1

    2012-02-26(日) 16:24:09 [削除依頼]
    >>4 ありがとうございます。 ネタバレになるのでそれがどういう意味なのかは 詳しくは言えませんが、後々明かすのでお楽しみに。 更新頑張ります。
  • 7 パル id:yXeynJC1

    2012-02-26(日) 16:43:12 [削除依頼]
    そこに現れたのは、DSのバトルゲームで
    ランキングトップを占め、
    今では最も強いユーザーと噂されるシャオだった。
    青い髪に大きな瞳、顔立ちは端正で
    とても好意的な青年という感じの容姿である。


    俺はシャオのファンであり、シャオに憧れて
    DSにはまり始めた。


    「シャオ!来てたんだ!」


    俺がそういいながら駆け寄っていくと、
    他の皆も一斉にシャオの下に集まった。


    「しばらく見なかったけどどうしてたの?」


    「いや、色々と忙しくてね……。
     何か最近DSに変な奴等がいるみたいなんだ」


    「変な奴等?」


    「ああ、どうやら何かのゲームを利用して、
     ユーザーのアカウントを消し去り、
     二度とDSに来れなくなるようにしている集団らしい」


    シャオがそういうと、ユリコが手を挙げて言った。


    「あーはいはい、私もそれ知ってる。 
     BUGって呼ばれてたよ確か。
     ネット上のバグみたいな奴等だから
     そういうあだ名が付いたらしいんだけど。
     ゲームが滅茶苦茶強いらしいよ」


    「で、お前はそのBUGを食い止めようとしてるのか?」


    クロムがそう聞くとシャオは深く頷いた。


    「ああ、俺は一応色んなゲームでランキング上位に
     いるから、BUGを倒して欲しいって
     チャットがよく届くんだ」


    「そうなのか、でも、まああまり深入りはするなよ。
     ユーザー設定を消されたらお前がここに
     来れなくなる訳だからな。
     言うなれば、ここにいるお前は死ぬわけだ」


    「ああ、大丈夫。
     俺はそんな奴等に負けたりしないよ」


    そう言ってシャオは遠くを見つめた。
    俺はその顔を見ながら少し不安になった。
  • 8 パル id:yXeynJC1

    2012-02-26(日) 18:45:53 [削除依頼]
    その後、俺達はいつものように遊び、
    いつものようにDSで過ごした。


    しかし、その時の俺は気付いていなかった。
    BUGは裏で着々と動いていたということに。


    DSを抜け出して家に戻ると、母親に
    「また、こんな時間までDSに行ってたの?
     早く帰ってきなさいって言ってるでしょ」
    と怒られた。


    DSは電脳世界だけど、時間は現実世界と同じように動いている。
    DSから抜け出した時は、家に飛ばされるようになっているが、
    うっかり長時間居座ると深夜に家に飛ばされるなんてこともある。


    俺は母親に謝りながら、自分の部屋に戻り、眠りにつこうとした。
    しかし、シャオの言葉が気になってどうにも眠れなかった。


    「BUGか……。どんな奴等なんだろう」


    その時、俺はふと一つのことを思いついた。


    「そういえば、深夜のDSって確か子供は
     入らないようにって言われてるんだよなあ……。
     どうなってるんだろう?」


    好奇心に動かされた俺はベッドに入り、
    眠りに付くフリをして携帯のdボタンを押した。
  • 9 パル id:Be9K/Pi1

    2012-03-02(金) 21:50:26 [削除依頼]
    メインルームに付き、DSの中を歩き回ってみると、
    そこは昼間のDSとは一風変わった世界が広がっていた。


    カジノルームやキャバクラルーム。
    確かに子供が来てはいけない場所だ。
    そして、路地裏の隅っこの方に
    更に変わったルームがあるのを見つけた。


    「殺人……ルーム……?」


    ここは電脳世界なので、アバターがケガをしても
    実際の人間が傷つくことは無い。
    なのに、殺人とはどういうことだろうか?
    もしかして……これがシャオが言っていた
    ユーザーを消すゲームなのか?


    俺はおそるおそるそのルームに入ると、
    急に入口の横に立っていた誰かに話しかけられた。


    「はっはははっはあははははは!
     こんな時間によく来たねえ、ボク!!」


    そこにいたのは、赤い目をした真っ黒の人間。
    いや、人間と言っていいのかも分からない
    化け物のようなアバターだった。
  • 10 パル id:3VrEPsY.

    2012-03-06(火) 17:11:03 [削除依頼]
    「えっと……あなたは……?」


    俺がそう聞くと、そいつはニヤニヤ笑いながらこう答えた。


    「俺はバケモって言うんだ。
     よろしくねえ!あはははは!」


    バケモ……。
    化け物みたいなアバターにぴったりの名前だな……。
    そんなことを思っていると、バケモは話を更に続けた。


    「つーかさ、何でこのルーム来たの?
     お前さ、まだ子供だよねえ?」


    段々とバケモの口調がこわばってくるにつれ、
    俺は徐々に震えながらも、質問に答える。


    「えっと……なんとなく……来てみただけで……」


    「何となく?何となく来ただけ?
     そんな理由でこのルームに来たの?
     ああっはっはあっはっははははは!!!」


    ひとしきり笑った後、バケモは呟いた。


    「ふざけんなよ、お前」


    そう言ってバケモは俺から見えていなかった
    右手から「何か」を俺の前に放り出した。


    それを見た時、俺は震えが止まらなくなった。
  • 11 パル id:YPDRoB.0

    2012-03-07(水) 12:49:19 [削除依頼]
    その「何か」は血まみれになったクロムだった。


    「クロム!!」


    俺がクロムに近寄って行こうとすると、
    バケモは俺の前に立ちはだかり言った。


    「いやいや、駄目なんだよねえ。
     ここのルームは助けるとかそういうルームじゃないんだわ。
     殺人ルーム。それはお互いに戦って死んだ方が
     ユーザーを消滅されるルームって意味だから」


    「じゃあ、もうクロムは……」


    「いやいや、まだ分かんないよ?
     だってこいつまだ死んでないし」


    バケモがそう言うと、床に倒れていたクロムは
    蚊の鳴くような声で言った。


    「ユキ……逃げろ……。
     こいつは化け物だ……」


    そう言い終わるか言い終わらないかの内に、
    バケモはクロムの頭を足で蹴り飛ばした。


    「敗者は黙ってろ」


    俺はそれを見て怒りが抑えきれなくなり、
    バケモに殴りかかった。


    「よくも、クロムを!!」


    その瞬間、ルーム内に大きな音声が響き渡った。


    <デスマッチ、スタートです>
  • 12 パル id:28r7uPM.

    2012-03-12(月) 21:51:27 [削除依頼]
    「デスマッチ……?
     何のことだ……?」


    俺がそういうと、バケモが笑いながら俺に言った。


    「この部屋のルール。
     入ってきた奴が殺意を持って相手に
     攻撃しようとしてきた瞬間から、
     デスマッチ、すなわち殺し合いが始まる」


    「何……?」


    「ようするに、今バトルは始まったってわけ」


    バケモがそういうと、クロムの姿が消え
    部屋に俺とバケモの二人だけが残された。
    次の瞬間、殺人ルームは次々と景色を変え
    ボクシングのリングのような場所へと姿を変えた。


    「今日はボクシングか、いいねえ。
     俺好きだよボクシングとか」


    「ボクシング……?
     一体、何を言って……」


    俺がそういうとその直後、たった一瞬目を離した隙に、
    バケモが俺の目の前に現れて言った。


    「血反吐吐くまで我慢しろよ?」


    その台詞を聞くや否や、バケモの右ストレートにより
    俺は殴り飛ばされた。
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