＃.不器用女子の日々。10コメント

愛海ｓｉｄｅ

私は小５。
今回転校―ｗ（よくあるパターン
ってことで、このスレ主は
単純なので、飽き注意ｗｗ


「あぁー…転校かぁ。」

そんなことをつぶやいている車のなか。

「何言ってんのよー。
　前一年滞在してたあおもりだって
　友達１人もできなかったくせに！」
「ぬ…うっさいな！そーいうの苦手なんだよ！」

…うわ…きず付くこと言われちゃったな〜…
　てか新しい転校先なんでキャラ変えてみっか？？

今回の転校先は「北海道」。
　父情報ではこれで最後らしい。
　アぁ…イッショウ友達できないままかよ。
　ま、べつにいいや。

＃.門前

「さ…ついたよ」
「ぁぃ。」

…全然きんちょ―ってしないものね―。
　…先生いた――っ
　女の先生か。まだいいや。

「えっと…今日転校してきた原梨　愛海さん？」
「ぁぃ。」
「ちょ…ちゃんと返事しなさい！
　すいませんね〜先生…」

かーさんとか先生の前ではキャラ変わる…
　しょーじききｍ…これ以上言ったらだめか。

「いえ…個性的でいいと思いますよ〜」

ふう。母親の前ではこんな顔して。
　きっとおに婆だぜ・・・。
　マジでテンション下がんなー。

＃.教室。

「はーい！！今日は転校生が来てますっ！」

　　　ざわざわ…

…こういう空気嫌いやし。
　ああー。やだやだ〜

「えと…ボクは原梨　愛海。」
「じゃあ、愛海さんに質問がある人〜〜？？」
『はぁーい！』

何このガキっぽいクラス…
　鳥肌立つわ…

「はい。えっと…阿部さん。」
「えっと…」

「阿部　美緒」ｱﾍﾞ ﾐｵ
女の子。ほんっとにおとめチック。

「生年月日はなんですか〜？？」

…生年月日か…

「ボクは５月６日だ。１１歳。」

というか…今の時期転校とか…
　普通春に来るもんだよね…

「ありがとうございますっ」
「ほかはないですかー？」
『ありませーん！』

…大丈夫かこのクラス。

＃.休み時間

ふー。勉強おわた―。
　転校してもたのしさってないもんだね。

「ね、原梨さん。わたしさ、さっき質問した
　阿部　美緒だけど。」
「あ…うん。阿部さんね。」
「うん。ねーっ！！原梨さんかっこいいねッ！」

へ？

「一人称ボクとかカッコイイ！！」

へ？？

「それとショートヘアで、理想の子って感じ！
　それに、顔だって二重できれいだし！」

へ？？？？
　な…

「な…なんなの？」
「えー本音言ってるだけだよ――っ」
「ちょ…ボクそんなんじゃないし。」
「も――てれちゃって！かわいい〜〜！
　抱きついちゃうー！」

　　　　　ぎゅ

ちょ…くるしっ
　でも…この子近くで見るとかわいいな…
　まつ毛長ッ
　二重−
　小顔−
　サラサラがみ−
　小柄っ
　妹にほしいわ。。。

＃.２時間目

「じゃあ、この問題わかる人−」

…円周か。簡単じゃん。
　〔直径６Ｍの円の円周を求めなさい〕
　えっと―直径６Ｍ…
　ってことは６×３．１４…１８.８４か。
　
Ａ.１８.８４Ｍっと。

計算なってるかなー。

かみに書いてやったからわかんないお

「はいーじゃあこの問題わかる人―」
『はい』

んーてあげてる人は
　ボクとー阿部さんとー男子二人かぁ。

「じゃ、しょうた。」

先生って男子は全員呼び捨てんなんだなあ。