G∀ME REALIZING13コメント

1 黒の組織【GALILEO】 id:N5HyWa.0

2012-02-24(金) 20:01:59 [削除依頼]
あれほど苦しくて、悲しいゲームがあるとは思わなかった――。

あのデスゲーム――。
  • 2 黒の組織【GALILEO】 id:N5HyWa.0

    2012-02-24(金) 20:09:02 [削除依頼]
     【作者挨拶】

    どうも、こんにちは。黒の組織【GALILEO】です。今は探偵?をメインとして書いていました。今回は今夏に創設するSFバトルの前のファンタジーとして今回これを書かせて頂きます。今まで自分でも自粛していますが若干放置のような小説ばっかり。しかし今回は御安心を。プロットは既に完成済み。だから完結までの道筋は完全に決まっています。逆に決まっていると途中ネタバレする確立が高くなりますがね……。
    まぁ探偵?とG∀ME REALIZINGを両立して頑張ります。おそたく今夏には探偵?は完結すると思いますが……。
    ではスタート!!
  • 3 黒の組織【GALILEO】 id:N5HyWa.0

    2012-02-24(金) 20:46:39 [削除依頼]
    -Prologue-

     窮屈なアパートの一室――。桐嶋瞬と黒須凪は最新テレビゲームに没頭していた。
     部屋はテレビから放たれる光だけ。真っ暗のこの部屋は非常に物騒な雰囲気を醸し出している。

    「あぁ、悔しいー!! また負けかよ!!」

    黒須はコントローラーを投げ捨てて嘆いた。微笑を浮かべながらも、彼は地団太を踏んで悔しがった。
     桐嶋はふと立ち上がると、部屋の電気のスイッチを付けて、彼に向かってこう言った。

    「まぁ俺に勝るということは、まさに高嶺の花だな」

    桐嶋は勝ち誇った、満面の笑みで黒須の顔を覗いた。黒須は歯軋りし、大きな屈辱を味わった。
     テレビの画面には?6 consecutive victory?と書かれている。翻訳すれば?六連勝?である。と言う事は、黒須は桐嶋に六連敗しているということが容易に解釈できるであろう。

     彼等を虜にしているあのゲーム。その名も?Druve Sniper?。このゲーム上では?あなた?が殺人鬼に追跡されているターゲット。車に乗りながらバディの人と共に、銃撃戦を繰り広げるという設定になっている。
     操作感覚の爽快感と、ゲーム自体のリアリティがゲーマーの興奮をそそる。

    「本当にお前は天才ゲーマーだなぁ……」

    黒須は呆れた口調で桐嶋に言った。桐嶋は黒須の顔に顔を近づけ、公然と述べた。

    「お褒めの言葉、ありがとうございます」

    わざとらしい様な口調で黒須に言った。黒須は歯軋りをして、再び地団太を踏んだ。
  • 4 黒の組織【GALILEO】 id:SgIahTN.

    2012-02-25(土) 21:56:02 [削除依頼]
    「なるほどねぇ……、よし解った!! 瞬!! これから俺が完全体に覚醒する。だから勝負だ!!」
    「ふぅん。いいけど結果は依然変わらないのは目に見えている話だけど……」

    桐嶋は黒須を鼻で笑いながら言った。黒須は凄まじい熱血漢を漂わせながら、コントローラーを握った。桐嶋は微笑を浮かべながら、コントローラーを持ち、首の骨を鳴らした。

     カーテンとカーテンの僅かな隙間から毀れ日が射した。時針はとうの昔に四時を過ぎていた。
     桐嶋はコントローラーを握りながら、寝そべり、黒須は体育座りをして欷泣している。
     画面には12 consecutive victoryの文字が映っている。翻訳すれば12連勝。これで彼の欷泣の原因も容易に解釈できるであろう。桐嶋に惨敗したという現状が――。

    「何で……、何で俺はお前に勝てねぇんだ……」
    「弱いから」

    黒須の嘆きに桐嶋は即答した。桐嶋はてっきり寝ているものだと思っていた黒須は少し驚いた。だが、それより何より彼の発言に怒りがわいて来た。だが、これ以上何かを言ったら、桐嶋はもっと醜い毒舌を黒須に吐くのは解っていた。だから、ただ黙ることしかできなかった。

     二人の間には沈黙の空気が漂った。黒須は無論体育座りで啜り泣きをしている。桐嶋はこの雰囲気を嫌って話を持ちかけた。

    「ドライブ・スナイパーって本当に面白いな!!」
    「全然」

    黒須は妙に不機嫌である。だが、桐嶋のような性格には非常に興味深い餌でしかない。桐嶋は黒須に向かって嘲り笑いをした。黒須は桐嶋にムッとした表情で直視した。

     桐嶋は二人の間に漂う沈黙の空気を嫌った。そんな感情が不意にテレビのチャンネルを回させていた。するとニュース速報が流れ始めた。
  • 5 黒の組織【GALILEO】 id:F/eWCE50

    2012-02-26(日) 00:58:20 [削除依頼]
    『緊急ニュース速報、緊急ニュース速報です。大手ゲーム会社のゼロジークグループより臨時記者会見があるとのことです』

    キャスターが慌てたような口調で原稿を読み上げていた。桐嶋と黒須は目を合わせた。そして、桐嶋は徐に?ドライブ・スナイパー?が入っていたカセットケースを手に取り、会社名を見た。そこには?ゼロジーク?と記されている。

    「おいおい、まさかこのドライブ・スナイパーに関係しないよなぁ……」

    黒須は怯えたような口調で桐嶋に訊いた。桐嶋自身も黒須のような状況に置かれていたので、首を傾げる他なかった。

     すると画面の映像が切り替わった。そこには記者会見でよく見る、ピンと張り詰めた空気が漂う部屋が映っている。
     そこに、ゼロジークグループの代表取締役社長の西園寺堅太郎氏が登壇した。桐嶋には見えた。彼の奥に潜む、何かを企んだ微笑が……。シャッターの光が西園寺に集中した。
     西園寺とあと二人、おそらく代表取締役の人間が西園寺の両脇に立った。そして、シャッターの光線を浴びながらも一礼し、席に座った。
     早速記者が西園寺に質疑を投げかけた。

    「今回の臨時記者会見ですが具体的に何を発表なされるおつもりですか?」

    西園寺は微笑を露わにした。すると突然腕を組んで、非常に見っとも無い態度で応答した。

    「今回の記者会見の内容……、それはドライブ・スナイパーのリアル化です!!」
  • 6 黒の組織【GALILEO】 id:Pzq9ToA0

    2012-02-28(火) 19:46:36 [削除依頼]
    「リ、リアル化!?」

    桐嶋と黒須が口を揃えて言った。黒須は神妙な表情で桐嶋に訊いた。

    「リアル化って何だ……」
    「知らない……」

    二人の間は、沈黙の空気で張り詰めている。すると西園寺は立ち上がり、詳しく説明をし始めた。

    「リアル化……、それは現実世界で実行すること。要するにこの国を殺戮の国にするのです」

    西園寺は満面の笑みを浮かべながら話していた。だが、桐嶋と黒須には彼の言っている事が全くもって解釈できなかった。二人の心に引っかかるのは?殺戮?という言葉だけ……。

    「皆さん、ドライブ・スナイパーの粗筋はご存じの通り、殺人鬼が追跡してくる。それを車に乗りながら銃撃戦を繰り広げるという設定」

    それから、彼はこう述べた。世界の支店を含め、ゼロジーク社員二万四千人が殺人鬼となり殺戮が始まる。簡単な設定だと……。
     ルールは簡単ではあるが、行うことは全く簡単ではない。どころか出来るはずがない。結局西園寺の不適切な発言により、この記者会見の幕は閉じるのだろう。桐嶋はそう考えていた。
     だが、桐嶋の予想を現実は大きく裏切った――。

    「日本から殺人罪は既に撤廃しております。見て頂きたい」

    西園寺はそう続けた。殺人罪の撤廃……。そんなことが容易にできるはずがない。桐嶋は心の中で何度もそう提唱した。ふと、黒須を見ると愕然としたような表情をしていた。
     あえて声を掛けず、テレビに映る画面を凝視した。

     すると画面には首相が暗殺された、醜穢な映像が流れた。抉られた傷口、猟奇的に発砲された弾丸の数……。黒須は声を吐いた。吐き気が止まらないようだ。
     桐嶋は背中に走る戦慄、震える手足を抑え画面を覗いた。ギュッと唇を噛み締め恐怖を殺した。

    「動機は日本侵略。それだけです」

    急に西園寺の口調が変わった。その声はまるで、今までに何人もの人を容易に殺してきた人かのよう……。すると彼は腰に備えた拳銃をカメラに向けた。会場のざわつきが一気に止んだ。すると彼は、何の前触れもなく、引き金を引いた。

     その瞬間、テレビの画面は砂嵐になった――。
  • 7 黒の組織【GALILEO】 id:Pzq9ToA0

    2012-02-28(火) 20:19:52 [削除依頼]
    「お、ぉおい……。っこれって……本当なのかよ……」

    黒須は怯えたような口調で桐嶋に訊いて来た。ふと桐嶋は黒須の方を向くと彼はすっかり青ざめていた。この状況下で彼に何の毒舌を吐いても、雰囲気を悪化させるだけである。自分の率直な意見を彼にぶつけた。

    「おそらく本当だと思う。だが、詳細は解らないままだ。そもそもドライブ・スナイパーはプレイヤーに拳銃が渡る。だが、あの発言の中には拳銃に関して一切ない」

    一瞬黒須は安堵の表情を浮かべた。だが、即座に苦い表情に戻し桐嶋に更なる質問を投げかけた。

    「あの記者会見で拳銃のことは一切なかった。だが、殺人鬼のことも一切なかった訳だ」
    「お前は要するに、拳銃が手に入れば殺人鬼も出ると言いたいのか……」
    「あぁ……、飽く迄も俺の憶測にしか過ぎないがな……」

    すると、桐嶋と黒須の会話を遮蔽するかのように、室内にチャイム音が響き渡った。二人はこのような状況下である。本能的に警戒心が働き、即座に玄関の方面を見た。だが、モニターに映る人の雰囲気が明らかに、宅急便の配達員であった。二人はホッと安堵の息を洩らした。桐嶋は立ち上がり、玄関に荷物を受け取りに行った。

    「あっ、どうも。ヤマド運輸です。お荷物配達に参りました」

    配達員は帽子を脱ぎ、一礼し挨拶をしてきた。桐嶋も嗜み程度に軽く会釈をした。そして桐嶋は印鑑を取りに、ロビーへ戻った。
     戻ってきて配達員が差し出す紙に印鑑を押した。その紙切れを渡し、桐嶋が扉を閉めようとしたら配達員が扉との間に足を入れてきた。

    「失礼ですが、こちらに黒須凪さんもいらっしゃいますかね」

    意味深な発言を配達員は言う。俺は即座に警戒心を抱いた。だが、配達員は微笑を浮かべながらこう続けた。

    「いや……、今日配達物が多いので宜しければ此処で黒須さんにお渡し頂きたいと思いましてね」

    先ほど一瞬覚えた警戒心が馬鹿馬鹿しく思えた。軽々しい気持ちで桐嶋は黒須の荷物を受け取った。

     ロビーに戻った桐嶋は、黒須宛に届いた荷物を、黒須に投げた。黒須はすかさず伺って来た。

    「おいっ……、これ何だよ?」
    「お前が此処にいるなら一緒に渡してくれだとよ」

    桐嶋はそう言いながら荷物の送り主の欄を凝視した。だが身に覚えのない名前。?田中太郎?という人からだ。一応箱を覆っているガムテープを開けてみた。

    「何でこの部屋に俺がいるって解ったんだよ……」
    「玄関からでも見えたんだろ……」
    「見えるわけねぇじゃねぇかよぉ!!」

    桐嶋はふと後ろを振り返った。すると玄関とロビーまでを丁度遮蔽するかのように壁がある。桐嶋は驚愕した。ふと「えっ……」という言葉だけが洩れた。

     そしてガムテープを取った箱の中にはライフル銃と沢山の弾丸が入っていた――。
  • 8 希罪 id:KDZKIKx.

    2012-02-28(火) 22:12:48 [削除依頼]
    読みにきました。
    ゼロジークグループ社、何しちゃってくれてんだ!
    面白いです。
    これからも読みますね。
  • 9 黒の組織【GALILEO】 id:Pzq9ToA0

    2012-02-28(火) 23:38:02 [削除依頼]
    希罪さん>どうも、訪問感謝です。これは文章は余り意識せずに、アクションの描写の洗練と、前々から書きたかったので書き始めた作品です。今夏に発表するSFバトルが僕のメインになると思います。
  • 10 ichi id:codYCDC1

    2012-02-29(水) 15:29:08 [削除依頼]
    一気に引き込まれました!
    面白すぎです。
    更新頑張ってください^^
  • 11 黒の組織【GALILEO】 id:m9haX.a/

    2012-02-29(水) 19:47:29 [削除依頼]
    ichiさん>労いの言葉感謝です。この作品は自分の中ではかなり低い方のレベルでしてね。今夏に発表する作品も見て頂けたら幸いです。まぁ期待するほどいい作品は僕は書けませんがね。
  • 12 黒の組織【GALILEO】 id:m9haX.a/

    2012-02-29(水) 19:58:41 [削除依頼]
    「……何だよ、これは……。ラ、ライフルじゃねぇか……」

    黒須は嘆きを桐嶋に言った。桐嶋はただ頷く事しかできなかった。それが今自分に出来る最高の応対であったから――。
     すると黒須は何かに閃いたかのように、自分に届いた箱を開けた。彼は随分と慌てていて、箱を包むガムテープに梃子摺っていた。
     そして、箱を思いっきり開けた。大体の目星は付いていたが、そうではなくてほしかった。黒須は箱の中身を確認した時、手の震えが止まらなかった。そう、箱の中に入っていたのは紛れもなく、ライフル銃であったのだ。
     黒須は桐嶋に尋ねた。

    「もうこのゲームは始まったのか?」

    黒須は怯えた表情で桐嶋に伺ってくる。桐嶋が今断定できる解答はただ一つ。首を傾げることだけであった。黒須は大きな溜息をついた。
     そんな黒須を見て、桐嶋はこう続けた。

    「ゲームが始まったのかどうか何て知らない。だが、始まったと覚悟した方が身の安全だ」

    桐嶋は公然と述べた。黒須はその威厳たる姿勢にただ圧倒されていた。
     すると、黒須は立ち上がり、桐嶋に言った。

    「なら、ゲームが始まったことにすればいい。だから車出せ」

    桐嶋は神妙な表情で頷いた。ライフル銃を肩に掛けて、彼らは玄関に足を運んだ。

    「心構えはいいな」

    桐嶋は彼に訊いた。黒須は「勿論」という一言だけを桐嶋に返した。
     
     桐嶋は、自らの手でドアを開けた。眩しい日射しが桐嶋と黒須を照りつけた。これがゲームのホイッスルを意味していたのたのだろうか……。
  • 13 黒の組織【GALILEO】 id:m9haX.a/

    2012-02-29(水) 20:17:45 [削除依頼]
    ということでプロローグが完成しました。何だか淡白な感じがしてなりません。アクションシーンに力を入れすぎて、こちらに手が回っていなかったんですね。(プロット) 【-Prologue-】 >>3+4+5+6+7+12
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