精霊たちの館〜ペアゲーム〜15コメント

1 綾萌 id:8jaqlBT0

2012-02-24(金) 14:40:33 [削除依頼]
〈精霊からの招待状〉
―12月13日(金)0:00
ピロロロロ…
結木 綾萌は携帯の着信音に起こされた。
「んっ…何?」
綾萌は携帯をとり、受信ボックスを開いた。
【1年D組の皆様へ
あなた方を精霊の館へ無料でご招待します。
※必ずクラス全員でご参加ください。1人でも欠席した場合、この招待は無効となるのでご注意ください。
なお、このメールが招待状となっていますので当日は必ずお持ちください。

日時:12月14日(土)
午前10時〜
会場:精霊の館(旧市民文化会館)
当日は、豪華なお食事と楽しいイベントをご用意してお待ちしております。】
「精霊の館って…ドラマとかの撮影に使われたりする。あの超豪華なお屋敷のこと…?」
綾萌は暗い部屋の中で1人そう言った。
そしてそのまま携帯を机の上に置き、
「まぁ、誰かからの迷惑メールとかでしょ。全員に送られてる思わないし…って入れんのあそ、こ…ふわぁ。」
呟いてまた深い眠りについた。
机の上では開かれたままの携帯が周りの空間を青白く照らしていた。
  • 2 綾萌 id:8jaqlBT0

    2012-02-24(金) 14:44:37 [削除依頼]
    ―12月13日(金)8:10

    朝、教室に入るとクラスメイト達が自分達の携帯を見せあって何か話していた。
    綾萌が自分の席に行くとやはり同じように山里 麗奈、雪村 朔羅、森崎 健太の3人が話していた。
    麗奈がふいに綾萌のほうを向いて言った。
    「あっ、綾萌!ねぇねぇ〈招待状〉ってかメール、綾萌にも届いた?」
    「招待メール?」
    綾萌は不思議そうに繰り返した。
    「そ。精霊の館にご招待します、ってやつ。届かなかったか?」
    朔羅がそう聞いた。
    「…あ、届いた。朔羅も麗奈、健太も届いたの?」
    「あぁ、俺たちだけじゃない―」
    「どうやら今ここにいるクラスメイトみーんなにきたみたいなの!」
    朔羅の言葉を途中で切り麗奈が興奮気味に答えた。
    麗奈は綾萌の親友で明るく、好奇心が旺盛なところがあった。そのためこういうことにはとても興味があるらしく、とても楽しそうだ。
    対照的に朔羅は男子の中でも落ちついた性格で、興奮気味の麗奈を呆れたように見ていた。

    今まで黙って3人の話を聞いていた健太が言った。
    「でもよ、このメールはたぶん全員に届いてるんだぜ。ってことはこれはただの迷惑メールじゃないってことじゃん?皆で行くか?…精霊の館に。」

    健太は麗奈ほどではないがこのメールに興味を持っているようだった。
    「でも…それって私達だけじゃ無理、だよね。クラス全員でご参加ください、ってあったし。」
    綾萌が言うと朔羅も続いた。
    「そーそー。俺たちだけじゃ決められないんだ。このメールを本気にして精霊の館に行ってみるかはクラス全員で決めることだ。」
    「んん…そうだな。」
    「そうだけど…あっ、恵ぃー!」
    麗奈は学級委員である藍原 恵を見つけて呼んだ。「んっ?何よ?麗奈。」
    「ねぇねぇ、恵にも届いたよね?招待メール。」
    「届いたわ。クラス全員で参加しないといけないんでしょう?」
    ―そういうことか。朔羅はなんとなく麗奈のしようとしていることが分かった。
    「恵、それなら話が早いよ。あのさ、クラス全員に聞かない?精霊の館に行くか行かないか。」
    ―麗奈…やる気過ぎたよ。綾萌は心の中で呆れていた。
    「いいわ。…ねぇ勇気知らない?話したいんだけど。」
    健太が言った。
    「勇気なら教室の後ろのほうにいるぜ。」
    「ありがと。」
    そういうと恵は勇気のところに行って二人で何か相談していた。
    しばらくすると勇気が教卓の前に立ってこういった。
  • 3  CHIERI  id:5Rqpu1K0

    2012-02-24(金) 15:05:08 [削除依頼]
    続きが気になる・・・!
    綾萌さん、更新大変かもしれないけれど頑張ってください!
    【精霊たちの館】ってどんなところなんだろう・・・。
  • 4 綾萌 id:VrSykor/

    2012-02-24(金) 16:34:28 [削除依頼]
    CHTERIs>>ありがとうございます。ちょっとずつだけど更新しますね!
             精霊の館は…これから登場する予定です。
  • 5 ルイズ id:LWIeFZB0

    2012-02-24(金) 16:42:07 [削除依頼]
    と〜っても面白いです!!
    続きが気になる(^_^)
  • 6 綾萌 id:VrSykor/

    2012-02-24(金) 16:47:44 [削除依頼]
    更新します。


    「今日0時にみんなにも精霊の館から『招待状』…というかメールが届いたと思う。そこで今日放課後にみんなで行くか行かないか、決めようと思う。だからみんな考えといてくれ。招待を受けるか。」
    クラスメイト達はそれを聞いて「わかった。」といった。
    そうしてしばらくすると始業を告げるチャイムが鳴ったのでみんなは話をやめて席に着いた。
    綾萌は窓の外の景色を見ながら席で1人考えていた。
    ―どうして私たちのところにだけメールが届いたんだろう…?
    綾萌の見ている空は雲ひとつない青空だった。
    それは何もない真っ青な空だった。
  • 7 綾萌 id:VrSykor/

    2012-02-24(金) 16:49:54 [削除依頼]
    ルイズs>>ありがとうございます。。
          
    この続きは…また暇になったら書こうと思います。
    今日は忙しいので(汗
                     
  • 8 綾萌 id:bGhra14.

    2012-02-26(日) 11:49:20 [削除依頼]
    更新。

    ―12月13日(金)
    授業が終わって担任が教室から出て行った。
    いつもなら皆が騒ぎながら楽しそうに話すのだが今日は違った。
    皆黙っていた。教室中にはそわそわした空気が広がっていた。
    教卓の前に勇気と恵がたった。落ち着かない空気を破るように勇気が言った。
    「それで…どうする?」
    恵が続ける。
    「あのメールにはクラス全員で参加、と書いてあったわ。明日用事とかあっていけない人、いる?」
    全員が黙った。
    「いないのか?なら次だ。明日皆は行きたいか?精霊の館に。」
    この勇気の問いに真っ先に答えたのは麗奈だった。
    「うちは絶対に行きたい!」
    それに続くように花枝梨子がい言った。
    「うちも!精霊の館なんて今回を逃したらもう二度と入れないかもしれないじゃん。」
    「確かに。」
    健太も続いた。
    恵が言う。
    「反対意見はないの?」
    クラスメイト達は皆黙った。
    「ないんだな?それじゃ多数決で決めようか。」
    勇気が教室を見渡して言った。
    「明日精霊の館に行ってみたい人!」
    クラスメイト達は手をあげて一斉に答えた。
    「行きたい!」
    「全員か…。よし決定だ。明日9時50分にこの学校の裏門の前に集合だ。一人でも欠けたら入れないからな?皆絶対こいよ!」
    勇気がそう言って締めくくって終わった。

    「じゃあまた明日!」
    クラスメイトがでていった後、綾萌もそう言って帰っていった。
  • 9 綾萌 id:bGhra14.

    2012-02-26(日) 11:49:58 [削除依頼]
    ―12月13日(金)23:55
    朔羅は自分の部屋にいた。手に持っている携帯には今日届いた〈招待状〉メールが表示されていた。
    【必ずクラス全員でご参加ください】
    「…何で必ずクラス全員で、なんだ?一人も欠けたらいけない理由があるのか?…ってかこれ本当に本物か?」
    朔羅は自分自身にそう問いかけた。
    少し、寒気がした。
    「さむ…早く寝よう…。明日になればすべて分かるし、な。」
    そうして携帯を棚の上に置いて朔羅はベッドに潜り込み、眠った。
    窓からは満月に近づく月の光が入ってきていた。
  • 10 綾萌 id:bGhra14.

    2012-02-26(日) 12:18:03 [削除依頼]
    ―12月14日(土)9:50
    朔羅が学校前に着いたときには既にたくさんのクラスメイトがいた。
    「おはよー健太。」
    朔羅は健太のところに行って話しかけた。
    「お、朔羅。やっときたか。遅いぞ、家一番近いはずなのに。…おーい、勇気。朔羅が来たぞ!」
    健太が朔羅を呼んだ。健太の声を聞いて勇気がこちらを向いて朔羅がいることを確認すると言った。
    「朔羅やっと来たか。お前最後だぞ!…恵、女子は全員いるか?」
    「もちろんよ。」
    「よし。全員そろったな?いまいねぇヤツはいるか?」
    「「いないよ〜!!」」
    麗奈と梨子が同時に言った。
    二人は顔を見合わせて笑った。それはとても楽しそうな笑顔だった。
    「よし。行くか。」
    勇気がそう言って1年D組の28人は精霊の館へと山道を登って行った。
  • 11 綾萌 id:bGhra14.

    2012-02-26(日) 12:27:09 [削除依頼]
    ―12月14日(土)10:00
    精霊の館は朔羅たちの学校-奏青高校の裏にある山を登ったところにあった。

    精霊の館に入ると長いまっすぐな廊下が続いていた。
    「すっゲぇ…。」
    廊下には何枚ものステンドグラスが飾られていた。そのガラス1枚1枚が光を鮮やかな色に染めていた。
  • 12 綾萌 id:qxEbB4m0

    2012-02-27(月) 13:41:09 [削除依頼]
    「ホント、きれいだよね。…ステンドグラス1つ1つが精霊の模様になってない?」
    いつの間にか朔羅の隣に来ていた綾萌が言った。その隣にいる藤堂 花鈴が言う。
    「そう。このステンドグラスの精霊の模様…それが<精霊の館>って呼ばれる理由なんだって。」
    「へぇ…。」
    「おっ、誰か来たぞ。」
    大城 亮がそういったので全員廊下の奥を見た。
    黒いタキシードを着た男性が歩いて来て、1年D組の前で止まった。
    「お待ちしておりました。奏青高校1年D組の皆様ですね。こちらへどうぞ。」
    そう言うと深くお辞儀して28人を奥へと案内した。
  • 13 綾萌 id:qxEbB4m0

    2012-02-27(月) 13:41:36 [削除依頼]
    <精霊達のお茶会*ティータイム*>
    ―12月14日(土)10:05
    タキシードの男性の案内で1年D組が着いたのはたくさんの椅子とテーブルが並べられた広いホールのような場所だった。
    「ではこれより皆様が28人全員揃っているか確認させていただきます。テーブルには4人ずつ座っていただきますのでそれにあわせて4人ずつお呼びします。呼ばれたら私に招待状をお見せください。」
    タキシードの男性がそう言うと全員携帯を取り出した。
    「…では、出席番号順に呼ばせていただきます。藍原 恵様、明石 圭吾様、伊藤 博輝様、海老名 葵様。」
    4人は「はい。」と返事して一番手前のテーブルに座った。タキシードの男性が続ける。
    「大城 亮様、奥村 美穂様、加瀬 美波様、河村 舞様。2つめのテーブルへどうぞ。」
    その後も同じように呼ばれていった。
    3つめ、木村 喜広、工藤 剛、熊谷 翔太、小森 叉帆。
    4つめ、崔 加奈子、斉藤 勇気、繁原 薫、須賀 雅也。
    5つめ、田辺 愛、藤堂 花鈴、豊島 瑞希、中川 康輔。
    6つめ、新田 彰寛、花枝 梨子、浜田 明、三浦 真実。
    「―お待たせしました。森崎 健太様、山里 麗奈様、結木 綾萌様、雪村 朔羅様。7つめのテーブルへどうぞ。」
    こうして28人は4人ずつ7つのテーブルに別れて座った。
    朔羅達が座ると男性が言った。
  • 14 綾萌 id:qxEbB4m0

    2012-02-27(月) 13:43:36 [削除依頼]
    ココでクラスメイト全員の名前が出てきたので紹介します。

    ***奏青高校 1年D組 出席簿***
    1.藍原 恵 アイハラメグミ 女
    2.明石 圭吾 アカシケイゴ男
    3.伊藤 博輝 イトウヒロキ 男
    4.海老名 葵 エビナアオイ 女
    5.大城 亮 オオシロリョウ 男
    6.奥村 美穂 オクムラミホ 女
    7.加瀬 美波 カセミナミ 女
    8.河村 舞 カワムラマイ 女
    9.木村 喜広 キムラノブヒロ 男
    10.工藤 剛 クドウツヨシ 男
    11.熊谷 翔太 クマガイショウタ 男
    12.小森 叉帆 コモリサホ 女
    13.崔 加奈子 サイカナコ 女
    14.斉藤 勇気 サイトウユウキ 男
    15.繁原 薫 シゲハラカオル 女
    16.須賀 雅也 スガマサヤ 男
    17.田辺 愛 タナベマナ 女
    18.藤堂 花鈴 トウドウカリン 女
    19.豊島 瑞希 トヨシマミズキ 男
    20.中川 康輔 ナカガワコウスケ 男
    21.新田 彰寛 ニッタアキヒロ
    22.花枝 梨子 ハナエダリコ 女
    23.浜田 明 ハマダアキラ 男
    24.三浦 真実 ミウラマミ 女
    25.森崎 健太 モリサキケンタ 男
    26.山里 麗奈 ヤマサトレイナ 女
    27.結木 綾萌 ユイキアヤメ 女
    28.雪村 朔羅 ユキムラサクラ 男

    女子14名 男子14名   計28名。
  • 15 綾萌 id:GmsbyRI0

    2012-03-24(土) 19:47:46 [削除依頼]
    「改めまして…本日は精霊の館にお越し頂きありがとうございます。この館での時間が充実したものとなりますよう私共も誠意を尽くします。どうぞ、お楽しみください。これから今後のことをお話しいたしますが…」
    そこで男性は一旦言葉を切って微笑んだ。
    「まずはお菓子でも食べながら、ゆっくりと話しましょうか。」
    それぞれのテーブルの上にお菓子がおかれた。

    食べはじめてから5分ほどして男性が言った。
    「そろそろこれからのことをお話しようと思いますがよろしいでしょうか。」
    騒がしかったホールは一瞬にしては静まり返った。男性は続ける。
    「これより皆様には<ペアゲーム>をしていただきます。まずこのゲームは男女のペアで行うのでペアを組ませていただきます。ペアは出席番号順にいたしますので前から順にペアを作ってください。」

    そう言われて朔羅達は前から順にペアを作っていった。
    朔羅と綾萌が最後にペアになり、全部で14の組ができた。
    男性は淡々と続ける。
    「…ルールは簡単です。これより命令を出しますのでそれに各ペアで従ってください。命令は基本的に放送で流します。万が一聞き取れなくても携帯に表示されます。時間内に従わないとばつゲームがありますのでご注意ください。」

    男性がそこまで言うと翔太が質問した。
    「あの…ばつゲームって何ですか?」
    「それは秘密でございます。…では最初の命令です。」
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