恥恋メール6コメント

1 ころにゃ〜 id:byllnUd0

2012-02-19(日) 13:17:21 [削除依頼]
カタカタカタカタ…
パソコンの画面に写る<恋愛相談室>の文字を、恋愛などまったく興味のない瞳でクリックする。
その無表情のまま、カタカタとキーボードをたたく。すると画面には、こんな文字が現れる。
<私、S君って人が好きなのですが恥ずかしくて話しかけられないんです。どうすればいいですか?>{クリ−ミィガール}
<書き込む>の文字を押して、画面を睨み続ける。その目付きからは“恥ずかしい”という言葉はまったく感じられない。
数分たつと、また誰かが書き込みをする。
<あー。よくあるよね。あたしもある!でもそれなら仕草でアピールするのが良いよ。あたしそれで何回か告白されたから。まあ本命じゃなかったから振ったけど。>{ミラクル猫☆}
クリーミィガール…琴原羽美は、コクンと頷いて「へえ。」とか、「なるほど。」とか言う。ちなみに“S君”とは亜美子のクラスメート、宇月千夜の事だ。
羽美は立ち上がり、パソコンの電源を切る。
くしで髪の毛を適当に梳いて、制服を着る。机の上にあるノートをスクールバックに入れる。
部屋のドアを乱暴に開けて、玄関へ向かう。羽美は小さく溜息をついてから、ゆっくりと外へ出た。
  • 2 ころにゃ〜 id:byllnUd0

    2012-02-19(日) 13:22:17 [削除依頼]
    羽美は教室に到着した。すると、何人かの女子が羽美の机を囲み、その一人が言う。
    「羽美!今日遊べる?可愛いお店見つけたの!行くよねえ?」
    羽美は下を向いて言う。
    「えーっと…。今日、塾があるから…。」
    数人の女子達が、不満そうな顔をする。

    「羽美!!行こうよー。塾なんかサボれ!」
    数人の女子のリーダー、三崎梨莉紗が手を引っ張る。
    「でも…今日、テストの日で…。」
    実をいうと、羽美は塾など行かない。家でしか勉強していないのだ。嘘だ。でも、行くと必ず千夜が来る。梨莉紗も千夜が好き。だから梨莉紗は千夜にアピールしようとする。だから嫌だ。
  • 3 ころにゃ〜 id:byllnUd0

    2012-02-19(日) 13:47:10 [削除依頼]
    「じゃぁいいや。行こう。みんな。」
    そして、千夜が教室へ到着。
    「おはよ。羽美ちゃん♪」
    どどどっどうしよう!?話せないよぉ…。
    「…。」
    遠くから梨莉紗達の声がする。
    「羽美ってさぁ、千夜に話しかけられても何もいわないよねぇ。」
    「きっと、梨莉紗に気をつかってるのよ。梨莉紗の気持ち、知ってる訳だし。」
    「そうかなぁ。羽美ってウチらにも時々無視するしぃ、何考えてるのか全然分かんない。」
    「あ〜たしかにねぇ。ほぼ笑わないし、流行とか興味持たないし本当っ訳わかんない。つーかキモい。」
    「千夜に色目使ってない?」
    そんな事…なかった。笑わないのはつまらないだけ。流行よりパソコンの方が好き。それに、千夜は好きだが色目は使ってはない。
  • 4 ころにゃ〜 id:1Hd6xQO.

    2012-02-20(月) 16:18:16 [削除依頼]
    「ねぇ、羽美ちゃん☆これ。」
    千夜が小さな祇を羽美の席に置いて言った。羽美はそっとその紙を見る。メールアドレスが書いてある。その後に、
    <P、S、放課後メールちょうだい☆>
    と、綺麗な字で書いてある。
    放課後…
    ピッピッピッ…
    今度はパソコンではなく携帯に打ち込んでいる。
    <こんにちは。>
    「え〜…、他に何書こう?」
    数分考えてから、また文字を打ち込む。
    <こんにちは。今度、勉強教えて下さい。>
    「千夜君、頭良いもんね。」
  • 5 ころにゃ〜 id:1Hd6xQO.

    2012-02-20(月) 16:26:38 [削除依頼]
    ふふっと笑って<送信>を押す。じーっと携帯を見つめて返信を待つ。五分程経って、携帯が鳴る。
    <羽美ちゃん真面目だねぇ。いいよ。明後日、うち来る?
    P、S、敬語禁止!!>
    カァッッ
    羽美の顔が真っ赤になる。そしてゆっくりと返事を打つ。
    <えっ…\(◎o◎)/!お…お邪魔していいの!?>
    正直、羽美は絵文字など使った事がなかった。ドキドキしつつ<送信>を打つ。少し考えてパソコンを開く。そして<恋愛相談室>のサイトへアクセスした。
  • 6 ころにゃ〜 id:vMRlm8Z.

    2012-03-09(金) 18:51:02 [削除依頼]
    <ありがとうございます。おかげで、S君と話せました!まぁ、メールですけど。>{クリーミィガール}
    <書き込む>のボタンを押すと同時に携帯が鳴った。
    <全然邪魔じゃないって。大丈夫。楽しみ(*´∀`*)俺でよければいつでも教えるよ。>
    満面の笑みを浮かべる。パソコンの電源を切って、ベッドへ飛び込む。携帯に付いている桃色のハート型をしたストラップを見つめる。そして机の上には青色のハート型をしたストラップがある。これは、羽美が以前付き合っていた彼氏とおそろいにしたストラップだ。
    「元彼がいる女の子でも、いいのかなぁ…。」
    千夜は羽美の元彼の友達。だから羽美が振られた事を知っていて、優しくしてくれるのだろう。そう思うと、時々辛くなる。励ましてくれる事がただの“同情”な気がして。
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