☆女王子と男姫☆14コメント

1 ヒナ id:BD1yBTz0

2012-02-17(金) 23:31:25 [削除依頼]

初春。
三寒四温が続くなか、温かい風が吹く。


彩桜男子高校2年の三城風介(みき ふうすけ)は
今日、始業式を迎える。

ツンツンとした茶髪の癖っ毛ヘアーに
クリッとしたまぁるい目。

まるで、女の子のような身長や体重。
少し日焼けした肌はサッカーのせいだ。

本当に女の子のようにも見える。

あいにく、風介が通っているのは男子高のため
男子によく告白させる。


まぁ、なんやかんやで、桜が散る坂道を急ぎ、
学校に向かった。

そのとたん、風介の目に、あるものがフッと止まった。
いや、ものとゆうより……人だ。

その人物は春風に吹かれながら、
散って来る桜を手ですくった。

なんて神秘的なんだろう…

透き通ったピンクのサラサラしたショートヘアー、
クリンとした長いまつ毛。

淡いオレンジの瞳に、きゅっとしまった唇。

こんな人間、この世に存在するのだろうか…
むしろ、人なのか?

風介がついつい見とれてしまっていた。
それに視線を感じたのか、ぱっとこっちを見た。

あわわわ…///

風介があせっていると、ニコッと妖精のように美しく笑い、
桜吹雪のなかに消えてしまった…。
  • 2 千本桜 id:SyuvF.2.

    2012-02-17(金) 23:34:13 [削除依頼]
    おー!!!!!!!
    なんか面白い匂いを嗅ぎ立たせる作品ですね!
    俺の小説も読んでいただけると嬉しいです!
    「科学者と生体兵器 互いに結ばれることのない人間同士」が俺の小説です!
    読んでみてください!
  • 3 ヒナ id:BD1yBTz0

    2012-02-17(金) 23:36:27 [削除依頼]
    コメありがとうございます!!

    そちらにも、あとで行かせてもらいますね♪
    読者になってくれるとうれしいです^^
  • 4 ヒナ id:NKOvxAS1

    2012-02-18(土) 00:07:46 [削除依頼]

          #01  −出会いー

    きーんこん、かんこーん・・・

    校舎の鐘が鳴り響いた。
    全校生徒が集まり、始業式が始まる。

    風介は、2年C組だった。

    仲が良かった、
    霜月新(しもつき あらた)と、坂本啓太(さかもと けいた)
    も一緒だったので、とても嬉しかった。

    霜月新は、身長も高く、クラス1の勉強家。
    残念ながら女子にモテるタイプだった。

    斜めにながした緑のストレートヘアーにふちなしのメガネ。
    ココがフツーの公立だったら、きっと大変だっただろう。

    もう一人の坂本啓太は風介と同じサッカー部。
    気弱だが正義感が強く、誰にでも頼られる。

    勉強はそこそこだが、運動はお手のもの。

    ニッコリ笑うと、えくぼができるのが また可愛らしい。
    …ではなく、かっこいい。

    そんな三人が同じC組だったので
    テンションが半端ではない。

    みんなでガッツポーズをしてみせた。

    …と、そこへ、新しい担任
    鴫原渡(しぎはら わたる)がやってきた。

    みんなは静まり返り、鴫原の方を見た。

    鴫原はクラスの生徒に自己紹介し、頭をさげた。

    そして、こう言った。

    「えー、さっそくですが、新しい友達を紹介したいと思います。
     みなさん、拍手で迎えてください。」

    …転校生??

    教室がざわめき、拍手で包まれた。

    ガラッと、前の戸が開き、足を踏み入れた。

    その時、風介は「あっ!」っと唾をのみこんだ。

    彼は、教卓の前にたち顔を上げて
    凛とした美しい声で言った。

    「咲崎…櫻だ。 …よろしく。」
  • 5 ヒナ id:NKOvxAS1

    2012-02-18(土) 23:37:37 [削除依頼]

    コメいただけると嬉しいデス><
  • 6 ヒナ id:iR2bQIO.

    2012-02-19(日) 00:27:01 [削除依頼]

    彼の名前は咲崎櫻(さかざき さくら)。

    背は低く、色白で小柄。
    風介以上に女の子である。

    その笑顔はこの世の人間では思えないほど。

    透き通ったピンクのサラサラしたショートヘアー、
    クリンとした長いまつ毛。

    淡いオレンジ色の瞳に、キュッとしまった唇。

    そう、この子こそが
    風介が登校中に見かけた少年だったのだ。

    てゆーか、少年じゃない。
    見た目だけは。

    櫻の席は一番窓側の斎藤修也(さいとう しゅうや)
    の隣だった。

    斎藤は、なにに対しても怒りっぽい。
    自分の思ったコトを正直に言えず、皆に誤解される。

    引っ込み思案とかじゃなくて
    ただ単に いじっぱりとゆーか、素直じゃないってゆーか。

    まぁ、そんな感じのヤツだ。
    みんなは少々、面倒くさい男と思っているんだとか。

    あぁー、悔しい。
    俺の隣が良かった…。

    霜月とかの正統派以外、全員そう思った。
    もちろん、風介もだった。


    休み時間、櫻はクラスの皆に囲まれながら
    学校案内を行っていた。

    他のクラスから『転校生が美少年らしい』
    と言う噂を聞きつけてC組を覗いているヒトもいた。

    風介は外をボンヤリ見ながら、
    今日のコトを思い出した。

    それは、再婚の話だった。


    風介の父、三城恭介(みき きょうすけ)は結婚してから
    わずか9年で妻である春恵(はるえ)を亡くした。

    風介がまだ2歳になったばかりである。
    突然、ガンが発見されたという。

    ガン発見から、6年。
    妻、春恵は、かえらぬ人となった。

    それからというもの、恭介は寂しそうでしかたなかった。
    風介も父親と二人っきりの生活は苦痛だった。

    そんなある日、再婚の話が飛び込んできた。

    相手は恭介の7歳若く、かなりの美人だと言う。
    背もスラッと高く料理もできる。

    まさに完璧と言っていいだろう。

    恭介も風介もOKした。

    別に、春恵とは離婚でもないし
    恭介も今でも春恵が好きだろう。

    でもその『愛』が違う。

    春恵に対しての気持ちは
    『IOVE』ではなく『LIKE』の方。

    つまり、恋人愛ではなく家族愛なわけで。

    ま、愛し方は色々ある。

    風介はドキドキしながら新しい母をまつのだった。
  • 7 ヒナ id:iR2bQIO.

    2012-02-19(日) 01:25:41 [削除依頼]

    「ただいまぁー、もう行くの?」

    家に帰宅した風介は、
    おやつにカップめんを啜った。

    再婚しても、
    学校は変わらないし、不十分ではない。

    ただ、新しい家になるというからワクワクだ。

    相手の名前は茜と言って
    彼女には風介と同じくらいの子供がいた。

    「じゃあ、いくぞー。 必要なモン持ったかぁー?」

    父、恭介に言われ、あわててしたくした。

    DSに、小説に、帽子に、腕時計に…
    サッサとリュックに詰め込み、担いで表に出た。

    タンスとか服とか、そうゆう大きくて重たい荷物は
    引越センターに頼み、先に新築に届けてもらった。

    新しい家は
    今の家からだいぶ離れた川沿いの所にあった。

    あ、そうそう。
    銀行にお金をおろしに行かなければならない。

    それを思い出し二人は銀行に向かった。

    そして、ATMに近寄ろうとした
    その時だった。

    銀行のホームで、恭介が叫んだ。

    「あっ、茜さん…!」

    名前を呼ばれて
    その女性は振り返った。

    「あら、恭介さん? 奇遇ですね。」

    長い髪にフワフワの白いコート。
    ムートンブーツに黒いタイツとゆうスタイルだ。

    風介は、ふと首をかしげた。

    どこかで見たコトあるような…
    気のせいか?

    ウーンと唸っていると、ハッと目に泊まった。

    小柄な美少女がトイレから出て来たではないか!
    …いや、正確に言うと美少年だ。

    つまり、そこにいたのは、咲崎櫻だったのだ!!

    「さ、咲崎…!!」

    思わず呼び止めてしまった。

    うわわわ、なにやってんだオレ!//

    櫻はパッと振り返り風介はの方へ…
    と思いきや、なんと!

    茜の方に向かったではないか!!

    えぇぇ?
    これは一体どうゆうことなのか…。

    とまどいながらも、頑張って聞いてみた。

    「咲崎、茜さんと…知り合い?」

    皆はキョトンと風介を見た。

    そして、恭介が豪快に笑った。

    「はっはっはっ、そーか、風介はまだ知らなかったのか。
     そっちのお嬢さんは、茜さんの娘だよ。」

    「……………え??」
  • 8 ヒナ id:iR2bQIO.

    2012-02-19(日) 18:36:03 [削除依頼]
    あげ↑↑
  • 9 ヒナ id:iR2bQIO.

    2012-02-19(日) 19:18:26 [削除依頼]
       #02 −まさかのまさかー

    4人は新築に到着。

    この家は茜の趣味らしく、
    とても可愛らしいレンガの家だった。

    風介の前のマンションより
    三倍くらい広く、天井が高い。

    子供部屋は2階で、一つの大きな部屋に
    机が二つ、ベットが二つと並んであった。

    風介は口をパクパクさせながら
    イスに座った。

    驚いているのは
    家のコトではなく、櫻のことだった。

    なにがなんだか、わからない。

    一つは、櫻が女だってコト。

    さっき、恭介は確かに
    『お嬢さん』『娘』と言った。

    まぁ、見た目は女の子なので
    だいたいはわかる。

    でもなんで、男子高へ?
    公立ってココらへんはないのか?

    実は言うと、その通りだった。

    この近くには、女子高も公立もない。
    ただあったのが男子高だけ。

    困った茜は悩んだ末、櫻を男子高へ行かせるコトを決意。
    まぁ、なんとかなるだろうと思っていたそうだ。

    そして二つ目は、櫻と風介が兄妹(?)になる事。

    名字はどうするんだ?
    咲崎の方が三城になるのか??

    ってゆーか、こんな可愛い女の子と
    これから生活するのか!?

    そそそ、それじゃあ、まるで
    同居みたいじゃんか!!!///

    ウーンと頭を抱え込む風介をみて
    茜はこう言った。

    「ごめんなさいね、風介くん。
     こっちの都合で無理矢理こんなこと…。」

    「い、いえいえ!
     俺もこれからが楽しみですッ…!!」

    いきなりで、声がひっくり返ってしまった。
    風介はますます赤くなり、まるでトマトのようだった。

    それを見て櫻はフッと笑う。

    うわぁ〜、恥ずかしぃ〜///
    これからホントに大丈夫かなぁ〜…。

    もう、頭がめちゃめちゃでバカになりそうだった。

    「父さん、名字はどうなるの?」

    頑張って聞いてみた。

    恭介は、そうだなぁと言って少し考えた。

    「学校にもばれるとまずいし、
     外では茜さんも櫻ちゃんも『咲崎』にておこう。」

    それには茜も賛成した。

    たとえ兄妹でも血は繋がってない。
    いやな冷やかしを受けるにきまってる。

    そう思っていたので
    風介はフーッと方を撫で下ろした。

    いやいや、まだ終わってないぞ!?
    子供部屋は広くても一つなわけで…。

    とゆーことは、同じ部屋!!?
    うそだろ!?

    赤くなったり青くなったり、忙しい。
    そんな彼に櫻がふと寄って来た。

    ドキッとし、なに? と櫻を見つめた。

    そして、櫻はこう言った。

    「…櫻だ。 たしか同じクラスだったな。
     よろしく、風介。」

    突然なので咳こんでしまった。

    ふふふふ、風介!!?
    い、いきなり名前呼び!?

    考えていることがわかったのか、櫻は首をかしげた。

    「家の中では同じ名字な訳だし呼びづらいだろ。
     わたしのことも櫻でいいよ。」

    その笑顔が可愛くて可愛くて。
    風介は返事をするのすら忘れてしまった。
  • 10 ヒナ id:iR2bQIO.

    2012-02-19(日) 20:43:25 [削除依頼]
    あげ
  • 11 ヒナ id:iR2bQIO.

    2012-02-19(日) 21:19:50 [削除依頼]

    「んん…っ。」

    いつもの涼やかな朝。
    いつものピンピンな寝ぐせ。
    いつものスズメが鳴く声。

    でもひとつだけ違う。

    それは、朝の日差しを浴び、きらきらと輝いている美少女が
    窓の外を見ていることだった。

    「…おはよう。」

    ニッコリと美しく笑う、この少女の名前は咲崎櫻。
    そして、赤くなっているのが三城風介。

    今から朝食。

    風介はボーッとしていて気づかなかったが、
    櫻を見て飛び跳ねた。

    なんと、なんと、なんと!!

    櫻の美しい半透明なピンクのショートヘアーが!!!

    な、な、な… 長い!?

    えぇぇぇ!?
    これは、幻か!?

    「ん、これか?」

    またしても風介の考えが分かったらしく
    櫻は説明した。

    「あれはヴィッグだ。気付かれちゃマズイから
     できるだけ自分の髪に近い色を選んだ。」

    「ふ…ふぇ〜、そうなんだ…。」

    『ふぇ〜』っててなんだ!
    『ふぇ〜』って!!

    うまく言葉が見つからず、あわあわしている風介。
    それを見て櫻はクスクス笑った。

    その背中ぐらいまである髪は
    ヴィッグなんかよりも、さらに透明で透き通っている。

    風介は箸を落としそうになった。

    「ねぇ、二人とも、急なんだけど…。」

    茜が口を挟み、皆は彼女の方を向いた。

    「明日から、わたしたち新婚旅行に行くんだケド…。」

    茜が恥ずかしそうに言う。

    それまた、ずいぶんと急な話だ。
    イスからガタンと、ずり落ちそうになった。

    思い出したように、次に恭介が言う。

    「そうなんだよ。だから、いきなりで悪いんだけど
     明日から4日間だけ二人で留守番たのんだよ。」

    手のひらを顔の前でパンと合わせ
    お願いした。

    「わかった。」
    「楽しんできてね。」

    二人が同時に言う。
    でも風介はハッとした。

    え…二人で留守?
    とゆーとこは………

    四日間も親いない ⇒ 四日間も二人で留守番!?

    ってことか!!?

    う、うっそだろぉぉぉぉぉ!!?
  • 12 ヒナ id:Z19SQze1

    2012-03-11(日) 07:46:43 [削除依頼]
    ここしばらく書いていなかったので、
    今から書きたいと思います♪
  • 13 ヒナ id:Z19SQze1

    2012-03-11(日) 08:33:53 [削除依頼]

       #03 ー2人っきりの4日間ー

    親がアメリカに行って1日目。

    さっそくながらも風介は見とれていた。
    なににって、もちろん櫻にである。

    家の中では、
    淡いピンクのつやつやした髪を長くたらしている。

    それに、今は朝食の時間。

    風介は料理が出来ないので
    櫻がやっていた。

    そのエプロン姿が可愛らしいこと。
    しかも、櫻の手作りが食べられるのだ。

    これ以上の幸せはあるまい!

    と、感動していたその時、
    お皿を持った櫻がやってきて微笑んだ。

    「あまり上手じゃないけど…。」

    恥ずかしそうに言うと
    風介は勢いよく首を横にふった。

    「そ、そんなことないよっ!
     …スゲー美味いし!!」

    いや、お世辞ではなく本当に。

    櫻はホッとすると
    風介の向かいの椅子に座った。

    感動しながらガツガツ食べている風介を
    まっすぐみつめながらニコニコしている。

    とたんに目玉焼きが機関に
    入ってしまったではないか!

    「げほ、げほ…っ」

    あわてて水をガブリと飲み、
    ふーっと息を調えた。

    「大丈夫か?
     あわてて食べるからだよ。」

    「ご、ごめん…」

    顔を真っ赤にして謝る。

    別に、あわてて食べていたわけじゃなく、
    櫻にみつめられたから咳き込んだのである。

    うぅ〜、ホントにちょっとは
    自覚してくれ〜///


    と、まぁ、
    今日はこんな調子だった。
  • 14 ヒナ id:Z19SQze1

    2012-03-11(日) 09:56:47 [削除依頼]
    コメいただけると
    嬉しいです(★3★)//
コメントを投稿する
名前必須

投稿内容必須

残り文字

投稿前の確認事項
  • 掲示板ガイドを守っていますか?
  • 個人特定できるような内容ではありませんか?
  • 他人を不快にさせる内容ではありませんか?

このスレッドの更新通知を受け取ろう!

ログインしてお気に入りに登録すると、
このスレッドの更新通知が受け取れます。

最近作られた掲示板

お気に入り更新履歴設定

お気に入りはありません

閲覧履歴

  • 最近見たスレッドはありません

キャスフィへのご意見・ご感想

貴重なご意見
ありがとうございました!

今後ともキャスフィを
よろしくお願い申し上げます。

※こちらから削除依頼は受け付けておりません。ご了承ください。もし依頼された場合、こちらからの削除対応はいたしかねます。
※また大変恐縮ではございますが、個々のご意見にお返事できないことを予めご了承ください。

ログイン

会員登録するとお気に入りに登録したスレッドの更新通知をメールで受け取ることができます。

お気に入り更新履歴設定

お気に入りはありません
閲覧履歴
  • 最近見たスレッドはありません