妖戦争。12コメント

1 李姫 id:u1pJl9w/

2012-02-09(木) 01:33:20 [削除依頼]
題名はとりあえずな感じです。
妖と書いてアヤカシと読む!
たぶん恋愛アクションもの…になるハズ。
  • 2 李姫 id:u1pJl9w/

    2012-02-09(木) 01:53:05 [削除依頼]
    「あー、着いたぁー」

    私、桜木 千世(サクラギ チセ)は、
    バスを降りて、大きな伸びをした。
    ここは古上市の綾森高校。私が新しく住む場所だ。
    高校2年生になって、やっと親に
    一人暮らしの許可をもらうことができた。
    新学期の4月には間に合わなかったものの、
    ゴールデンウィーク中に引越しが決まり、
    今日がついにその引越し日だ。

    泣きながら最後まで私を引きとめようとする
    お父さんと、笑顔で見送ってくれるお母さんに、
    私は手を振って電車に乗り、更にバスに乗り換えて
    この綾森高校にやってきた。

    ここ、古上市は、最近になって、
    近代的な建物が並び始め、
    都市にも負けないくらい人口が増加しているらしい。

    私がここを新しい住居にしようと考えたのは、
    それもひとつの理由だった。

    私が通うことになっている、綾森高校は、
    全寮制の高校で、生活に必要なものは大体、
    高校側で負担してくれるのだそうで、
    ここなら何かと便利そうだと思ったのも理由。

    というわけで、私は今、綾森高校の校門の前に
    立っている。
    ドキドキする胸をおさえて、一歩、
    高校の中へと足を踏み入れた。

    そのとき。
  • 3 李姫 id:u1pJl9w/

    2012-02-09(木) 02:15:12 [削除依頼]
    「いらっしゃいませー」

    そんな声が聞えて、
    声のした方を振り返る。
    すると。

    「なんてね?」

    背の高いマフラーをした男の人が、
    にこやかに笑っていった。
    その隣には、少し不機嫌そうな、
    眼鏡を頭に乗せた背の小さな男の子。

    「会長!早々にふざけるのはやめてください」
    「…君は本当にカタいなぁ。
    いーじゃない、最初くらい」
    「最初だから、ですよ!
    人間、第一印象が大事なんですから!」

    私が唖然としている間に、
    なんだか話が進んでいってしまっている。

    …この人達は…?

    すると、背の小さい方の彼と目があって、
    彼は小さくため息をついたあと、
    静かに口をひらいた。

    「すみません、騒々しくて。
    えーと、俺は綾森高校1年で、
    生徒会副会長の霧原 祐馬(キリハラ ユウマ)です。
    で、こっちのが3年で生徒会長の…」
    「藤村 遼だよ。よろしくね」

    友好的に手を差し伸べてくれる会長さん。
    というか、なんて呼べばいいのかな…。

    遼先輩?遼さん?会長さん?

    そんなことを考えながら、
    その手をとる。

    「こちらこそ、よろしくお願いします」
  • 4 李姫 id:u1pJl9w/

    2012-02-09(木) 02:16:19 [削除依頼]
    会長さんの読み仮名ふるの忘れてました;
    多分大体の人は分かると思うけど、
    彼の読みは、フジムラ リョウです。
  • 5 李姫 id:u1pJl9w/

    2012-02-09(木) 02:29:52 [削除依頼]
    「うんうん、君みたいなカワイイ子なら、
    大歓迎かな」
    「えっと…ありがとうございます。
    あの、ところで、どうして会長さんが、
    私が今日来るのを知ってるんですか?」

    私は結局のところ、彼のことを
    会長さんと呼ぶことにして、
    気になっていたことを口にした。
    すると、彼は一度うーんとうなって、
    笑いながらいった。

    「まぁ、これも仕事のうちだよー」
    「仕事?何言ってるんですか?
    会長、気になるからって先生方から無理に
    彼女が来る日を聞き出して、自分が出迎えに行くって
    思いっきり楽しみにしてたじゃないですか。
    っていうか、それはいいですよ。
    いいですけど、なんで俺も巻き込んだんですか!?」
    「え…だって、君副会長だし」
    「俺は、用事をキャンセルしてまで来たっていうのに
    なんでそんないい加減なんですか!?」
    「え…だって、それが僕のいいところでしょ?」

    コントのようなやり取りに、
    思わず笑みがこぼれる。
    でも、祐馬君は用事をキャンセルしたって…。

    「あの、なんかごめんなさい。
    用事があったみたいなのに、
    私なんかのために…」
    「えっ、あ、いや、それは貴方のせいじゃないので…、
    あまり、気にしないでください」

    そういいながら、彼は私から顔をそむけた。
    嫌われたのかな…。

    「やーい、祐馬君ってば照れてやんのー」

    会長さんがわざと大きめの声で言う。

    「ばっ、ちょ、ちがっ…!!
    ななな、何言ってるんですか、会長!!!」

    顔を上げた彼の顔は、確かに少し赤らんでいて、
    あからさまな動揺に、
    私は嫌われていないのだと少し安心した。
  • 6 李姫 id:u1pJl9w/

    2012-02-09(木) 02:40:42 [削除依頼]
    そんなわけで、2人と一緒に寮に向かったのだが。

    「あ、そーいや女子寮って、
    フツーに男子は入れないんじゃ…」
    「当たり前じゃないですか。
    っていうか、寮まで案内するだけだと、
    俺は思ってたんですけど…、
    まだ、何か企んでたんですか…?」

    く、黒い…!!

    「ゆ、祐馬くん?背後に黒いオーラが出てるよ?
    それを一旦しまって欲しいなっ…」
    「嫌だなぁ、会長。何言ってるんですか?
    ほら、どうぞ、正直に仰ってくださいよ」

    一層黒い…!!!

    このとき、私は祐馬君は敵にしてはいけない人だと
    直感的に判断した。
  • 7 李姫 id:u1pJl9w/

    2012-02-09(木) 02:58:33 [削除依頼]
    「で、ホントに何をするつもりだったんですか?」

    祐馬君の黒いオーラが消えたところで、
    彼はもう一度会長さんに聞いた。

    「いや…引越しのお手伝いとかを…」
    「別に普通のことなのに、
    なんでさっき言いよどんだんですか?
    …やっぱり、何かやましいことが…」
    「え!?いやいや、気のせいだよ、うん!」

    会長さんが冷や汗をかいているのが、
    傍目にもよくわかる。
    祐馬君はこんな会長さんに付き合わされて、
    大変だな、と思ったけれど、
    案外お互い様なのかも…。

    「あと、手伝いのことですけど、
    どうせそんなことだろうと思って、
    ちゃんと女子寮の生徒のアイツに、
    手伝うようにいっておきましたから」
    「アイツって…あの子のこと?」
    「ええ、もちろん。俺が話せる女子寮の生徒なんて、
    アイツぐらいしかいな…あ、いえなんでも」
    「祐馬君、今さりげなく、
    自分が女子と話せないこといっちゃったね」
    「…そんなダイレクトに言わなくても。
    嫌がらせですか?っていうか嫌がらせですよね」

    そんなことを話している(というか私はほとんど
    喋ってない)うちに、女子寮らしき建物が見えた。

    「あー、ここだね」
    「アイツは…あ、そこにいますよ」

    祐馬君が指差した方向には、
    腕組みをした、ツインテールの可愛い女の子がいた。
  • 8 李姫 id:IC6aSrR0

    2012-02-13(月) 12:23:11 [削除依頼]
    すいません、ツインテールじゃなくて、
    おさげですー。誤表現申し訳ないっ;
  • 9 しゅか id:IC6aSrR0

    2012-02-13(月) 12:35:22 [削除依頼]
    「わ…可愛い…」

    私がそういうと、裕馬君は驚いた顔で、
    私を見た。

    「可愛い?あれがですか?」
    「うん。かなり美人な女の子だと思うけど…。
    というか、あの子、裕馬君の彼女?」

    女子寮の中で、あの子しか話せないんだとしたら、
    やっぱり彼女とかだよね…?

    「か、彼女っっっ!?」
    「えっ、違うの?」

    私が驚いてそういうと、
    その後で、会長さんが背を向けて震えていた。

    「…っ」
    「か、会長さん?」

    え、どうしたのっ!?
    私、何かやらかした!?

    「…く、あはははははっ…!!
    か、彼女…、彼女って…ははははは!」

    もしかして、笑いをこらえてただけ…?

    「裕馬君、良かったね…!彼女だって…はは!」
    「ちょ、何言ってるんですか!
    冗談じゃありませんよっ!」

    裕馬君が会長に向かって怒った。
    私はそれをただただ唖然と見守るだけだったのだけど、
    ふと、あちらにいた、あの子と目があったのだ。

    「…あ」
  • 10 李姫 id:IC6aSrR0

    2012-02-13(月) 12:36:22 [削除依頼]
    今の投稿ネームは間違いですっ
    すいません;
  • 11 しゅか id:IC6aSrR0

    2012-02-13(月) 12:38:52 [削除依頼]
    すると、あの女の子は、
    少し不機嫌そうな顔をして、
    こちらに向かって歩き出した。

    その姿はとても気品のあるような、
    凛とした歩き方で、私は思わずみとれてしまった。

    そして、その女の子は私達の前で立ち止まる。

    「遅い!」

    その子の第一声はそれだった。
  • 12 しゅか id:IC6aSrR0

    2012-02-13(月) 12:39:38 [削除依頼]
    すいません、なんか、
    投稿するとこの名前になってしまうので、
    この名前でやることにします;
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