Break MY Heart7コメント

1 いちこ☆ id:uekVUPi1

2012-02-06(月) 18:03:59 [削除依頼]
壊れた、壊れた、壊れた。
空っぽの心臓は、
もう
あなたのことを
知らない。

それがどれだけ
辛いことなのかも
知らない。

・・・辛いね。
  • 2 いちこ☆ id:uekVUPi1

    2012-02-06(月) 18:10:32 [削除依頼]
    頭が耳鳴りみたいにうるさい。
    キンキン痛い。

    くらくらして
    目を覚ましたそこは、
    見たこともない場所だった。

    「茜音!茜音!!」
    知らない人。
    誰を呼んでるの・・・?

    「茜音・・・!」
    「目、覚めたんだねっ!」
    茜音・・・?
    茜音、って私の名前?

    ・・・私の名前・・・?

    「茜音、私がわかる?お母さんよ!」
    お母さん。
    この人が、私の
    お母さん・・・・・・。

    「茜音ぇっ良かった!大変だったよぉ
     もーずっと眠ったままで・・・」
    この子は・・・私の友達かな。
    明るくていい子。

    「茜音だいじょぶか?
     めっちゃ心配した〜。」
    この人は・・・男子だけど、誰だろう?
    友達かな。


    ・・・でもね。
    君は、最初っから
    なんか見覚えがあった。

    「あ・・・・・・」
    この人、何か見たことあるような。

    「おはよ。元気?直った?」
    かっこいい・・・。
    それに見たことある。

    「あなた、私と会ったこと・・・
     ありませんか?」

    すると、全員がざわめく。

    「茜音・・・わからないの?」
    「・・・茜音、って名前なんですか・・・
     私。」
    「そうだよ!でコイツは・・・」
  • 3 いちこ☆ id:uekVUPi1

    2012-02-06(月) 18:18:36 [削除依頼]
    「・・・私の・・・?」
    「そうよぉ!覚えてないの?」

    私の・・・・・・
    好き、だった人・・・。

    「てゆーか記憶喪失?
     ・・・私のこと、もちろんわかんないよね。」
    「ごめんなさい・・・。」

    目の前の女の子が
    すごい悲しそうな顔をした。
    胸が苦しかった。
    どうして私、
    思い出せないの・・・!

    「ほんとに、ごめんなさい・・・!」
    力が入って涙が出てくる。
    あぁ、止まらない・・・。

    「え、えっ!泣かないで茜音・・・。」
    「う・・・ごめんなさい・・・。」
    「ゆっくり思い出していけばいいよ。
     ね、茜音。」
    「・・・は、はい・・・。」

    優しさにふれるたび、
    記憶を失う前の私が羨ましくなる。
    こんないい人と友達だったんだ。
    羨ましい・・・・・・。

    「私、坂井真穂!」
    「あー、俺は菊地夏樹。」
    「俺河合裕輔。」
    「・・・私は・・・?」
    「凪沢茜音!だよっ。」

    かわいー名前・・・。
    「凪沢茜音・・・。」
  • 4 いちこ☆ id:MoeM5UR0

    2012-02-08(水) 17:46:46 [削除依頼]
    「おぉ、目を覚ましたんだね。」
    「先生・・・?」

    部屋に入ってきたのは、
    白衣を着た男の人。

    先生によると、ちょっとした
    記憶障害があるだけで、他にめだった外傷は
    ないらしい。

    ・・・そこまで聞いて、疑問が浮かんだ。

    「私・・・何で、病院にいるの?」
    それには、真穂が答えた。
    「茜音は2階から落ちたんだって!
     良かったねぇ運良くて!」

    2階から・・・。
    想像してみると、リアルに
    自分の体が空中に浮いている感覚が
    あって、気持ち悪かった。

    「もうそろそろ・・・休めば?
     ほら、また悪化するし。」
    そう言ってくれたのは、さっきの菊地くん。

    「あ、ありがとう。菊地くん!」
    「菊地くん・・・俺んことは夏樹でいーよ夏樹で。」

    明るい笑顔に、
    達者な口。
    おもしろいなぁ、と思いながら
    やっぱり記憶を失う前の自分に嫉妬している
    自分がいる。

    「そうだね。じゃあ、また明日。茜音!」
    笑顔もかっこいい、河合裕輔くん。
    この人が、私の
    好きだった人・・・。

    「ありがとうございます。さようなら!」

    みんな笑顔で見送ってくれて、
    少しだけ目が潤む。

    早く記憶を取り戻したい。
    早くみんなの「友達」になりたい。

    そんな想いが、
    体中を渦巻くようだった。
  • 5 いちこ☆ id:TqhSPBX/

    2012-02-09(木) 17:56:37 [削除依頼]
    「あかね・・・。」

    みんなが帰ったあとのこと。
    病室の前で一人、
    女の子が呟いていたのを、
    茜音は聞きのがさなかった。

    「どうしたの?」
    声をかける茜音に驚いたように、
    目を丸くする。

    「・・・えっと、みんななら帰ったけど・・・。」
    「あかねって、ここの病室だよね。
     あかねは?」

    ・・・え・・・。
    あの、私が茜音なのですが・・・。
    「私・・・ならここだけど。」
    「は?あかねを探してるんだってば!」
    「だからっ、私凪沢茜音ですっ。」

    するとその女の子は、状況を理解したように
    頷くとこう言った。
    「あんたもあかねっていうんだ。
     あたしが探してるのは柊あかねのこと。
     知らない?あかねって子。」

    私と同じ名前の子・・・?
  • 6 いちこ☆ id:mJyXDbV/

    2012-02-11(土) 19:19:41 [削除依頼]
    同じ名前。
    ただそれだけなのに、
    なんかすごく運命を感じて。

    気になって、
    いてもたってもいられなくなって。

    「あ、あの・・・」
    今さらながら、後悔している。

    「私も一緒に、あかねちゃん探してもいい?」


    ―――どうしてあんなこと口走っちゃったんだろ・・・。
    考えてもわからない。
    でも、なんとなく気になって。
    それは今も変わっていない。

    静まる廊下を2人で歩く。
    「あたし、中村祐紀。」

    ふいに言われた言葉の意味が
    理解できずに困惑。
    時間がたち、ようやくわかる。
    「あ・・・あぁ。うん!よろしくお願いしますっ。」

    再び静まりかえる廊下は、
    薬品のにおいがかすかにする。

    「そ・・・そういえばっ!
     あかねちゃんって、何歳くらいですか?」
    「あ?あかねは15くらい。あたしも同い年だから。
     あんたもそんくらいでしょ?」

    「・・・そう、だと思う。」
    「自分の歳わかんないの?」

    答えづらい質問だったが、
    別に答えたって支障はないので答える。
    「あ、私、記憶・・・少しなくって。」

    すると、祐紀は驚いた顔をし、
    「うそ・・・ごめん。」
    と、謝ってくれた。

    謝られて困っている茜音に、祐紀は
    疑問をぶつけてきた。
    「・・・あのさ、なんで記憶なくなったの?」

    それにはなんなく答えられた。
    「なんか学校の2階から
     落ちちゃったみたいで・・・。」

    すると、祐紀はまゆをひそめた。
    「それって、事故?」
  • 7 いちこ☆ id:Yl1YY4P.

    2012-03-01(木) 06:30:07 [削除依頼]
    「・・・え?」
    思わずすっとんきょうな声を出す茜音に、
    顔を変えることなく祐紀は続ける。

    「だから、それ・・・本当に事故?
     記憶がないんだったらわかんなくない?」

    言いづらそうに言う祐紀の顔を見て、
    その時理解できた。

    そうだ。
    私はその時のこと、何も知らない。

    真穂が言うには「落ちた」。
    だけど、真穂は実際に茜音がおちるのを
    見たのだろうか?
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