リストカッター.20コメント

1 御坂 紫音 id:.qN0knN1

2012-02-05(日) 15:16:57 [削除依頼]

 狂気に染まった人間のようにさ。
  • 2 御坂 紫音 id:.qN0knN1

    2012-02-05(日) 15:22:49 [削除依頼]

     大好きだった人たちはいつの間にか消えてしまった。
     しかも、僕の心に深い深い傷跡を残して悪びれもしない笑顔で、今日もまた誰かと話をしているんだ。
     それをいつも見ている僕の心は、更に抉れてしまう。
     癒してほしくて誰かに近づけば一時凌ぎ。まるで神様は僕を嘲笑う様に同じことを、運命としてたどらせる。
     嗚呼、なんて滑稽なんだ。
     分かっているのに求める自分は、分かったつもりでしかないのだ。
     これは結構。実に愉快だよと誰かが嗤うのだが、知らせてくれなくとも無論知っている。
     結局僕はそこらへんのは虫と何ら変わりはないのである。
  • 3 御坂 紫音 id:.qN0knN1

    2012-02-05(日) 21:52:06 [削除依頼]

     一人目はご主人さまだった。
     とても素敵な方でいろんな人から慕われて、僕もご主人さまにとってはその取り巻きの一人でしかなかったわけで。
     ご主人さまには愛人がいらっしゃって、僕はそれを知っていた。
     ほかのみんなは知らなかったのだが愛人のお方から、いろいろと経緯があってお話を聞いた。
     とても素敵な方なのだが、表面上はご主人さまとの関係はあくまでお友達といった風態。まあ、それを知っていて僕はご主人さまを好いてしまったのだから当然の報いだったのかもしれない。
     
  • 4 御坂 紫音 id:.qN0knN1

    2012-02-05(日) 21:56:28 [削除依頼]

     僕とご主人さまが出会ったきっかけなど詳しくは覚えていない。
     ただ覚えているのは僕がご主人さまに血を捧げ、ご主人さまが僕の味を気にいってくださったことぐらいか。
     ご主人さまは仁徳に溢れているのか、沢山の人間たちが血をささげた。
     彼は貪り、渇きを満たしている様子だった。
     でも、現実とは実には儚い。ご主人さまの周りに集まりあれだけ媚びていた連中も、何時しかいなくなっていた。
     ご主人さまが少し館を開ければ、誰もいなくなった。
     残ったのは僕と愛人のお方だけだった。
     
  • 5 御坂 紫音 id:.qN0knN1

    2012-02-05(日) 22:00:13 [削除依頼]

     僕はだれが出て行こうとも関係無くご主人さまをお待ちした。愛人のお方は放浪癖があるようで、度々屋敷から姿を消すのであったが、時折ふらりと戻ってこられていた。
     何をなさっているのか、僕には全く関係ない。
     僕はただただ与えられた部屋で虚無の時間を過ごすのみで、ご主人さまが居ない生活はただの苦痛でしかなかった。
     退屈、空虚。
     何一つとして満たされない中で色々な不安が交錯する。
     ご主人さまが帰ってこられて一体どのようなお顔をなさるのだろうか。皆居なくなり、ご主人さまを裏切った。
     悲しむのだろうか? それとも怒りに震えるのだろうか。
     全くと言っていいほどに想像はつかず、同じことを考えて過ごすたびに月日は過ぎて行った。
  • 6 御坂 紫音 id:.qN0knN1

    2012-02-05(日) 22:06:30 [削除依頼]

     ある日ご主人さまが戻られた。 
     ご自身が言われていた日より少しばかり前後していたが、僕にとって細かいことなど関係無い。
     出来る限りの誠意をもってお迎えした。
     彼は酷く飢えているようで、僕の血を求めた。
     僕が拒む必要など一切ない。喜んでこの身を捧げ、血の残る一滴さえもご主人さまのためならば無くなっても惜しくは無かった。
     久々につきたてられるご主人さまの牙には、優しさは無かった。
     ただがむしゃらに与えられる痛感が全身を駆け巡り、それでも快感となり僕は堕ちていく。
     完全に僕はご主人さまに捉えられたのだと、思った。
     確実に身体と意識とが分離しそうになった時ご主人さまがお声をかけてくださったのは、非常にうれしかった。
     低く囁かれ、耳の奥に今でも留まっている甘い言葉。
     僕は大丈夫です、小さく笑って答えると何故か彼は、ひどく悲しそうに目を伏せた。
  • 7 御坂 紫音 id:.qN0knN1

    2012-02-05(日) 22:07:41 [削除依頼]

     ある日ご主人さまが戻られた。 
     ご自身が言われていた日より少しばかり前後していたが、僕にとって細かいことなど関係無い。
     出来る限りの誠意をもってお迎えした。
     彼は酷く飢えているようで、僕の血を求めた。
     僕が拒む必要など一切ない。喜んでこの身を捧げ、血の残る一滴さえもご主人さまのためならば無くなっても惜しくは無かった。
     久々につきたてられるご主人さまの牙には、優しさは無かった。
     ただがむしゃらに与えられる痛感が全身を駆け巡り、それでも快感となり僕は堕ちていく。
     完全に僕はご主人さまに捉えられたのだと、思った。
     確実に身体と意識とが分離しそうになった時ご主人さまがお声をかけてくださったのは、非常にうれしかった。
     低く囁かれ、耳の奥に今でも留まっている甘い言葉。
     僕は大丈夫です、小さく笑って答えると何故か彼は、ひどく悲しそうに目を伏せた。
  • 8 御坂 紫音 id:.qN0knN1

    2012-02-05(日) 22:08:33 [削除依頼]
    うは、連投してしまった。>6はミスという事でお願いします。
  • 9 御坂 紫音 id:.qN0knN1

    2012-02-05(日) 22:15:17 [削除依頼]
    >7 5  僕にはわからなかった。ご主人さまの為ならば命さえいらなと思えるのだ。  ご主人さまの渇きが満たされるのならば、僕は死んでもかまわない。  けれどもご主人さまはそっと僕を離すと抱きしめて、頭を撫でた。これいらい、彼が人から血を貪る事は無くなったのだった。  ご主人さまに何があったのか、僕が知る由は一切ない。  ただ、彼は変わってしまった。それが結果としてよかったのか悪かったのか、それは良く、わからない。  
  • 10 御坂 紫音 id:.qN0knN1

    2012-02-05(日) 22:29:50 [削除依頼]

     相変わらず屋敷には人があふれかえる日々がやってきた。
     ご主人さまはやはり人を引き付ける要素がある様で、僕よりも数倍、いや、比べるのさえ申し訳ないほどに素敵な人間どもが度々やってきては消えていく。
     人が消えるたびにご主人さまは何も言わないけれど、ふつふつと何か思っていたに違いない。
     ご主人さまと誰かが戯れているのを見て僕が介入する余地は無かった。
     嫉妬をする僕が居た。
     この時初めて、僕はご主人さまを愛してしまったことに気付いたのだった。
     僕は自分で言うのも笑える話だが、特別だった。
     ご主人さまから名前を貰いずっとお慕いしていた。
     誰よりもご主人さまに近いと思っていた。けれども、僕じゃダメなようだ。
     彼はご家族を募集した、愛人の方が居るにもかかわらず妻と義妹と義弟と執事とメイドとペットをほしがった。
     あろうことか……。愛人のお方と何があったのだろうか、わからない。
     しばらくして妹君が出来た。もちろん義理ではあったが、とても可愛らしいお方だった。ご主人さまは彼女を酷く可愛がった。
     恨めしかった。
     
  • 11 御坂 紫音 id:.qN0knN1

    2012-02-05(日) 22:39:48 [削除依頼]
    7
     ご主人さまと妹君が戯.れている様子をみると気分が悪い何物でもなかった。
     与えられた部屋にこもり、ペティナイ.フを手.首につ.きたてた。 
     ご主人さまが気にいってくださっていた僕の血.があふれ出る。舐.めてみたがあまりおいしいとは感じない、ただ、悲しいだけだった。
     頬に伝う滴など否定したかったが、ベッドの上にぽつりぽつりとシミを作っていく。
     真っ赤な花と一緒に斑点模様を描いた。
     そんな時、ご主人さまがふらりと僕の部屋に現れた。あいつの匂.いを纏っ.てやってきた。
     僕の手.元を見て、そして部屋に広がる香りに顔をしかめて、呟いた。
     隠そうとも思わなかった、ただ曖昧に笑ってナイ.フを放り投げる。
     ご主人さまを押しのけて部屋を出ようとしたが叶わなかった。強い力で抱きしめられた。
     
     ナミダガトマラナイ

     抑えていたはずの感情が全て、溢れた。
  • 12 のあ id:XpMuqjl/

    2012-02-05(日) 22:43:12 [削除依頼]


    ふぁいてぃんq(^^)p
  • 13 御坂 紫音 id:.qN0knN1

    2012-02-05(日) 22:46:20 [削除依頼]
    >のあさん

    ありがとうございます。
    頑張らせていただきますねー
  • 14 御坂 紫音 id:.qN0knN1

    2012-02-05(日) 22:52:51 [削除依頼]
    >11
  • 15 御坂 紫音 id:.qN0knN1

    2012-02-05(日) 22:56:29 [削除依頼]
    >11 8  叱られた。  次すれば許さないと、言われた。ご主人様はとてもお優しい方だ、こんな僕にまだ目をかけてくださる。  嬉しい。  思わず抱きしめ返して胸に顔をうずめると、やはり妹君の匂いがした。  とてもではないが気分のいいものではない、離れようとしたのだがご主人さまは離して下さなかった。それどころか腕にさらに力を込めて、僕を逃がさないようにしてしまった。  お願い、やめて、僕が壊れてしまう。こんなにされたら僕は、僕は。  頭が真っ白になりかけたところで追い打ちをかけるように、ご主人様が僕を抱え上げた。  いったい何をする気なのか、ご主人さまは僕を抱えたままご自分の部屋にもどられた。  
  • 16 まり id:l88Bq21/

    2012-02-08(水) 20:37:34 [削除依頼]
    面白いです(^^)
    頑張ってくださいbb
  • 17 せつら id:kQMzHlK/

    2012-02-10(金) 23:04:44 [削除依頼]
    おもしろいね〜^^

    続きも楽しみにしてますっ
  • 18 御坂 紫音 id:Ewu4XEd.

    2012-02-14(火) 23:24:11 [削除依頼]
    まりさん>

    ありがとうございます、ご期待に添えれるよう頑張ります


    せつら>

    おう、ありがとー。
    貴方の執念は恐ろしいww
  • 19 御坂 紫音 id:Ewu4XEd.

    2012-02-14(火) 23:30:31 [削除依頼]
    >15 9  部屋にもどられると、ご主人様は私をベッドの上に寝かせた。だらりだらりと流れ続ける血液が染みを作っていくのだが、気になさるようすはない。  そして、ご主人様は包帯を手にして此方へ向かってくる。  ゆるゆると巻かれ始める白い布。  僕に似合わない、白。汚くて醜くて醜悪で、最悪な僕には似合わない、美しい色。  赤がにじむ。  汚い僕の体液が、にじむ。  汚い、汚い、かきむしりたい衝動に駆られてしまう。それでも、ご主人様はそれを許さない。  僕の心情を察してくださったのか、ご主人様もベッドに上がると再び抱きしめてくださる。  辛い。  ご主人様のお心遣い全てが、僕の心を引き裂くんだ。
  • 20 御坂 紫音 id:Cg9Thl30

    2012-06-22(金) 19:15:24 [削除依頼]
    10

     胸の奥が痛い、痛い、イタイ。締め付けられ、くるしい、ドレスを脱ぎたい。
     コルセットのせいなのか、息苦しい。
     抱きしめてくださるご主人様の力が何時もより僅かではあったが強かった気がする。
     独特の匂いに甘ったるいローズの香り。
     作られたニオイ。
     これはあの妹気味の匂いだろうか、僕には深いな要因でしかなかった。
     ご主人様の匂いに混じり香ってくるそれに吐き気が止まらず、この腕の中から逃げ出したい。でも、この温もりをひと時でもいいから僕のもにしていたかった。
     
コメントを投稿する
名前必須

投稿内容必須

残り文字

投稿前の確認事項
  • 掲示板ガイドを守っていますか?
  • 個人特定できるような内容ではありませんか?
  • 他人を不快にさせる内容ではありませんか?

このスレッドの更新通知を受け取ろう!

ログインしてお気に入りに登録すると、
このスレッドの更新通知が受け取れます。

最近作られた掲示板

お気に入り更新履歴設定

お気に入りはありません

閲覧履歴

  • 最近見たスレッドはありません

キャスフィへのご意見・ご感想

貴重なご意見
ありがとうございました!

今後ともキャスフィを
よろしくお願い申し上げます。

※こちらから削除依頼は受け付けておりません。ご了承ください。もし依頼された場合、こちらからの削除対応はいたしかねます。
※また大変恐縮ではございますが、個々のご意見にお返事できないことを予めご了承ください。

ログイン

会員登録するとお気に入りに登録したスレッドの更新通知をメールで受け取ることができます。

お気に入り更新履歴設定

お気に入りはありません
閲覧履歴
  • 最近見たスレッドはありません