**Tear coler is Blue**41コメント

1 実蔓*Mitsuru* id:3RqKxVJ.

2012-02-05(日) 13:35:34 [削除依頼]
─涙

 それは
 時に儚く
 時に切なく
 時に甘い物。

 私は
 貴方に出逢って
 色々な涙を経験しました─
  • 22 実蔓*Mitsuru* id:vTHMD3p/

    2012-02-07(火) 22:09:00 [削除依頼]
    「ママー!!むぅ。パパは私のーっ」

    小さい子供みたいに
    ぎちぎちと拗ねてみる。
    ママはもちろん否定して
    パパに抱き付いた。
    何だか
    見せ付けられてるようで
    悔しかったのは内緒。

    「…おっはよー瑞貴!!」

    次の日の朝。
    登校路を歩いている
    私の後ろから
    憂菜が抱き付いて来た。

    「うわ!!びっくりした!!おはよ憂菜っ」

    今日は大嫌いな理科。
    担任の佐藤先生が担当してる理科。
    先生は優しく教えてくれるけど
    どんなに頭のねじをぐるぐる回して考えても
    専門用語は脳に染み付かない。
  • 23 実蔓*Mitsuru* id:vTHMD3p/

    2012-02-07(火) 22:31:11 [削除依頼]
    「今日イケメン佐藤ティーチャーの授業だよっ」
    「そうだね」

    きっと憂菜
    佐藤先生が好き。
    嫌。
    好きじゃ無いかも…??

    うわ
    何かもやもや。
    …何て。
    嫌…本心だけど…

    「憂菜先生の事好き??」
    「んーっ…恋愛対象じゃ無く先生として好き!!」

    はっきりと物事を言ってくれる
    憂菜が大好き。
    いつの間にか
    何でも話せるような仲だし。
    憂菜の答えに
    安堵する私が居た。
  • 24 実蔓*Mitsuru* id:vTHMD3p/

    2012-02-07(火) 22:43:46 [削除依頼]
    「先生の授業好きだけど分かんないんだよねー」

    密かな悩みを
    ぶち撒ける。
    何故か憂菜に爆笑された。
    だって…
    本当に分かんないんだもん…
    多少照れ臭さと言うか
    何と言うか
    感情がもやもやした。
    馬鹿にされて笑われた訳じゃ無いんだけど。

    「先生ーっ、生物多様性って何ですか??」

    授業の内容を理解出来て無いのは
    決して私だけじゃ無い。

    「えっと…生物多様性はー…」

    必死に答えを教えようとしている
    先生がとてつも無く可愛く見えたのは内緒。
  • 25 実蔓*Mitsuru* id:vTHMD3p/

    2012-02-07(火) 23:13:02 [削除依頼]
    「先生!!生物多様性ってあれでしょ??
    世界にはいっぱいたくさん生物が居るって事でしょ??」
    「…んー。まあ大まかに言えばそんな感じ」

    先生は
    意外と適当に答えた
    私の言葉を
    何となく会話に繋げてくれた。
    本当、何となくだけど。

    「先生!!ありがとうございましたー」
    「はいよー。あ。瑞貴理科準備室ー」

    授業が終わった。
    私は何故か先生に呼び出された。
    理由何て分からないよ。
    何も悪い事してないもん。
    ちゃんと積極的に動いてみただけ。
    何で呼ばれたんだろう??
    また1つ疑問が増える。

    「先生。何ですか??」
    「はいっ。キャッチー!!」

    私の手の上に転がった
    1つの飴玉。
    渡された理由は
    何となくだけど理解した。
  • 26 実蔓*Mitsuru* id:vTHMD3p/

    2012-02-07(火) 23:32:17 [削除依頼]
    「今日ちゃんと発言したご褒美。
     こんなんしてんの瑞貴だけだからな!!」
    「うわうわうわ!!ありがとうございます…」

    何だか申し訳無くなり
    大きく頭を下げる。
    先生は
    困ったように笑って返して来た。
    私は
    少しだけ舞い上がり
    スキップで教室へ戻った。
    先生は
    嬉しそうに笑って帰る私を見て
    幸せそうに微笑んでくれた。

    …先生の好感度
    これでめっちゃ上がった!!
    しかも…
    私だけとか。
    うんうん。
    好感度100%アップだよ!!
    嬉しいなー。
  • 27 実蔓*Mitsuru* id:vTHMD3p/

    2012-02-07(火) 23:39:01 [削除依頼]
    「ただいま憂菜!!先生が飴玉くれた!!」
    「おおーっ。良かったじゃん!!」

    私の肩をぺしぺしと叩く憂菜。
    まるで双子何じゃ無いかと思うくらいに
    物凄く喜んでくれる。

    「先生そう言うキャラじゃ無いっぽいのにね」

    鼻でふふふんと笑う憂菜は
    私と絡み始めてから
    今までに無いくらいの
    笑みを浮かべている。

    「佐藤先生の優しさを知ったよ本当に」

    意外とチャラ男な見た目の癖に
    ドが付く程の真面目男で。
    私は最初純粋に
    そのギャップを
    気持ち悪いと思っていた。
    だって…
    見た目がチャラ男の人って
    性格もそんなに真面目そうじゃ無いでしょ??
  • 28 実蔓*Mitsuru* id:07y58S.1

    2012-02-08(水) 17:26:39 [削除依頼]
    「さようならー!!」

    結局先生からもらった
    飴玉を口にしないまま
    家に帰宅。

    「ママ!!
     私担任の砂糖先生から飴玉もらった!!」

    あまりにも
    嬉しかったから
    家に居るママに報告してみる。
    ママは
    嬉しそうに笑って
    『お礼言わなくちゃね』
    と言っている。

    「さ。夕ご飯準備しておくから
     ムゥの散歩いってちょうだい」

    私は
    ママの言い付けを
    ちゃんと守って
    飼い犬のムゥの散歩に向かう。

    夜の散歩。
    ムゥの為に散歩。
    だけど…
    あんな事が起きるとは
    思ってもいなかった。
  • 29 実蔓*Mitsuru* id:07y58S.1

    2012-02-08(水) 21:52:38 [削除依頼]
    「ふぁー…眠くなって来た」

    柔らかい風に吹かれ
    暖かい太陽に当たり
    ぬくぬくし始めた私。

    ドンッ

    俯いて
    犬を先歩きさせていた私は
    前を見ていなかった為
    誰かにぶつかった。

    「あへっ…ごめんなさい!!」

    ぶつかった拍子に
    変な声を出してしまった。
    その人は…
    意外にも佐藤先生だった。

    「あへって…犬??可愛いな」

    先生は
    私の事を無視して
    ムゥに集中する。
  • 30 実蔓*Mitsuru* id:07y58S.1

    2012-02-08(水) 22:11:07 [削除依頼]
    「先生…私にも構ってよ…」

    もうすぐ真っ暗になりそうな時間。
    なのに
    私は先生とムゥと一緒に
    長い散歩を続けている。

    「瑞貴大丈夫なのか??犬可哀相じゃねぇ??」

    …男子高校生みたい。
    先生は
    寒そうな格好をしている私に
    自分自身が着ていた
    もこもこのジャンパーを着せる、
    私は遠慮無く
    すぐさま腕を通した、
    先生は
    私何かお構い無しで
    きゃんきゃん泣いてるムゥに目を向ける。

    「だから先生私にも構ってってば…」

    ここまで
    構ってもらえ無いと
    さすがにちょっと
    悲しくなるよ。
  • 31 実蔓*Mitsuru* id:07y58S.1

    2012-02-08(水) 22:28:16 [削除依頼]
    「飴玉捨てるよ!!」
    「…駄目!!」

    そこから
    絡みが始まった。
    と言っても
    ただ歩き回って
    学校の話とかして
    ムゥと遊んであげて
    夕御飯前の間食
    ちょっとだけしてみたり。

    「瑞貴は恋とかしちゃったのか??」
    「まだに決まってるじゃ無いですか!!
     こんな短期間で好きになれる人探せるなら
     ついて行けない勉強に時間費やしますよー!!」

    思った事を
    ちゃんとはっきりと
    言ってみた。
    先生は嬉しそうに笑って
    私の頭を撫でた。
    撫でられる程の事でも無いんだけどな
    と思ってしまった。
  • 32 実蔓*Mitsuru* id:VbRD2gN/

    2012-02-10(金) 19:56:56 [削除依頼]
    「んじゃ。また!!」

    先生は
    私の家の近くまで
    私を送ってくれてから
    ゆっくりと歩いて帰って行った。
    私は先生の後ろ姿が見えなくなるまで
    ずっと見送ってから
    家の中へ入った。

    ムゥは
    悲しそうにきゃんきゃん泣いている。
    どうやら
    佐藤先生の事を気に入ったみたい。

    「ただいまーっ。先生と逢っちゃった」
    「おかえり。そうなの。良かったわね」

    ママは
    私を食卓に座らせて
    自分も席に付いていた。
    どうやら
    パパは仕事で遅れて帰って来るみたい。

    「ママ!!美味しい!!何時もありがとう」

    感謝の気持ちを忘れずに。
    昔からずっと言われている言葉。
  • 33 実蔓*Mitsuru* id:VbRD2gN/

    2012-02-10(金) 20:10:18 [削除依頼]
    「瑞貴が嬉しそうに食べてくれるだけでママも嬉しいわ」

    ママは
    にっこりと嬉しそうに笑ってくれる。
    幸せを分かり合う。
    幸せを分け合う。
    幸せをもらう。
    幸せをあげる。
    全て人生において
    とても良い事。
    私はきっと
    幸せを分けてもらい
    幸せをあげて
    幸せを自分の身で感じて
    誰かに支えられて
    誰かに見守られて
    今を生きていると思う。

    今日また
    ママの作ってくれた御飯を食べて
    改めてそう感じた。
  • 34 実蔓*Mitsuru* id:VbRD2gN/

    2012-02-10(金) 20:21:27 [削除依頼]
    「ありがとう。御休みね!!体大切にね??」
    「こちらこそ。御休みなさいね」

    何時もの
    相変わらずの決め台詞。
    寝る前に
    ママに一言言うんだ。
    ママも
    まだ全然若いけど
    年も年だし
    最近ママ
    寝不足みたいだし。
    絶対に
    無理だけはして欲しく無いから。

    ママが体調悪くなったら
    私が支えるし
    パパが支えるし
    パパが体調悪くなったら
    私が支えるし
    ママが支えるし。
    死なない限り
    この永遠ループ。

    「明日は私が朝夜の御飯作るね!!」

    何時もママにやってもらうより
    たまには私も
    ちゃんと早起きとかして
    ママの御手伝いしなくちゃ。
    パパのコーヒー淹れてあげたり。
    今まで全然そう言うの
    やって無かったから。
  • 35 実蔓*Mitsuru* id:VbRD2gN/

    2012-02-10(金) 20:45:54 [削除依頼]
    朝の太陽の日差し。
    カーテンの隙間から
    寝ている私を起こそうと
    必死に光っている。

    時計の針は
    朝の6時30分を指している。
    昨日
    朝夕と自分のお弁当は
    私が作るとママと約束したのを思い出して
    私はすぱっと起き上がった。

    「ママ!!もう起きてたんだね!!御早う」

    食卓に使うテーブルに俯いて
    うとうとしているママに
    御早うの挨拶をした。
    と同時に
    パパも起き上がって来た為
    私は御弁当含め朝御飯を作り始めた。

    「ママ!!パパ!!出来たよー」

    出汁巻き卵。
    ジュリエンヌキャベツとまと添え。
    白米御飯に御味噌汁。
  • 36 実蔓*Mitsuru* id:VbRD2gN/

    2012-02-10(金) 21:11:03 [削除依頼]
    「じゃあ。パパと一緒に行って来ます!!」
    「ちゃんと途中まで送ってくからよ」

    ママに心配かけ無いように
    パパは笑顔で私と家を出た。

    「パパちゃんとママの事好きな気持ち変わって無い??」
    「当たり前だろが。変わってたら離婚だよ俺の判断で」

    うわお。
    すっごい爆弾発言。
    男ってそこまで言う者なのか!?
    あまりの爆弾発言に
    私は腰を抜かしそうになってしまった。

    「パパすごいねー。私さ…」

    最近気になってる人が居るって。
    最近気になってる先生が居るって。
    伝えてみた。
    ド否定的な内容で
    返されるのかと思ったら
    単純で素敵な言葉が返って来た。

    「気になってんなら。
     好きだって一瞬でも思ったなら
     その気持ちを忘れずに過ごすと良いよ。
     俺もそれでママの事捕まえたし!!頑張れよー」

    パパのアドバイスをもらい
    私は
    好きだと思った瞬間が合ったのか
    と考えてみる。
    そう言えば…
    嫉妬みたいな複雑な気持ちなら…

    「パパ!!ありがとう。私頑張るね!!」

    私がそう言って
    パパに向けてガッツポーズをして
    パパとガッツポーズの手をぱんっとやると
    パパは安心したように
    幸せそうに微笑んで
    仕事先へ向かって行った。
  • 37 実蔓*Mitsuru* id:VbRD2gN/

    2012-02-10(金) 22:07:27 [削除依頼]
    「おはよう瑞貴!!あの人誰ー??」
    「パパだよー。何か送ってくれた」

    周りから見たら
    ただの若いお兄さん。
    でも
    私にとっては
    ママを救ってくれた
    支えてくれた
    大切な大切な大好きなパパなの。

    「懐かしかったなー。パパと歩いた事あまり無かった」
    「そっかー。いい思い出になると言いね!!」

    憂菜は
    私の幸せを祈ってくれる。
    そんな一面がある憂菜も大好きで
    仕方が無くなる。

    教室の窓から差し込む光に
    窓側席の私はうとうとし始める。

    外の校庭では
    1学年上の先輩達が
    持久走をしている。
  • 38 実蔓*Mitsuru* id:D8x8oz..

    2012-02-11(土) 21:01:29 [削除依頼]
    「今日そう言えば隆太先輩が瑞貴の事探してたよ」

    私を呼んだ先輩。

    「みーずちゃーん!!」
    「えっ…」

    それは
    色々と悪い感じの噂とかが立っている
    チャラチャラ男の先輩だった。
    何か
    周りから聞けば
    私を狙っているらしい。
    私別に
    狙われる程可愛く無いけど。

    「みずちゃん。ちょっと話あるんだ」

    前1度から3度くらい絡んだ時から
    ずっと呼び名はみずちゃん。
    いきなりそう呼ばれ始めたものだから
    何て返せば良いか分から無い。
  • 39 実蔓*Mitsuru* id:b6xPM.S/

    2012-02-18(土) 18:56:38 [削除依頼]
    「あ…はい」

    2人で廊下を歩く。
    チャラチャラ男の先輩は
    いわゆる
    ‘イケメン’に属する人物だから
    周りからの視線が痛い。
    痛すぎる…

    「先輩っ…」
    「秋で良いよ。どした??」
    「あ…嫌。背ぇ高いなって思って…」

    ただそれだけ。
    秋(シュウ)先輩は
    にこやかに微笑み始める。

    「みず可愛いな。乙女だな」

    着いたのは屋上。
    呼び出されるのには
    定番な場所。
    私は
    気まずさでいっぱいだ。

    「嫌。全然!!…あのー。用事は…??」

    秋先輩は
    私の横に座って
    話を始める。
  • 40 実蔓*Mitsuru* id:D370m651

    2012-02-23(木) 10:46:10 [削除依頼]
    「俺さ…みずちゃんがさ…」

    秋先輩は
    黙りこくって
    叫び始めた。

    私は
    話の内容を大体理解した為
    座ろうとしたら焦って転んでしまった。

    「うわ!!大丈夫か!?」
    「…気にし無いでください!!」

    ちょっと大袈裟に転んでしまった。
    もしそう言う内容の話だったら
    どうすれば良いか分から無いもん。
    だって私
    好きな人居るし…

    もし…もし…
    本当に…
    何て。
    ちょっと自意識過剰だね。

    「俺ね!!…みずちゃんが好きなんだ。
     でも…でも。みずちゃんに
     好きな奴居るって知ってるから。
     ちゃんと告白だけして諦めようと思って。」

    私は何も答えられずに居た。
    予想は付いてたけど
    本当にその話をされる何て思って無かったから。
  • 41 実蔓*Mitsuru* id:D370m651

    2012-02-23(木) 13:16:43 [削除依頼]
    「私達出会ってからそんなに月日経ってませんよ??」
    「俺出会ってからずっとみずちゃんの事気になってたの」

    何だか急に
    乙女チックになった秋先輩。
    手を弄って若干もじもじしている。

    「…うあ!!」
    「ごめん。早く振って。
     このままだと辛い。
     でもさ。少しだけこうさせて」

    秋先輩は
    横から私に抱きついて来た。
    私は否定も出来ずに受け入れてしまった。

    何も出来ずに数分間。
    秋先輩は私の膝枕で
    すやすやと就寝していた。
    私には好きな人が居る。
    でも
    それを自分に
    何度言い聞かせても
    私の手と体が
    秋先輩の行動を
    受け入れ無いと言う事は
    全く持って出来無かった。
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