題名なんて、いらない34コメント

1 マラカス日和 id:i-rJlxHbx0

2012-01-26(木) 21:11:54 [削除依頼]
 黒と白のコントラストで作られた横断歩道の上を、軽快に歩く男。
 彼こそが、後に大魔王から世界を救い、全世界の貧困の差を打ち消し、演説一つで戦争を止めることになる、この物語の主人公、高橋一郎である……!
 あ、転んだ。首が折れた。
 死んだ。
  • 15 あさか@拓天は神だと思う//// id:Syg1KAs0

    2012-01-27(金) 21:27:54 [削除依頼]
    きゃぁぁぁぁぁ!!
    更新されてる!!((爆死

    そしてトイレ=小宇宙というのが
    なんか気に入りましたw
  • 16 マラカス日和 id:i-UiZ5ZQe/

    2012-01-27(金) 21:28:09 [削除依頼]
    『ある朝。クラスメイト編』


     ある朝、学校に行ったら、クラスメイトの森口くんが殺されていた。右脇腹の刺し傷が致命傷らしい。
     教室には私の他に、二人の生徒たち。朝早くから登校してきたから、とても数が少ない。
    「う、うわあ! も、森口!」
     いじめっ子の池沢くんが死体に気付いて大声を上げる。そしてランドセルを背負ったまま、派手に腰を抜かした。
    「どうしよう! 先生呼んで来なくちゃ!」
     クラス委員の山川さんが顔色を変えて教室から出て行こうとした。
    「待って!」
     私は山川さんの腕を掴んで、止める。
    「どうしたの?」
     山川さんが不振そうに首をかしげたので、私は言ってやった。
    「森口くんを刺した犯人は、この中に居るのよ!」
     二人が驚愕の声を上げる。私はそれを意にも介さずに叫んだ。
    「その犯人とは、池沢くんだ!」
     指をさされた池沢くんは、腰を抜かしたまま唖然としている。
    「この学校、夜は先生が見回りをするから、森口くんは今日の朝に刺されたことになるわ。山川さん、あなたが学校に来た時には、もう池沢くんが居たのよね?」
     私が尋ねると、山川さんはコクりと頷いた。
    「最後に来たのは私だから、つまり、池沢くんが犯人以外に有り得ないのよ!」
     池沢くんは何を言われているか解らない様子で、首を振っている。
    「そういえば、池沢くんって森口くんをいじ.めてた!」
     山川さんが私に同調する。続いて私は、池沢くんの机を調べてみた。
    「……これは!」
     そこから、血塗れの包丁が姿を現す。
    「決定的ね。山川さん、先生を呼んできて!」
     ――――こうして、森口くん殺害事件の犯人は暴かれた。
     まあ、森口くんを殺ったのは私だけどね。
     朝一番に森口くんを刺してから、私はトイレに身を隠して、人が来るのを待つ。
     池沢くんと山川さんが集まったのを確認してから、私は池沢くんに罪を着せるため、こっそりと彼の机へと包丁を入れただけなのだ。
     さて。なかなか上手くいったし、次は山川さんでも刺そうかな。
  • 17 マラカス日和 id:i-UiZ5ZQe/

    2012-01-27(金) 21:29:08 [削除依頼]
    『ある朝。ある朝編』


     ある朝、目が覚めると、そこには見慣れた朝が広がっていた。見慣れた自分の部屋の天井。見慣れた掛け布団。見慣れた学生鞄。見慣れた窓から覗く、見慣れた庭。見慣れた扉を開けて、見慣れた廊下を進み、見慣れた家族と、見慣れたご飯を食べた。
     そして見慣れた友達と見慣れた通学路を歩き、見慣れた学校、見慣れた教室に入る。見慣れた先生。見慣れた教科書。見慣れたお弁当を食べて、見慣れた家路につき、見慣れた我が家へ帰宅する。
     そこで目が覚めた。そこには、いつも通りの朝が広がっていた。なんだ、一日を終えたつもりが、全部夢だったのか。と思って、起き上がる。
     いつも通りの身支度。いつも通りの景色。いつも通りの世界。いつも通りの時間に、いつも通りの友達と、いつも通りの言葉を吐き出しながら、いつも通り学校へ行く。いつも通りの一日が終わり、いつも通りの夕飯を食べた。
     そこで目が覚めた。そこには、ありきたりな朝が広がっていた。
     これも夢か。そう思って、ありきたりな背伸びをして、ありきたりな制服を着て、ありきたりな挨拶を交わし、ありきたりな友達と、ありきたりな登校をした。
     ありきたりな授業中、これも夢なのかな、と、ふとそう思う。
     夢から覚めたら、また見慣れた朝を迎えて、いつも通りの昼を過ごして、ありきたりな夜を迎えるのか。
     そう考えると、嫌になる。ありきたりな毎日はゴメンだなあ。
     よし。目が覚めたら、何かが変わっていますように!
     そう祈ると、意識が遠のいていった。
     そこで目が覚めた。
     世界は滅亡していた。
  • 18 あさか@拓天は神だと思う//// id:Syg1KAs0

    2012-01-27(金) 21:29:31 [削除依頼]
    うあw
    蚊になっちゃたのかよ((
  • 19 マラカス日和 id:i-UiZ5ZQe/

    2012-01-27(金) 21:30:54 [削除依頼]
    >>15 これ一昨日の実体験なんですけどねww トイレの中身って、思いを馳せると妄想が膨らむんですよw
  • 20    ミク* id:ez-WH3hitN/

    2012-01-28(土) 12:24:34 [削除依頼]
    見慣れた と在り来たり と何時も通り が多いww
  • 21 マラカス日和 id:i-csaZWn80

    2012-02-02(木) 21:57:26 [削除依頼]
    >>20 「ゲシュタルト崩壊」って、あれ本当に起こるんもんですね! 「見慣れた」の「慣」が変な漢字に見えて来てしまったw
  • 22 マラカス日和 id:i-csaZWn80

    2012-02-02(木) 21:58:11 [削除依頼]
    『A×5』


     あああああ。
     勇者『あああああ』。
     恐らく日本一適当で、そして日本一多い勇者の名前だろう。
     その例に漏れず僕も『あああああ』の名を持つ一人な訳だ。
     いや、実名でプレイしろとか、そういう事を言いたいわけじゃないんだ。確かにRPGを実名でプレイするのは、少々気が引ける。
     勇者に大層な姓名が決められていた場合は、悲惨なことになるからな。
     けんた=ギルバードとか、ゆうすけ=デストロイとか。
     でもさ、もう少し、やり方があると思うんだよ。『あああああ』は無いと思うんだよ。
     あああああ=ギルバード、あああああ=デストロイ。勘弁してくれよ。マジで。
     親であるキミが分身である僕に、半ばヤケクソでそんな名前をつけるなんて、非道い話だと思わない?
     魔王だってテンション下がるよ。
     あああああ=ギルバードに殺される魔王の気持ち考えろよ。
     子供にそんな名前、勇者やってる内はまだしも、社会に出たら明らかに笑い者だよ。
     え? ちょっと待てよ、リセットするのか? 僕の名前を変えるために?
     それは……待ってよ。
     リセットしたら、僕はどうなるんだ。
     あああああはどうなるんだ。
     分かった、あああああで良い。あああああで良いから、リセットボタンから手を離し…………

     ▼ ゆうしゃ は ちからつきた!
  • 23 マラカス日和 id:i-csaZWn80

    2012-02-02(木) 21:59:54 [削除依頼]
    『トイレの神様』


    「良いか、トイレには神様が居るのじゃ」
     僕の家は、とても古臭い。ザ・日本家屋と叫びたくなる程、純度百パーセントの木製である。
     そんな家の中で、おじいちゃんは唐突に話を切り出した。
    「……それが、どうしたの?」
     僕は子首をかしげる。あの汚いボットン式の便所に、神様?
     しかしおじいちゃんは、疑わしい目付きの僕の事など気にもせずに話を続ける。
    「ボットン便所の下には、神様が居るとされておる。上から降ってくる小便は右手で、大便は左手で受け止めてくれとるのじゃ」
     汚い。トイレの神様、何だか汚い。
    「それで神様の両手は塞がっておるから、もし他の物が便器に落とされたら、神様は、それを口で受け止めなければならない」
     トイレに唾やタンを吐いたら、神様はそれを口で受け止めてくれている、というのだ。ごめん汚い。
    「だから、お前はトイレにガムを吐くのは止めろ。罰当たりじゃぞ」
     おじいちゃんは言いたいことだけ言うと、さっさと部屋から出ていった。
     なるほど。小便と大便以外の物は、神様は口で受け止めるのか。僕は何も知らないでトイレにガムを捨ててしまっていた。
     我が家のトイレを守ってくれている神様に、お礼とお詫びをしなくちゃならないな。
     ……よし! それなら明日、僕の大好物をトイレに落としてみよう。神様はそれを口で受け止めるから、喜んで食べてくれるハズだ!
     ――そして、翌日。
     僕は神様にお礼をする為、トイレにボンカレーを流し込んだ。
  • 24 マラカス日和 id:i-csaZWn80

    2012-02-02(木) 23:19:26 [削除依頼]
    『私は『ゎ』に論理的な価値を見出だす』


    「おい『ゎ』って何だ。わ、の小さい奴。『ゎ』。これ何に使うんだ。何の為にあるんだ。ちょっと考えてみてくれ。解るか? 小さい『ゎ』が使われている単語。あるか? 無いよな? じゃあ、この『ゎ』は何の為に存在しているんだ? 「要らない」と言われる為か? そうなのか? それじゃあまるで、虐待を受けてる子供みたいじゃないか。なぜ日本人はこんな物を作り出したんだ? なぜ携帯電話やパソコンに『ゎ』という文字をデータに残したんだ? ああ、意味が解らない。理解不能だよチクショー! なあ、お前、解るか? 知ってるか? 『ゎ』って何のために有るんだよ!」
    「…………いや、シークヮーサーとか……?」
    「………………ああ、頭良いなお前」
  • 25 ひさびさマラカス日和 id:i-InYayAY.

    2012-03-06(火) 01:04:23 [削除依頼]
    『有言実行』


     僕はその日、とある能力に手に入れた。
     何故そうなったかは分からない。朝、目が覚めると同時に、僕はこの力にも目覚めていたのだ。
     その無敵すぎる能力の名前は『有言実行』。
     僕が呟いた言葉が何でも現実になるという、まさしく最強の力だ。
    「億万長者になる」
     と呟けば、僕の手元には大量の札束が現れ、
    「空を飛びたい」
     と呟けば、浮遊能力が得られる。
     むかつく奴は片っ端から殺した。
     片想いだったあの子と、相思相愛になった。
     反対する親を黙らせて、超かわいい犬を飼った。
     いつか食べたいと思っていた霜降の牛肉も食べた。
     ――有言実行。
     口にしたことは現実になる。物理法則も何もかも、全てを無視できる能力。最強だ。僕は今、地球上の誰よりも最強の生物なのだ!
     歓喜のあまり、僕は思わず呟いた。


    「まるで夢のようだ!」


     ――目が覚めた。
  • 26 花奈留 id:2jFiO.L0

    2012-03-06(火) 20:43:56 [削除依頼]
    まるで星新一さんみたいな小説でドハマリしました!
    ちょっとおどろおどろしかったりすごいです!
    またの更新楽しみにしてます。
  • 27 ヒサハラ id:pR7JH60.

    2012-03-07(水) 18:15:39 [削除依頼]
    面白い!
    つぼりましたね、今でもなんか、顔が半笑い状態です。
    次も、楽しみです!
  • 28 マラカス日和 id:i-BJ6FvbI0

    2012-03-07(水) 20:15:42 [削除依頼]
    >>26 はい。この掌編集は、星新一さんの作風から大いなる影響を受けていますw 更新は本当に思い付きの気まぐれになりますが、よろしくお願いします。 >>27 面白いと感じて頂けたなら作者冥利に尽きますね。 次の更新がいつになるかは神様も知らないと思いますが、気長にお待ち頂けると嬉しいです。
  • 29 マラカス日和 id:i-GByxvMx.

    2012-03-10(土) 01:21:08 [削除依頼]
    『勇者と魔王』


    「親父の! 仇だッ!」
     勇者の剣が、魔王の体を両断した。
     重々しく、威圧的な音を上げながら、魔王の体は真っ二つになった。
     三世紀に渡って世界を支配し続けていた魔王の驚異は、これにより消え去ったのだ。
     勇者はボロボロになった自分の姿に苦笑しながら、伝説の聖剣を杖にして床に座り込んだ。
     数えきれない程の血を流した。その血は、自分の血であり、仲間の血であり、敵の血だ。
     数えきれない程の犠牲を払った。その犠牲もまた、自分であり、仲間であり、敵である。
     まだ幼さの残る顔を歪めて、勇者は笑った。
     高く、大きく、笑った。
     その声は世界中に響いて、人々に闘いの終結を知らせた。
     父親を魔王に殺された少年は、それから十数年、魔王を討ち取り、父親の仇をとることだけを考えていた。
     そして、その闘いも終わったのだ。
    「勝ったぜ、親父……」
     主を失った魔王の城。その最上階で、勇者は小さく呟いた。
     ――その姿を、五歳になる魔王の子供が見つめていた。
  • 30    ミク* id:ez-c7WMyJI1

    2012-03-10(土) 09:19:02 [削除依頼]
    久しぶりー♪
    面白いねー
    頑張れ☆
  • 31 マラカス日和 id:i-GByxvMx.

    2012-03-10(土) 21:13:35 [削除依頼]
    『猛毒』


     僕は妖怪・毒牙持ち。
     姿形は人間だけど、僕の犬歯からは神経性の猛毒が分泌されるんだぜ。たとえインドゾウが相手だろうと、一噛みで昇天確実さ!
     普段は人間のふりをして生活している僕は、今日も一人でモソモソと塩焼きそばを食していた。

    「――痛ッ!」

     おっと、舌を噛んでしまった。
     舌を…………。
  • 32 マラカス日和 id:i-GByxvMx.

    2012-03-10(土) 21:32:45 [削除依頼]
    >>30 お久しぶりでっす! ネタが出次第、頑張りますぜー!
  • 33 マラカス日和 id:i-GByxvMx.

    2012-03-10(土) 21:52:05 [削除依頼]
    『ごみ箱』


    ゆうクンは、生まれて直ぐにゴミ箱で死んだ。
  • 34 マラカス日和 id:i-630RH6c.

    2012-03-11(日) 00:10:05 [削除依頼]
    『セーバー』


    「ここに二つのスイッチがあります」
     いきなり目の前に現れた黒服の男は、毅然とした声でそう言った。
    「赤いスイッチを押すと、あなたが消滅します。青いスイッチを押すと、世界が消滅します」
     困惑する私を尻目に、男はトドメの如く言い放った。
    「どちらかを必ず押してください」
     ――なんだ、この問答は。
     赤いスイッチを押したら、私は消える? 青いスイッチを押したら、世界が消える? どちらを押そうが、私は死ぬんじゃないか。
     なんだ、そうか。それなら話は早い。
    「赤いスイッチを押します」
     私が死んで、世界を救ってやろう。
     私は男から赤いスイッチを受け取った。少しだけ躊躇ったが、私は赤いスイッチを押した。
    「三十秒後、あなたはパッと消滅します」
     男は笑った。
     そして続ける。
    「ちなみに、人間一人分の質量が突然に消滅したら、どうなると思います?」
     知るか。そんなことを私に聞いて、どうするのだ。
    「質量保存の法則や相対性理論から考えて――」
     男は笑い続ける。
     まるで楽しんでいるように。
    「世界が滅亡します」
     私はパッと消滅した。
     世界が壊れる音が聞こえた。
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