遊戯は終わらない42コメント

1 逢生 id:iOqs89M0

2012-01-25(水) 21:34:36 [削除依頼]


 あそびましょ、ウサギさん。
  • 23 逢生 id:JTIqJqa/

    2012-02-12(日) 11:40:45 [削除依頼]
    「あ、いかないでよ」
     そんな声がきこえましたが、白ウサギは立ち止まらない。
    「そっちに」
    「出口は」
    『無いよ』
     相変わらず癇にさわるようなしゃべり方をする双子。しかし、その声音は先ほどと少し、違って。白ウサギは背を向けたまま足を止めた。
     いや、止めるしかなかったというのがただしいだろう。おかしなことに気づいたのだ。
    「……んなんだよ」
     誰にも聞こえないくらい小さい声で囁く。
     白ウサギは、何度も女王にあったことがあるのだ。つまり、この森だって何回も通ったことがある訳で。だから彼は迷うことなど無いはず。
    ……それなのに、彼は今まったく覚えのないところに自分がいることに気づいた。
     いつから? 彼は自身に問いかける。ヴェラが気分が悪いと言い出した辺りは知っている場所だった。 
     でも——、と彼は思った。あれから数歩しか歩いていないのに、と。
  • 24 逢生 id:JTIqJqa/

    2012-02-12(日) 11:53:52 [削除依頼]
    >23 あー、酷いですね。 三人称が… きこえましたが→聞こえたが
  • 25 逢生 id:JTIqJqa/

    2012-02-12(日) 13:36:55 [削除依頼]
    「気づいた気づいた?」
     双子のどちらかが楽しそうにいった。
     ぞくり、とそこで初めて白ウサギの背中に戦慄が走った。
    「君は逃げられない」
     子供のような無邪気な声で笑う、それが————なぜだか狂気をはらんだようにきこえたから。
  • 26 逢生 id:JTIqJqa/

    2012-02-12(日) 14:02:45 [削除依頼]
    「……っ!!」
     白ウサギは声にならない悲鳴を飲み込んだ。そして全速力で走り出す。……その腕にヴェラを抱えたまま。
     焦りの表情を浮かべた白ウサギは、ヴェラといるときには考えられないほど、余裕がなかった。
    「頼っているのは私の方ということですか……」
     自嘲の笑みとも苦笑いともとれる表情で呟く。黒い森は走っても走っても終わりを見せることは無かった。
    「無駄だ、って」
    「言ってるじゃない」
     走る白ウサギの耳に急に、低い声が、あの双子の声が入った。いや、耳と言うよりも頭に直接響くような声だ。
  • 27 比翼鳥 id:2VOLq3J0

    2012-02-12(日) 18:00:10 [削除依頼]
    はじめまして。
    とある方から面白いと教えていただいてきたのですが、
    本当にとっても面白いですね!!
    思わずのめりこんでしまいました(笑)
    更新頑張ってください!
  • 28 逢生 id:JTIqJqa/

    2012-02-12(日) 18:20:58 [削除依頼]
    比翼鳥さん
    はじめましてー^^
    ふえ?
    私の小説がどこかで紹介されていたということでしょうか。
    わわわありがとうございます///
    えへへ照れますよー((笑
    がんばります!
  • 29 逢生 id:xo0YLcV0

    2012-02-13(月) 18:01:04 [削除依頼]
     白ウサギは立ち止まりそうになるが、足にぐっと力をいれて耐える。走れ走れ走れ。走らなければいけない、悪い予感がする。
     ただ、彼は今、ヴェラを抱えている訳で。そう長く走り続けられる筈がなかった。いや、もしも彼がもう少し自分本位な行動をしていたら、違ったかもしれない。
    「…………かはっ」
     息が吸えなくなる。もうどれほど走ったのか。それすらも分からないほど疲れきった体に白ウサギは自分自身限界を感じていた。暗い森はいっこうに終わりを見せる気配はない。
     と、そのとき白ウサギの頭に一つの疑問が浮かんだ。
    ——————この森はこんなにも広かっただろうか?
  • 30 逢生 id:xo0YLcV0

    2012-02-13(月) 18:44:38 [削除依頼]
     無我夢中で走ってきたから確かな距離は分からない。暗い森は時間感覚すら奪って今まだ日がでているのかすらよく分からない。
    ……だから、絶対にとはいい難いのだが、それでも。何度もいうようだが彼は女王に会いに行く度にこの森を通っているのだ。そしてその時間は多めに見積もって30分。そして今回は確実に走り初めてから一時間以上はたっているだろう。……明らかにおかしい。
     白ウサギはぴたりと足を止めた。体力も限界で、そして、これ以上走り続けても無駄だとも思えたからだ。
     そっとヴェラを降ろすとしゃがみ込み肩で大きく息をする。と同時に頭を整理しようとした。
     自分たちは本当にただ迷っているだけなのか——
     答えは明白だ。
  • 31 ひかり id:9fmxVIM1

    2012-02-13(月) 19:28:41 [削除依頼]
    >27 あーはい。そのとある方です。 ピッタリで良かったです 逢生さん いきなりすみません。 私もハマってしまいました! 読者になります。 尚、私の「ひかり」は仮名であり、 本来は別人です。 けど、逢生さんとは面識はなかったので ひかりとして覚えといてくださいね。
  • 32 逢生 id:xo0YLcV0

    2012-02-13(月) 20:36:45 [削除依頼]
    >ひかりさん

    私も丁度とある人に紹介されてたよーと言われて見ましたω
    いやぁ
    嬉しい限りです///
    ありがとうございますです(((

    あ、私も別の人なんですよーいつもは
    なので意外と面識あるかもです(笑)
    だれなのか気になりますが、詮索は互いにやめておきましょう**
    ひかりさんで覚えておきますねー^^
  • 33 逢生 id:F4kKjBq0

    2012-02-14(火) 13:10:47 [削除依頼]
     ゆっくりと、躊躇いながらも白ウサギは振り向いた。
    ……悪い予感、心のうちでそれは段々と大きくなって。それでも振り向かないと前に進めない気がした。
     完全に、彼が後ろを向いたとき、その口元に浮かんでいたのは、嘲笑だった。
    「想像はしていたのですがね」
    —————&mdash:不気味な花、苔の生えた土、人のように見えなくもない木々達。そして、双子。
     くすくすと可愛らしく笑うかおを次第に歪ませて。
    「いったよね、お客人」
    「無駄だって」
     鏡写しの男達は、白ウサギをにらみつけた。

    .
    知らずの迷宮
    .
  • 34 逢生 id:F4kKjBq0

    2012-02-14(火) 17:45:17 [削除依頼]
     ゆっくりと戸惑いながらも白ウサギは振り向いた。
    ……悪い予感。心のうちでそれは段々と大きくなって。それでも彼が振り向くのは、そうしないと前に進めない気がするから。
     爪先から徐々に。とうとう完全に彼が後ろを向いたとき、その口元に浮かべていたのは自嘲の笑みだった。
    「予想はしていたのですがね」
     視界に映るものは変わらない。苔の生えた土、不気味な花花。悲嘆にくれる人のようにも見える灰色の木々。そして——————双子。
     可愛らしく笑った顔をくしゃりと歪ませて。
    「言ったよね、お客人」
    「無駄だ、って」
     鏡写しの男達は、白ウサギを睨みつけた。

    .
    知らずの迷宮
    .
  • 35 逢生 id:F4kKjBq0

    2012-02-14(火) 17:51:15 [削除依頼]
    【遊戯は終わらない】 アリスと失踪ウサギ >2 始まりは穏やかに >5+9-12 知らずの迷宮 >17+20+21+23+25+26+29+30+34 ※33でタグミスを冒したので>34を修正verとさせていただきます。
  • 36 逢生 id:F4kKjBq0

    2012-02-14(火) 18:25:32 [削除依頼]

    >逢生のつぶやき&お知らせ.

    二章終わったー。
    というか終わらせました。
    ほんとうは三章の部分入れて二章だったのですが、都合上区切りました。
    いやーにしても。
    二章すごい書いたきがしてたった9レスなのですねー
    15はいったと思ったのですが、アレ?
    章にしては短いですね。話の方が正しいかも。まあつぶやきでしか言わないからいっか←
    三章は相変わらず白ウサギ編です。そして説明要素大。
    そして私の苦手な×××要素があるので頑張りまふ。

    てなわけでお知らせ。
    遊戯は終わらない、がとある作家様とコラボします!!
    うふふ〜
    見つけたら是非のぞいてみてください。
    本編よりすてきな遊戯は終わらないが見られるはずですよー
  • 37 逢生 id:DWGTsDW1

    2012-02-16(木) 18:34:44 [削除依頼]
     膨らむ殺気。
     ヴェラを気にしつつも、白ウサギは間合いをとる。
    ——なんにせよ早くこの森からでなくてはいけない。
     いっこうによくなる気配のないヴェラを見つめ、白ウサギは拳を握った。
    「ここは何処ですか?」
    「黒い森だよ、お客人」
     黒い森、というのは、白ウサギ達がいるはずの、つまりはいつも白ウサギが通っている森のことである。そんなわけが無いと白ウサギはかぶりをふった。
    「ふざけないでください。そんな訳がないでしょう」
    「なぜ?」
     とぼけた声をした双子に怒りを覚えつつ白ウサギは淡々とした調子で言葉を紡ぐ。
    「私は何度も黒い森を通ったことがあるのですよ」
  • 38 逢生 id:DWGTsDW1

    2012-02-16(木) 22:45:36 [削除依頼]
     白ウサギがそういうと双子はさもおかしくてたまらないというように笑った。
    「君ら」
    「"アリスと白ウサギ"だろう?」
     "アリスと白ウサギ"そのワードにぴくりと白ウサギの体は反応する。そう、それはこの世界に存在する得体のしれぬ遊戯。自由を歌いつつも、たくさんの制約に縛られた登場人物(プレイヤー)達。いまいち掴めないその目的。
  • 39 あき@パソコンから id:6t/MGW4.

    2012-02-17(金) 17:46:20 [削除依頼]
    「…………ええ」
     ただ分かっているのは、主催者が<女王>と呼ばれる人物であること。アリス、白ウサギはそれぞれ何らかの叶えたい願いがあることだけだった。
    「そのゲームを知っているのならあなたたちは制約を知っているでしょう?」
     白ウサギは苦い顔をした。彼だってその概要を知らないのは同じ。しかしその制約については嫌というほどしっていた。
     
  • 40 逢生  id:WCZaY6v0

    2012-02-22(水) 01:23:41 [削除依頼]
    更新できない(`;ω;`)
  • 41 逢生  id:yBUMAYl/

    2012-02-23(木) 19:18:18 [削除依頼]
    あげます。
    なにか引っかかってる模様。
  • 42 逢生@××のその前に。 id:S6lONXv1

    2012-04-01(日) 03:50:43 [削除依頼]
    「君がいいたいのは」
    「"アリスと白ウサギ"に"住民"が関わってはいけないってやつだろう」
     不思議の国の住人と呼ばれる人々。これまた多くの謎に包まれた存在ではあるが、プレイヤーの一部だ。但し、プレイヤーとしてはおかしいことに、アリスと白ウサギへの干渉は禁じられている。————それが白ウサギの知る"住人"についてのすべてだった。
     ちなみに、この世界には不思議の国の住民以外にもヒトは存在する。寧ろ、住民以外が多数であるとされていて、不思議の国の外には沢山の国がつくられている。白ウサギもそこで生まれ育ったのだ。
    「……分かっているのなら、————」
    「いいんだよ、俺達は」
     言いかけた白ウサギを遮るように双子の片割れ、ティルは言い放つ。さっきとはまた違い、苛立たしげに、面倒そうに、言葉を紡ぐ。言葉までもが随分と荒れているが、どうやらこちらが本来のかれのようだ。
    「何でか分かるか? …………女王に認められているからだよ」
    「は?」
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