癒えない傷痕 〜一人っきりの少女〜14コメント

1 善歌 id:g/.bgyu1

2012-01-24(火) 21:41:36 [削除依頼]
・プロローグ・

「はぁ…はぁ…」
暗闇の町の中を一人の少女がかけていく。
体中傷だらけで、辛そうに呼吸を繰り返している。
「捕まっちゃう…!!」
そんな少女を複数の屈強そうな男たちが追いかけている。
その矢先。
「いたぞっ!!」
「!!」
少女はついに見つかった。
「い、いやあああああああああああ!!」
***
これは少女のつらいつらい運命の物語。
さぁ、少女の運命を一緒に見届けてあげましょう。
  • 2 善歌 id:H38UFY0/

    2012-01-25(水) 16:33:03 [削除依頼]
    ・登場人物・

    桜音 紫乃(さくらね しの) 13歳
    この話の主人公。両親がいない。とても優しい。人体実験につかわれていた。茶色っぽい髪のショート。瞳はオッドアイで、左が黒で右がピンク。

    神西 力勇(かんざい つとむ) 25歳
    紫乃を人体実験に使っていた張本人。腹黒い。逃げ出した紫乃をあらゆる手を使って捕まえさせた。紫乃の力を使って、世界征服を夢見る。

    神嵜 軌陸(かんざき きりく) 23歳
    力勇の部下。紫乃の世話係。ポーカーフェイス。詳しいことは分かっていない。
  • 3 善歌 id:H38UFY0/

    2012-01-25(水) 16:39:18 [削除依頼]
    ・サブプロローグ・

    「お兄ちゃん、紫乃ちゃん捕まっちゃたよ?どうする」
    「はぁ〜めんどくせえことになっちまたな」
    「うん…」
    路地裏でぼそぼそとしゃべっている影が二つ。
    頭に獣のような耳が生えている。
    「やっぱさ、強行突破しちゃう??」
    小さな影が大きい方の影に尋ねた。
    「やめとけ。見つかったら最後だ」
    大きい影はつぶやいた。
    「そうだね…しかたないね…」
    「あぁ。でもいつかは助けにいこう」
    「うん!待っててね紫乃ちゃん。絶対に助けにいくよ!」
    「…がんばってくれよ」
    そういい二つの影は路地裏から消えた。
  • 4 善歌 id:C2ekPYl/

    2012-01-27(金) 21:06:52 [削除依頼]
    〜1章〜

    ・涙・

    コツ…コツ…。
    無機質な顔の青年が、地下へと降りてくる。手には一人分の食事が乗っている。
    「お嬢様。朝食でございます」
    「…」
    青年は、牢屋の中の少女に話しかける。だが少女は眠っているようだ。
    静かにため息をつき青年は、牢屋の中に静かに入り、少女の食事が乗ったおぼんを置いて、その場を後にした。
    〜*〜
    「うーん…」
    青年が去ってから一時間は経過しただろうか。少女は目を覚ました。
    横を見たとき、どうやら食事に気付いたようだ。
    「あ…軌陸が持ってきてくれたんだ…お礼言い損ねちゃったな…」
    そんなことをぼやきながら少女は空腹を満たした。
    「あ…まただ…」
    食べ終わった時に、皿の底に手紙が貼り付けてあった。
    宛名は「紫乃様へ」だった。少女の名前はどうやら紫乃のようだ。
    紫乃は手紙を手に取り読みはじめた。

    「紫乃様へ
     毎回このような手紙を読んでくださり光栄です。
     今日の実験は、12時始まりです。
     力勇様も楽しみにしておられます。
     紫乃様にとっては少しつらいでしょうが、頑張ってください。
     それでは
                  軌陸
     P・S この前のように逃げ出さないように。」

    「…はぁ」
    そう、あの時逃げていた少女とは紫乃のことだったのだ。
    だがそれも5年以上前のこと…。
    「まだ、引きずっているんだ…」
    紫乃はあの時のことを思い出した…。

    〜回想〜
    「いやっっ!!離して!!!」
    「黙れ!!おとなしくしたがっていろ!!」
    紫乃は力勇の部下たちから逃げていた。
    最初は順調だったものの、人が増え結局捕まってしまったのだ。
    「おとなしくしろ!!」
    ドスッ!ガスッ!
    紫乃は男たちに蹴られたり殴られたりした。
    そんな時、軌陸が紫乃をかばったのだ。
    「お前たち。もういい。これ以上何もするな」
    「…くっ!!…わかりました」
    男たちは引き下がったが、紫乃は混乱していた。
    「いや!!来ないで!!やめて!」
    「紫乃様、安心してください、もう大丈夫ですよ」
    軌陸は優しく声をかけた。だがその声は紫乃の耳には届かず…。
    「いやあああああ!!」
    動転した紫乃は、勢い余って軌陸をひっかいてしまったのだ。
    だが軌陸は何も言わず、ただ悲しい目をして紫乃を抱きかかえたのだ。
    「…!!ふぇ…う…うわああああん!!」
    久しぶりに人のぬくもりを感じた紫乃は、大声で泣いた。
    いつまでいつまでも、いつまでも、泣きつづけたのだった…。

    (あれからだったな…軌陸が私に優しくなったのは…)
    そのことを思い出した紫乃は思わず泣いてしまった。
    静かにただ、涙を流し続けた。
  • 5 善歌 id:UKo1WyT.

    2012-01-30(月) 21:25:37 [削除依頼]

    ・冷たさ・

    ピピピ…ピピピ…。
    どうやら紫乃の出かける時間になったようだ。
    「う…時間か…行かなくちゃな…」
    そうつぶやき、紫乃は牢屋を後にした…。
    〜*〜
    紫乃は大きな扉の前に来ていた。
    (いやだ。行きたくない…でも行かなくちゃ…)
    コンコン…。扉をたたくと中から「入っていいぞ」という声が聞こえた。
    「失礼します」
    重い扉をあけて紫乃は中へと入った。
    「流石紫乃だな。時間ぴったりだぞ」
    「…ありがとうございます」
    男に褒められたが、紫乃はちっとも嬉しそうではなかった。
    その男の隣には軌陸が控えていた。
    その顔は相変わらずのポーカーフェイスだったが…。
    「力勇様。どうか紫乃様を座らせてあげてください。疲れている様子なので」
    「ん?あぁ。紫乃、座ってもいいぞ」
    「あ、はい…」
    力勇に促されて、紫乃は椅子に座った。
    そのまま緊張した空気が漂った。
    先に沈黙を破ったのは力勇だった。
    「紫乃。確かまだ昼飯食ってないよな??」
    「あ、はい」
    「じゃあ今ここで食べるようにしたらどうだ?実験の時にお腹すいたらあれだろう?」
    「はぁ。じゃあお言葉に甘えて」
    すると軌陸が「じゃあ準備してまいりますね」と言い、部屋を出て行った。
    軌陸が部屋を出ていくのを確認した力勇は、おもむろに立ち上がって紫乃の方へと歩み寄った。
    「相変わらずきれいな瞳をしているな」
    かすれた声でつぶやき紫乃の頬へと手を当てた。
    その手は氷のように冷たい手だった。
    「…きゃっ!!」
    紫乃は驚きぱっと顔を横にそらした。
    その行動を見て、力勇はわれに返った。
    「あ、す、すまない!あまりにもきれいだったからつい…」
    「あ…いえ…」
    そのまま気まずい空気でいると、扉があいて軌陸が入ってきた。
    二人を見た途端、軌陸の目が少し見開かれたが、すぐに無表情に戻ってしまった。
    「力勇様。お食事の用意ができました」
    「あ、おぉ。じゃあ食べよう」
    「…はい」
    こうして静かな昼の時間は過ぎて行った。
  • 6 かりん id:E8l7KU3/

    2012-01-31(火) 22:00:36 [削除依頼]

    本名かたってるw

    がっばってかいてねn('∀`)
  • 7 ☆蕾姫☆ id:ZTQ7pun.

    2012-02-02(木) 04:47:49 [削除依頼]
    すごいね?
    僕も頑張らないと?
    です?
  • 8 善歌 id:3.wKndC1

    2012-02-02(木) 22:01:07 [削除依頼]
    かりんちゃん☆
    ありがとう!!がんばるね^^

    レキちゃん☆
    うふふ。レキちゃんのためにもがんばるよーん!
  • 9 善歌 id:vpcZ.X71

    2012-02-12(日) 18:15:07 [削除依頼]
    〜外伝〜

    ・二人の少年・

    紫乃が捕まるのを見ていたあの二人の少年は、町の中をさまよっていた。
    少年たちはしばらく黙って歩いていたが、耐え切れなくなったのか小さい影の方の少年が声を上げた。
    「うー…お兄ちゃん…おなかすいたよぅ〜」
    するともう一人の少年は呆れたように「はぁ〜」とため息をつき、少年に言った。
    「おまえな、さっきカ○リーメ○ト食っただろ?」
    すると少年は「あんなのじゃ足りないっ!!」と叫んだ。
    「はぁ―――――。わかったよ…。ほれ、おんぶしてやる」
    少年はいいもう一人の少年に背中を向けた。
    「わぁ!!ありがとう!瑠軌お兄ちゃん^^」
    どうやら大きい少年の方は瑠軌というようだ。
    「よっこいせっと…。ん?貴衣亜お前、前より太ったか?」
    「太ってない――!!」
    小さい少年の方は貴衣亜というようだ。
    見るからに二人は兄弟のようらしい。
    瑠軌は、貴衣亜をおんぶしたまま、目的地に向かった。
    〜*〜
    「ごめんください…」
    瑠軌達が入ったのは路地裏にひっそりと隠れるように立っている建物だった。
    「あら!瑠軌に貴衣亜!お帰りなさい^^」
    「ただいま!!」
    「ただいまです…」
    瑠軌と貴衣亜を迎え出たのは、一人の女性だった。
    「柚子さん、変わったことは?」
    「いいえ、特に何も…。そういえば紫乃ちゃんは?」
    女性の名は柚子というらしい。その柚子の言葉を聞いた途端、瑠軌は顔をしかめて貴衣亜は泣きそうな顔になった。
    「捕まり…ました…」
    瑠軌の言葉を聞くなり柚子は血相を変えた。
    「う…そで…しょう…?そんな…あの子が簡単に捕まるわけが…」
    でも柚子はそこで気付いた。二人の顔は嘘をついてる顔ではないことに。
    そこで柚子の意識はとんだ―――。
  • 10 善歌 id:sYxSJgW0

    2012-03-04(日) 17:56:34 [削除依頼]

    ・登場人物・

    殺死音 瑠軌(さっしおん るき) 15歳
    猫人間。猫耳と尻尾が生えている。原因は不明。貴衣亜の兄。優しいが、怒った時はすごく怖い。情報集めが得意。紫乃とは幼馴染。

    殺死音 貴衣亜(さっしおん きいあ) 7歳
    兄同様。泣き虫&極度の怖がり。でも、やるときはやる子。喧嘩は意外と強い。紫乃とは幼馴染。


    姫咲 柚子(ひめざき ゆずこ) 33歳
    紫乃の母親の親友。紫乃の母親が死んだため、紫乃を世話している。温厚で心配性。紫乃を守ると心に決めている。
  • 11 朝香@リア充爆発しろ!!w id:NVIIlJV1

    2012-03-04(日) 18:05:05 [削除依頼]
    やばいです!!//
    この小説好きです//
    生きてて良かったとか思ってます←
  • 12 香凜 id:bUIS53O1

    2012-03-04(日) 18:05:59 [削除依頼]
    紫乃c・・・可哀想((涙
    実験てなに・・・?
    私の紫乃cに何すんの!?((黙
  • 13 善歌 id:sYxSJgW0

    2012-03-04(日) 19:50:09 [削除依頼]
    朝香@リア充爆発しろ!!w様☆
    そ、そんなに気にってくださったんですか!?
    はわわ/////うれしいです^^
    更新がんばるので、これからもよろしくおねがいします!!

    香凜様☆
    紫乃確かにかわいそうですよね…(書いてるやつが何を言う
    でも最後はhappyendなので!(←
    紫乃のこと気に入ったのなら、お持ち帰り可能ですよ^^
    実験のことは、まだ秘密です^^
    これから明らかになるのでお楽しみに?
  • 14 善歌 id:sYxSJgW0

    2012-03-04(日) 21:15:16 [削除依頼]

    ・実験・

    「さて紫乃。食事も終わったことだし、実験をはじめようか」
    「え…。…はい」
    食事が終わったところで、力勇が口を開いた。
    紫乃は逆らうことなく、言葉に従い力勇の後につづいた。
    (また、悪夢が始まるんだ…)
    そんなことを思いながら、紫乃は部屋を後にした。
    その時軌陸は、深い悲しみの色を目に浮かべながら、紫乃を見つめていた…。
    〜*〜
    力勇と紫乃は、大きな部屋の前に来ていた。
    力勇は部屋の扉を開け、紫乃を中に入れた。
    「じゃあ、はじめるか」
    「はい…」
    紫乃が返事をすると、30人程の男たちが出てきて、紫乃を囲んだ。
    「ルールはいつもと同じ。そこにいる奴らを全員倒したら終了だ」
    「わかりました」
    紫乃が返事をするのを聞いて、力勇は合図をかけた。
    「はじめろ」
    力勇の声を聞くなり、男たちは一斉に紫乃に飛び掛かった。
    紫乃はそれをジャンプで軽くよける。
    「あまいですよ?こんなので私を倒せるとでも思っているんですか??」
    いつもの紫乃とは打って変わって、冷ややかなオーラをまとっていた。
    「こしゃくな…!!お前ら、武器を出せ!!一斉に攻撃だ!!!」
    男たちの中のリーダー格の一人が声をかける。
    男たちは、それぞれの武器をとりだした。
    (くさり、剣、銃、トンファー…。どれも弱そうな武器に感じる…。こんなのじゃ無駄だってことを、力勇さんも知っているはずなのに…。どうして…??)
    そんなことを考えている間にも、男たちは紫乃に攻撃してくる。
    「めんどくさいな…。はやく終わらせちゃおう…」
    紫乃はよけるのをやめた。
    そして、言葉を紡ぎだした。
    「我に眠る力よ。今、我に力をかし、桜色の吹雪をふかせよ!」
    紫乃が言葉をつぶやくと、桜色の吹雪がふきはじめ、男たちを傷つけていく。
    そして、10秒もたたぬうちに、男たちはみな倒されていた。
    「ふぅ。疲れた…」
    紫乃は戦いが終わるとその場にしゃがみ込んだ。
    かなりの疲労が紫乃を襲っているようだ。
    そんな紫乃に、力勇が近寄った。
    「さすがだな。あれほどの人数をこんなにも早く倒してしまうとはな…」
    「…ありがとうございます」
    「じゃあ、第二段階だ」
    「え?」
    力勇が軽く指をならすと、二人の男が出てきた。
    そして紫乃を持ち上げ、奥の部屋に運んだ。
    (そっか!私にこんな無意味な戦いをさせたのは、これが理由だったのか!あぁ、あの時力を使うんじゃなかった…)
    時はすでに遅し。
    紫乃は実験器具とつながれ、ベットの上に横たわっていた。
    「では、はじめろ」
    力勇が声をかけるとともに、機械のスイッチが入り、紫乃の体は痺れに襲われた。
    「う…ぅあ…た…すけて…」
    紫乃の意識は、そこで途絶えた。
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