水際の雛16コメント

1 遥子 id:1sa7H2R1

2012-01-24(火) 21:24:26 [削除依頼]
 
 純粋でいることを夢見て僕らは飛んだ。
 
  • 2 遥子 id:1sa7H2R1

    2012-01-24(火) 21:34:42 [削除依頼]
     こんにちはーはじめましてー
     はること申します。
     今回こそは真面目に書くんだから!!!←
     
     失墜の裏側、に関係あったり無かったり…。
     序でに、低空飛行とは全く関連性はありません。
     何の話ー? って人はスルーしてくださいな。

     相変わらずのはるこクオリティー、ゆるゆる書きます。
     よろしくお願いしますー(^^) 

     あ、このスレ内での宣伝行為はやめてくださいねー。
  • 3 遥子 id:iOqs89M0

    2012-01-25(水) 18:45:13 [削除依頼]


    【1,屋上と空】
  • 4 遥子 id:iOqs89M0

    2012-01-25(水) 19:24:26 [削除依頼]

     下らない空が今日は一段と澄んで、透明にみえたから。理由なんていうものは曖昧で、だからといって起こる事象全てを偶然とか運命とかにカテゴリするのだって馬.鹿げていると僕は思う。だから僕が屋上にいこうと思ったのは、単なる気まぐれだった。そこにはなんの運命性も思惑もない。僕という個人が世界という普遍の一部として過ごす、その更に断片的な一部分でしかなかった。
     カンカン、と。屋上へあがる階段を上る度に寒さが身に凍みる。もうすぐ春とはいえ、千葉県中央部の一月の下旬はまだ寒い。何故それでも屋上に行きたいと思うのかは、僕にも分からない。
     屋上の扉は何にも動じず沈黙している。ふれた瞬間に走った静電気に眉を顰めつつ、ノブを強く握りしめ、捻る。触れている部分から段々と温度が融け合って、浸透していくのが分かったけど、気にせずに一気にあける。相変わらず重い扉だ。
  • 5 二番機 id:4yrv8aT1

    2012-01-28(土) 19:24:14 [削除依頼]
    ……更新されないんですか? 実は、>1のたった一文に、ものすごく共感してしまって、更新されるのを密かに楽しみにしてるんです(笑) いつか更新される日を楽しみに待ってます!^^
  • 6 遥子 id:lTfHIEI0

    2012-02-07(火) 11:27:25 [削除依頼]
    >二番機さん

    ありがとうございます。
    まさかコメントをいただいているとは!!
    じ、実は飛行機などは出てこないのですが・・・
    春休みに大量更新しようとおもっています(;_:)
  • 7 ぽさぬ id:/Lo.csq/

    2012-02-07(火) 19:45:33 [削除依頼]
    はじめまして。

    綺麗な文章が心にきゅっときました
    更新楽しみにしています
  • 8 遥子 id:4XTdEa2/

    2012-02-07(火) 21:34:53 [削除依頼]
    >ぼさぬさん
    はじめまして。

    きれいだなんて!!
    すごくすごくうれしいけど勿体無い言葉です///

    期待に答えられるよう頑張ります。
  • 9 遥子 id:4XTdEa2/

    2012-02-07(火) 21:55:40 [削除依頼]
     突き刺すような冷気に歓迎されて、僕は思わず目を瞑った。一陣の風が僕を通り抜けた後、目をゆっくり開いたのだけれども、またすぐに閉じることになった。目の前にあるあり得ない光景を否定する為だ。
     
     女子生徒が、屋上の淵に立って下を見おろしていた。

     他人行儀な青い空と、知らん顔した木々達が、あまりにいつも通りで、拍子抜けする。それでも慎重に目を開けると、脳は確実に彼女を認識した。そして僕はそれと同時に彼女に向かってかけだしていた。
  • 10 遥子 id:4XTdEa2/

    2012-02-07(火) 22:39:17 [削除依頼]

    「おい、アンタ、なにしてんだ!!」
     条件反射とも、無意識とも、いえる。大声と共に僕は走り出していた。
     彼女は僕が近づいてもなんの反応もしない。とうとう、というほど僕達は離れていた訳ではないけど、とにかく。とにかくぼくは彼女をぐいと引き寄せた。勢いで。
     遠目にも華奢だとわかった彼女は、本当に鳥の羽みたいに軽い。ふわっとそのまま、彼女は僕の方に倒れ込んできて。
    「あ」
     短い声が、彼女の口から漏れた。それが、絶望の吐息なのか、ただ驚いたのか、それはわからないけど。僕は、彼女をなんとか受け止めて、ほっと安堵の息をついた。
  • 11 遥子 id:Nev9rva0

    2012-02-08(水) 18:51:36 [削除依頼]

    「おいっ、アンタなにしてんだ!!!」
     条件反射とも、無意識に、とも言える。僕は走りながら大声で女生徒に声をかけた。
     屋上は嵐のような風が吹き荒れていて、だから聞こえなかったのだろうか。彼女は僕の呼びかけにも無反応で、俯いている。まるで人形か、もしくは死んでるんじゃないかって、あり得ない想像をして、背筋が寒くなった。
     そんなに離れていないはずの僕らなのに、何故か前に進んでいないような錯覚をおこす。それでもやっと、いや、それほどの距離ではないけれでも、とにかく。とにかくもう手をのばせば楽にふれられるくらい近かくまで僕はたどりついた。そして——そして僕は彼女を屋上側に引き寄せた。もちろん、勢いで。
     華奢な肩やおれそうな足から、彼女が軽そうなことくらいは一目見たときから予想できていた。しかし、彼女は、予想を遥かに越えて軽かった。それはまるで鳥の羽か、または空気そのもののように。
     膝からくずれて彼女はゆっくりと僕側へ傾いた。
    「あ」
     そんな短い、抗議とも安堵とも絶望ともとれる声だけ残して。
     僕といえば、予想以上に軽い彼女にバランスを崩して、体制をなおすのに必死だった。
  • 12 遥子 id:Nev9rva0

    2012-02-08(水) 21:48:07 [削除依頼]
    >10はスルーで。 下書きを投稿しました。
  • 13 遥子 id:Nev9rva0

    2012-02-08(水) 22:20:11 [削除依頼]
     
     それでもなんとか、自分がクッションになるような体制で彼女を受け止めた。つまり彼女につぶされる形になるわけで。いくら軽いとはいえ、人一人に乗られるのはキツイ。というかこの場合は、重さではなく落ちどころの問題だと思う。コンクリートと彼女の体に押しつぶされた頭。序でに、斜めにぶつかったせいで顔面はコンクリート側だ。
    「……!!!」
     そんなわけで声も出せず悶絶していると、不意に呼吸が楽になった。彼女がどいたのだ。
    「痛ぇ……」
     顔をしかめつつも、僕も立ち上がった。いつの間にか白い雲たちが、青空を覆いだしている。僕と彼女の薄い影が、頼りなさげに揺れていた。
     立ち上がってやっと僕はほっと息をついた。彼女が落ちなくてよかったと、心から思った。名前も知らない少女だけど、生きていてよかったと。
    「アンタ……死.ぬ気だった?」
    「…………」
  • 14 遥子 id:lX62qk4/

    2012-02-10(金) 18:31:55 [削除依頼]
    あげ
  • 15 はるこ id:62lrG4c1

    2014-04-27(日) 01:18:59 [削除依頼]
     彼女はなにも言わずぼんやりと僕の顔を見ていた。ガラス玉のような、というのはありがちな表現だけど、彼女の顔はまさにそれだった。
    「……おい?」
    「あっ、いえ、あの……その、迷惑をかけてごめんなさい。死.ぬ気なんて無かったんです。ただ、あんまり空が綺麗で」
    「……はあ。それで投.身自.殺.未遂するわけ? 確かに、今日の空は綺麗だけどさ」
     いっそすがすがしいとさえ思う。彼女の取り繕うようなわざとらしい笑みにも、とんでもない言い訳も。それでいて彼女は僕をそんな嘘で騙せると疑っていないようだった。
    「いえっ、落ちようとしたわけでなくて」
    彼女はそこそこに長い髪を二つにわけて三つ編みをしていた。今は強風と、さっき僕ともつれ合ったせいかグシャグシャになっているけれど、ふつうに、こんな状況でなければ優等生そのものだろう。もしかしたら、普段嘘をつきなれていないのかもしれない。
    「へえ」
    「ほっ、本当です! 本当ですよ? 疑ってません? 疑ってますね!!」
    彼女は崩れた三つ編みがぴょんぴょんはねるほど勢いよく僕に迫ってきた。
  • 16 遥子 id:62lrG4c1

    2014-04-27(日) 01:48:39 [削除依頼]
    彼女は作り物みたいな瞳のままでしばらくじっとこちらを見ていたが、やがてふにゃりと気の抜けるような笑みをみせた。一方、僕は僕で息を止めたまま彼女を見つめていた。端からみれば僕らは恋人か何かに見えたかもしれない。
    「……武藤」
    「そ、そんなに見つめたらはずかしいよ泉くん」
    彼女は、ひどい有り様だった。きっちりと編まれていただろう三つ編みは片方解けて、もう片方も弛み放題だし、制服もよれよれだ。しかしよく見てみれば彼女の顔には確かに見覚えがあった。というか、先ほどまで一緒に授業を受けてさえいた。彼女と僕はクラスメートだ。すぐに気がつけなかったのは、つい十五分前まで彼女の顔を覆っていたはずの、黒ぶちのださいメガネが無いせいだろう。
    「いや、お前……なにやってんの」
    僕と彼女は特別に仲のよい方ではない。しかし、いかにも優等生、といった体の見た目に反して社交的な彼女とは、たまにはなしをする事があった。
    間違っても自.殺なんてするタイプの人間にはみえない。そういう人こそ自.殺するといぜんニュースか何かで見たような気がするが、彼女も死.にたくなるほどの悩みを持っているのだろうか。
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