正面衝突の後に3コメント

1 名もなき1人の魔女 id:ZFK2vwu0

2012-01-08(日) 15:28:27 [削除依頼]
……僕は、人生の中で13回、自分の記憶を失った……
  • 2 名もなき1人の魔女 id:CzbmLZ/1

    2012-01-10(火) 13:53:14 [削除依頼]
      第 壱 章

     とある小さな病室の一室の中のベッドに、1人の老人が横たわって、寝ている。
     彼はもう相当なおじいさんである。確か、80歳を超えていたと思う。
     そんな老人を横から見守っている人物が3人。1人は若い看護師で、もう1人は医者。
     そしてあと1人。老人の妻である。彼女は、彼が小学生だった頃からずっと、彼を見守ってきていた。
     と、老人がうっすらと目を開けた。そして、「誰だ」と小声で、ゆっくりと尋ねた。
     妻はなだめるような口調で、「いいのよ、そんなこと聞かなくて。」と言った。そして「愛してる、ケンちゃん」とつぶやいた。
     その途端、老人の記憶がするすると巻き戻されていった。そういえば、その言葉を初めて聞いたのは…………
  • 3 名もなき1人の魔女 id:Ozolozy/

    2012-01-21(土) 17:40:53 [削除依頼]
    彼がその言葉を初めて聞いたのは、彼がまだ3歳だったころである。
     彼は、松寿賢海という名前の、本当に普通の男の子だった。普通じゃなかったのは、彼の名前だけだった。
     名字が「松寿」なんていう、とても縁起のよさそうな名前だったから、母は下の名前も、縁起のよさそうな名前にしようと決めていたらしい。しかし、母の両親が、彼が生まれる10日前に死んだ。交通事故だったらしい。
    そこで、彼女の父の名前である賢之助と、母の名前である海子から文字を取って、この名前にしたのだ。
    そんな理由でつけられたこの名前だったが、ずいぶんと読みづらい名前だった。本当はこの字で「まつなが けんかい」と読むのだが、初めてこの名前を目にした人は、「えっと…まつ…しょう、しょうじゅ?かしこ…うみ…かしこみ?」と詰まってしまっていた。
     けれども、そんな読みにくい名前を彼につけてしまった母は、彼の事を深く愛していた。いわゆる、溺愛って奴だった。
    父は、毎日朝の6時頃に出勤して、夜の10時に帰ってくる。そして、残業も、泊まりこみで仕事する事も、出張で1週間以上家に帰ってこないことも、しばしばあった。
    だから、仕事で忙しい父の代わりに、母が彼の面倒をするようになった。おむつを替えることも、ミルクを与えることも、子守歌を聴かせることも、すべて彼女がやった。
    そんな時、母は彼に向って「愛してる」と言ったことがあった。彼は物心のついたころから、ずっとその言葉を聞いていた。
    そして、この賢海少年は、母の愛情をたっぷり浴びてすくすくと成長し、6歳になった。
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