恋が出来ない小説家11コメント

1 唯衣 id:.JrxOz61

2012-01-08(日) 10:03:27 [削除依頼]

全ての始まりは仕事で家を留守にしている母からの電話だった。
  • 2 唯衣 id:.JrxOz61

    2012-01-08(日) 10:08:04 [削除依頼]

    第1章

    母からの用件を一言で言えば、

    知り合いの子供さんを預かって欲しい

    と言う感じだった。

    その子供さんは明日、うちに引っ越して来るらしく、それはまた急な話だった。
    こっちの事情も考えて欲しい物だ。
    色々文句を言いたくて、電話を掛け直したが、母は出なかった。
    とあるラノベ主人公のセリフではないが、不幸だ。
  • 3 唯衣 id:.JrxOz61

    2012-01-08(日) 10:11:22 [削除依頼]

    そして次の日。
    帰宅部の私は6時間目が終わると、直ぐに帰宅する。
    家の鍵はもう既に子供さんに渡していると言っていたので分かってはいたけれど、家に入ると大量のダンボールが積まれていた。
    もう、子供さんは来ているらしい。

    「あの……」

    リビングのドアを開けて、恐る恐る中に入ると、何時も私が座っている椅子に子供さんらしい人が座っていた。

    「ああ、この家の人?」

    そう言って、黒髪学ランの少年は微かに首を傾げた。

    「……、」

    私は言葉を失った。
  • 4 唯衣 id:9Ps/t.v0

    2012-01-08(日) 11:47:01 [削除依頼]

    てっきり、私の予想では子供さんは小学生くらいの女の子だと思っていた。
    なのに何で、

    「あー、えーと、礼儀悪かったですかね。初めまして、これからお世話になります」

    中学生の男子何だろう。

    「聞いてます?」

    「聞いてないっ」

    「え」

    私はスカートのポケットからケータイを取り出し、母に掛ける。

    『ただいま電話に出る事が出来ません……』

    出たのは機械音声だった。
  • 5 *りお* id:Fk9EJXp/

    2012-01-08(日) 11:49:28 [削除依頼]
    こんにちはっ

    これ
    読んだら
    めちゃくちゃ
    はまりました.

    やばぃですね(なにがだ


    更新
    楽しみです.*
  • 6 唯衣 id:9Ps/t.v0

    2012-01-08(日) 12:00:55 [削除依頼]

    「あの何をそんなに落胆状態何ですか?」

    体育座りしている私に黒髪学ラン少年が話し掛けて来る。

    「1つ、聞いて良い?」

    「あ、はあ、どうぞ」

    「何が如何なって、この家に来る事になったの?」

    「俺の親が仕事で海外に行く事になったんですよ。それで、俺を1人にして置くわけにも行かなくて途方に暮れてまして。そこであなたのお母様が俺を引き受けてくれたんです。まあ、有難いんですけど、そのお母様も仕事でいないんですよね?」

    「そう。如何して、親に着いて行こうって思わなかったの?」

    「面倒じゃないですか。中3ですし、せっかく志望校も決めてましたしね」

    「なるほど、ね。もう良い。空いた部屋があるんだし、諦める」

    私は立ち上がる。
    改めて向かい合うと、黒髪学ラン少年の方が背が高い。
    1歳しか変わらないから、そりゃそうだろうけど。

    「どうせ、名前、分かってるんだろうけれど。水無瀬出雲。よろしく」

    「黒宮葵です。出雲なんて、今時珍しい名前ですね」

    ご丁寧に名前の感想まで述べてくれる。
    まあ、礼儀が良い子で良かった。

    「水無瀬さんは高校生何ですよね?何年生ですか?」

    「1年生だけど。でも、あなた、住んでた所、結構近いんだ。だって、その制服、七中でしょ?」

    「はい。此処も七中の校区になるみたいですね。じゃあ、1年前までは七中だったんですか?」

    「ええ。セーラー服だったな。まあ、絶対、ブレザーの方が楽だとは思うんだけどね」

    ピピピピピピピッ

    黒髪学ランの少年……ならぬ、黒宮君のポケットから音が流れる。
    黒宮君はケータイを取り出し、直ぐに出た。

    会話終了だろう。
    一応、内容を聞かれたくないだろうし、私は気を遣って、自分の部屋に戻った。
  • 7 唯衣 id:9Ps/t.v0

    2012-01-08(日) 12:03:00 [削除依頼]
    >5 コメントありがとうございます!! 嬉しいです♪
  • 8 唯衣 id:9Ps/t.v0

    2012-01-08(日) 12:22:13 [削除依頼]

    1人暮らし状態の私の食事は半端なく身体に悪いと思っている。
    朝食はほぼなくて、昼食は購買のパン、夕食はコンビニ弁当。
    この暮らし、ずっとしてたら、絶対に身体壊すだろうな。
    そう思いながら、それを続けているのはかなり自虐的行為だと思う。

    「黒宮君、夕飯如何するの?」

    「一応、親から生活費貰ってますので、自分で何か買って来ます」

    「そう」

    「何処か行くんですか?」

    「コンビニ、行こうと思って。ま、弁当買うんだけど」

    「じゃあ、俺も行って良いですか?此処から近いコンビニ、知らないので」

    「良いけど」

    そんなわけで2人で行く事になった。
  • 9 唯衣 id:9Ps/t.v0

    2012-01-08(日) 12:25:41 [削除依頼]

    登場人物

    水無瀬出雲 izumo minase
    高校1年生。
    帰宅部。
    恋愛小説家。

    黒宮葵 aoi kuromiya
    中学3年生。
    年齢の割に冷めている性格。
  • 10 唯衣 id:oiReAWv.

    2012-01-09(月) 16:42:30 [削除依頼]

    仲良く2人向かい合って食事、なんて言う事はなく、各自自分の部屋で買って来た弁当を食べていた。

    「はあ」

    食べ終わった空の弁当の容器を袋に戻して私は溜め息を吐く。

    黒宮君の部屋……客間は私の部屋の隣。
    隣の部屋に誰かがいるのかと思うと妙に気を遣ってしまう。
    生活雑音、聞こえないだろうか。
    そう思いつつ、私はパソコンの電源を点けた。
  • 11 唯衣 id:oiReAWv.

    2012-01-09(月) 16:53:52 [削除依頼]

    夜8時。
    この時間になるとパソコンを点けるのが習慣となっていた。
    別にネットサーフィンをするわけではなく、小説を書くのだ。
    恋愛小説、を。

    「如何しようかな」

    このまま、両想いになって終わらせるか、想いはまだ届いてないって事で続けるか。

    ブーブーブー

    その時、ケータイが鳴った。

    「はい」

    『あ、編集の遊佐だけど。ちゃんと進んでる?』

    「一応は。締め切りは今月でしたよね?」

    『ええ。出雲ちゃん、書くの速いから、間に合うでしょう?』

    「は、はい」

    『じゃあ、頑張ってね』

    誰にも言ってないけど、私は水無月火と言うペンネームで何冊か本を出している。
    その全てが恋愛小説。
    読者からの評判も上々で、それなりに売れている。
    だからこそ、絶対に言えない。
    書いている本人は全く恋愛経験がないなんて。
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