死の学校12コメント

1 エミリー id:Jt72jSD1

2012-01-07(土) 14:31:38 [削除依頼]
これから作品を投稿します。マイペースで更新していくので、よろしくお願いします。
  • 2 エミリー id:Jt72jSD1

    2012-01-07(土) 16:43:05 [削除依頼]
     登場人物紹介

     神奈川 都   カナガワ ミヤコ  

    冬峰(フユミネ)学院中等部  3年E組4番
          同学院高等部  4年A組4番

    この物語の主人公・語り。恋人の佐伯の死の真相の追究のため、エリーと手を組む。美術部所属。あだ名はカナ。

     佐伯 拓馬   サエキ タクマ   

    冬峰学院中等部  3年D組12番

    カナの恋人だったが、E組の教室の窓から落ちて死んでしまう。サッカー部所属。
     
     藤宮 瑛里子  フジミヤ エリコ  

    冬峰学院高等部  4年A組担任

    新人の英語教師。姉がこの学校の在校生だった。あだ名はエリー。

     葉山 芳樹   ハヤマ ヨシキ 
      
    冬峰学院中等部  3年E組11番
     同学院高等部  4年A組11番
     
    カナのクラスメイト。横内と仲が良い。弓道部所属。

     横内 翔太   ヨコウチ ショウタ 
    冬峰学院中等部  3年C組5番
     同学院高等部  4年B組5番

    佐伯・葉山の友達。卓球部所属。

      慈 タヱ子  ウツミ タエコ

    カナの父方の祖母。冬峰学院の元教師。

     
  • 3 エミリー id:Jt72jSD1

    2012-01-07(土) 17:11:47 [削除依頼]
      プロローグ

     今日、彼が死んだ。信じられなかった。
     私と彼は中学三年生だったけれど、通っていたのは私立の中高一貫校の中等部だったから、公立中学校の卒業式が終わったころの今日も、私たちは授業があった。

     私たちが通うところは冬峰学院と言う名前の、100年以上前からある古い学校だが、校舎は5年前に建て替えたばかりだから、中はぴかぴかだ。でも、この学校には幽霊が住んでいるという噂がある。誰もその姿を見てはいないが、でも噂されているのだ。
     私は小学6年生のころまで隣町に住んでいたから、その噂のこと、むしろ冬峰学院のことなんて全く知らなかった。
     成績はまあまあ良かった方だったけど、私は皆と同じ公立中に進学する予定だった。でも、母の仕事の都合で、この町に引っ越してきたのだ。そして、この学校を受験して、合格して、ずっと通い続けた。
     
     隣町から引っ越してきた、ということもあって、この環境に慣れるには時間がかかった。でも、1年の時のクラスはとても賑やかだったから、楽しかった。
     それに、クラスメイト全員が友達のようなものだった。よくみんなでカラオケに行ったりもしたし、女子全員で恋バナとかもした。
     その時には、よく「カナって好きな人とかいるのー?」とよく聞かれたりした。でも、恥ずかしくて誰にも言わなかった。本当は、いたけれど。

     その人が、佐伯拓馬である。1年の時は違うクラスだったけど、1学期の校外学習の係が同じで、一緒に活動したりもした。
     2年のとき、クラス替えで彼と同じクラスになった。そして、1学期最初の席替えの時、私と彼は隣になった。
     その日の休み時間、1年の時も同じクラスだった葉山芳樹に声をかけられた。「なあ、知っているか?」と。
     なんのこと?と彼に訊くと、「佐伯、お前と付き合いたいらしいよ。」と返ってきた。
     初めは冗談だと思っていた。けれども、だんだんと2人きりで下校したり、よくものを貸し借りしたり、2人で近くのデパートに買い物をしにいったりするようにと、2人の関係は親密になっていった。
     そして3年になって、私と彼はまた違うクラスになってしまった。けれども、以前と同じように一緒に下校したりした。
     やがて、そうしていくうちに、これは恋なのだとようやく気が付いた。今から1週間前のことだ。
     そして、その次の日、学校で彼に告白した。あなたのことがずっと大好きでした、これからもずっと付き合ってください、お願いしますと。
     結果はOkだった。そして、私と彼は正真正銘のカップルとなった。けれども、それは1週間限定のものとなってしまったのだった。
  • 4 エミリー id:CzbmLZ/1

    2012-01-10(火) 12:48:08 [削除依頼]
     今からちょうど6時間くらい前、事件が起こった。
     そのときは昼休みの最中だったから、大勢の人が教室や廊下にいた。友達としゃべっている人たちもいたし、休み時間後の授業の道具を友達に借りに来た人、返しに来た人、トイレに行く人、トイレから帰ってきた人……
     その内の男子数人は、最近のはやりなのか、鬼ごっこのような、プロレスごっこのような、とにかく取っ組み合いのような遊びをしていた。
     私は普段の休み時間は、教室で読書をして過ごしていたが、最近、男子の取っ組み合いが始まるようになってからは、いつも1階上にある図書室で過ごすようになっていた。だから、私は彼が死んだ瞬間を見ていない。
     休み時間が終わって5校時目が始まり、終わった。そしてしばらくして、下校の時間になった。
     私はいつものように彼と帰るつもりだった。しかし、隣のクラスの教室をのぞいてみると、まだ帰りの会の最中なのに、彼だけがいなかった。仕方なく、廊下や、階段にいるか探したが、いなかった。そして昇降口に行くと、彼の上履きがあった。
     ということは、彼は先に帰ってしまったのか。そんな残念な気持ちを胸に抱きながら、私は2年ぶりに、1人で家に帰った。
     真実を知ったのは、今から1時間近く前のことだ。急に明日の時間割が変更になったと、葉山から連絡網が回ってきた。
     その時の、電話の向こうの葉山の声が、異様にくぐもっていた。私は嫌な予感を感じ、葉山に訊いてみた。なにかあったの?と。
     そして彼は真実を話してくれた。昼休みに起こった事件のことを。

     3年E組の教室では、今では当たり前になってしまった、あの取っ組み合いが行われていた。それには、葉山も参加していたらしい。
     そこに、隣のクラスの佐伯と、そのまた隣のクラスの横内がやってきた。佐伯はE組担任の木嶋先生に用事があって、横内は葉山に会うために来ていた。
     佐伯は、先生がここにいないとわかり、すぐに教室から出ていくつもりのようだった。しかし、横内が佐伯を呼び止めた。「一緒に、少しだけ遊ぼうよ」と。
     佐伯は少し迷っていたようだったから、葉山は横内にこういった。「ダメだろ、佐伯は提出物を木嶋に出しに来たんだから、ほら、彼、プリント持ってるじゃないか。」
     すると、横内はふてくされて、こういった。「あー、そうですか。まあでもねえ、佐伯君はガリベン野郎だから。」
     その言葉を聞いた途端、葉山は切れた。「なんだと、横内、それがお前の友達に言う言葉か!」
     すかさず横内も言い返す。「は?お前な、正義のヒーローぶったからって、何にもなりゃしねーんだよ!」
     「まあ、まあ」と佐伯が間に入ってきた。「こんなことで喧嘩なんかするなよ。でも、僕は確かに今は遊べないから、また今度。じゃあ。」と言い、立ち去ろうとした。
     ところが、横内が、葉山に耳打ちしてきた。「なあ、やっぱり、佐伯、むかつくよな。」
     葉山も前からその思いがあったらしく、横内に小さくうなずいた。今まで、彼を嫌ってることがばれないように、ずっと佐伯の味方をしていたのだが、もう我慢の限界だったのだ。
  • 5 エミリー id:CzbmLZ/1

    2012-01-10(火) 13:11:59 [削除依頼]
     ここまでの話を彼から聞いた時、私はずっと震えが止まらなかった。横内が佐伯にも嫌悪感を抱いていたことなんて全く知らなかったし、葉山も佐伯のことを嫌ってたなんて、夢にも思ってなかった。
     たぶん、彼が私に真実を告げるということは、よほどの覚悟があったのだろう。なら、最後まで彼の話を聞いてあげよう。
     そう決めたのに、なぜかそこから先を聞く気分には、あまりなれなかった。彼も私と同じらしく、声が聞こえなくなってしまった。
     やがて、10分ほどたって、葉山が言った。「今、俺は横内と一緒にいるから、ちょっと彼に代わっていい?」私が返事をする前に、電話の声の主が横内に代わった。
     電話から聞こえる横内の声は、なんだか妙に明るかった。その声を不審に思いながら、私は彼から事件のことを聞いた。
  • 6 エミリー id:DNe0T0o1

    2012-01-11(水) 16:54:29 [削除依頼]
    その時、横内は、廊下を歩いている佐伯を見つけ、後ろから声をかけた。「なあ、木嶋先生、出張だって。」
     佐伯はそんなウソなんて信じないから、「ううん、だって、僕、食堂で先生を見かけたから。」と返した。
     そこで「いや、ほんとだって、ちょっと来いよ。」と佐伯に言い、強引に彼を教室に連れ戻した。
     E組の教室内では、男子達が追いかけっこをしていた。「おい、横内、佐伯、一緒にやんねえか。」と葉山が声をかけた。
     もちろん佐伯はやりたそうじゃなかったらしいけれど、横内は「いいね、やろう!」と言い、佐伯を無理矢理連れて、追いかけっこに加わった。
     最初に追いかけていたのは同じクラスの細山で、彼は隣のクラスの高倉にタッチした。そして彼はさらに他のクラスの男子にタッチし、そして彼が葉山にタッチした。
     そして葉山は横内にタッチして、今度は佐伯を狙おうとした。しかし、サッカー部で鍛えられた脚力は、いくらなんでもすごすぎる。到底追いつけそうにない。
     と、その時、葉山が「佐伯を狙え!」と叫んだ。
     たちまち逃げていた男子は佐伯の周りに集まった。佐伯は何があったのかわからず、オロオロしていた。
     「なあ、こいつ、殺しちゃおうぜ」とどこからか声がした。誰の声かはわからなかったが、多分D組の誰かだったと思っていたらしい。
     すると、D組の男子が佐伯を持ち上げた。そしておい、やめろ!」と悲鳴を上げる佐伯を窓から突き落とした。

     
  • 7 真智 id:KW/Jo3Q0

    2012-01-11(水) 17:02:25 [削除依頼]
    ぐ・・・グロイ

    ちょっと。
  • 8 エミリー id:kGaLuCy.

    2012-01-12(木) 18:26:07 [削除依頼]
    横内の話した最後の言葉を聞いた時、私の頭の中に、彼が教室の窓から悲鳴を上げて落ちていく光景が浮かんだ。
     どうして私は、こんな残酷な悲劇が起こっていたというのに、全く気づいていなかったのだろう。なぜ私はこんな時にのんきに本なんか読んでいたのだろう。私なんて彼女失格だ。そんな思いが頭の中をぐるぐるとまわっていった。
     それで?と私は彼に聞いた。「えっ?」それで、先生は知ってるの?
     「何が?」と電話の奥から声が聞こえた。気が付くと、陽気だった横内の声は、いつの間にか暗くなっていた。
     先生は、佐伯が亡くなったこと、知ってるの?それから、彼の親は?葬式とかはいつするの?私は、ぱっと思いついた質問を、横内にぶつけた。
     横内は、ずっと黙っていた。やがて数秒後、突然電話が切れた。
     もしもし?といくら連呼しても、電話の奥からは、もう何も聞こえなくなってしまった。

     次の日、私は1人で学校に向かった。
     もちろん、学校に行ったらやるべきことは決まってる。葉山、横内、それからその場にいた男子達に話を聞く、先生や彼の両親に告発する、もしかしたら、警察に通報しなければいけないのかもしれない。
     そんなことを思いながら、私はE組の教室内に入った。
     教室内では、クラスメイト達が何か喋っていたのだが、私に気が付くと「カナ、おはよう!」といってきた。
     何喋ってたの?と私は前の席に座っている高木さんに声をかけた。すると、彼女は信じがたい言葉を返してきた。「えっ、カナ、知らないの?隣のクラスの佐伯君、階段から転げ落ちて、入院しちゃったんだよ。」
  • 9 エミリー id:3n/jWSy/

    2012-01-18(水) 17:20:32 [削除依頼]
      深まる謎

     へー、そうなんだーとその時は高木さんには適当にかえした。でも、今、頭の中がパンクしかけている。
     葉山と横内から聞いた話と全く違う。彼は死んだが、現在入院中ということになっている。しかも、窓から落ちたのではなく、階段から転げ落ちた。
     訳が全く分からなくなって自分の頭の中を整理していると、朝の会の始まりのチャイムが鳴った。友達としゃべっていた人たちが席に着き、木嶋先生が入ってきた。
     「はい、みなさん、おはようございます。」「おはようございまーす。」とあちこちから返事が返ってきた。
     木嶋先生の様子は、いつもとちっとも変らない。昨日、とんでもない事件が起こったというのに。でも、ここで事件のことを話すと、面倒なことになってしまう。
     事件のことが頭に浮かんできて、急に葉山のことを思い出した。そうだ、彼に、横内に、それからほかの男子達に、話を聞かなければならないのだ。
     ところが、先生はこう続けた。「今日、休みの人はいますか。葉山君は忌引ということでお休みします、と聞いています。」
  • 10 エミリー id:PuI90Zi/

    2012-01-19(木) 17:34:29 [削除依頼]
      葉山が忌引で休み?そんなはずはない、都合がよすぎる。佐伯を死なせた翌日に、自分が忌引で休むなんて。
      絶対、この事件には、何か秘密が、裏がありそうだ。それしか考えることができない。

      その日、横内は卓球の試合のため学校を休んでいた。D組の男子は、D組がインフルエンザで学級閉鎖になったため、誰も来ていなかった。
      とりあえず関係者には夜、電話で話を聞く、ということにしておこう。それから、その事件の経緯を整理しなければならない。昨日、葉山と横内から聞いた話をまとめるとこうなる。

      
    昼休み 佐伯は先生に提出物を渡すため、E組の教室へ
        E組内 追いかけっこ中(葉山参加)
              ↓
        佐伯 先生不在と知り 立ち去る
              ↓
        横内 佐伯を強引に連れ戻す 
        (葉山、横内嫌ってた、殺意?)
              ↓
        追いかけっこ 横内 佐伯を狙う
        (他の人ではなく、佐伯を)
              ↓
        葉山 「佐伯を狙え(捕まえろ?)」 
           男子捕まえる
              ↓ 
        「殺そう」D組(なぜD組とわかった?)
              ↓
        佐伯 窓から突き落とされる
              ↓
        この事件が闇に葬られる
         佐伯入院中ということに
              ↓
        男子達 口実作って欠席
     
      こういうことだ。はっきり言って?マークのついているところは多い。だが、それを1ずつ解決していかなければならない。この後の事情聴収で。


        


      
  • 11 名もなき1人の魔女 id:O0sOxrd/

    2012-01-24(火) 17:37:25 [削除依頼]
     葉山はクラスメイトだから、彼の番号は知っている。でも、横内とD組の男子の番号がわからない。
     とりあえず、まずは葉山に電話を掛けることにした。私は家電話の子機のボタンを押した。
     トゥルルルルという音が数回した後、「はい、葉山芳樹です」と電話の奥から声がしてきた。すかさず、もしもし、私カナ、神奈川都です、と返した。
     「ああ、えっと…何の用?」と葉山の声がした。どうやら、私が電話をしてきた理由を察したらしい。
     そう感じながら、まずは今日のことを聞いた。葉山さあ、今日忌引で休んだじゃん、誰か死んじゃったの?
     「うん」と葉山。「いや、俺の親戚じゃないけど、俺の小学校の時の担任。事故だったんだって。ホントに。ずる休みじゃないよ、あの事件の影響じゃない。でも、俺、担任の遺影の前で、心の中でだけど、いったんだ。『俺は、つい昨日、事件を起こした。本当に、被害者の人には申し訳なく思っているし、もう二度と、こんな事件は起こさないって決めるから、俺のことを、ずっと天国で見守っていてください。』って。」
     へー、殺人事件を、じゃなくて?と私は訊いた。これからは、何か心に引っかかることがあったら、すぐに聞くことにしたのだ。
     「殺人?」電話の奥の葉山が、素っ頓狂な声を上げる。「何言ってるんだ、俺、佐伯が死んだなんて、一言も言ってねえよ。」
     え、まさか、でも、確かに、昨日、葉山と横内に事情を聴いたとき、2人とも佐伯拓馬が転落死したとは言ってなかった。佐伯は窓から落ちた。死んではいない。ということは、彼は生きている、うわさ通り今は入院中である。
     そんなことを考えているうちに、電話が切れてしまった。しまった、他の男子達の番号、葉山に聞こうとしたのに、忘れちゃった。しかも、今日は金曜日で、明日は授業がないから、学校で男子達を捕まえるわけにもいかない。
     どうすればいいのか、わからない。事件の真相はまだまだあるはずだ。とにかく解決させたい、この事件を。
     そんな風に頭の中で考えを膨らませていると、頭が痛くなってきた。しょうがない、今日はとりあえず寝よう。
        


      



  • 12 エミリー id:O0sOxrd/

    2012-01-24(火) 17:40:05 [削除依頼]
    訂正
     
    11番の投稿者の名前がなぜか友達の名前になってしまいました。
    投稿したのは、私、エミリーです。
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