時の吸収27コメント

1 k id:qOtdhLX0

2012-01-06(金) 22:48:26 [削除依頼]
人は、時間の中で生きる。
時間の中で、一生の人生の最期を迎える。
つまり、死ぬ。
時間に生命を与えられ、成長させられ、老い、死ぬ。

では、時間の中で生きなければ、どうなるか?
時間から疎外された空間で生きると、全ての生き物は死ぬ事がなくなる。
成長せず、老いず、もう病気になることもない。

時間から逃げ、時間とは無関係の空間、
それを、限られた、選ばれた人々はこう呼ぶ。

『時間的閉鎖空間』
  • 8 k id:wnbDCsH0

    2012-01-07(土) 14:12:56 [削除依頼]
    内容は漫画向けなので…笑
    おもしろくしていきたいです!w
  • 9 k id:wnbDCsH0

    2012-01-07(土) 19:38:15 [削除依頼]
    「はい、助けたいです」
    遙人はよく分からなかったが、そのオッサンの言うことに、素直に答えた。
    振り返ると、奴らが二号車と三号車のドアにまで迫っていた。
    「あそこにいるぞ!」
    口々にそういったことを叫んでいるのが聞こえる。
    よく見ると、後ろのほうに佳樹がいるのも目についた。
    走ってくる足音もその人数分だけ、聞こえる。

    オッサンを再び見ると、右手を上げ、グーに閉じていた。
    「お前たちを、許可する」
    左手で、遙人と、葵の事をそれぞれ指した。

    周囲には、変わった様子がない。
    くそ、ただの狂ったオッサンだったか? 少し、期待をしたのが馬鹿だった。
    遙人は、心の底から思った。

    しかし、遙人はあることに気付く。
    さっきまで、うるさいほど聞こえていた奴らの足音が聞こえなくなっている。足音だけではない、声も聞こえなくなっている。
    即座に後ろを振り返ると、奴らは、固まっていた。まるで、像になったかのように。走っている途中だったので、宙に浮いている奴もいる。

    「は…………?」
    状況が全くつかめない。止まった? え? 浮いてる?
    遙人と葵は、口を開けて唖然として、その光景を目にしていると、反対側からオッサンの声が聞こえた。

    「時間的閉鎖空間に、ようこそ」
    最初は、役に立ちそうになかったオッサンの顔には、笑みが浮かんでいた。
  • 10 アラスカ山のたぬきさん id:EzjMXlG.

    2012-01-08(日) 11:03:59 [削除依頼]
    ほぉぉ。。。
    ますます面白くなりそ〜^^
    頑張れ
  • 11 k id:YfIMK1K0

    2012-01-08(日) 23:26:41 [削除依頼]
    オッサンは右手を下ろすと、すぐさま右ポケットに手を入れた。

    「これ、いったいどういう事だ?」
    遙人は、オッサンに葵をおろしながら問いかけた。
    「まぁ、この話は長くなる。話はもう少し待って、俺を信用しろ」
    遙人と葵は、無言で目を合わせ、次のオッサンの行動を待った。

    オッサンは左ポケットからその大きな手によく似合う、ハンドガンを取り出した。
    そのハンドガンを躊躇いもなく、窓のガラスへ発砲した。
    耳が壊れるほどの、発砲音と、ガラスの割れる音が聞こえた。
    「すまん、サイレンサーつけるの忘れてた」
    オッサンはそういって笑い、たった今壊したガラスの窓から外に出た。

    このオッサン、凄い。どんだけ高さあると思ってんだよ。窓から線路のとこまで。
    「早く来い!」
    オッサンに急かされたので、まず遙人から先に飛び降りた。

    「いってぇ!」
    足にくる負担が尋常じゃなかった。
    次の葵をしっかりと遙人が受け止め、何も起こらずに済んだ。

    「さて、次の駅のほうが近そうだから、そこまで歩くぞ」
    オッサンが今まで電車が向かっていた方向に歩き出そうとした。
    「おい! それよりこの状況の事を説明してくれよ! 電車は急に止まってるし、人は宙に浮いてる。それに微動だにしない。意味わかんねぇよ!」
    遙人が久々に叫んだ。
    「まぁ、落ち着け。駅まで歩きだとけっこうあるから、歩きながら話してやる」

    オッサンがそういうと、遙人と葵は駅に向かって歩き始めた。
  • 12 k id:eQAfFXB.

    2012-01-09(月) 08:40:42 [削除依頼]
    オッサンが先頭を歩き、その後ろを2人で横に並んで追った。
    電気は付いてあるが、白く、薄暗い。不気味な雰囲気を漂らせている。

    オッサンが後ろを振り返らずに語り出した。
    「まぁお前らも薄々感じてるとは思うが、俺が、時間を止めている」

    遙人は、もちろん、驚いたが、ここはつっこまずに、最後まで、話しを聞くことにした。
    これからおどろくことなんて、たくさん有りそうだからな。いちいち突っ込んでたら、話が終わらない、なんてあるかもしれない。
    そっちのほうが、遙人は嫌だった。きっと葵もそう思ったのだろう。口を固く閉じている。

    オッサンは当たり前のことのように、話を続けた。
    「これで、電車が止まってる理由。あの不良共が宙に浮いている理由が分かっただろう。そこで君たちの中に生じる疑問が、“なら、何故自分たちは止まっていない?”だろう」
    遙人はたった今、その事を考えていた。おかげで質問する手間が省けたが。

    「その答えは私が、君たちを“許可”したからだ。時間を止めた本人が、“許可”すれば、どんな生き物でも、この“時間的閉鎖空間”で自由に動き回れる。もちろん、生き物じゃなくても」
    なんちゅーカラクリだ。そんな魔法みたいなことは、ありなのか?
    「例えば、この電車を“許可”すれば、一瞬にして、私たちはバラバラになってしまうだろう」
    オッサンは、後ろを振り返り、電車を見て笑いながら言った。
    なに笑ってやがる。笑い事じゃないだろう。助けてもらったが、一度だけぶん殴りたくなってきた。
    「ただし、例外もある。勝手に“許可”されてしまうものだ」

    オッサンはそう言うと、前に向き直し、両手を使って、パンッと音を鳴らせた。
  • 13 k id:eQAfFXB.

    2012-01-09(月) 17:03:52 [削除依頼]
    ただ、手を叩いただけだろう。それが何だってんだ?
    「今、音は鳴って消えた。つまり、音は通り過ぎたってことだ。“許可”されてなきゃ、ずっとその音は持続されて、どんどん重なっていく。どうだ? 想像しただけでうるさいだろう?」
    そういう事か、光は持続されても関係ないしな。
    「あとは空気。これがなきゃ俺ら死んじまう。まぁ、こんなところかな」

    オッサンは、もう喋り終わったらしい。それ以降は黙ったままだ。
    「んじゃぁ、3つほど、質問いいか?」

    実は、遙人は、4つ気になることがあったが、そのうちの1つはあまり気にしなくて良いことだろう。
    「質問? どこか気になったところがあったか? まぁなんでも言ってくれ」先頭を

    「んじゃぁまず1つ。あんた、さっき“時間を止めた本人が”って話したよな? “自分が”って言わないってことは、あんた以外にこんな離れ技やってのける奴がいるのかよ?」
    オッサンは軽く首だけ後ろを向け、フッと笑った。
    「君、鋭いね。その通りだよ。私以外にも、時間を止められる奴がいる」

    「やっぱりな。何人ぐらいいるんだ?」
    「そうだなぁ、世界中に……100人いないくらいだ」
  • 14 k id:eQAfFXB.

    2012-01-09(月) 17:06:07 [削除依頼]
    先頭をってやつは気にしないでください!
    すみません、ミスです
  • 15 aisawa id:1LqPtE5/

    2012-01-09(月) 20:23:03 [削除依頼]
    はいはい^^
    あ、もとアラスカ山のたぬきさんです^^
    これからはaisawaになります^^
    よろです!
  • 16 aisawa id:1LqPtE5/

    2012-01-09(月) 20:27:02 [削除依頼]
    あ、ごめん。。。
    感想忘れた(・・)
    よくあるのよこーゆーの^^`;
    100人ねぇ…………。
    スゲェ数だなΣ(・・
  • 17 k id:eQAfFXB.

    2012-01-09(月) 21:23:54 [削除依頼]
    コメントありがと!

    これからもよろしく〜♪
  • 18 k id:wFoC2JG/

    2012-01-10(火) 22:40:35 [削除依頼]
    「そうか。100人もいるのか……」
    「まぁ、そんなにはいないと思うが、上限がそれぐらい、と考えてくれれば良い。で、次の質問は?」
    おっさんは楽しそうだった。
    「んじゃぁ、遠慮なく。この時間を止めるには、どうすりゃ良い? 無限に使える技じゃぁ、ないんだろ?」
    「何でそう思った?」
    「そしたら、永遠に時を止めて楽しめるじゃん。好きな奴らと」
    「君の思考はとても愉快だ。あぁそうだ。無限じゃない、限りはある。ちょっとこれを見てみろ」
    オッサンは立ち止まり、2人と並ぶと、同じスピードに合わせて再び歩き始めた。

    オッサンは左手の甲を出した。そこには19:20と、刻まれてある。
    今の時間? ではないよな……さっきはもう終電間際だったし……。
    「これなんですか? オジサン」
    遙人よりも先に、葵が口を出した。
    「これはね。止められる時間だよ。あと、19時間20分だ。これもどんどん減っていくんだ。ちなみに、“時間的閉鎖空間”でしか見えないようになっている」
    オッサンは自分の左手の甲を見つめながら喋った。
    遙人はすかさず、オッサンに聞いた。
    「それ、当然増やせるよな?」
    「ああ、その通り。それも説明しちゃおっか」

    オッサンは、ちょうどポケットの中に入っていたハンカチを、左手で取り出した。
    「君たち、これに注目してて?」


    「……え…………?」
    それは、あまちにも一瞬だった。驚きのあまり、遙人と葵は声を失った。今、起こっている事、全てが現実だとは思えない。
    遙人は、この超常現象に、とうとう信じること自体に抵抗を覚えてきた。
    いいか? 今、起こった事を簡単にまとめると…………

    ハンカチが左手に吸い込まれた。
  • 19 k id:wFoC2JG/

    2012-01-10(火) 22:46:42 [削除依頼]
    訂正
    ×それは、あまちにも一瞬だった。
    ○それは、あまりにも一瞬だった。

    すみません……
  • 20 aisawa id:ptECRCT.

    2012-01-11(水) 18:42:50 [削除依頼]
    うっそ、すごい。。。
    なんなんだ、オッサン…………
  • 21 k id:Yo9YSe60

    2012-01-12(木) 00:23:53 [削除依頼]
    「どうだ? びっくりしただろ?」
    オッサンはそういうと、左手の甲を再び見せてきた。
    そこには、19:25と刻まれてある。
    あれ? さっきより少しだけ、増えてないか?
    「こうやって止められる時間を増やすんだ。物質から時へ、その存在意義を変える。当然、大きいものや、価値のあるもの、質量によって吸収できる時間が変わる」
    「もうそのハンカチは戻んないのか?」
    「あぁ、そうなるな。ちなみに、時間的閉鎖空間にいれば誰だって出来る。もちろん、君たちも……」
    オッサンはそこまで言うと、ニヤリと笑った。何が可笑しいのか、さっぱり分からない。

    遙人は、一応、これら一連のことを信じてみることにした。いや、信じなければやってられない。実際に起こっている事柄なのだから。
    「んじゃぁ、どうやるんだ?」
    「そんなの簡単だ。ただ左手で、その物を吸収するのをイメージすればいい。吸い込むような感じで」

    オッサンがそういうと、遙人はたまたまポケットに入っていたガムを取り出した。
    「こんなんでも良いのか?」
    「当然。モノであればなんでも良い」

    口を閉じ、葵がジッとガムを見つめる。オッサンはそんなに興味なさそうだ。まぁ自分で出来ることだし、当たり前か。

    吸収ねぇ……。ガムを左手の手のひらに持ち、吸い込むイメージをした。

    「あ…………」
    口を閉じていた葵が、思わず口を開けて発してしまった。
    それとほぼ同時に、遙人の左手の甲に、00:03と刻まれる。何も痛くない。

    オッサンがそれを見て、口を開く。
    「そう。それを“時の吸収”って呼んでいるんだよ」
  • 22 aisawa id:5fmn8Mc0

    2012-01-12(木) 21:32:03 [削除依頼]
    へぇー…
    すごいね^^
    なんかこーゆートコにいると楽しそうだよね^^♪
  • 23 k id:J96xILZ.

    2012-01-13(金) 22:42:32 [削除依頼]
    あははww
    確かに非日常が自分の生活に来ると楽しそうですw
  • 24 k id:J96xILZ.

    2012-01-13(金) 22:56:13 [削除依頼]
    「へぇ〜〜」
    葵も信じることにしたようだ。怪しい、なんて顔色は一切見せない。

    オッサンは、遙人に言った。
    「さぁ、最後の質問はなんだい?」
    遙人は、間をあけずに答えた。

    「時が止まっている間、何でも自分で、やり放題だよな? なんで犯罪が起こらないんだよ」
    「やっぱりいいところを突いているよ、君」
    オッサンはその質問に答えずに言った。

    「どういうカラクリだよ? ただでさえ、時間が流れているときでも犯罪が多発する世界だぞ? 止まっている時なんか、どうなるか想像もしたくねぇ」

    オッサンは頭を掻きながら、首を右に傾けてこう言った。
    「んーー、簡単に言うと、この世界には“神”がいるからかな」

    またまた夢のような世界の言葉がオッサンの口から出てきた。
  • 25 aisawa id:fxqRINL/

    2012-01-14(土) 13:16:10 [削除依頼]
    は…(・・;?
  • 26 aisawa id:Ack4kK10

    2012-01-27(金) 18:23:44 [削除依頼]
    更新早めにお願いしますm(_ _)m
  • 27 ichi id:qWuANjC.

    2012-01-27(金) 18:35:26 [削除依頼]
    面白いです!
    読んでいて引き込まれましたー^^

    また読みに来ますw
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