Thoroughwort5コメント

1 稲穂 id:kDLDFFe0

2012-01-06(金) 14:04:50 [削除依頼]
ー私はただ、自分を守っただけ。
悪いことは何もしてないから……


お母様、憶えていますか?
秋になりました。 藤袴の季節です。

私、戻りたいよ……
あの日に戻りたいよ、お母さん……


鶴岡財閥会長鶴岡誠一の娘、美和は私立メリーヌ女学院に通うお嬢様。
しかし……


正しい生き方を探す美和はどの道を選ぶのか。
  • 2 葵 id:0cBKmjY/

    2012-01-06(金) 14:10:14 [削除依頼]
    稲ちゃん!
    来たよ(^-^)

    がんばってね〜´`*

    byリア友のツインテール
  • 3 稲穂 id:kDLDFFe0

    2012-01-06(金) 23:00:53 [削除依頼]
    <作者紹介>
    稲穂です。
    葵に誘われてここで小説を書くことにしましたが、はっきり言って文才乙です(ーー;)
    小さい頃からお話作りは好きでしたが、小説を書き始めたのは小6くらいのときで、しかも自己満足で終わらせていたのであまり上手なものではありませんが、温かい目で見ていただけると嬉しいです。
  • 4 稲穂 id:p3A3Opx1

    2012-01-07(土) 23:35:44 [削除依頼]
    ー私はただ、自分を守っただけ。
    悪いことは何もしてないから…


    しんしんと雪が降る私立メリーヌ女学院。

    放課後の教室。
    生徒達が話すなかに美和の姿はない。

    「幸恵さん、美和さんはどちらに行かれたか知ってます?」
    「いえ。 あ、もう帰られたのではないでしょうか。
    美和さん、お仕事大変みたいですし……」
    「そうかもしれませんね。
    少し伺いたいことがあったのですが、仕方ありませんね。
    鶴岡財閥の娘ですから。」


    ー早く帰らなきゃ

    美和はすぐ教室を出て家へと向かった。

    雪の積もる大きな洋館。

    美和は家に着くとすぐに仕事に取り掛かった。


    2階の部屋へ行き、制服を脱ぎ、簡易な服を着て、エプロンをつけ、掃除を始めた。

    バケツの水に雑巾をつけ固く絞る。

    手はかじかみ、血色も悪くなる。

    ハァ、と息を吐いても手は温まらない。
    それどころか、白く儚く消える息はどこかさみしさを醸し出していた。


    「美和!」

    「はい、お母様。」

    1階から声が聞こえ、すぐに階段を下りる。

    「なんでしょう?」

    「何これ! 翔のトロフィーが壊れているじゃない! どうしてくれるのよ!」

    それは弟の翔がバイオリンでもらったトロフィーだった。
    ただ、美和に壊した覚えはなかった。

    「あの… 私は壊してません。」

    「何言ってるの?
    あなたしか壊そうとする人なんていないのよ!」

    母の後ろには翔がうつむいて立っていた。

    「どうせ翔に嫉妬でもしたのでしょう。
    でも、あなたは女! しかも才能無し! 鶴岡財閥のゴミなの!
    家に置いてもらえるだけでも感謝しなさいよ。」

    「はい……
    私がやりました。 すみませんでした。」

    認めざるを選なかった。
    しかし、美和には誰が壊したかわかっていた。

    「まぁ、いいわ。
    あなたが使えないってことが改めてわかったわ。
    それに、このトロフィーは日本大会の物だから翔には安すぎるわ。
    あなたはとにかく雑用だけをしてればいいのよ。
    早く掃除に戻りなさい!」

    「はい。」


    美和はすぐに2階へ戻り、雑巾を手にした。

    廊下を拭き終わり、雑巾を濯いだ時には手は麻痺し、水の冷たさも感じなかった。


    夜12時

    美和が明日の朝食の下ごしらえを終え、部屋に戻り、束の間の眠りにつこうとしたその時……


    コンコン


    「はい。」

    ノックの音が聞こえ、美和はドアを開ける。


    「翔……」
  • 5 稲穂 id:7BG/O4e.

    2012-01-15(日) 21:04:24 [削除依頼]
    「バレたらまずいから入りな。」

    ドアの向こうには翔が立っていた。
    美和は翔を部屋に入れ、ありったけの毛布を翔にかけた。

    「お姉ちゃん、ごめんね。」
    「トロフィーのこと?」
    「うん、あれ僕が壊したんだ。」
    「わかってるよ。」
    「え……」

    美和には翔がトロフィーを壊したのだとわかっていた。
    翔によると、自分への親からの期待が怖かったらしい。
    トロフィーを壊したところで何も変わらないとわかっていたが、大きな刺激が欲しかったという。
    「良い子」「出来る子」というレッテルが翔を追い詰めていたのだろうと美和は思った。

    しかし、美和は少し複雑な気持ちだった。

    「翔。」
    「何?」
    美和は思い切った。


    「もう、私の部屋に来ないでくれないかな。」
    「えっ……」
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