彩雲〜すべてが消えるその前に〜21コメント

1 秋桜 id:69mirGd.

2012-01-05(木) 18:52:22 [削除依頼]
「小さな姫と大きな夢」という作品を
書かせていただいているのですが、
これはとある神曲を聞いていて
思いついたお話です。

初心者ですので、
なにからなにまでヘタクソですが、
よろしくお願いします。
  • 2 秋桜 id:69mirGd.

    2012-01-05(木) 18:54:39 [削除依頼]
    〜プロローグ〜

    とある、田舎とも都会ともつかない街に、一人の少女が住んでいた。
    やっと中学生になった彼女は、県でトップ、全国でも五本指に入るような成績をとる、いわゆる優等生である。彼女は美術部に所属しており、空が大好きだった。大きな入道雲。春の花曇り。部室から見える夕焼け空。運動も得意とは言えなくとも、そこそこできる。

    誰が見ても、彼女は“幸せだろうな”と言った。果たしてそうだろうか?
    彼女は、世界に飽きていた。毎日同じように学校に行き、同じように家族と食事し、毎日同じように生きる。全てがただのサイクルにしか思えなかった。もっとも、勉強ができるからこそいえることかもしれないが。

    しかし、思わぬことで彼女の狭い世界のサイクルは幕を閉じた。

    間違えてクリックしてしまったインターネットのURN。
    そこは、ただのチャットだった。しかし、偶然か必然か、彼女の気をひくルームがあったのだ。

    『天使のラッパを鳴らしましょう』

    天使のラッパとは、キリスト教の聖書にある世界の終焉を告げるラッパだ。遠回しにオブラートに包んであるが、それは要するに

    『世界なんて滅びればいいのに』ということだ。

    ログインすると、そこには3人のメンバーがいた。偶然、自分も合わせ4人は全員中学1年生で、理系だった。
    4人は仲良くなり…そのうちの一人の家にある研究室で、研究をすることになった。

    そこでの活動は、次第に大きくなった。大人が知らないところで、確実に広くなり、メンバーもある程度増えた。
    研究室にいる中学生は、誰もが最低理科は完璧。研究所では中学生とは思えない。そんな感じだった。

    しかし、4人はある日、とてつもないことをしてしまった。
    “人”を作ってしまったのだ。
    それは単なる偶然の結果でもあったのだがー
    4人は恐ろしくなった。4人のうち2人が研究所から手を引いたが、少女2人だけは辞めず、“人”の研究を続けた。他のメンバーも辞めるものもいたが、続けるものもいた。

    最初からいた2人の少女は、研究チームに名前をつけた。
    『彩雲』と。
  • 3 真理 id:fQrtMbV0

    2012-01-05(木) 19:57:57 [削除依頼]
    おもしろそう!
  • 4 秋桜 id:zrAfXOi.

    2012-01-06(金) 17:34:05 [削除依頼]
    >3 ありがとうございます(*^_^*) すごくうれしいです♪
  • 5 秋桜〜訂正〜 id:zrAfXOi.

    2012-01-06(金) 17:35:25 [削除依頼]
    >2 〜訂正〜 URNはURLです。 すみません、よろしくお願いします。
  • 6 秋桜 id:zrAfXOi.

    2012-01-06(金) 17:36:38 [削除依頼]
    >2 これは、それから4年後の物語ー ? 秘密の研究所 この学校に通い続けて何ヶ月だろう。 今は9月上旬。生き残ったしぶとい蝉が鳴く季節だ。まだまだ暑さは続いていく。しかし、今日は風がそよそよと吹き、まあまあ涼しいくらいだ。もしかすると、台風でも近付いているのかもしれない。 今は9月…つまりは4月から数えて、それでも6ヶ月だ。中学生になってから、半年ぐらいしか経っていない…まだまだ続くのか。そう思うと少し憂鬱になった。 住宅街の中にある市立学校。都会と呼べるような雰囲気でも無ければ、田舎とも呼べない、中途半端な街の中にある。ただの家が沢山あり、交通も不便ではない街。 「おはよッ!実里!」  元気に声をかけてきたクラスメートの楓に私は挨拶を返す。 「おはよう、楓」 ニコッと笑う。でもそれは偽物の笑み。もちろん心からじゃない。ただの営業スマイルだ。 「相変わらず早いねえ。実里は。頭もいいし羨ましいよ〜」 頭がいいというセリフもそろそろ聞き飽きた。別に自慢とかではない。私と同じように努力していれば、同じ成績だった筈だ。 そんな内心の気持ちをこれっぽっちも出さずに、私は言った。 「楓は運動ができるじゃん」 「でもねえー」 楓はいきなり叔母さん口調で話し始めた。 「運動だけできてもいかんのだわ、うん」 「大丈夫大丈夫」 私が歩き始めると、楓も隣にくる。それはいつも当たり前のこと。だって私達は親友だから。でもきっとその“親友”も見せかけだけ。上辺だけの“絆”で結ばれた“親友”だ。 「でさ、そこの店ちょー品揃え悪いんだよ!でも店員さんはイケメンだし〜」 楓は楽しそうに話す。内容は大して興味無いが、楽しそうに話す楓を見てると何故か微笑んでしまう。多分それは心からの笑み。無理やり笑うんじゃないから。 階段の踊場にある大きな鏡に自分が映る。微笑んでいる自分が。こんなにも自然に笑っている。
  • 7 秋桜 id:zrAfXOi.

    2012-01-06(金) 17:39:52 [削除依頼]
    >6 教室に入ると、携帯を取り出した。時計が浮き出て見えるものだ。結構最新型で、技術が高いやつを買った。何となくだが、機械は最新型を買わずにいられない。 「やっぱり3Dは面白い?」 楓が画面を覗き込んでくる。シンプルな待ち受けだから、別に見られても嫌ではない。 「まあ、ね。」 3D以外の機能にも目をつけて買った。ペンも反応するとか、ICレコーダーが本格的だとか、パソコンにしか入れられないようなソフトも入るとか。まるで小さくなったパソコだ。 なかなか、今の技術はすごいと思う。実際には触ってないのにそんな感覚がするような機械もあるし、街には警察代わりのようなロボットがいたりする。中でも車は完全に自動になり、免許がほとんど関係なくなった。簡単なテストを受けて認証してもらえば、中学生以上は扱える。目的地を選ぶなどしかしないのだから、当たり前だ。 実里は教室の窓から景色を見た。 まだ緑色の校庭の木が風に揺られざわめく。開けられた窓から入る風がカーテンをゆらす。 世界はどんどん便利になるけれど、このような自然も好きだ。 黒板は電子黒板に。ノートも教科書も一つの機械に。ペンはペンタブに。教室も変わった。小学校1年生の時はまだこんな世界ではなかったと思う。 「そういえば、そろそろ運動会だね」 いつの間にか隣に来ていた楓がカレンダーを見て言った。 「確かに。クラス対抗だっけ?」 この中学校はクラス対抗のはずだ。 「そうそう。応援も賑やからしいよ?生徒会にお任せらしいけど」 この街は結構平和だ。ゲームセンターなどは全くないのだから、勉強には最適かもしれない。だからか、荒れている中学はない。もちろん勉強しない人もいるが、ほとんどが勉強熱心な面子だ。 だから、先生も安心して生徒会にお任せするのだ。だからといって生徒会もむちゃくちゃすることはない。先生の許可を取りながら、生徒が楽しめるように工夫していく。 「どうなるんだろうね?」 半分不安。半分期待。そんな気持ちで運動場を眺めた。
  • 8 秋桜 id:zrAfXOi.

    2012-01-06(金) 17:41:06 [削除依頼]


    「霧香さん。」
    一時間目の授業が終わり、理科室からの帰り。呼び止められて、私は振り向いた。いつも無口で大してしゃべらないし、表情もあんまり変わらない、クラスの委員長だった。たしか名前はー
    「松江 信幸」
    「!」
    思っていることを当てられ、少しびっくりした。エスパーなんだろうか、こいつは・・と、半ば本気で思う。
    「『確か名前はー』って思わなかった?」
    彼は自信ありげに笑う。表情に出ていたのだろうか。
    「用件は何?」
    早く教室に帰りたい。手短に言えよ、と目線で言う。
    「研究とか…興味ない?」
    (は?)
    それが第一に思ったことだった。研究?何のだろう?確かに理科は好きな教科だ。
    「詳しいことはまた後で話すから、ちょっと考えててほしいんだ。じゃあ。」
    それだけ言うと、信幸は去って行った。
    「何が言いたいわけ…?」
    意味不明だ。研究しない?ってなんだ。夏休みの自由研究なら既に終わっている。
    全く、意味不明だ。

    その言葉が何となく引っかかって、その日1日、実里は授業に集中できなかったのだった。
  • 9 秋桜 id:zrAfXOi.

    2012-01-06(金) 17:44:38 [削除依頼]
    >8 「考えてくれた?」 最後のSTが終わるなり、信幸が話しかけてきた。いい迷惑だ。一人でのんびりしたいというのに。 「考えるも何も、意味不明だから分からない」 正直な気持ちだった。意味不明すぎる。もっと、はっきり言えばいいのに。 「ごめんごめん。つまりはー研究会に入らないってことなんだ」 研究会なんてあるのだろうか。第一、大人ばっかのところには入りたくない。 実里がそう答えると、信幸は笑って言った。 「違う違う。学校では教わらないようなことを、中学生から高校生のメンバーで研究しているんだ。内容を詳しく言うと、クローン技術とか生物系かな。あ、工学系もあったか」 一瞬ぐにゃりと視界が滲んだ。ああ、なんだ夢か。今から醒めるのか…と思ったが、すぐにもとの教室に戻った。 「中学生から高校生だけの、研究所?」 「そういうことになるね」 信じられない。そんな研究会なんて聞いたこともない。子供だけで出来ることなんて限られているはずだ。それなのに。 「信じられない?でも、良かったら来てみたら?」 信幸は相変わらず笑っている。 「何で呼んだの?」 それも知りたかったことの一つだった。 「理由?それは、君の自由研究を見てかな」 実里の今年のテーマは大して大きなものではないし、もちろん珍しくもないはず。直感で、嘘だと感じる。 「で、どうする?」 正直なところ、興味がないわけでもなかった。むしろ、興味はある。やってみたい。部活は入ってないから忙しくもない。余裕はある。 私は、なぜか入る言い訳を探している自分に気がついた。 (なんだ・・入りたいのかな・・?) 自分でも自分が分からないとはこのことだ。でも、なんとなく気自分の気持ちにづいている。 「行ってみる。」 気づけば、私の喉はそう言葉を発していた。
  • 10 秋桜 id:R4E.mZu/

    2012-01-07(土) 18:30:48 [削除依頼]

    信幸と移動すること数分。周りの視線が突き刺さって痛かった。信幸はハッキリ言って“イケメン”だ。私は恋愛興味ゼロだから分からないが、女子には相当な人気らしい。おかげで、教室を出てバスに乗るまで遠慮なくじろじろと睨みつけられた。当の本人はサラッと流している。気づいてはいるだろうが、どうでもいいのか。
    親にメールは入れたが…どこまで行くのだろう。ちら、と表情を見ると、いつもの無表情だった。ちょっとした森のようなところでバスから降り、歩き始めた。実里は無言でついていく。森だからか少し暗い気がする。空気はすうっとしていて有り難いが、この暗さは好かない。
    「ここ」
    数分もたたないうちに、信幸は足を止めた。大きな屋敷だ。確かに人も少なそうなこのあたりではよほどじゃない限り何をしても見つからないだろう。
    「ここにあるの?」
    信幸は頷いた。今日は五限しかなかったから、時間は早い。腕時計は三時半をさしている。なるべく早く帰ろう。

    中はそんなに目立ってはなかった。むしろ、生きているものの気配がないくらいだ。
    「本当にあるの?」
    半信半疑な気持ちだった。今でもそう。
    「あるよ」
    図書室に入った。いかにもといった雰囲気で、たくさんの本棚がある。一番奥に行くと、一部壁がパカッと外れた。さっさと信幸は番号を打ち込む。地響きがあり…地下への階段が現れた。
    「どうぞ」
    実里は戸惑いながら、下りていった。そこまで高さは低くない。実里が階段を渡り終え、信幸も渡り終えると、自動的に床が閉じられた。
    「もうちょっと奥。今日は平日だし、あんまり人はいないかもね」
    信幸はどこからかランプを出した。ぼわあっと灯りが揺れる。実里を安心させるかのように笑いかけ、いくよとだけ言って歩き始めた。
    足音が病院のようにコツコツと響いている。それはまるで、もう戻れないよ?と言っているようだった。くっと右手で拳をつくる。大丈夫。自分で決めたんだ。
    「?」
    四角い形の…光?ドアから光が漏れている。二人がその前に立つと、ドアが開いた。
  • 11 秋桜 id:R4E.mZu/

    2012-01-07(土) 18:31:25 [削除依頼]
    >10 中は普通より少し長い部屋だ。ロッカーがずらりと並んでいる。 「右側が男子。左側が女子。適当に置かしてもらうといいよ」 信幸はそう言って自分のなのであろうロッカーから白衣を取り出した。素早く袖を通す。 「メンバーになるって決めた暁には、白衣がプレゼントっていうか、お祝いみたいになるから」 実里は小さく頷いた。それから、適当に空のロッカーに荷物を入れる。 携帯だけポケットに突っ込んだ。次のドアを通ると、機械がぽつんと置いてあった。マンションのオートロックと同じ仕組みらしい。 「松江信幸です。今日は知り合いを連れてきました」 信幸が独り言のようにどこを向くわけでもなく言った。すると、どこからともなく女の子の声が聞こえてきた。 『のっぶ〜。珍しいね、平日に来るなんて。ま、詳しい話は中で聞くよ。はいどうぞ』 また、ドアが開かれた。中は、ロビーのような部屋だった。広くて、ドアがたくさんある。その中の一つのドアから、白衣をきた女の子が出てきた。 「のっぶ。さて、その子の紹介紹介〜!」 信幸が実里をちらっと見る。自分でしろ、か。 「霧香実里、市立淡雪中学1年生です。」 その子は子供っぽい瞳を嬉しそうに見開いた。二つぐくりの髪がふわっと揺れ、可愛いな、と実里は内心思う。 「淡雪中か〜さすがだなあ。私は私立松の宮女子中学一年生、川藤一恵。呼びタメOKだから。っていうか同学年だし、むしろ敬語は禁止!」 一恵はニコッと笑いかけた。白衣にはバッチがいくつかついており、いかにも女の子という感じだ。 「私が案内するよ。実里は、研究所メンバー希望でいいのかな?」 っー どうしようか。 心から決めたわけではないのだ。確かに興味もあるし、やってみたいという気持ちもある。 「ま、あとで最後に聞くよ」 気持ちを察してくれたのか、それとも私の顔が焦っていたのか。分からないが、実里はホッとした。 「あの…よろしく」 やっとのことで声を出す。 「さあ、探検スタート!」
  • 12 秋桜 id:R4E.mZu/

    2012-01-07(土) 18:33:30 [削除依頼]
    >11 一恵はまずロビーから紹介してくれた。ロビーにはドアが10ある。そのうち一つは出入り口。あとは左側の3つが工学系。右側の3つが生物系。奥の左側がトイレ、真ん中が備品置き場、右側が資料室らしい。何とか頭に詰め込もうとしていると、一恵は笑って紙を渡してくれた。地図だった。 「ロビーの見取り図。いっぱいあるからもらっていいよ」 ありがとうとお礼を言って、それを折りたたみ、ポケットにしまった。 「案内は生物系かな。ちなみに私ものっぶも生物系ね」 3つにドアが分かれているのは、パソコンデータの保管と実際に研究する場所、モノを保管する場所があるからだと言っていた。そのうちの、実際に研究する場所へ向かう。そんなに時間はかからなかった。奥の部屋にはたくさんの人がいた。一恵は、中1だけ紹介してくれた。フラスコをじっくり見ながらメモっている人を指差す。 「麹谷光也。ちょっとチャラけてるけど、いい奴だよ」 そうして、もう一人、長い髪をポニーテールにした女の子を指差した。 「あれが、黒月葵。家事も結構得意なんだよ」 こちらに気づき、振り向いて小さく手を降ってくれた。大人っぽい雰囲気だ。 次はパソコンデータの部屋。何人か、さっきよりは少ない。 「いたいた…竹井魅幸。研究所1のパソコンの腕なんだ。」 声が聞こえたか、魅幸が振り向いた。こちらに向かって小さく笑いかける。よろしくね、と口が動いた気がした。 「とまあ、あんまり人数はいないけど」 小さく肩をすくめた。工学系はほとんどが高校生らしい。生物系は逆にほとんどが中学生と言っていた。 「何か、ききたいことってある?」 実里は少し迷って、口を開いた。 「理由が知りたいな。あなた達がこうやって研究をする、その理由が知りたい」 一恵は少し驚いたようだった。わずかに口元が動く。 「私は…、親が外国にいるんだ。」 静かにゆっくり語り出した。一恵の家は父親がとある企業のトップらしい。母親は国際公務員で、何年かして日本に帰るような感じ。だから、叔母と2人で暮らしていると言った。 「ここにいる皆は、だいたい何か一つ“普通”じゃないところがあるの。それが大きかろうと小さかろうとね」 寂しいとか、悲しいとか、どこか足りない部分がある。それを補うことはできないから、代わりのもので代用して… 「それが、この結果かもしれないって私は思う」 一恵の瞳はまっすぐだった。何もかもを飲み込んでしまうような凛とした強さ。 実里は純粋に、カッコいいと思った。自分がどんな人間か分かっているというそのことが。自分の弱さも強さもすべてを理解し、納得しているその姿が。 「私も、仲間に入れてくれる?」 自分の口で、そう告げた。心から、これからの未来に期待を抱いて。 「私も皆と学びたい。足を引っ張るかもしれないけど」 一恵は実里をじっと見つめて、頷いた。 「のっぶが言う時点で、あなたには何かあるんだろうなって思ったけどー本当に楽しみ」 「?」 一恵は嬉しそうに、楽しそうに微笑んだ。実里の手を握り締める。 「よろしくね、実里」 「こちらこそ、一恵」 もしかしたら、本当の“自分”が、見えるようになるかもしれない。実里も笑った。嬉しそうに、楽しそうに。 ? 秘密の研究所 終
  • 13 秋桜〜余談 id:R4E.mZu/

    2012-01-07(土) 18:36:28 [削除依頼]
    ?(一章)終了です・・
    なんか書いているととまらなくなって
    あっという間でした・・(笑)

    また、登場人物の整理しておきます(*^_^*)

    もうすぐ冬休み終了!で、
    実力テストになるので、
    来れないかもしれません。
    (たぶんちょっとは書けると思います)
    よろしくお願いしますm(__)m
  • 14 秋桜 id:mpvCgML.

    2012-01-09(月) 19:00:36 [削除依頼]
    >12 ? カプセルと少女 土曜日。研究所メンバーになってから、初めて向かう研究所。研究はだいたい土曜日で、平日は五限だった時のみはあるらしい。まあそれは、木曜日ということなのだが。緊張して変な顔じゃないだろうか。小さな鏡でチェックした。時計は9時半だ。これなら10時には行けそう。 バスを降りて、実里は歩き始めた。あいかわらず晴れているから、生き残りの蝉もうるさい…と思いきや、静かだった。蛇でもでそうだな、これはと思う。蝮なんかいるだろうか?出てきたらちょっと危ないか。 そんなことを考えていると、屋敷に着いた。ドアノブを握ってかたまる。妙に緊張して動けない。気合いで動かせえ!と人は言うだろうが、ガチで動かない。 「…ううー」 一人玄関の前で唸る。よほど緊張しているのか、自分は。深呼吸して息を整えた時だった。 木がざわめき、風が吹いてくることを実里に知らせる。ふっと振り向いた時、風が吹いた。髪を舞い上げ、落ち葉を転がしていく。森が、揺れていた。子守歌を歌うように。確かに、一般的に言えばそれは不気味な雰囲気かもしれない。でも、今の風は自分の背中を押してくれているように実里は感じた。“さあ、行きなさい”と。決意を促してくれたような気がする。 「ありがとうね」 誰に向かってでもなく、独り言のように呟く。もう普通通りに動く手首を回し、ドアを開いた。
  • 15 秋桜 id:Bi1NOmW/

    2012-01-12(木) 15:22:46 [削除依頼]
    >14 「おぉ〜!!来たねきたねえ!!」 一恵が笑ってこちらを見た。前来た通りに入り、自分の名前が書かれたロッカーに手を伸ばした直後だった。 「おはよう、一恵」 つられてほんの少しだけほほ笑む。心臓が早鐘を鳴らし始めた。楽しみ、興味、緊張・・そんなものが全部ひっくるめて今感じている。人生で初めてだ。こんなに緊張していたのも、楽しみに思うのも、興味があると感じたのも。
  • 16 秋桜〜雑談〜 id:Bi1NOmW/

    2012-01-12(木) 15:23:36 [削除依頼]
    更新遅いうえに短くてすみません・・

    今度はもう少し頑張ります・・m(__)m
  • 17 秋桜 id:LOnHJgD/

    2012-01-15(日) 17:12:58 [削除依頼]
    >15 言葉では全てを伝えられない、そんな気持ちだ。 「はい!これ。恒例のアレだよ」 一恵はニコニコと笑いながら、一つの袋を差し出した。ピンク色の滑らかな袋に入れられたそれは、いかにも女の子へのプレゼントといった感じだ。赤いリボンも大きい。 「恒例?」 私は友達から誕生日プレゼントを買ったりもらったりしたことがない。楓は小遣いをもらっていないそうだ。だから私も買わなかった。変に借り貸しがあるのは良くない気がしたから。他はというと、楓でさえ、暇潰しに喋るだけの“親友”だったのだから、もちろん友達などいない。呼び捨てでいい?と聞かれても、私は楓以外は距離をおいた。だから、向こうもプレゼントを渡すようなことはしなかった。 「あれ?言ったってのぶがー」 そこで気付いた。ああ、そう言えば言っていた。白衣が貰えるとかなんとか。 わかったというと、一恵は嬉しそうな顔をして、ぐっとそれを私に押し付けた。 「サイズみて。多分、それでいいと思うよ」 着て見ると、言ったとおりだった。ぴったりよりも少し大きいが、寒くなり厚着になってくると、きっとちょうどよくなるに違いない。 白衣を羽織った実里を、一恵は嬉々としてみた。何で自分のことのように喜んでいるのだろう。実里は少し首を傾げた。解らない。否、解れない。 「どうかした?」 一恵が心配そうな顔で覗いてきた。赤の他人を心配するということも理解できない。 「ううん、何でも」 適当に返事をすると、一恵は安堵したように息をもらした。 「そう?何でも言ってね。出来ることならするから」 「ありがとう」
  • 18 秋桜 id:IzHSWZg.

    2012-01-22(日) 18:46:00 [削除依頼]
    皆々様、お久しぶりでございます。

    更新が遅れましたことをお詫び申し上げます。

    言い訳をさせていただくと、今日までずっと英検対策で忙しかったんです。
    なので、これからはてきぱき更新します!!

    今後ともよろしくお願いします。
  • 19 秋桜 id:IzHSWZg.

    2012-01-22(日) 18:46:17 [削除依頼]

    更新は明日からいたします
  • 20 秋桜 id:YUPxTwZ0

    2012-01-23(月) 19:18:30 [削除依頼]
    >17 はじめてきた服とは、なんとなく動きにくい。上着といえどもだ。 「じゃあ、今までのレポート読んでみる?」 「あ、うん」 レポートを手渡された。思ったより分厚くてずっしりする。やはり中高生がつくったものとは思えない。
  • 21 狐 id:wp6fptn0

    2012-01-23(月) 20:26:24 [削除依頼]
    お久しぶりです!!
    秋桜さん!!

    二作目発見→猛ダッシュ
    で、きましたよ〜!!

    応援してます♪
    がんばってください!!
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