杏珠と君8コメント

1 星羅 id:ejk8uFi1

2012-01-05(木) 16:37:37 [削除依頼]
「てぃやあぁあ!」

毎朝外に響く音

今日も響く…

いつものことだけど…

私は中田 杏珠 高校2年

普通の女の子になりたい女子高生

なぜこんなことをするのか小さいころから自分にもわからなかった

顔も普通の女の子だし髪だって長いし…小柄な体系を持っているのに

あたしは毎日空手をしていた

理由はうちが代々の道場だから

普通は兄弟が後をつげばいいはずなのに…

代々さきに生まれたものが上になると決まっているらしい

おかしな話だ

昔から普通の女の子とかわりない

今もだいくら筋トレしたって漫画で見るようなムキムキにはならないし

でも不思議なことに優勝経験はあったりするから

父がどんどんうれしがる

本当は空手なんてしたくなかった

普通の女の子になりたかった

そう思っていたんだ…

毎日…
  • 2 星羅 id:ejk8uFi1

    2012-01-05(木) 16:49:55 [削除依頼]
    バシャバシャ

    今日も朝の練習が終わった…

    私は外の蛇口をひねり水をだし顔を洗った

    「杏珠〜?今日学校でしょー?始業式なんだからはやくしなさい!」

    母が台所から顔をだし庭にいる私に呼びかけた

    「そうだった!今日は始業式でクラス表確認あるんだった!」

    杏珠はあわてて支度をし始めた

    クラス発表の掲示板はだいたいみんなが来る時間になると
    毎年混むことは決まっていた

    制服に着替え私は鞄を右手にそそっかしく外へでた

    駅までは近いが

    もう時間がない!それを逃すと一時間は電車がないため

    混む時間になってしまう!

    杏珠は全力で駅へと走って行った

    駅に着くとそそくさと定期を通し

    止まっているいつもの電車に乗り込んだ

    この時間はまだラッシュも迎えてないからあまり混んでもいない

    杏珠はそっと胸をなでおろし椅子に座った

    学校の近くの駅までは10分だからそこまでながくなかった

    電車を降りて一目散に階段を駆け下り出口へ向かった

    「杏珠おはよー☆」

    息切れするあたしに手をヒラヒラと降っているのは親友の梨花だった
  • 3 星羅 id:ejk8uFi1

    2012-01-05(木) 23:56:33 [削除依頼]
    梨花…

    親友ながらそれは私の憧れでもあった

    女の子らしい中身

    同じくらいの体型で、あまり変わりはやっぱない

    でも、彼女は、可愛い私は…

    梨花はいつも可愛い笑顔で微笑みかけてきてくれる

    今日も、その笑顔で掲示板を一緒に見に行こうと待っていて
    くれたらしい

    私は駅から歩いて15分ほどの学校へと梨花と向かった

    学校の校門をくぐると学年担当の先生が立っていた

    「お!早いな〜早く見て教室行きなさいね!」

    私たちは軽く挨拶を交わして掲示板の前に行った

    掲示板を見ると、二組に中田 杏珠と書いてあるのを見つけた

    三つくらい上には梨花の名前

    あとは顔見知りや知らない人ばかりだった

    「杏珠やったね!また同じクラスだよ?」

    私と梨花はハイタッチをし

    教室へと向かった

    教室の黒板には席順が書かれていた

    どうやら私の隣はまだのようだ

    私は自分の席へついた

    私の席は窓側の一番後ろ

    お決まりの絶好の風が当たる場所だ

    私は少しラッキーと思いながら

    席についた

    席につくと、風が気持ち良いくらいにふいていた

    私は知らなかったんだこの風のあたる場所がまさか、
    こんなにも私の運命を変えるだなんて…
  • 4 星羅 id:EwcWWdc/

    2012-01-23(月) 17:47:37 [削除依頼]
    風が心地よすぎて眠りそうになった

    私はただグランドを眺めていた

    親友の梨花は隣のクラスへ部活の打ち合わせがある

    と言って隣のクラスへ行ってしまった。

    早く来た事もあり

    まだ教室にはガリ勉くんが

    静かに勉強をしているだけだった

    非常にたいくつだ…

    この教室では何もする事がない

    その時

    ガタッ?

    隣から椅子を引く音が聞こえた

    確か、隣はモテるサッカー部の男子で話した事はない

    別にどうでもいいや…

    めんどくさい…

    だが、そんな私の考えは一瞬にして崩された

    「おはよう!隣の席の川瀬 晴!」

    やっぱり…

    「杏珠ちゃんだよね?隣のクラスだったから知ってたよ!」

    ニコニコしながら喋る彼はいかにもサッカー部という
    感じだった。

    今までまともに顔を見なかったからしっかり見たのは初めてだ。

    だが、よくわからなかったし関わらないようにしていた

    「始めまして。」

    「杏珠ちゃんってすごいね!空手の大会!成績いいんだもんな〜」

    また、空手…

    もう、うんざりだ…

    「そう。」

    その言葉だけを返しまたグランドへと目をやった。
  • 5 星羅 id:O0QKAum1

    2012-02-01(水) 17:00:29 [削除依頼]
    昔からそうだ…

    本当にうんざりだ…

    私はグラウンドを見ながら思い出してしまった

    消してしまいたい過去を
  • 6 星羅 id:O0QKAum1

    2012-02-01(水) 17:06:13 [削除依頼]
    中学2年の春

    杏珠は恋をした

    相手はサッカー部の男子だった

    私はもちろん無理やり空手部に入らされ
    中学の時やけを起こして部活を適当にしていた時だった

    大好きな彼が私に告白をしてくれた

    本当にうれしくて

    私はもちろん付き合ったし

    彼が大好きだった…

    いつも二人で仲良く帰ったりデートもした仲だった

    本当にだいすきだった

    今も変わらないよ…

    でもある日彼は突然この世から姿を消した

    彼は不慮の事故にあってしまい
    帰らぬ人となった…
  • 7 星羅 id:O0QKAum1

    2012-02-01(水) 17:07:13 [削除依頼]
    何もかもそうなんだ…

    私は昔から運が悪すぎるんだ…
  • 8 星羅 id:O0QKAum1

    2012-02-01(水) 17:17:01 [削除依頼]
    杏珠は右手で小さく流れる涙をぬぐった

    まだ心には彼がいる

    どうしようもないんだよ…

    あいつはもうこの世にはいないのにさ…

    でもこんなあたしを好きだって言ってくれた

    あいつは本当にいい人だった

    私がグラウンドから目をそらし黒板に目を向けた時だった

    「きゃっっっ」
    ガタンッッッ

    目の前には相変わらずにこにこした

    川瀬 晴が顔を覗き込んでいた

    「杏珠ちゃん?目真っ赤だよ?何か思い出してたの?」

    ドキッ

    なんだろうこの感じ

    ただどこかなつかしい…

    なぜ?こいつ…川瀬 晴ってやつ

    なんか覚えがある…

    それに…今質問した時に…

    少し悲しそうな顔したような?

    気のせいか…

    考えすぎだな…

    疲れちゃったのかもしれない…

    でも私は鈍すぎたのかもしれない…

    その意味が分かるのは少し先の話だが…
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