おれは誰でここはどこだ32コメント

1 露点 id:FguTTYo1

2012-01-03(火) 20:22:11 [削除依頼]
いや、まあ前回書いていたミステリーの話に飽きた(笑
ではなく暇つぶしというか のほほんと書きたいと思います

落ちも山も何もありません ただのぐだぐだストーリーです
そんなこんなで読んでくださると嬉しいです
  • 13 露点 id:Y.bJ0GK0

    2012-01-04(水) 17:31:52 [削除依頼]
    幸せとはカラフルで甘くて脆い。
    おれにとっては、だが。

    理解できなかった、理恵が目の前でうごかなくなっている事態に。
    どれくらいの時間がたったのだろう?
    たぶん、もう日は沈んだ頃だろう。
    おれのめは夜目だからみえないということは全くない。

    むしろ、・・・鮮明に、よりこくめいに。
    どうやら、早く帰るために近道をしようと人通りのせまい道を
    通ったらしかった。
    煉堂家の家は丘の上にあり、道すじにはガードレールも整備されている
    とある一箇所をのぞけば・・・だが、
    その道は細く、くねくねとしており一車線なのだ。
    対向車にぶつかったわけでもなく、電柱にぶつかったわけでもない。
    木にでもぶつかったのだろうか?と思って外へ這い出てみたが、
    なにもなかった、つまり・・・単に運転ミス、ということだろう。
    だれをうらむこともできないし、そんな家庭くらいうなるほどある。
    かわいそう・・・なんて同情心はまったくかすりもしない、
    それが現実であり、じじつである。かなしいかな、かなしいかな。
    おれはそのじじつから勝手に空想し武勇伝にしたり、
    あまつさえそのじじつから目をそむけようとは思わなかった。

    だからこそ、理恵のこきゅうに気がついたのだと思う。

    「ぁ、…す、くら、…っぷ」
    「にゃぁ、」(おい、大丈夫か?)

    おれは理恵のそばにかけよって、理恵のほほをなめた。
    理恵のほほから大粒のなみだがながれた。
    おれはなにかできないか、助けを呼べないかと試みることにした。

    「にゃぁ、」(待ってろ、)
    「ぃた、…いよぉ」

    おれはなんとかさきほどおちた道路までむかった。
    ガードレールもなにもない、そこにはタイヤのやけあとがしっかりと
    ふかくきざまれていた、おれはこえのかぎり助けをよんだ。

    「にゃあ、にゃあ・・・にゃあ」

    「にゃあ、にゃあ…」

    「にゃあ、にゃあ、にゃあ・・・にゃ、」

    だれもとおらない、だれひとりとおらない。あたりまえだ、
    このさかはきゅうなけいしゃになっているから自転車でのぼることは
    おろか、原付、バイクだってわざわざ燃料のくうみちを、好んで
    通るものはいないだろう、おれだってそうだとおもう。

    「…みぃ、」(くそっ、)

    おれは悪態をつくと理恵の元まで戻っていった。
    だめだった、とおれがつげると理恵はおれの頭をなでた。

    「助けを…よんでくれた、んだね?」
    「…みぃ」(済まん、誰もこなかった)

    「ス…クラ、ップと、ずっとずーっと、一緒に居るって言ったのに
     理恵、…理恵。ごめんね?ごめんな、さい」

    理恵は大粒のなみだをほほにつたわせながら言った。
    おれは、おどろいてめをまるくした。

    「にゃあ、」(ふ、ふざけるな…おれをまた野良にするのか?)
    「理恵、…ス、スクラ…ップのこと、大好きだから…ね?」
    「ふにゃーッ、」(んなどこかの国語の教材に出てくるような台詞は
             吐くな…)

    「お、うちのや…くそく…守れなくてごめん、…ね」
    「…んにゃ、」(…理恵、)

    そんなことはどうでもいい。どうでもいいんだ、家なんかいらないし、服も、いらない…。
    おれをひとりにしないでくれ、おれを…。

    おれはその場からゆっくりと、だが決して振り向かず――離れた。

    おれはだれで ここはどこだ。
    おれはねこで ここはみちだ。

    孤独にはなれたけど、好きにはなれそうにないと
    この場で俺は固く決心した。

    そのままあるきつづけて、どこかへきえてしまいたくなった。

              ――第一章「あたたかいかてい。」(ねこでみち)
  • 14 露点 id:Y.bJ0GK0

    2012-01-04(水) 17:33:38 [削除依頼]
    ――白い雨が降る

    さみしさとは少しちがう。
    こころがちっと、軽いだけだろ?
    だれの声もききとれねぇーよ。
    しらない国の言葉みたいだ。

    あきらめとは少しちがう。
    かくごをちゃんときめたんだ。
    かがみの中にちゃんとうつる。
    あのピカピカのおもちゃみたいだ。

    夜明けはちゃんと 町にふりそそぐはずだ。
    それは まるで 白い

    白い雨のようだった。

    これはやさしさとは少しちがう、とおもう。
    わかりかけてはまた、てばなすんだ。
    せまいほどうに、できたかげは―
    少し昨日とちがってみえたんだ。
    だから、あたらしいおれになると、きめたんだ。

    夜明けはちゃんと 町にふりそそいだ。
    それは 白い まるで

    白い雨のようだった。
  • 15 柚依 id:7fhQoLu0

    2012-01-04(水) 19:21:47 [削除依頼]


       更新されてる!!!ww
       私、猫大好きなんです(^ω^)笑
       名前の読み方教えて下さいっ(--)
  • 16 露点 id:Y.bJ0GK0

    2012-01-04(水) 19:40:15 [削除依頼]
     12月 19日
    ここしばらくの経過は気にしないでくれ、なんとかめしをもらって生き延びてきたんだ。
    おれはもともとこうやってくらすつもりだった。
    なんだ、なんだ・・・何も変わらないじゃないか。誰かの傍に居たって、
    他人の温もりを感じたって。この狭いろじを見上げたって、そのろじから月が昇る様を
    みながら生きるのがおれのスタイルだ。だれにもくずさせはしないさ。

    ガールフレンドもできた、まあ寝るだけの相手だが。
    おれはハードボイルドな男だからな、特定のあいては要らないのさ。
    いりくんだ道を進んでいくと、ひろい。ひろい広場に出た。

    「にゃぁ、」(どこだ、ここは)

    おれはみなれない風景にすこし気圧された。古びたようすの町は、
    先ほどまでおれの居た、ネオン街とはかけはなれて見える。みたことのない風景に、
    おれはきょうみしんしんで近寄っていった。

    どうやらそこは、昔。広場とよばれていたところらしい。
    ど真ん中にあるふんすいの水は腐ってしまって、泥水もどうぜんだった。
    不思議なくさやつたがからまっている外壁は、あるくには億劫だ。
    壊れかけのでんちゅうは、ついたりきえたりをくり返している。
    なんとも異様なこうけいであり、見慣れないふうけいであった。

    その不気味なくうかんで。おれははじめて、魔女にであった。

    魔女といえば薄暗い森の奥に住み、魔法がつかえて
    鼻がながくて、黒いローブをきていて、とんがり帽子をかぶって
    などありがちなお伽話の魔女がうかぶだろう。

    そんなのじゃない、そんなイメージの魔女とは何一つ違う。
    魔法が使えるのはたしかにだが、認められることじゃない。でも、おれにとっては
    最高でさいこーでだいすきな。魔法だ、
    そう、彼女はおれとよく似ていた。雰囲気や、くうきが・・・だ。
    だからこそ、おれは彼女のことが好きになったのかもしれない。

    彼女はそのひろばのくさりかかったベンチの上でないていた。
    ひっく、ひっく、と声をあげながら・・・決しておおきなこえではなく。
    雨にけむるこのひろばをわざとぬれていたのだ、かさをかたてにもっていたが
    さしもしないで、このまま雨にうたれてきえてしまいたいとでも言うように。

    「にゃあ、」(どうかしたのか?、悲しいことでもあったのか?)
    「うん、・・・悲しいの」

    おれはめをみひらいためのまえの女はおれのことがわかるのだ。
    これが、おれが彼女を「魔女」を親しみをこめてよぶようになった理由である。

    「みぃ、」(話してみろ、聞いてやるから。)
    「あ、有難う・・・あのね?」

    彼女のひざに飛び乗って話を聞いてやると、彼女は魔法にかけられたらしい。
    とある、一人の男に
              ――「恋」という魔法をかけられたんだと。
  • 17 露点 id:Y.bJ0GK0

    2012-01-04(水) 19:42:44 [削除依頼]
    >15 柚衣さん コメント有難う御座います 俺も猫大好きですよー、可愛いですよね あ、名前は「ろてん」と読みます。 まだまだ更新するので、またいらしてくださいw
  • 18 露点 id:Y.bJ0GK0

    2012-01-04(水) 20:10:08 [削除依頼]
    「にゃぁ、」(そうだったのか、)
    「で、でも・・・私。こんなただの町娘ですし、
     なにより、彼はお金持ちのご子息でして」

    「みぃ、」(愛情に肩書きなんか関係ないだろう、)
    「そうですかね?・・・」
    「にゃぁ、」(当たり前だ、おれだって・・・)

    そう言って魔女におれはいままであったことをはなした。
    意外とおれはもろかったらしく、理恵との会話を思い出して
    はなしている途中で涙がとまらなくなってしまった。
    魔女は真剣な顔でおれの話をきいてくれた。
    まるで、おれのしてほしいことがわかるかのように、ほほえみ
    ときおりおれのあたまをやさしく、ひえきった手でなでてくれた。

    「にゃぁ、」(有難う、こんな話を他人にすることになるなんてな)
    「そうなの?、でも私も・・・猫さんと会話したのははじめてだったわ」

    ふふ、と両手をあわせると幸せそうに魔女は笑った。
    魔女は不思議なことでよろこぶから、おれには・・りかいできなかった。
    ほしが降る夜空にふたりっきり。魔女はほころんで、おれのあたまをなでつづけた。魔法みたいだ、まるで君にはおれがわかる。おれの心のそこを読む魔法使いだ。
  • 19 露点 id:Y.bJ0GK0

    2012-01-04(水) 20:17:25 [削除依頼]
    夜が怖かったおれたちは、夜通し話をした。
    ねむるという言葉じたいが、存在しないかの様にすら感じた程だ。

    「どうしたらいいかな、・・・彼に言った方がいいのかな?」
    「みぃ、」(そうしろ、思いを伝えた方がいい)

    魔女はそれでもおもい悩んでいるようだった。どうしても怖い、のだそうだ。

    「でも、断られたら―・・・」
    「にゃぁ」(何事も良い事だけを考えて生きていきな。そうすりゃなんとかなる)
    「なにか怖いことがおこったら?」

    おれはいつものようにジョークをとばした。魔女は間にうけたようで、
    真剣そうだった表情がいっそうかたくなった。

    「にゃぁー、」(そんときゃ、そんときに考えろ。)
    「凄いね。スクラップは・・・私も誰かにそんなこと言ってみたい。」
    「・・・みぃ」(他人の人生だからな、おれの人生とは関係ないのさ)
    「あはは、・・・そうだね。」

    ようやくジョークだと悟ったらしく、魔女は口に手をあてて笑った。

    どうせなら、おれだって魔法をつかいたかったな。
    きみに魔法をかけてしまえば、きみが彼へとおもいをはせることもないのに。とこころのなかでおもったが、じょうだんのネタにもならないし。それがじぶんの本心であると、気づきたくなかったからあえて口にはださなかった。

    「にゃぁ、・・」(もうすぐ、白い雨が降るぞ)
    「ぇ?・・・雨?」

    そういって魔女が顔を向けたところには、白い雨のような綺麗な夜明けが
    魔女の綺麗な瞳をキラキラと照らしていた。おれは、その白い雨を
    魔女と共にあびながらも、心は意気消沈していた。

    (理恵と同じようにおれはここにはながくいれない)

    (あさがくれば、おれはこいつの傍からはなれなければならない。)

    とわかっていたからである。
    それでも白い雨のような夜明けは、腹がたつほどに美しく。
    おれにとってはしんじるということはとても勇気がいることだから、
    怖がりなおれはだれかに愛をつぶやくこともなく。行き過ぎる、鳥のむれを一羽一羽数えて、あさをまった。
  • 20 ルイーズ id:Q8E81qo0

    2012-01-04(水) 23:05:57 [削除依頼]
    コメントいただきました、ルイーズです。

    スクラップと理恵とのストーリーで、目が潤みました‥‥‥
    これからも頑張ってください!応援してます♪
  • 21 露点 id:tM7LxoM1

    2012-01-05(木) 20:55:54 [削除依頼]
    >20  ルイーズさん コメント有難う御座います 勿体無いお言葉感謝致します! 目が潤んだだなんてそんな・・・ ((といいつつ嬉しい露点がいますw はい 頑張らせて頂きます  猫好き同士頑張りましょう!
  • 22 露点 id:tM7LxoM1

    2012-01-05(木) 22:47:14 [削除依頼]
    こどもの頃にあった正義感は、おもちゃばこのなかにしまってしまったな。
    ふたをあけてみりゃ味気もない。
    おどけることだけうまくなる、それでも明るく生きています。
    「正しい人間」そっくりのきみは、正義感。 おれにはいま、それがわかんない。

    やさしいことばをしのばせていた、おれののどの中。
    それからすら、言葉をうばった。きみのえがお。
    きみのそばにいるなんて、ほんとうは無益な偽善だったはずだ。
    なぜ、おれは彼女のそばにいようとおもったのか?
    孤独が怖かったのだ、とおもう。なれてもなれても、すきにはなれない孤独が。
    だらだらとすごいていた排他的な生活にあきていただけかもしれない。

    「あ、・・・朝がきたね。私、仕事があるから。」
    「・・・みぃ?」(見たところお前はまだ、少女だろう。仕事なんか・・・)

    「わ、・・・私ね? 娼婦、・・・なの。」

    魔女は目になみだをうかべつつも、こわごわとした声でおれにいった。
    きっと、このことをおれにいうのは・・・勇気がいったであろうに。
    魔女はめをつむると、かなしげに笑った。

    「ごめんね、ずっと・・・黙ってて」
    「・・・にゃぁ」(なんで謝るんだ。)

    「・・・ぇ?」

    「・・・みぃ、」(立派な、仕事じゃないか)

    魔女は先ほどとは違う嬉しそうな笑みをうかべて、うなづいた。
    そして、おれに一礼した。きれいなお辞儀、とは呼べないものであったが、感謝の気持ちは
    十分に込められていたとおもう。魔女はかおをあげるやいなや、ふふと口に手を当てて笑って

    「やっぱり・・・スクラップって変な猫、」
    「にゃぁ、」(魔女には言われたくない。)

    「わたし、別に魔女じゃないもん。・・・スクラップだけだよ?
     わたしのこと「魔女」って呼ぶのは」

    魔女は膨れっ面でおれに鼻が当たるほどかおをちかづけるといった。
    おれはじぶんの顔を洗いながら、にやりとした顔でこたえてやった。

    「・・・にゃぁーん」(おれは偏屈者だからな、気に入った奴には変わった名前を
              つけちまうのさ・・・)
    「ふふ、・・・じゃあ、わたしはスクラップに気に入られたんだね?」

    魔女はうれしそうにわらうと細く白い腕をおおきく広げて、朝日を全身にあびながら。
    くるくると広場を舞った。まるで、白い雨の後の・・虹だとおれは心の中で密かに思った。

    「ぁあ――!!!、」

    なにかをふりはらうように、魔女はおおきな声をだした。
    だが、広場は静かに時をきざんでいるだけであった。

    「こんな世界は大っ嫌い、わたしの必殺魔法で・・・今に砕いてあげるわよ!」

    と魔女は冗談めかして笑っていた。そして謎のポーズをとれば、
    おおきくひろげていた腕を宙にあげて、次の掛け声で一気に振り下ろした。

    「・・・・ッの、馬鹿ぁ―――――――ッ、」

    おれはただただそのふうけいをながめているだけだった。
    魔女は照れくさそうにえへへ、と笑っていたが、子供のような瞳に
    (まあ本当に15もいかない子供だが)少し涙をうかべていた。
    そのかなしみともよろこびともにつかない顔は達成感にみちあふれていた。

    「ぁあ、・・・こんなことしても何も変わらないのがくやしいね」
    「・・・にゃぁ」(当たり前だ、人一人が変わるのにすら大きなことが必要なんだ。)

    「みぃ、」(そんなに簡単に、世界が変わるか。)
  • 23 露点 id:tM7LxoM1

    2012-01-05(木) 22:47:25 [削除依頼]
    たとえば 孤独な夜がすぎ、わりと遠い朝が来る。
    たとえば 幸せが終わって、馴れ馴れしく静寂がくる。
    いまもどこかが、色んな理由で壊れ始めているんだ。
    愛という名のお守りさえ、世界にはかなわない。
    命の砂時計は、結局ただ 変わりもしないのだ。

    ここに来て、おれがなぜ 一箇所に留まりたくないかがわかった。
    すべての人と分かり合えるなんて、そんな夢を見ている少年のようなことはいわないさ。
    きっと、おれがからっぽだったからだ。

    言葉にするだけ無駄かもな。
    でも、言葉にしなくちゃ駄目だよな。
    信じたいんだよ、似たもの同士だろ?
    でも、どうしても傷つけてしまうのだ。なんでなんだろうか?

    「にゃ、・・・」(魔女、)

    「ん、・・・どうかしたの?」
    「・・・,」(・・・)

    あれも、これもきみのため・・・すべて、きみのため。いや、違うな。おれのためだ。
    暗い道のりもきみとなら、狭いトンネルもきみとなら―・・・
    そう思うんだ。きみと、寄り添いたいんだよ。

    言葉にするだけ無駄かもな、でも言葉にしなくちゃ駄目だよな。


    「にゃあ、」(・・・なんでもない。ただ、)
    「ただ?」
    「・・みぃ」(美人だな、と思ってな。)

    「・・・え、あ。私?」
    「・・・にゃぁ」(お前以外に誰がいるんだよ、)
    「・・・そ、っか。ぇ、でもなんで?」

    「にゃぁ、」(なんでだろうな、おれにもわからん。)

    どうやら魔法にかかってしまったらしい、こっちの魔法は解けにくいな。
  • 24 ルイーズ id:vk-NbGzYo0.

    2012-01-08(日) 03:07:33 [削除依頼]
    魔女がうらやましいです!!
    猫としゃべれるなんてっ!
    私もスクラップとお話ししたいです(´д`)/
  • 25 露点 id:c2Kidgg1

    2012-01-08(日) 21:01:19 [削除依頼]
    >24 ルイーズさん 確かにそうですねー、 魔女になりたいです まあ、彼女は魔女じゃなくて普通の女の子なんですがw スクラップはハードボイルドな猫ですから、 話してるとジョークが飛んできますよww
  • 26 露点 id:/LVaodY.

    2012-01-25(水) 18:57:22 [削除依頼]

     12月 20日
    「にゃぁ、?」(もうすぐ、客がやってくる時間じゃないのか? )

    「そう、ね。お昼だわ、」

    おれはベンチに腰かけて眠っていた魔女の膝の上で朝日がのぼりきったのをみあげる

    「にゃぁーん、」(俺はそろそろここから出なければ、な)
    「……ぇ、どうして?」
    「にゃあ、」(御前には大事な人がいる。なら、ソイツのことだけを
           考えて生きていきな。)

    おれはぴょん、と魔女の膝から飛びおりれば太陽をもういちど見上げた。
    先ほどまでの美しさとはうってかわって、憎憎しい太陽のすがたに
    俺は思わず顔をしかめた。

    「有難う、スクラップ……私、思いを伝えてくるわ。」
    「にぃ、」(そうか、)

    魔女は俺が飛びおりたのを確認すると立ち上がって、何かを決意した顔で
    そういった。おれにはその顔にどう声をかけていいかもわからずそう答えた。

    「うん、……ありがとう!! 私、頑張るよーっ」

    というと魔女は手を振りながらその場からあわてて走り去っていった。
    きゅうようでも思い出したのだろう。と、おれは適当なことを
    かんがえながらもしばらくその場を離れなかった。

    妙なむなさわぎがする――――

    そんな気がしたのだ、もちろん。
    おれの予感は的中した。

    もうすぐ、おれにとっての人生で三つ目の悲劇が起こることとなる。
  • 27 露点 id:INivVXs/

    2012-01-26(木) 18:16:49 [削除依頼]
     12月21日

    おれは今日いちにち 野良猫らしい一日を 過ごした。
    ガールフレンドの猫にあって、とくにかわりばえのない日だった。

    おれはこういう日もあるからこそ、危ない日も必要なのだと思った。
    何故かはわからないが、現状に満足できていない自分に遭遇して。

    遠回りして逃げてみたら、ぐるりと回って戻される。
    おれはどうにもしようのない、いかりと、くるしみに耐え切れず。

    夜には食べたものを全部はいた。理由はきっと
    魔女のことが気になって気になって仕方がなかったからだ。

    魔女は大丈夫なのだろうか。
    今頃、魔法をかけた男に断られて、独りベンチで泣いているのではないかと思うと
    正気でなんていられなかった。なにより、独りでいることの辛さは骨身に染みていた。

    こんなんでいいんだろうか、そんなわけねぇーだろうが。
    なんでここで、涙が出る? のか わかんねぇーよ。 

    その日の夜明日が来るのが少し怖くて仕方がなかった。
    明日、魔女が泣いているのではないかということより、
    明日に魔女に出会えなかったらどうしようということ方が怖かったのだ。

    魔女が泣いている。そんなことは想定内なのだ、なぜなら。
    おれの心を魔女が読むように、魔女がおれの言葉をりかいするように
    おれと同じような雰囲気を持った魔女の気持ちくらい少しは俺だってわかる。

    きっと魔女は泣いている。今ごろ独り泣いている。
    でもおれはそこにはいくことはできない。
    なぜならおれがいったところでなんとかできるものではない。
    ならば、おれが唯一できることは。

    気持ちのすこしはしずまった明日。魔女を元気つけてやることくらいである。
  • 28 露点 id:eiC62l80

    2012-02-05(日) 13:40:18 [削除依頼]
     12月22日

    おれは昼になって、のそのそとあの広場へと向かった。
    おれのおもったとおり、魔女はベンチに座っていた。

    そして、おれをみつけた途端に大粒のなみだを流した。
    魔女の頬を伝うその涙を、みておれは美香を思い出す。

    「……スクラップ、あのね? 私――」
    「にゃぁ」(いい、言うな……)

    おれはそういいながら、魔女のそばまで歩み寄ると
    いつものように魔女の膝の上に飛び乗った。

    「……みぃ、」(言わなくても……わかる、)
    「ちゃんと、……言ったの。」

    魔女は頬に伝う涙を一生懸命にぬぐいながらも、うなづいた。
    きっと、こう言って貰えることは予想していたのだろう。

    魔女はほほえんだ。

    とてもとても、悲しそうな顔でほほえんだ。
    眉を寄せ、潤んだ瞳で、歪んだ口で、悲しそうな表情で。
    魔女は笑ってみせた。そして小さな声でこういった、

    「……私、言えたもの。」
    「にゃ?」(んぁ?)

    「ちゃんと、好きな人に。好きだって、……思いを伝えたの。」

    魔女は真剣な表情でそういえば、溜息を漏らした。
    その溜息には、なにをしたらいいのかという困惑と、達成感が込められていた。

    「だから、私は間違ってない……間違ってないよ!!」
    「にゃぁ、」(嗚呼、勿論だ。お前は間違ってない、)
    「有難う、スクラップ」

    「にゃぁ。」(元気出せ、色々なことがあってそれを経験して大人になるんだから)
    「うん? …………ええ、おかげで元気が出たよ。」

    魔女はそう笑うとおれの頭を撫でた。
    おれはこの時、なんとなく違和感を感じていた。
    この違和感は前に美香の時に感じた、あまりに当たり前であまりに普通な違和感だ。

    「にゃぁ」(美香、……御前もしかして、俺の言葉。わかってない、のか?)
    「……?、どうしたの?」

    おれの心の中に一抹の不安が生まれた。
    その不安は拭いようもなく、美香のことまで同時に思い出し、
    おれにはとてつもない恐怖となってのしかかったのである。

    「みぃ、」(おい、待てよ。御前まで―、俺を独りにするのか)
    「スクラップ……何か私、したかしら?」
    「にゃあ、」(なんでだ、なぜ。おれは独りになるんだ、)


    まがりくねったり、ゆがんだり。おいらはちゃんと、わかりあえた。
    そう思っていたのに、――何故なんだ?
    勿論、おれは魔女を失ってはいないし 魔女はおれの思いを理解してくれていた。
    だからこそ、おれは魔女の傍にいたかったのかもしれない。

    なら、魔女がおれの思いを理解できなくなったら。
    想像なんかするハズがない、そんな悪夢を。
    夢になんかみるハズがない、そんな悪夢を。

    おれはたえきれなくなって その場から逃げ出した―
  • 29 ichi id:GApEO9h.

    2012-02-05(日) 18:03:16 [削除依頼]
    一気読みしてしまいました!
    私猫好きなんです^^
    スクラップ、切ないですね……頑張れ!
  • 30 燦ちゃん id:Am4aBDX/

    2012-02-14(火) 19:02:28 [削除依頼]
    日記でお喋り出来なくって寂しいです。また遊びにきてくださいね(^^)
    あなたと喋っている時だけ心が和みました。
    受験頑張ってください。
    世界の何処かで貴方をいつも応援しています。
    ではまた、いつか合いましょう、忘れないでください応援してくれる人がここにはたくさんいますよ。
    露点さんが、心から幸せになれる事を願っています。
    長文失礼しました


    バレンタインチョコ0個(母ちゃんなしで)って事も密かに願っとたりして…
  • 31 燦ちゃん id:Am4aBDX/

    2012-02-14(火) 19:05:23 [削除依頼]
    ちょこちょこ嘘やったりして〜
  • 32 wwwwwwww id:wTxLFKD0

    2012-02-14(火) 19:07:10 [削除依頼]
    スクラップで思わず吹いたwww

    頑張って下さいね!
コメントを投稿する
名前必須

投稿内容必須

残り文字

投稿前の確認事項
  • 掲示板ガイドを守っていますか?
  • 個人特定できるような内容ではありませんか?
  • 他人を不快にさせる内容ではありませんか?

このスレッドの更新通知を受け取ろう!

ログインしてお気に入りに登録すると、
このスレッドの更新通知が受け取れます。

お気に入り更新履歴設定

お気に入りはありません

閲覧履歴

  • 最近見たスレッドはありません

キャスフィへのご意見・ご感想

貴重なご意見
ありがとうございました!

今後ともキャスフィを
よろしくお願い申し上げます。

※こちらから削除依頼は受け付けておりません。ご了承ください。もし依頼された場合、こちらからの削除対応はいたしかねます。
※また大変恐縮ではございますが、個々のご意見にお返事できないことを予めご了承ください。

ログイン

会員登録するとお気に入りに登録したスレッドの更新通知をメールで受け取ることができます。

お気に入り更新履歴設定

お気に入りはありません
閲覧履歴
  • 最近見たスレッドはありません