ヒトは怖いモノに敏感である9コメント

1 祈 id:ez-CDLv/J0.

2012-01-03(火) 16:46:15 [削除依頼]
いつもの通学路。
いつもの帰り道。
ふと、後ろに気配を感じたりしたことはないだろうか。
そう、例えば幽霊とか…。

ボクは生まれたときから霊感を持っているらしい。
らしい、と言うのはボクには赤ん坊のときの記憶がないから、両親から聞いた話をそのまま鵜呑みにしているだけだ。
その話というのは、ボクが生まれて何ヶ月か経った頃、両親は仕事で忙しく、あまりボクに構ってやれなかったそうだ。
ところがボクは寂しがったことがなかったらしい。
なぜか。それはボクには遊び相手がいたからと母は言う。
  • 2 祈 id:ez-CDLv/J0.

    2012-01-03(火) 16:51:59 [削除依頼]
    母から聞いた話だ、事実かどうかでは定かではない。
    しかし母が語るには、「誰もいない壁に向かって笑いかけたり、笑ったと思えば何かを嫌がるように泣きわめいたりしていた。まるで幽霊と遊んでいるみたいだった」らしい。
    よくよく考えてみれば、それは幼少期にはよくあることじゃないのかと思った。
    その考えが甘いとも知らずに。
  • 3 祈 id:ez-CDLv/J0.

    2012-01-03(火) 19:36:15 [削除依頼]
    小学校二年のときだった。
    いつもと変わりない通学路で登校し、いつもと変わりない通学路で下校するはずだった。
    友達とは家が離れていて、登下校は1人のときが多かった。
    もうすぐで家に着く、そう思ったとき

    それは見えた。

    誰もいない舗装路、そして道の端にある電信柱。

    その電信柱の陰に大雨に濡れたようにびしょびしょになっている男が立っていた。

    こちらをじっと見つめて。

    第六感か何かが告げていた。
    あれはヒトではないと。
    この世のものじゃないと。

    冬の下校時刻じゃないからもちろん空は明るい。
    なのにそれがいる所だけがまるで夜中みたいに暗くなっていた。
  • 4 祈 id:ez-CDLv/J0.

    2012-01-03(火) 19:41:19 [削除依頼]
    そのときにやっと、霊感があるのは本当なんだと、子供ながらそう思った。
    あともう少しで家なのに、身体は動かない。
    少しして覚悟を決めたとき、大泣きしながら家に向かって猛ダッシュした。
    そのあとの記憶はない。
    気づいたら家で母に慰められていた。
    「どうしたの?何があったの?」
    ボクはあえて話そうとはしなかった。
    信じてくれないと思ったから。
  • 5 祈 id:ez-CDLv/J0.

    2012-01-03(火) 19:54:48 [削除依頼]
    それからボクはいろいろな心霊体験をした。
    その度に霊感が強くなっていることに気づいた。
    今まで見えないものが見えるようになってきた。
    そしてとうとうボクは「オカルト博士」と嬉しいのかどうかわからないあだ名が付けられた。

    …少し前置きが長かったかな?
    今までのは前置きで、次から話すことがメインだ。
    あらかじめ言っておくと、これから話すことは冗談では片付けられないボクの体験談である。

    高校に入学したときのこと。
  • 6 祈 id:ez-tW5Hwiz1

    2012-01-06(金) 00:51:58 [削除依頼]
    クラスで早くも「オカルトオタク」という称号をもらい、どの部活に入ろうかと悩みに悩んだ末、夏休み明けにやっとある部活に入部した。
    「超常現象研究部」という名の部活だったが、この部活、新入生への部活動紹介PRをしていないどころかチラシやパンフレットすら配っていなかったらしい。
    知る人ぞ知る、そんな言葉が似合うところだろうか。
  • 7 祈 id:ez-tW5Hwiz1

    2012-01-06(金) 01:05:49 [削除依頼]
    活動場所である旧資料室と名の付くこの教室は、ボクたちが普段授業を受けたりする教室棟の真反対に位置する旧校舎の4階の、屋上に通じる階段がすぐそばにあるところに位置している。
    旧校舎自体もそうだが、とくにこの4階の空気というか雰囲気がやばい。
    しかも屋上に通じる階段の話はこの学校の七不思議として語られるぐらい恐れられている。まあその話はまたの機会にするとして。
    そんな場所で活動できるんだから興奮しないわけがない。
  • 8 祈 id:ez-tW5Hwiz1

    2012-01-06(金) 01:11:05 [削除依頼]
    超常現象研究部。
    ここでの出会いが、まさかボクの人生を大きくねじ曲げるなんて、このときは全く考えもしなかった。
  • 9 祈 id:ez-tW5Hwiz1

    2012-01-06(金) 01:23:45 [削除依頼]
    第一章-霊感-

    この部活の人たちは個性的な面々ばかりだったが、その中でも1人、ものすごい人がいた。
    年が1つ上の男の先輩で、ボクは楠瀬(クスノセ)くんと呼んでいる。
    他の先輩によると、かなり霊感が強く、しかもオカルトの知識はあの超常現象研究部の部長を凌ぐほどだそうだ。
    部長がどれほどのものかは知らないが。因みに部長は現在幽霊部員らしい。
    ボクは少しして楠瀬くんに可愛がられ、結構仲良くなり、ある日「俺んちに来ないか?」と誘われた。
    もちろん「行きたいです!」と答えた。面白い体験が出来そうだ、そんな軽い気持ちでいた自分に後になって後悔した。
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