胸いっぱいの愛を.9コメント

1 夢羽 id:2TnTmuo.

2012-01-01(日) 12:39:42 [削除依頼]

「胸いっぱいの愛を、僕は幸くんに捧げるよ」

そう言って優しくキスした君の顔は、いつもより少し。
少しだけ、切なくて、儚くて。
俺は強く強く、彼女を抱きしめた。
去年の初雪の日のことだったと思う。
  • 2 夢羽 id:2TnTmuo.

    2012-01-01(日) 12:51:16 [削除依頼]

    わーい。1月1日だー。じゃねぇし!

    ほんと、申し訳ありません。
    またまた、衝動書きです。
    昨日の夜思いつき、短編小説書きたいと思い、
    自分の大切な気持ちを伝えたいと思い、伝えなきゃと使命感を覚え、
    ついたててしまいました。
    予定では、短く終わるつもりです。そしてそして、キャラクターが少ないです。たぶん。
    方向性などは決まってるんですが、キャラクターの容姿、性格、魅力などは全くなので、更新はゆっくりかもしれません。
    ひっそりこっそり書いていきますので、よかったら覗きに来てくださいね。
  • 3 夢羽 id:8lBVyll.

    2012-01-02(月) 10:07:01 [削除依頼]


    いつからだろう。
    100ページぐらいからか。
    愛の「大きらい」が欲しくなったのは……。
    そして、今俺は何ページにいるんだろう。
    そっと、そっと愛の頬に触れる。
    わかっていたことじゃないか。
    不安なんてないさ。
    俺は、誰よりも愛を、愛仔を愛しているから……
  • 4 夢羽 id:y4rQrYy/

    2012-01-03(火) 20:31:15 [削除依頼]


    P 134

    すぅすぅと寝息を立てる少女、奥田愛仔。
    俺の大切な、大切で大好きな人。
    先ほどからずっと眠っているけれど、夢でも見てるんだろうか。彼女はため息をつくくらい無防備で、愛らしい寝顔をしている。キスしちゃってもいいかな。やめとこう。きっと怒られる。
    そうだ、林檎をむこう。彼女は林檎が大好きだから。
    ベッドの隣の棚の上にある網のカゴの中から真っ赤で丸い林檎を一つ掴む。真っ赤でおいしそうな林檎。林檎のように赤かった頬で、よく廉先輩にからかわれてたっけ。今は雪みたいに白い頬だけど。最近はあんまり元気に笑ってくれないなぁ。大学に通っていたときは、林檎の花のような可愛らしい笑顔だった。またあの笑顔が見たい。だから俺は生きるんだ。愛仔のために。愛仔を幸せにするために。
    するすると慣れた手付きで林檎の皮をむいていく。すると陽光が病室に差し込んできた。太陽がゆっくりと雲から顔を出したのだろう。眩しいので、レースのカーテンを音を立てないように閉めていく。陽光が眩しいのか、はたまたカーテンの閉める音でか、愛はゆっくりと目をあけた。

    「ん、…………」
    「ごめん。起こしちゃったね」
    「ふわあ……おやすみ幸くん」
    「おはよう、水飲む?」

    こくんと頷く愛仔。髪が少し揺れた。黒髪のショートヘアが。見惚れてしまうほどの美しさ。自慢ではないつもりだが、彼女は本当に美しい。
    陽光で艶めいている黒髪。ぷくっと膨らんでみずみずしい桜色の唇。スッと高い鼻。瞬きするほどよくわかる長い睫毛。全てが美しくて見惚れてしまう。

    「はい、水」

    ミネラルウォーターでさえも敵わない透明感のある肌はもちもちで。指でツンツンしたくなる。

    「ごめんね」

    んく、んく、とゆっくりと冷たい水を喉に流し込みぷはぁと一息。手を差し出す俺に飲み干したコップを渡した愛はやんわりと微笑んだ。

    「おいしかったよ。ありがとう」
    「どういたしまして」
    「あ、林檎。うさちゃんにしてね」
    「はいはい」

    愛は病気だけど、ちゃんと本当のことを言ってくれるときがある。さっきみたいに、「おいしい」とか「林檎」とか。そう言ってくれたとき、俺は本当に嬉しいんだ。

    「あ、そうそう幸くん」
    「ん〜?」
    「僕ね、さっき悪い夢を見たんだ」
    「どんな夢?」
    「僕と幸くんが出会った日。あれは秋だったよね」
    「……懐かしいなぁ」

    そう、俺と愛が出会った日。それは、桜散る春の日だった。
  • 5 夢羽 id:udRUgYV.

    2012-01-05(木) 14:55:44 [削除依頼]


    P 3

    星乃響大学。俺、入野幸が通う学校。
    この大学に入った理由、高校の友達に誘われて。
    この大学での友達、高校の友達数人。
    この大学までの通学、電車。駅からは徒歩。
    この大学での活動、詩のサークル。
    この大学で出会った美女、奥田愛仔。
    この大学で恋に落ちた相手、奥田愛仔。
    詩のサークルに入った動機、奥田愛仔が所属しているサークルだから。
  • 6 夢羽 id:udRUgYV.

    2012-01-05(木) 15:06:11 [削除依頼]


    P 4

    高校のガ.キ.っぽさが抜けていない俺は、クラスで浮き。高校の友達は他クラスという最悪の生活を過ごしていた。もちろん一緒につるむ人などいない。一人だ。
    何がサークルだ、恋だの青春だの。合コンなんてものはな。学生がするもんじゃねぇ、なんてな。最初は俺だって楽しみだった。だけど、実際はそんなことない。楽しいことなんて一つもないじゃないか。
    大きな門が特徴的な星乃響大学の校門を抜け、目の前に転がっている石ころを蹴ってみた。俺は石ころだ。こうやって蹴られなければ進めない。いや、違う。俺は石ころ以下だ。
    先輩に勧められてはじめた水泳も書道も、陸上もバスケもサッカーも野球も。何一つうまくなんてならなかった。後輩からも、同級生からも言われたよ。
    あいつは、入野幸は藤田廉の金魚のふんだ。わかってる。そんなこと俺が一番わかってる。だけど俺は、廉先輩の金魚のふんぐらいしか地位がなかった。無趣味、無.特徴、無.能な俺には。

    「詩のサークルはどうですかー。気軽に参加できるし、楽しいですよー」

    校門を抜けて、桜の木が並ぶ中庭に数名の生徒がチラシを配っていた。笑顔で渡されたチラシの内容は、詩のサークルの勧誘。部員は4名。少なくないか?
    上手いような下手なような絵が横で「入部待ってるよっ」と可愛い丸字で書かれている。またサークルの勧誘か。大学ってなんでサークルなんかあるんだろう。

    「おー、幸じゃねぇか。元気してたかー」
    「……先輩」
  • 7 夢羽 id:udRUgYV.

    2012-01-05(木) 15:09:16 [削除依頼]


    P 5

    右手を軽く上げ、にかっと笑う。この人こそ藤田廉。その人である。昔と同じように肩を組み、ぐらぐらっと強く揺らす癖は相変わらず。このすっと入り込む慣れの良さ。これが中学のときは憧れだったのだが、高校の2年くらいか。この馴染みの早いことに俺は嫌悪感を覚えた。それからというもの、この人と関わりたくないと強く願うようになった。元、俺の目標で現、俺のコンプレックスということだ。
    しかも、この大学に先輩がいるのだ。やっと自分の足で歩いていこうと決めた矢先のこと。

    「どうだ? 大学生活は?」
    「え、まぁ」
    「ふーん。なんかあったら言えよな」
    「……あぁ、はい」

    この屈託のない笑顔が。いつからか俺は憎.くなった。
    白い歯、左耳のピアス。ツンツンと立った金髪。まったく変わらない性格。全ては怖いくらい同じで、恐ろしいほど平行線で、俺と先輩はいつになっても交わらなくて。いつも前は先輩で、後ろは俺で。歩数は100歩違ってて。必死について行って。でもなにも変わらなかった。それを先輩は陰で嘲.笑ってるとおもった。だから俺は、この人が……

    「俺は、先輩の……」

    告白してしまおう。先輩のことがキライだってこと。このままじゃ、きっと変わらないと思うから。なのに、

    「なぁに廉。入部希望の子?」

    ぴょこっと廉先輩の後ろから声をかけてきた女の子が、俺の言葉を遮った。その子が、あまりにもあれで。俺は口を噤んで直立してしまった。

    「いや……あのさ、幸。オレたち詩のサークルの者なんだ」
    「入部者希望なの。よかったら入らない?」
    「…………入ります」
    「え、本当に? やったぁーーっ」

    ぴょーんと飛び上がって喜ぶ少女に微笑む廉先輩。なんで俺がコンプレックスである先輩と同じサークルに入ったか。

    「よろしくね。僕、奥田愛仔」

    この美少女に一目惚れしたからである。
  • 8 彗月. id:pO2tn.H0

    2012-01-05(木) 16:20:11 [削除依頼]
     夢羽だ、夢羽だ、夢羽だ!!←

     ツキっすよー(∀)
     お久しぶりな気がするw
     そいえばコメは初めてだったような……
     文章がふわふわしてて可愛らしいですノ*
     うん、羨ましい((笑
     そして僕っ子来ました!*´`*
     ガンバ☆
  • 9 夢羽 id:Oaq/gV..

    2012-01-09(月) 10:04:51 [削除依頼]

    ツキ@

    わー、久しぶりーっ!
    コメありがとう♪(´ε` )
    僕っこ大好きなんです、ごめんなさい。
    頑張るっ( ̄^ ̄)ゞ
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