Morderus fiend2コメント

1 Grand id:ICHHhL1/

2011-12-24(土) 12:05:21 [削除依頼]

注意
これを読むにいたって、
以下の事項を、あらかじめご了承ください。
・流血シーンを多く含みます。
・途中、精神異常者の心理描写を多く含みます。
・この作品はあくまでフィクションです。実在する地名、事件とは一切関係ありません。

以上のことをご了承のうえ、お読みください。
なお、この作品が契約に違反していると判断した場合は、遠慮なく言ってください。
下げ進行、もしくは更新を中止します。

ただ、作者は未熟者ですので、上記通りにならない可能性があることも、あらかじめご了承ください。
  • 2 Grand id:ICHHhL1/

    2011-12-24(土) 12:05:50 [削除依頼]
     【序章】 Mouderous fiend
      二月二十日 二十時三十八分

     チャリン、と、誰も居ない路地裏に金属音が響いた。
     久野世彰は信じられないものを見る目で、先ほどまで自分と会話していた相手を凝視した。
     一体今、何が起こったのか。それが理解できなかった。今まで、何人もの人を殺そうと刃を向けてきたが、こんなことは初めてだった。
     相手の動きが、急に変わったのだ。先ほどまではろくに運動もしていないんじゃないかというような青年の動きが、急に俊敏になった。そしてその眼つきさえも、まったく違うものになっている。まるで、別の誰かと入れ替わったかのようだ。
     彰は先ほど、自分のナイフが何を切ったのかを理解する。彼の足元に、アメジストの中に、ウロボロスの刻印がされた高価なネックレスが、落ちていた。先ほどの金属音も、これのものだろう。ナイフは、ネックレスのチェーンを断ち切るほどに鋭かった。
     なのに、彰が狙った青年の首筋には一切傷がついていない。ネックレスを断ち切る一瞬の間に、ナイフを紙一重で避けたのだろう。
     一体、何が起これば、一瞬でここまでの洞察力と俊敏さを手に入れられるのだろうか。
    「お前、誰だよ」
     気付くと、そう聞いていた。それだけ、先ほどまでの青年とは似ても似つかなかったのだ。
     青年は、ふと狂ったような笑みを浮かべる。これも、先ほどまでの彼とは違う。
    「……う、くくく。いあ、はははははは」
     狂ったような大きな笑い声が、誰も居ない裏路地を反響する。表の通りを通っている人たちが、この笑い声を聞いて飛び出してこないかと、彰は下唇を噛んだ。
     青年は笑ったまま、狂った笑顔を崩さずに言った。
    「あれ、さっき名乗ったはずだけどな?」
     その話方さえ、先ほど名乗った青年とはまったくの別人。
    「俺はあんたと同じだよ」
     そう言って、彰を指した。
     思わず、青年と同じ狂った笑みを浮かべてしまう。彰は自分と同じだといった人間にどうしようもない侮蔑の念を抱いた。
     先ほどまで会話していて、その彼が、自分と同じ人間だとは思えなかったのだ。だから、彰は笑ってやった。彼と自分が同じでないと態度で示す。
     だが、青年は笑みを崩さなかった。
    「そうだな、改めて、マーデラス・フィーンド(殺人鬼)、とでも名乗っておこうか?」
     そう言って、青年は、懐から短剣を取り出し、狂った笑い声を一層大きく裏路地に響かせた。
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