腐女子とフラグと恋愛録52コメント

1 空乃 id:b3bPCAg1

2011-12-23(金) 23:08:31 [削除依頼]

「……ちょ、誰が来たら、如何するんだよ?」

「来ないって」

忘れ物を取りに教室に戻ろうとしたら、クラスメイト達がキスをしていました。
あなたなら、如何しますか?

1 素知らぬ顔で中に入り、忘れ物を取る。

2 そのまま、見なかった事にして、家に帰る。

3 取り合えず、様子を窺う。
  • 33 *〜狐〜* id:lvl230I/

    2011-12-24(土) 13:00:55 [削除依頼]

    まじですかー!!!
  • 34 空乃 id:cSaW8kU1

    2011-12-24(土) 13:01:54 [削除依頼]

    何とか自然に笑いそうになるのを堪えて、私は様子を窺う事にした。

    「なあ、今、気配、しなかったか?」

    「さあ?俺には分からなかったけど?」

    いけない物を見てしまった。
    これは皆にバラしてしまうべきか、胸の奥底に閉じ込めておくべきか。

    「……だから、もう止めてくれ。俺は帰るから」

    黒宮君が鞄を持ってこっちに来た。

    ヤバい。

    私はスクバを拾って、猛ダッシュして逃げた。
  • 35 空乃 id:cSaW8kU1

    2011-12-24(土) 13:05:53 [削除依頼]

    次の日。

    全く寝れなかった。

    私は何度も欠伸をしながら、通学路を歩いていた。
    嫌、何であんな物を見てしまったんだろう。
    ってか、結局、英語のノート、取り損ねちゃったし。

    「白野莉愛」

    振り返ると、黒宮君がいた。

    「お前、昨日、どうしてた?」

    「ああああああああ、あの、何ですか?」

    「嫌、だから、昨日の放課後、普通に帰ったんだよな?」

    「あああああ当たり前ですよ」

    「その焦り様は何だ?」

    「ききき、気のせいじゃ、ないでしょう、かね」

    「お前、おかしいぞ」

    「寝不足で頭の思考回路が爆発寸前で大変何じゃないですかね」

    「だろうな。その風だと」

    特に気にする事なく、黒宮君は私を横切って、さくさくと先に行ってしまった。
  • 36 空乃 id:cSaW8kU1

    2011-12-24(土) 13:11:56 [削除依頼]

    もう無理だ。
    心臓と心が持たない。
    教室に着いてから、私はなるべくあの2人を見ない様にと、机に突っ伏して寝ていた。
    嫌、寝たかったけど、妙に頭が冴えて寝れなかった。

    「白野さん、おはよう。珍しいね、寝てるなんて」

    「あ、相澤さん」

    「何かあった?」

    「え」

    「様子がおかしいよ」

    「そんな事ないと思いますけど」

    「そう?」

    相澤さんは直ぐに廊下にいた友達グループの輪に入って行った。

    そんなに私、様子が変に見えたのかな。
    嫌、それはないはず。

    自問自答していると、私の視界に鳴上君が入った。
    そして、鳴上君は私の席に来る。

    何だろう。

    「白野さん、おはよう」

    「お、おはようございます」

    「あのさ、昨日、し」

    「あのっ」

    鳴上君が何かを言うのを遮る様に私は言った。

    「英語のノート、持って帰るの忘れたので、見せてくれませんか?」
  • 37 空乃 id:cSaW8kU1

    2011-12-24(土) 13:15:32 [削除依頼]

    追加登場人物

    相澤唯 yui aizawa
  • 38 美羽☆ティンク(美夢) id:SqZ3eVg1

    2011-12-24(土) 13:21:08 [削除依頼]
    面白いです!
    続き、頑張って下さい
  • 39 空乃 id:cMfjFWC0

    2011-12-24(土) 15:34:15 [削除依頼]
    >38 コメントありがとうございます! 頑張ります^^
  • 40 空乃 id:cMfjFWC0

    2011-12-24(土) 15:42:49 [削除依頼]

    6時間目が終わった。
    私は大きく溜め息を吐いた。
    やっと帰れるんだ……

    「……白野さん」

    スクバを机の上に置いて、椅子から立ち上がろうとした時、鳴上君が話し掛けて来る。

    「何ですか?」

    「黒宮、見なかった?」

    そう言われて、黒宮君の席を見ると、空席になっていた。
    もう、帰ったんだ。

    「いえ、見てないです」

    「そう」

    鳴上君は教室から出て行った。
    想い人を捜す少年……
    それはそれでありがちの展開だと思う。

    「くそっ……アイツ、まだ俺捜してんのかよ」

    ガタンッ

    と、音をたてて、掃除道具入れのロッカーが開いて、中から黒宮君が出て来る。

    か、隠れてたんだ。

    「えっと、大丈夫ですか?」

    「ああ。今の内に帰るべきだろうな」

    「そ、そうですね」

    「聞かないのか?」

    「え」

    「何でそんなにアイツを避けてるか」

    「そうですけど、そんなに気になりませんし」

    「……やっぱりな。お前、昨日、見たんだろ?」

    「み、見てないです。わ、私、見てませんから」

    「如何だかな」

    黒宮君は鼻で笑って、教室から出て行った。
  • 41 空乃 id:cMfjFWC0

    2011-12-24(土) 15:53:30 [削除依頼]

    ピピピピピピピッ

    家に帰ると、家の電話が鳴っていたから、私は受話器を上げて出た。

    「もしもし」

    『あ、莉愛?ちゃんと新しい学校で頑張ってる?』

    母からだった。

    「一応、頑張ってるよ」

    『そう。それで、日向君に会った?』

    日向君、って誰だろう。

    「誰?その人」

    『黒宮日向君よ。702号室の子』

    「え、あ、黒宮君か。うん。会った所か、同じクラスだったけど」

    『良かったわ。私、日向君のお母さんとは友達でね』

    「……え、じゃあ、隣の部屋にしたのも」

    『そう、わざと。隣が日向君なら、頼もしいし』

    偶然じゃなかったのか。

    「この事、黒宮君は」

    『知らないわね。まあ、今、日向君、絶賛家出中だから、仲良くなってるなら、家に帰る様、説得してよ。美咲……日向君のお母さんから、頼まれてるし』

    「い、家出?」

    『そうそう。ま、よろしく頼んだわよ』

    一方的に電話を切られた。
    私は溜め息を吐いて、受話器を下ろす。
  • 42 空乃 id:Va6K.0z/

    2011-12-25(日) 16:39:38 [削除依頼]

    あの電話から、1週間。
    私は同時に悩んでいた。
    黒宮君に用がある。
    1つ目は家に帰る様に説得する事。
    2つ目は、

    「おいっ」

    「はいっ?」

    驚いて、我に返ると、まさに今、黒宮君が私の目の前にいた。

    「え、あ、そ、その、家に帰ったりしないんですか?」

    「は?何、言ってんの、お前」

    「い、いえ、何もないです。それで、何の用ですか?」

    「今日、俺等、日直だから。お前、日誌書いて。俺は黒板消すし」

    サラッと面倒な仕事を押し付けなかっただろうか、この人。

    「黒宮ーって、白野さん、いたんだ」

    教室に鳴上君が入って来る。
    今、思えば、2人が一緒にいる所見るのはあの時以来なんだ。

    「日直なので」

    「そう。じゃ、黒宮、今日は俺、帰るね」

    鳴上君は鞄を持って、教室から出て行った。
    何か私が邪魔だったみたいだけど。

    「私、邪魔でしたよね?」

    シャーペンを走らせながら、黒板を消している黒宮君に尋ねると、

    「嫌、全く。寧ろ、いてくれて助かったくらいだ」

    黒宮君らしくない返事が返って来る。

    「そ、そうですか。なら、良いんですけど」

    正直、2人きりの教室は気不味かった。
  • 43 空乃 id:Va6K.0z/

    2011-12-25(日) 16:50:58 [削除依頼]

    「お前って意外に口堅いんだな」

    日誌を出し終えて、廊下を歩いていると、前に歩いてる黒宮君が振り向きもせずにそう言う。
    如何言う意味だろうか。

    「ちょっと前の放課後、多分、お前は忘れ物をしたんだろ?恐らく、英語のノート」

    う……

    「そして、見てしまった、と」

    「み、見てませんよっ」

    「ま、腐女子のお前からしたら、気持ち悪がるより、嬉しがりそうだがな」

    この人、探偵にでもなれるんじゃないだろうか。
    推理力が凄い。

    「あ、あの、その」

    そろそろ、白状するべきだろう。

    「すみませんっ!!見てしまいました。けど、誰にも言ってませんからね。ネットに書き込んだりも、してませんから」

    「当たり前だろ、それ」

    「で、2人は付き合ってるんですか?」

    黒宮君は立ち止まる。

    「え、あ、上手く行ってないんですか?」

    「付き合ってないけど」

    「え」

    「勘違いするなよ。俺の恋愛対象に男は入ってないからな」

    「そ、そうだったんですか」

    じゃあ、何であんな事してたんだろう。

    「あれは仕方なく……1週間付き合えって、脅して来るから」

    「脅す?」

    「言えねえけど、弱味を握られてるって事だ」

    脅迫恋愛……
    って、鳴上君、どれだけ悪い人なんだ。
  • 44 空乃 id:Va6K.0z/

    2011-12-25(日) 17:00:39 [削除依頼]

    乗った電車には偶々席が空いていたから、迷いもなく私は座る。
    それを黒宮君は見ていたけど、特に何も言わず立っていた。
    何を言いたかったのか気になるんだけども。

    「あの、それで、如何するんですか?好きでもない相手と付き合うとか」

    「思ったんだけど。お前、今、彼氏とかいないよな」

    「いないですけど」

    いた事もないし。

    「だったら、俺と付き合ってる事にしないか?それだと、鳴上も信じるかも知れねえし」

    「鳴上君、そんなあっさりと諦めますかね?」

    「多分な」

    「それなら、良いですけど……具体的に付き合ってるフリって如何するんですか?」

    「適当に会話しときゃ、良いんじゃねえの?」

    「……そう言う物ですかね」

    そうして、私は黒宮君と付き合う(フリ)をする事になってしまった。
    この先、面倒な事になるのを知らずに――。
  • 45 空乃 id:Va6K.0z/

    2011-12-25(日) 17:02:24 [削除依頼]
    >44 最後、()はいらないです;
  • 46 *〜狐〜* id:LLIoeiO.

    2011-12-25(日) 17:08:58 [削除依頼]

    面白いことになりましたな〜
  • 47 アルマジロ id:n6nz0qC/

    2011-12-25(日) 17:34:07 [削除依頼]
    一気読みしました!
    とても面白いし(途中何度もクスッと笑ってしまいました!)、読みやすい。
    これからも頑張って更新してください。
    楽しみにしてます♪
  • 48 空乃 id:RbvfDt6.

    2011-12-25(日) 20:18:04 [削除依頼]
    >46 段々、莉愛が追い込まれて行きますw >47 一気読み、ありがとうございます。 頑張ります!
  • 49 空乃 id:RbvfDt6.

    2011-12-25(日) 20:32:19 [削除依頼]

    ♯03 忠告と偽恋人と水道水

    付き合っているフリをして3日。
    黒宮君曰く、少しは鳴上君の態度が変わったとか。
    まさか本当に信じるとは。

    「白野」

    4月最後の日。
    私は先生に呼ばれた。

    「はい、何でしょうか?」

    「此間集めたノート、これ、全員に返して置いてくれ」

    何かと冷や冷やしていたけど、只の雑用だった。

    「分かりました」

    「なあ、白野」

    ノートを受け取り、職員室を出ようとした時、先生が引き止める。

    「お前、黒宮と付き合ってるって、本当か?」

    何で先生にまで情報が行っちゃってるんだろう。

    「それ、何処情報ですか?」

    「嫌、その辺の男子が話してた。ついにあの白野さんが持って行かれたーとか」

    持って行かれた、か。

    「人気あるみたいだな」

    「そんな事ないです。先生の聞き間違いではないでしょうか」

    「謙遜するなよ。ま、同性からの妬み僻みがありそうだから、気を付けろよ」

    「……はい」

    あれだけ頑張ってるのに、此処でも私は遭うのか。
    イジメに。
  • 50 空乃 id:RbvfDt6.

    2011-12-25(日) 20:48:53 [削除依頼]

    教員採用免許を取れば、教師になれるんだけど、本当にあの先生は凄いらしい。
    注意(忠告)からの次の日、下駄箱の私の場所には靴がなかった。
    嫌、朝、ちゃんと靴を入れた。
    だけど、今、靴がない。
    って事は、靴を誰かが取ったって事だろう。
    イジメか。

    「あ、あはははははっ」

    「俯いて笑うなよ、気持ち悪い」

    気付けば、直ぐ横に黒宮君がいた。
    この人、気配がなさ過ぎる。

    「う、あ、えっと、ですね。攻めと受けを考えていたら笑ってしまったと言うか」

    「その割りに結構、自嘲気味だったけど。何?つーか、靴、ねえじゃん」

    「なくなっちゃいましたね」

    「イジメかよ。物好きな」

    フッと、黒宮君は笑う。
    ちょっと私に対して失礼かと。

    「大体、靴って、何処に隠されるんだ?俺、イジメられた事ねえから、分からねえが」

    「さあ?廊下のゴミ箱じゃないですかね」

    すると、いきなり、黒宮君は歩き出す。
    校門の方じゃなくて、校舎の方に。

    「帰らないんですか?」

    「ああ、しょうがないから探してやる」

    「そ、そうですか」

    意外に優しい所があったとは。
  • 51 空乃 id:lhjcjSh/

    2011-12-26(月) 09:34:14 [削除依頼]

    私の予想通り、靴は廊下のゴミ箱にあった。
    もう履けないと思ったけど、意外にまだ綺麗なままだ。

    「お前、何かしたのか?」

    「え、何がですか?」

    「よっぽどだろ、こんな事されるのって。誰に恨まれてんだ」

    「さあ?分からないです。強いて言うなら、あの辺の人ですかね。鳴上君のファンクラブの人、とか」

    4月の最初、相澤さんに初対面で忠告されたしな。
    すっかり、忘れて、普通に鳴上君と話してたし。

    「宮園依璃夏、か」

    「嫌、誰かは知らないですけど」

    「あっそ」

    如何でも良さそうに黒宮君は歩き出す。

    「黒宮っ」

    反射的に振り返ると、鳴上君がいた。
    何、この少女マンガみたいな状況。

    「げ……」

    黒宮君は尚更歩く速度を速める。

    「ま、待てよ」

    鳴上君は私に気付いていないらしい。
    普通に私を横切って、黒宮君を追いかけて行った。

    必死過ぎるだろ……

    自然に口の端が吊り上る。
    私は迷う事もなく、2人の後を追い掛けた。
  • 52 アルマジロ id:.TKbrL00

    2011-12-31(土) 09:45:55 [削除依頼]
    更新ガンバッテ下さいね(*^_^*)
    この小説、私好きです!!
    莉愛のキャラクターがおもろすぎww
    とってもお上手です。
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