自分知らずの物語46コメント

1 つぎはぎピエロ id:hPNYskn1

2011-12-23(金) 15:49:10 [削除依頼]
吐息が白くなる冷たい空気の中、
街灯の明かりが照らすものが二つあった。

1つはタイヤの跡

速度制限を越える速さで走っていたと思われる
バイクが急にブレーキをかけたことによってできた
ものだと考えられる。
しかし、ただのタイヤ跡だとは見られない。
ブレーキをかけたことによりアスファルトが焦げて、
黒くなったタイヤ跡では無く、

『黒』から『赤』になっていくタイヤ跡だった。

2つめは少年

その少年は青年の雰囲気を放っているものの
青年というのはまだ早い感じであった。
街灯に照らされた顔は傷だらけだった。
傷は主に擦り傷。擦り傷は足を引っ掛けて転んだような
傷ではなく、
まるでしばらくの間バイクなどの乗り物に
引きずり回されたような、深刻で見るに耐えない擦り傷
である。

・・・・・・・・

AM00:09:56

街灯の光と海からやってくる凍える潮風が少年の体を
包む。少年は動かない。
3時間ほど少年はアスファルトの上で横になっている。
周りには山と海と道路ぐらいしかない。
この3時間だれも来ない、車も人も通らない。
そして3時間の間、少年は動かない。
傷から流れる血が冷たくなるが、少年は動かない。
出ていた吐息が出なくなったが、少年は動かない。
光を失った双眸が虚空をみるが、少年は動かない。
少年は動かない
少年は動かない
少年は動かない
少年は・・・・

少年は月を見上げる。
少年を包むものは、街灯の明かりではなく月の光と潮風
月の光が少年の顔を照らす。
傷を負った顔が痛々しく歪む、しかし歪んだのは顔の右
側だけであった。顔の左側は・・・

なにも無かったようにきれいだった。
  • 27 つぎはぎピエロ id:76BKghN.

    2012-01-20(金) 22:02:58 [削除依頼]
    とりあえず今日会った九十九堂の事と彼がいなくなったあとの
    教室の様子を思い出した。

    (とりあえずみんな大騒ぎだったなぁ・・・)

    まず、きーさんが『・・・くっ、見逃してしまった』と
    急いで教室を飛び出した。それに便乗するように『しゃぁ!
    追いかけてやるぜ!!』と佐賀を筆頭に幾人かの男子を引き連れ窓
    から飛び出した。・・・あの後、ボキッという擬音が聞こえたと
    同時に悲鳴が聞こえたは気のせいだろう。
    教室に残った私は小町が『え!?いつの間に消えたの?
    ゆ、幽霊?お化け?ゴーストォォォォォォ!!?』
    半狂乱となっていたからとりあえず落ち着かせることにした。
    他のクラスメイトの反応もそれぞれ。
  • 28 つぎはぎピエロ id:K2Im/fw1

    2012-01-21(土) 17:17:23 [削除依頼]
    無愛想だの、クールだの、不思議なやつだの、
    天然なやつとかいっていたやつもいた。

    ・・・まぁ、最終的にはみんな口をあわせて「包帯で素顔が分からん」
    と言っていた。

    その事を丸々全部、緑慈に伝えた。
    緑慈はそこで何か悟ったような顔をして、少し困った顔をした。

    「姉さん、その人あれなのかも」
    「ん?あれってなによ?」
    「えーっと、その頭のなかで自分が一番かっこいいと想像した人
    になりきるために言動や格好などを全てその想像通りにして、
    行動する一種の病・・・、いや青春というか・・・」
    「中2病のことじゃないー、それ?」
    「・・・紅姫」
    「あー、なるほどね」

    確かにそういう感じがしない気もしない。
    あんだけ全身に包帯を巻いていたら、逆に「巻きすぎなんじゃ
    ない?」かと思いたくもなる。だけど・・・、

    「包帯を巻きすぎってだけで、中二病って決め付けるのってのは
    どうなの?もしかしたら、本当に怪我して巻いてるかもしれないし」
    「確かにそうかもしれないけど、少し怪しい部分があるんだ」

    緑慈はそう言うと、人差し指と中指を立てる。
    ・・・ふむ、こういうことか?
    私は緑慈の手の前に拳を突き出す。

    「緑慈の負けー、お姉ちゃんの勝ちー」
    「やったぁぁぁぁぁ!」
    「違う!チョキを出したんじゃない、怪しい部分が二つある
    と伝えたかったんだ!」

    あぁ、そういうことね。

    「こほん、まず九十九堂先輩が走り去った先生を追いかけたところ、
    九十九堂先輩は自分に気づかなかった先生を十分も追ったって
    言ったんだよね?でも、体中に包帯を巻く程の怪我をしていたん
    だったら、それって無理じゃない?普通体中が痛くて走り出した
    1,2分ほどで諦めると思う。
     そしてもう一つ、保健室に誰もいなかったと言ったこと。
    確かに今日は始業式で、先生全員が体育館にいたけど
    保健室の先生は流石に来ないよ、いつでも具合が悪い生徒を診るため
    に保健室に在住してるはずなんだ。それなのに保健室に行って
    誰もいなかったと、多分これは嘘だ。憶測だけど、九十九堂先輩
    は自分の中二・・・、いや自分のスタイルと遅刻したことを
    隠そうとしたんじゃない?だって、あとから教室に来たってことは
    遅刻したって考えられるだろ?それを隠すために自分の・・・
    ってあれ姉さん?」
    「ん?あぁ、ごめんごめん」

    あまりにも話が長かったんで近くにあった雑誌を読んじゃったわ。
  • 29 つぎはぎピエロ id:vGJtwx0.

    2012-01-22(日) 16:41:06 [削除依頼]
    「紅姫、つまりどういうこと?」
    「つまり怪我してるなら先生を追えない。
    保健室に行ったのは嘘の可能性がある。
    それは、スタイルを維持するためか、遅刻したからか
    ・・・ということが言いたいと思うよー、緑慈はー」
    「・・・正解だよ」

    うん、これで分かりやすい。時々妙に難しい感じにいうから
    面倒くさいのよね。

    「緑慈ー、あんた推理小説とか好きなのは知ってるけどー、
    話が長いのは・・・うん、面倒くさい」
    「はっきり、言うなよ!!軽く傷つくだろ!」
    「それにその推理間違ってるよー」
    「え?」
    「まず、遅刻したのは無い。
    だって九十九堂先輩・・・、長いからツクモンでいいや。
    ツクモン朝に校長先生のところに挨拶に行ったそうじゃない。
    校長先生もその話スピーチで言ってたし」
    「あっ」
    「次に保健室だけど、保健室の先生・・・あの人だよ?」

    保健室の先生・・・、高瀧 鼓(たかたき つづみ)先生だった。
    たしかあの人・・・

    「二日酔いを原因に学校休んだり、傷口にお酒かけて荒療治
    しようとしたり、時々夢遊病が起こったりする、社会人と
    してどうなの?あんた?って聞きたくなるようなひとだったわね
    ・・・。」
    「それに鼓さん、保健室におらず学校中をさまよってることは
    日常茶飯事だから、いなくてもおかしくない」
    「そうだった・・・。」
  • 30 つぎはぎピエロ id:vGJtwx0.

    2012-01-22(日) 17:50:41 [削除依頼]
    緑慈は自分の推理が間違いだらけだったことを指摘され、
    落ち込んだ。
    昔からそうだが、生活面では緑慈はしっかりしているのに
    こういう場面では抜けていたりする。
    紅姫は普段はだらだらしているが、いざという時には
    鋭かったりする。
    なんか凸凹しているが、はまっている感じがする双子だなと
    姉の私はよく思ったりする。

    「まぁ、こんなふうに偉そうに言ったりするんだけど
    一つだけ分からないことがあるんだよねー。」
    「?何よ、それ」
  • 31 つぎはぎピエロ id:SNJYwdL.

    2012-01-27(金) 21:26:45 [削除依頼]
    「ツクモンがどうやってみんなに気づかれず、教室に入ったか」
    「・・・・・」
    「・・・まぁ、いいかそれは。
    いちいち考えるのも面倒くさいしね。ツクモン本人
    に聞くのが一番でしょう。」

    紅姫はふぅっと小さく吐くと折りたたんでいた足を開き、
    足を私の膝に置く。・・・邪魔だなこれ。

    「緑慈ー、イジイジしていないでおなか減ったから
    ご飯つくって」
    「・・・あぁ、そろそろ昼ごはんの時間だね、分かったよ」

    時計を見てみると12時ぐらいになっていた。
    今日は始業式だけだったからすぐに家に帰れた。
    緑慈が立ち上がりキッチンに向かう。

    「あっ、そういえば」

    キッチンに向かう足を止め、体を私の方に向ける。

    「父さんから伝言だよ、姉さん。」
    「伝言?」
    「『事件が起きたから、しばらく家に帰れないので家の事
    を頼むぞ。あと受験勉強がんばれ』だってさ」
    「事件?・・・それって今朝のやつ?」

    今朝見たアスファルトの『ブレーキ跡』、・・・いや『血痕』。
    あの時いた警察官はもしも問題があったら父さんを
    呼ぶと言っていたから・・・。

    「今朝?・・・あぁ、あれとは違うよ」
    「え?違う?」
    「うん。父さんが今担当している事件ってのはね。


          昨日の夜に起こった通り魔事件だよ。」
  • 32 つぎはぎピエロ id:Xh2/kec.

    2012-02-02(木) 21:24:34 [削除依頼]
    ・・・・・・・

    「・・・はぁ、はぁ、はぁ」

    走る。ただ走る。暗闇を走る。
    彼女が走っているのには理由がある。
    彼女は追われている。誰に追われているのかは分からない。
    いや、何に追われているのか分からない。
    しかし、彼女を追っているものは彼女に敵意を持っている。

    「はぁ、はぁ・・・あった・・・!」

    暗い道をしばらく走ると、交番が見えた。
    思わず顔が緩んでしまう。
    後ろを振り向く。誰もいない。あるのは自分から
    流れ落ちた『血』だけだった。

    「これで・・・、これで・・・!!」

    襲われたのは30分も前だった。
    小腹がすいたのでコンビニにお菓子でも買おうと思い、
    外に出た直後だった。
    いきなり後ろから斬りつけられた。
    ナイフか包丁か刀か分からなかったが鋭い物に
    斬りつけられて肩から血が吹き出した。
    悲鳴を上げた。助けを求めた。誰かに聞こえると思って
    大きな声で叫んだ。
    しかし、声を出す度に腕や腹部を斬りつけられた。
    逃げた。逃げた逃げた逃げた逃げた。
    痛くて、怖くて、意味が分からなくて。
    30分逃げ回った。

    交番まであと約50メートル

    「おまわりさん!!たすけ・・・」

    希望の光に大きく手を伸ばし、さっきまで恐怖で濁っていた目も
    光り輝くように生き生きしはじめた。

    しかし、

    「かっ・・・?!」

    首を掴まれた。
    キリキリと首を絞め付けられる。
    次に右腕を掴まれた。
    大きな力で後ろに引かれる。

    「まっ・・・、たすけ・・・、おねが、い・・・!」

    走ってきた道を無理やり引き返される。
    足に力を入れて、前に進もうとするが後ろに引きずられる。
    交番が遠くなっていく。

    「いや、いやぁぁぁぁぁぁぁっぁぁぁっぁぁ」

    彼女は暗闇に引きずりこまれる。
    交番まであと---------
  • 33 つぎはぎピエロ id:xKdTkgA1

    2012-02-10(金) 21:06:25 [削除依頼]
    ・・・・・・・

    「ふぁ〜」

    家の中でも朝の冷たい空気が伝わってくる。
    あまりの寒さにベッドの中から出たくない。
    しかし悲しいかな、ベッドから出なければ朝ごはんも
    食べれないし、学校にも遅刻してしまう。

    ベッドから出て寝巻きから制服に着替えると部屋を出て
    リビングに向かう。リビングに着くと

    「あっ、お姉ちゃんおはよー」

    食卓に紅姫がいた。
    食卓にはトーストとサラダと牛乳の入ったマグカップがあった。
    緑慈が用意してくれたものだろうが・・・

    「おはよう紅姫、緑慈は?」
    「緑慈はお父さんの昼ごはんを警察署に届けに先に家を出たよ」
    「なるほどね」

    紅姫は食べていたトーストを口にほおりこみ、マグカップを
    傾け一気に牛乳を飲み込んだ。

    「んじゃ、私は先に行くねー。戸締りよろしく」
    「はいはい、いってらっしゃい」

    私がイスに座ると同時に紅姫が立ち上がり、リビングから出て行く。
    紅姫が出て行くのを見届け、体を朝食に向ける。
    そして手を合わせて。

    「いただきます」
  • 34 つぎはぎピエロ id:yfJ1S0L1

    2012-02-17(金) 21:46:02 [削除依頼]

    今日も通学路に冷たい風が吹く。
    朝食を食べ家を出た。昨日と同じように
    水が凍りそうなほどの寒さなのだが、私はその寒さの中を
    平然と歩く。
    なぜそんなことができるか?
    簡単よ!今日はカイロを持ってきたからよ!
    家を出る前に昨日の愚行を思い出し、持ち出したのよ!
    おかげで昨日に比べたら十分に温かいわ。
    今日の私を昨日の私と思うなよ!!

    っと勝手に脳内自己満足を繰り広げてみたが
    あとあとになって何してんだ私と思っちゃたり・・・。
    そんな感じで一人楽しく通学路を歩く。
    しばらく歩いていると、黒から赤に変わっているタイヤ跡
    を見つけた。

    (結局、このタイヤ跡はなんだったのかしら・・・?)

    多分、今頃警察は緑慈が言っていた通り魔事件で忙しくて
    これに集中できてないかもしれない。
    もし、そうだとしたら・・・

    「・・・ちょっと、父さんに言おうかしら?」
    「何を?」
    「ぅおわぁ!!」

    独り言にいきなり返事がきてしまったから、思わず
    叫んでしまった。後ろを振り向くと小町がいた。

    「あはは!あおちゃん変なの!」
    「あんたねぇ・・・、なに昨日と同じような登場してんのよ、
    同じような登場するなら驚かせないでよ」
    「勝手に驚いたのはあおちゃんだよ?」

    確かに

    「で、あおちゃん何を?」
    「え?」
    「だってお父さんがなんたらって」
    「あぁ、それね。なんでもないから大丈夫よ」
    「ふーん」

    言ってもよかったかもしれないが、憶測だけど
    他の用事で別の用事をおごそかにしているという話は
    あんまり言わないほうかも知れない。
    事情を察したかは分かったかどうかは分からないが納得したように
    小町は二、三回頷いた。

    「それはともかく今日は一段と教室が騒がしくなりそうだよ」
    「なんで?って・・・あぁ、九十九堂?」
    「ピンポーン、正解です」
  • 35 つぎはぎピエロ id:XilsaLJ0

    2012-02-20(月) 21:37:15 [削除依頼]
    「どうせ騒ぐのは佐賀らへんじゃないの?
    他のみんなは佐賀が一人で騒ぐのを眺める、みたいな」
    「うーん、だけど九十九堂くんは唯一きーちゃんの情報網から
    抜け出した人だよ?みんな興味深々だと思うよ?」
    「そんなもんかしらねー?」
    「それは教室に入ってみれば分かると思うよ?
    それにしても楽しみだよね、昨日は全然話せなかったけれど
    今日はいっぱい話せる時間があるから
    色々話を聞いてみたいよね!」
    「そうねー」

    教室に入ってみれば分かるか・・・、
    少し小町に質問してみよう。

    「ねぇ小町」
    「ん、なに?」
    「始業式が終わったあと、教室に戻ったじゃない?」
    「うん」
    「それで帰りのHRの時に九十九堂が・・・」
    「うん、その時に九十九堂くんが登場したよね。
    あの時はほんとにビックリしたよ!
    マジックのように何もないところから現れたんだもん!!」
    「・・・そうよね」
    「それより、早く学校に行こうよ!
    九十九堂くんが私達を待っているよ!」
    「間違いなくそんなことは無いと思うけど、
    私も九十九堂に聞きたいことがあるから早く行こうか?」
    「うん!!」

    私達は小走りで学校を目指した。
    話題の転校生 九十九堂 影明に会うために。
    しかし、私が九十九堂と知り合ったために今まで
    積み重ねていたものが全て、

    粉々に砕け散ることになるとは知らずに
  • 36 サカナ id:VewXQRW/

    2012-02-21(火) 06:13:16 [削除依頼]
    一気読みしました。

    面白いです!
    一瞬でファンになりました。

    更新頑張って下さい。
  • 37 つぎはぎピエロ id:GhaSEUJ/

    2012-03-08(木) 23:10:39 [削除依頼]
    ・・・・・・・

    結果的に九十九堂は来なかった。
    いや、まだ来ていないと言うべきだ。
    私こと柳田 喜々はHRが始まる30分前から教室に
    張り込んでいる。時間が経つにつれてクラスメイトが
    次々に登校してくるがあと3分でHRが始まろうとしているのに
    九十九堂は未だに姿を表さない。

    「九十九堂君こないな〜」
    「いきなりサボリか?不良だねぇ」
    「いや病院じゃない?あんな包帯巻いていたんだから」

    クラスメイト達も私と同じように九十九堂を待ち構えているが
    いくら待っても来ないので九十九堂は今日は来ないと決め付けて
    来ない理由を談義し始めた。

    「ねぇ、きーちゃん」

    名前を呼ばれて、振り返ると滝町さんがいた。
    滝町さんは少しばかり困ったような顔をしている。

    「・・・なに?」
    「きーちゃんさぁ、九十九堂くんのこと何か知らない?」
    「・・・それなら、私が知りたいぐらい。
    彼の行動は謎。というか霧のようになにも掴めない感覚」
    「・・・そっかぁ」
    「・・・どうしたの?なにか困っている表情している」

    滝町さんはすっと指を差した。
    指を差した方向を見ると険しい顔をした阿井さんが
    九十九堂の机に向かって睨むような視線を向けていた。

    「・・・教室に入った瞬間からあれなんだ。
    わたしが話しかけても生返事ばっかしで『うん』『そうね』
    しか言わないの。」
    「・・・・・」

    阿井さんをもう一度見てみるが表情は先程から変わらず
    睨むような視線を九十九堂の机に送っている。

    「どうしちゃったんだろう、あおちゃん・・・」
    「・・・・・一目惚れとか?」
    「ええ!!」

    頭の隅に思い浮かんだ阿井が九十九堂(の机)に視線を
    向ける理由をポロっと口にした瞬間
    滝町さんは教室の隅々まで聞こえる大声をだした。
    クラスメイト達(阿井さん以外)がこちらに視線を向け、
    視線を受けた滝町さんは少し顔を赤らめ、私の耳元まで顔を
    近づけた。

    「・・・そ、そうなの?」
    「・・・適当に言ってみただけ。驚かせてごめん」
  • 38 つぎはぎピエロ id:GhaSEUJ/

    2012-03-08(木) 23:15:50 [削除依頼]
    サカナさん
    読んでくれてありがとうございます!!
    少しばかり忙しくて更新できなかったですが
    またがんばって更新します(^^)
  • 39 つぎはぎピエロ id:C4oiPdm.

    2012-03-16(金) 22:13:17 [削除依頼]
    「だ、だよね?ガサツで言動が時々男の子みたいで少しバ・・・、
    単純なあおちゃんがそんなはずがないよね?」

    ひどくない?それに今バカって言おうとしていなかった?
    この二人本当に親友なの?

    「・・・まぁ、彼女も年頃の女性。男性に興味を持っても
    おかしいことは何もない」
    「う〜ん・・・だけどなぁ、なんだかなぁ」

    キンコーーーンカンコーーーン

    「あ、HRの時間だ」
    「・・・早く席に着いたほうがいい」
    「うん、じゃあね」

    滝町さんは自分の席に帰っていった。
  • 40 つぎはぎピエロ id:Iudlz3b1

    2012-03-20(火) 20:24:50 [削除依頼]
    「おーす、おはよう みんないるかー?」

    滝町さんが席に着くと同時に先生が入ってきた。
    結局九十九堂は来なかったか。
    朝早くから登校してきたのは無駄だった・・・。

    「あれ?九十九堂はどうした?」
    「来てません」
    「あれ?休むなんて連絡なんてきてないんだが・・・?」
    「ってことは寝坊かな〜」
    「あ〜かもな・・・、仕方ないあとで家に電話するか
    んじゃ・・・」

    先生が出席簿を開き『九十九堂 影明』の欄に『遅刻』と
    書き込もうと・・・

    「先生」

    したが昨日と同じようにいきなり現れた無愛想な声に
    手を止めてしまった。

    「はい?」
    「僕は来ています」
    「「「 えぇ!!? 」」」

    九十九堂がいた。
    昨日と同じように空いていた席に座り、興味なさそうに
    驚いている私達を眺めていた。
    いきなり現れた九十九堂に私の心臓が驚き、心臓が暴れている
    ように鼓動している。
    (なんで・・・? いつきたの彼は?
    ずっと彼の席を見ていたのに?)
    いくつかの疑問が頭の中を駆け巡る。疑問が考えても
    一つも解けず、思考がぐちゃぐちゃになっていく。
  • 41 つぎはぎピエロ id:xw.Ckc1.

    2012-04-01(日) 22:25:44 [削除依頼]
    「・・・とにかく僕はいます。だから
    HRをはじめましょう。」

    ・・・・・・

    みんな九十九堂君に話しかけようとしなくなった。
    今は四時間目の授業だけど、休み時間のとき
    九十九堂君に近づくひとは一人もいなかった。
    そうなった原因はやっぱり今朝のことだと思う。
    先生が名前を呼んだと同時に何も無いところから
    現れた九十九堂にみんな不思議・・・、いや怖くなって
    話そうと思えないんだ。私も今朝のことや昨日の
    ことで九十九堂のことを・・・幽霊じゃないのかなって・・・。

    キンコーンカンコーン
    「はい、これで授業を終わります。」

    チャイムが鳴り、四時間目が終わる。
    つまり昼休みの時間。
    これから約60分(昼食も含め)の休み時間が始まる。
    長い休み時間となるから一人は九十九堂君に話しかけるかな?
    ふとそう思いチラッと九十九堂君を見る。しかし

    「・・・!!」

    九十九堂君はいなかった。
    昨日の帰りと同じように何も無いかのように九十九堂君が
    座っていた席には九十九堂君はいなかった。

    「・・・なんだよあいつ?」
    「・・・幽霊、じゃないよね?」
    「こわい・・・」

    周りから怖がる声が上がっている。
    誰も九十九堂君が教室から出て行くのを見ていないみたい。

    「あおちゃん・・・」

    徐々に沸きあがって来た恐怖心を消し去ろうと思い、
    幼馴染であり親友のあおちゃんと話そうと思った。
  • 42 つぎはぎピエロ(改) id:7AFEUMW0

    2012-04-09(月) 00:29:14 [削除依頼]
    すぐにあおちゃんの座っている席に顔を向ける。
    しかし、あおちゃんはいなかった。

    「・・・どこに?」

    教室を見渡すがあおちゃんの姿はどこにもなかった。

    ・・・・・・・

    カツン カツン カツン

    階段を一歩一歩上がっていくたびに足音が鳴り響く。
    ここは屋上につながる階段で、昼休みになると
    多くの生徒がここに集まり昼食を食べる。
    だからここらへんはいつも人の声で埋め尽くされ
    足音は鳴り響かない。なのに足音がこんなにも鳴り響くのは
    私が昼休みになって早々に屋上に向かったからだと思う。

    カツン カツン カツン

    階段を上っていくとドアが見えてきた。
    階段を上っていきドアに近づき、ドアの取っ手に手をかける。
    軽く力を入れ、押すとギギギと軋む音を出しながらドアが開いた。
    ドアの先には空全体を見渡せる広いスペースがある。
    床は石畳となっており、所々に木製のベンチが設置されている。
    周りは生徒が身を乗り出さないように金網が囲っている。
    石畳とベンチを除ければ学校の屋上そのまんまだ。
  • 43 つぎはぎピエロ(改) id:7AFEUMW0

    2012-04-09(月) 00:33:20 [削除依頼]
    えーと
    わけあって名前を変えました。
    次は(改)です。
    どうぞよろしく(^^)
  • 44 つぎはぎピエロ(改) id:GaiCwM1/

    2012-04-15(日) 23:54:57 [削除依頼]
    私が屋上に来たのは昼ごはんをこの青々とした空の下で食べにきた
    わけではない。理由はたった一つ

    「・・・」

    屋上に設置されている一つのベンチに目をつけ、向かう。
    ベンチには誰も座っておらずただただ空白が流れている。
    そのベンチの前に私は立っている。
    みんなから見れば私はこの椅子に今から座ろうとしているように
    見えるだろう。そう、

    ーーーみんなから見ればーーー

    「今日を含めてこの二日間頭が狂っているかと思ったわ」

    「だってみんながみんな見えてるものを見えていないように
    しているのかと思っていた」

    「だけど実際はみんな本当に見えてなかったんだもん」

    「だけど、私だけよ? 私だけ」

    「私だけが見えていてみんなには見えない、何よそれ?
    私だけが狂っているの?それともみんなが嘘ついてるの?」

    「そんなことを一晩中考えていたわ」

    「だけど考えていても答えがでないからこうして答えを聞きにきたのよ」

    「さぁ、答えてよ」


    「九十九堂」


    私から見ればこのベンチには今

    ーーー九十九堂が座っているーーー

    いや、今だけじゃない
    見えていたんだ、私だけ
    始業式が終わったあと教室に戻ると九十九堂が
    すでに席に着いていたことを
  • 45 つぎはぎピエロ(改)の兄貴(ガチ)  id:KR3darT/

    2012-05-16(水) 15:02:49 [削除依頼]
    おい ○ろ○!!
    お前、前々からパソコンで何を書いとんかと思えばこんなもん書いてたんか。
  • 46 つぎはぎピエロ(改) id:AgMSng1.

    2012-05-16(水) 23:42:24 [削除依頼]
    てめええええええええええええええええええええ?!!
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