零,44コメント

1 安曇 id:ub3Eb2f0

2011-12-19(月) 01:08:36 [削除依頼]

私は絶対を信じない。
  • 25 月穂 id:r/AdLuP1

    2011-12-31(土) 03:02:20 [削除依頼]
    一応、あげておこう
  • 26 安曇 id:e/WQcvv1

    2012-01-12(木) 17:33:56 [削除依頼]
     彼女は俺の甲を打った。鋭い痛みが直後走ったけど、そんなこと今は気にしてられなかった。
     ——恐怖は伝染る。
     かくん、と音が聞こえた。俺は体制をくずしたらしい。笑う膝を見おろす。……勘弁、してくれよ。
    「なんだよ……意味、わかんねぇ」

     怖い。
     彼女が怖い。
     何より一番、分からないことが、怖い。
     
    「誰か」
     相変わらず死.にたくないと連呼する二前さん。俺は、よろよろと四歩後ろに下がり、そのまま尻餅を着いた。不気味なほど真っ青な空の下、俺は金縛りにあったみたいに動けなかった。
     そのとき、不意に声がしたんだ、確かに。
  • 27 安曇 id:M1YcOlS0

    2012-01-18(水) 16:45:44 [削除依頼]

     カランカランと音がして、さ。

    「ざまあねぇのっ」

     丁度真正面、二前さんの後ろの柵に其れは不意に着地した。純白のフードからこぼれる、長い金髪と、冷たい目。フードと対になってるかのような漆黒な大きな鎌を携えて、まるでその姿は、死神。
     青い空に映えて何か綺麗だし。
     俺は、映画でもながめてるみたいに、ぼーっとしていた。リアリティ? んなもんとっくに感じなくなっていた。
     二前さんがその性別不明な死神をみて叫ぶのを止めた。こっちからは背中しか見えなかったけど、彼女は操り人形みたいにふらふら立ち上がってさ。

    「斬られたい? 墜ちたい?」

     奴のそんな問いに釣られるように、ふらふら柵によじ登る。
    「お、おいっ。何してるんだよ!?」
    誰も反応なしってのも、悲しいもんだな。
  • 28 安曇 id:uf0dAdb.

    2012-01-19(木) 17:32:00 [削除依頼]
     見事に俺はそのまま空気にされた。

    「墜ちたいんだね?」

     奴等は奴等で世界を作りきってて、ああそうか、俺は部外者なんだ、って厭に実感する。……まあ、この場合は部外者の方がよかったが。
     死神はひょい、と柵から飛び降りると、俺を見て獰猛に笑った。竦みあがる。髪と同じ色した瞳は、あり得ないほど冷たくて、残酷な焔を灯していて。鎌をもったまま、本当に楽しそうな顔で笑うからよけいに怖い。
    「見てろよ、面白いもんみれっから」
     囁くようなその声は、変に耳に残る。
     何故だろう。昔大切だった何かに、似ている気がした。

     しきり直すように二前さんの方を死神は向いた。二前さんは柵にもたれ掛かって動かない。
    「でもさ」
  • 29 安曇 id:uf0dAdb.

    2012-01-19(木) 18:01:35 [削除依頼]

     それが一瞬だったのか、すごい長い時間だったのか、俺には分からない。ガン、ガン、と頭の奥に何かが響いてた。
    「人間は、さ」
     ただ、気づいたとき、床にひきずり降ろされた二前さんを死神は見おろしていて。
    「————っ、二前さん!!!!」
    「そんな都合よくは」
     金色、黒、白。大きな鎌に魅せられ、太陽は堕ちた。
    「死.ねないよ」
     ああ、うるさい。
     何かが破裂するような音が聞こえて、鉄のにおいが広がった。


     赤と俺の目の前に飛んできた、何か。
     何か?
     動物の、一部だ。真っ黒い毛を生やした、頭部と虚ろな二つの瞳。焦点のあってないそれは、見覚えがあった。
     ああ、これは、人間の、上半身。
     二前さんだ。
  • 30 安曇 id:uf0dAdb.

    2012-01-19(木) 18:20:38 [削除依頼]
     気づいたのと叫んだのと。どっちが早かったか。
    「うああああああぁぁぁぁ!?」

     鎌 で 切 断 さ れ た 。

     彼 女 は 死 ん だ 。 も う 動 か な い 。


     心臓がバクバク音をたてた。返り血で染まったローブをはためかせ、死神は一歩一歩と近寄ってくる。
     俺、死.ぬ?
     さっきまで他人ごとだった世界が、俺を取り込もうとしていた。
     ……嘘だろ、なんで逃げなかったんだよ、俺っ。
     動かなきゃいけない。分かっているはずなのに、こんな時に限って足は鉛みたいに重い、動かないっ。だめだ、殺.される
     そんな間にも近づいてきて、もう、目の前。
    「はは。ばっかみてえ」
     思わず、つぶやいたね。
  • 31 遥子@名前どうしよ id:uf0dAdb.

    2012-01-19(木) 20:19:32 [削除依頼]
    あげ
  • 32 安曇 id:CdyQova0

    2012-01-21(土) 09:06:36 [削除依頼]

     死神はにこにことしながら俺を見おろして。
    「     」

     意識が遠のいていく。最後に聞こえたのは、
    「あ、気絶しちゃった」
    やけに可愛らしい死神の戸惑った声だった。








    【,1】終
  • 33 遥子 id:CdyQova0

    2012-01-21(土) 09:23:28 [削除依頼]
    コンマ1終わりました。
    あ、私=安曇ですので。ただの別名です。
    僕にしては、一章が長かった。

    とりあえず二前さんにはサクっと死.んでもらいました。
    これからの伏線にもなっている……というか寧ろネタばれしますとこれである意味完結です。

    遥子はとりあえずグロ描写が出来ません。
    実は時列車が止まっているのも、そのせいだったり。
    これを通して少しでもましになったらなあと思います。

    それでは,零をよろしくお願いします。
  • 34 安曇 id:4RZ/mO11

    2012-01-22(日) 00:10:44 [削除依頼]
    【,2】

    ——————此処は何処だ?
     鼻孔に残る清潔な香りと白いカーテン。秋の風が頬に触れて心地良い。ああ、保健室か。
    「あ、起きた」
     上から降ってきたのは、ハスキーな声。頭上では俺を一つの頭が見おろしていた。
    「!!!!!」
    俺は、もの凄い勢いで体を起こした。
     ……当たり前ながら、俺を見おろしていた奴と、頭蓋骨で挨拶する羽目になるわけで。
     涙目になりながら、俺はそいつを睨みつけた。

     だって、そいつは、奴に——死神にそっくりだったから。

    「え? え? なんか睨まれちゃってますよー僕」
    「おまえ、誰だよ?」
     頭を抱え、同じく涙目で俺を見、困った様に笑う。
     ……まあ。雰囲気はぜんぜん違うのだけれども、大きな瞳とか、透き通るように白い肌とか、とにかく見た目は、髪と目が黒いこと以外一緒だ。
  • 35 遥子 id:4RZ/mO11

    2012-01-22(日) 00:21:55 [削除依頼]
    独り言

    自分の書きたい小説のイメージドンぴしゃな作品を見つけて妙に凹みました。
    ものすごく暗い話が書きたいです。
    後味悪くて希望が無いのに読んで良かったと思える小説が。
  • 36 安曇 id:4RZ/mO11

    2012-01-22(日) 08:39:04 [削除依頼]
     正直こいつがあの死神だとは思えないけどさ。今もきょとんとした顔で俺を見上げていて、子犬みたいだ。かわいいといっても嘘にはならないだろう。
    「僕……ですか? 僕は一年の遺川類です。遺言のゆいにリバーのかわ、分類のるいです」
     …………。俺が聞きたいのはそういうことじゃないんだけどな。
     この雰囲気で自己紹介するとは、ある意味大物かもしれない。上級生の男子が睨みつけてるっていうのに。
    「……遺川。何故俺は此処にいるんだ?」
     遺川は平然と言った。
    「僕が運んだからですよー」
    「誰と?」
    「ひとりです」
    ……一人? この細身の女が一人で?? 俺だって、そんな太っちゃいないし、筋肉がある方でも無いけど一応男だぜ。そんなこと、無理だ。ふつうの女子には不可能だ。
     さらに目つきが険しくなった俺をみて、遺川はおろおろと言葉を紡ぎだした。
    「僕、よく屋上に行くんです。今日もいったらそこにあなたが倒れていたんですよっ。はじめは寝てるのかなって思ったんですけど……」
  • 37 遥子 id:4RZ/mO11

    2012-01-22(日) 09:38:59 [削除依頼]
     つまりは纏めるとこういうことらしい。
     遺川は昼休み昼寝をしようと屋上へ行った。そしたら、先客らしき人物が横になっていたので、興味の沸いた遺川はソイツに近寄ったらしい。近寄ってみると、ソイツ、つまり俺は、寝ていると言うよりは倒れているというような、ぐったりとした様子でコンクリートに横たわっていた。揺すっても目をさます気配も無く、高熱に浮かされたように酷く魘されながら譫言を呟き、多量の汗をかいているの見て、尋常じゃないことに(やっと)気づいた遺川は、俺を保険室へ運び、目をさますまで看病してくれたらしい。序でに、屋上には何も変わりはなかったというから、きっと血とかは無かったってことだ。遺川の話が正しいなら、だけど。
     あいかわらずおろおろとしている遺川を見ながら、俺は回らない頭を必死で動かしていた。
     二前さんはどうなった??
     血やらはどう処理した??
     寧ろ、遺川の言っていることがすべて虚言だとしたら??
     そして。何故、俺は生きている?
     もしかして全部夢だったとか?
    「あのぉ」
    頭を抱える俺に遠慮がちに声を掛けて、遺川は白い何かを差し出した。
    「これ、あなたのそばにおいてあったんです」
    ……白い封筒!
  • 38 安曇 id:4RZ/mO11

    2012-01-22(日) 09:57:51 [削除依頼]
     俺はひったくるようにしてそれを奪い取ると、急いで中を見た。
    「嘘だろ……!!」
     そこには確かにすこし前に貰った封筒と同じ内容が書かれていた。つまり、夢では無かったということだ。
    「……大丈夫ですか?」
     遺川が心配そうにこちらを見ている。
    「あぁ……平気だ」
     情けない声になってしまった。ぜんぜん平気じゃない。
    「あの、すみません。僕、実は手紙を」
    「見たのかっ!!!!」
    「はい」
    頭が痛い……。さわやかな風が白々しく俺らの間を駆け抜けていった。
    「何があったんですか?」
     遺川は真剣な顔をして俺を見た。ずいと顔を近づけてくる。もう少しで鼻がぶつかりそうだ。
    「言ってください。祈崎さん」
    吐息が、顔にかかる。俺はぐいっと顔を引いて、遺川から離れた。
    「知らない方が良い」
     遺川は俺の言葉に、不服そうに腕を組んだ。そしてにやりと、死神のように笑うと、俺の鼻に人差し指を突きつけた。
  • 39 安曇 id:4RZ/mO11

    2012-01-22(日) 20:50:47 [削除依頼]
    「ああ、そうだ。祈崎さん、実は僕言ってないことがあったんです」
    「なんだよ」
    「知りたいですか?」
    遺川は楽しそうに笑う。
    「言えよ」
    「知らない方が良い、です」
    勝ち誇ったような広角が憎い。
     情報が極端に少ない今、それはとても重要で。俺は不服そうに遺川を睨んだ。こいつは揚げ足取りの名人か。
    「言えよ」
    「交換条件です。おしえてくださいよ、祈崎さん」
     葛藤。
    「……後悔してもしらねーぞ」
    ……敗北。
    「はい!!」
     そういった時の笑顔があんまり綺麗で思わず見とれてしまった。
  • 40 安曇 id:4RZ/mO11

    2012-01-22(日) 21:21:02 [削除依頼]
    あ  げ    ?
  • 41 安曇 id:qYSruZe/

    2012-02-11(土) 23:14:18 [削除依頼]
    あげ
  • 42 安曇 id:qYSruZe/

    2012-02-11(土) 23:48:53 [削除依頼]
    .
    「お前からな」
    「祈崎さんからですーっ」
    「遺川から、だ」
    「じゃあ教えません!!」
    「はあ!?」
     つまるところ、おれは駆け引きが苦手だ。うん。
     なにが言いたいかって言うと結局俺が先に話をしてしまったということで。どうせ聞くなら同じだろうと、安読みをしたわけだが……。
    「うーん」
     遺川は一部始終を聞き終わると、考え込むように唸った。
    「……二前って、二前双葉(にのまえふたば)のことですかね?」
  • 43 安曇 id:JTIqJqa/

    2012-02-12(日) 02:20:18 [削除依頼]
    「さあ」
    「さあって……」
     しらないし、と付け加えると、遺川は顔を背けた。
    「どんな容姿してました?」
    「えっと……黒髪のボブでちょっとキツイ感じだったと思う」
     俺がそういうと今度こそ遺川は黙ってしまった。俺は取り繕うに笑う。
    「知り合いだったのか?」
    「僕の……っ、なんでもないです」
     遺川は明らかに言葉を飲み込んだ。僕の、何だよ。親友、か? ただ遺川の瞳は少し揺れていて、俺の知ったこっちゃねえが、気まずくなる。
  • 44 安曇 id:F4kKjBq0

    2012-02-14(火) 19:56:32 [削除依頼]
    「なんだよ?」
    「知り合い、です!!」
     んなわけあるかよ。
    「んで、その二前双葉とやらは俺の言うのと一致するか??」
    「……します。一応。でも、それだけじゃアイツかどうかは分からない」
     遺川のアイツという言葉には、やっぱりそれなりの思いやらがつまっていて、何かあったのは一目瞭然な訳だが。やっぱり思いたくないんだろうな、自分の身近な、大切な人が死.んでるかもしれないなんて。
     淡い黄色のカーテンが、風に揺れた。
    「ん、まぁ、そうだな!! 取りあえず始めは確認しよーぜ」
    「先輩……」
     なに慰めてんだよ、俺。ああ遺川もそんなうれしそうな顔すんなよ。こっちが恥ずかしくなる。
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