大好きだから、サヨウナラ。7コメント

1 ぼん id:nFhUfft.

2011-12-18(日) 21:21:15 [削除依頼]

誰よりも大好きだった。
誰よりも愛していた。

愛しい愛しい、大切な人。


だから、お別れをした。


私は貴方を忘れるから、貴方は私を忘れて?
時間は掛かると思うけど、私達の過去は思い出に出来るから。


――――サヨウナラ。
  • 2 ソラ id:hxXZgiI/

    2011-12-18(日) 21:33:54 [削除依頼]
    この文を読んだ瞬間、胸が

    シューンってなりました。
    続きが楽しみです
  • 3 ぼん id:nFhUfft.

    2011-12-18(日) 21:46:25 [削除依頼]

    私と彼は、高校の頃からずっと付き合っていた。
    同じ高校を出て、同じ大学に入った。
    それぐらい、私達は愛し合っていたんだと思う。

    でも初めから、その愛は長くは続かないと二人とも分かっていた。
    否、長く続く事が出来ないと分かっていた。
    出会いがあれば別れがある。まるで、その言葉の通りに。

    私の名前は鷹島唯(タカシマ ユイ)。
    そして彼の名前は、鷹島聡吾(タカシマ ソウゴ)。

    そう、私たちの苗字は同じ。
    つまり、姉弟だった。それも双子の。

    今のまま、私達は前に進む事は出来ない。
    所詮家族。それ以上にも、それ以下にもなれない。
    私たちの事を、世間がどう見るかなんて分かりきっていた。


    それでも、私達は

    「唯、好きだよ。愛してる」


    現実から目を逸らして


    「私も……聡吾が好き」


    愛を囁き続けてきた。


    だから、


    「姉弟は結婚なんか出来ないよ」

    目を逸らしてきた分、


    「結婚できたとしても、辛い思いをするだけだ」


    現実は私たちに重すぎた。
  • 4 ぼん id:nFhUfft.

    2011-12-18(日) 21:48:43 [削除依頼]
    ソラ様>

    とっても嬉しいお言葉
    ありがとうございます!

    ご期待に応えられるよう、頑張ります!
  • 5 ぼん id:sXA78B..

    2011-12-20(火) 16:49:50 [削除依頼]

    あげ
  • 6 ぼん id:sXA78B..

    2011-12-20(火) 17:39:25 [削除依頼]

    それは、半年前のことだった。

    夏の暑い日。眩しい日差しを避けるように、私達は家に籠っていた。
    幸運なことに親は外出していて、親と私たち双子以外に家族はいない。
    当然の如く、その日は家に私と弟の2人きりだったのだ。

    弟の―――否、当時の彼氏だった聡吾は私の人生の中で、
    最も愛しくて、大切な人だった。


    だからこそ、

    「別れよう」

    私の方からそう切り出した。


    いい機会だと思った。
    高校2年生から大学1年生までの約2年間、私達は誰にも知られずに
    こうして付き合ってきた。

    だから、誰にも知られずに終わらせてしまおうと思ったのだ。


    このままの生活が続けば、いずれは辛い思いをする。
    それは聡吾だって同じだ。

    それなら、そうなる前に区切りつけるべきだと考えた。
    聡吾だけは、悲しませたくなかった。幸せになって欲しかった。
    例え、その隣に立つ者が私以外の人でも。

    そう思って言ったというのに、最初、聡吾は全くとして
    それを聞き入れようとはしなかった。
  • 7 ぼん id:sXA78B..

    2011-12-20(火) 17:55:51 [削除依頼]


    「何、言ってんの」

    「だから、別れようって……」


    そう言えば聡吾は目を丸くして、すぐに顔を歪めた。


    『別れる』

    その一言は自分が選んだものなのに、無性に胸が痛む。


    「嫌だ。俺は別れたくない」

    「でも、私達は―――――」


    「黙れ!」

    突然の怒鳴り声に思わず肩を震わせた。
    こんな風に怒鳴られたのは、正直初めてだった。


    「んなこと分かってるよ!俺らが姉弟だからだろ!?
     でも、こうして付き合ってたじゃんか!
     そんなこと言って、……どうしろっつんだよ!」

    その言葉を聞き終えるまでに、私は泣いていた。

    嗚呼、泣いたら駄目じゃない。
    私の方から言い出したのに、本当に無責任だ。


    「っ、あたしだって……別れたくなんか、ない、けど」


    ―――聡吾に幸せになって欲しいから。

    途切れ途切れに発した言葉は、あまりにも情けなくてゆっくりだったけど、
    聡吾は何も言わずに最後まで聞いてくれていた。


    なんだかんだで、聡吾は優しい。


    だから、私の意見を聞いて、最後は頷いてくれた。


    そして、


    「じゃあ、な……」

    「……っ、バイバイ」


    数日後、私たちは互いに別れを告げた。


    「またね」とは言わなかった。私たちに未練はないから。

    最後に一度だけ、触れるだけのキスをして
    私達は背を向けて、離れ合うように歩いていく。


    私は今住んでいる東京から、青森へ。
    聡吾は東京に新しく部屋を借りて、一人暮らしを。


    それは私自身を守るため。
    この想いを過去と共に、思い出にするため。


    ――――さようなら、私の大好きな人。
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