オモイデ ノ 56コメント

1 由未知 とほり id:kF.kWvY1

2011-11-18(金) 21:31:27 [削除依頼]
【オモイデ】
 前にあった事柄で深く心に残っていることが思い出されること。
また、その事柄。
また、そのきっかけとなるもの。


 入学式  友達  学園祭  合唱コンクール  夏休み  
夏祭り  運動会  プール  冬休み  お正月  音楽会
卒業式  部活  旅行  初恋  家族  試合  発表会・・・

そのときあった出来事。そのとき思った感情。
そのことを“オモイデ”と、人は言う。


だから、オモイデ = キオク  と 思う。
  • 37 ルリ id:N.Gow5G/

    2012-01-05(木) 18:51:35 [削除依頼]
       ?   ?   ?
     琢の家に行くと、琢の両親が
    「悠君、だね、、、?」
    と、俺に訊いた。俺は、小さく
    「、、、、はい、、、、、、、」
    とだけ言った。琢の両親は、それを訊くと
    「上がって。」
    とだけ言った。
  • 38 ルリ id:N.Gow5G/

    2012-01-05(木) 19:08:40 [削除依頼]
     怒られると思っていた。親友を、俺は止めなかったから。でも、彼らは怒るどころか
    「ありがとう、悠君。」
    と、言った。俺は、驚いて琢の両親の顔をまじまじと見てしまった。そんな俺を見た両親は、
    「琢と、友達になってくれて。ありがとう。」
    と、改めて言った。
  • 39 由未知 とほり id:lqsM2721

    2012-02-11(土) 22:54:37 [削除依頼]
     
     不意を、突かれた。
     
     まさか、琢の両親から感謝されるとは思っていなかったからだ。
     それから俺は、止まっていた時間がゆっくりと動き出すかのように、身体が震えだし、涙で視界が歪み、声が、嗚咽が漏れた。俺は、涙を止めることができなかった。ただ、泣き続けるだけがった。
     そんな俺を、琢の家族は眼に涙をうっすら浮かべながら見ていた。らしい。俺はそのことを、後で優さんから訊いた。 
     俺はその日、琢の両親に言われて止まることになった。幸いにも明日は休みで、琢の両親は明日俺に話があると言った。                
  • 40 由未知 とほり id:lqsM2721

    2012-02-11(土) 23:18:22 [削除依頼]
     
     夢を見た。

     琢の両親に泊めてもらった夜、俺は夢を見た。それは、あの最悪のシーンだった。
      
       ?   ?   ?
     屋上にいる、ひどい姿をした親友。
    「・・・・・た、く・・・? ・・・琢・・・」
    驚きながら親友に声をかける、俺。ウソだ、と思いながら。夢だと信じながら。夢であってほしいと願いながら。
     親友は、俺の声に気付き俺を見て微笑を浮かべて、
    「悠・・・。 悠、ごめんな。僕、悠に会えてよかった。ありがとう。 ××××。  」
    と言って、屋上から飛び降りる。


     「た、たく・・・?・・・・・たく?・・・琢ーっ! あああああぁぁぁぁぁぁぁ・・・、、、、、、」


     叫び、泣きだし泣き続ける俺。
      
       ?   ?   ?

     眼が覚めた俺は、最後に琢が何を言ったのかが分からず、布団の中で呆然と考えていた。
    「悠、ごめんな。僕、悠に会えてよかった。ありがとう。 ・・・・・・・・・・その後、琢はなんて俺に言ったんだ・・・・・?」
  • 41 由未知 とほり id:NJCcioP1

    2012-02-16(木) 20:14:48 [削除依頼]
     琢が、最後に俺に言った言葉が分からないまま、俺はリビングに行った。琢の両親は、もう起きていて優さんと一緒に俺を待っていた。俺が、琢の両親の机を挟んだ向かい側に座ると、琢の両親は一枚の封筒を俺の前に置いた。その封筒には、「 悠 へ 」と確かに書いてあった。
    「琢の机の上に、置いてあったんだ。私たち宛てのものと一緒に・・・。」
    と、琢の両親が言った。俺は、驚きと不安、そして何よりも“琢からの手紙”という喜びに包まれながら、手紙を手に取った。                    
  • 42 ルリ id:2ecQ40d.

    2012-02-23(木) 19:46:42 [削除依頼]
    『     悠 へ

      悠がこの手紙を読んでいるとき、僕はもう悠と話すこともからかうことも悠に勉強を
     教えることも出来ないんだろうね。
      悠、ごめんな。一緒に大学へ行くって約束したのに、破って。行きたかったな。絶対、
     悠と行く大学は楽しいだろうな。
      悠に伝えたいことは、たくさんある。だから、今ここに書いておくよ。

      高校に入ったばかりのとき、僕も悠もクラスに馴染めなくて一人だったよな。僕が、
     自分の席で本を読んでいるとき、悠が「その本、知ってる。今度映画になる奴だよな。」
     って声をかけてくれて「そうなのか?」って、僕が言ったのが初めての会話だったよな。
     覚えてるか?
      それから少しずつ話すようになって、友達になった。悠が想ってくれてるなら、親友
     だ。ありがとう、悠。自分を責めるなよ。親友失格なんで、思わないでくれよ。そんな
     こと言ったら、僕の方が親友失格だよ。一緒に同じ大学に行くって約束、破ったんだか
     ら。 一緒に、行きたかったな。 悠と一緒に。


      悠はきっと、僕に何が起こったのか知りたくて僕の両親に訊きたいと思いながら、訊
     けずにいると思うから今ここに書くよ。

      初めは、彼らが万引きするところを見ただけだったんだ。別に誰かに言うつもりなん
     かなかった。だけど彼らは、それを見た僕を殴ったり蹴ったりしてきたんだ。誰にも言
     わないって言っても訊いてくれなくて、その後お金を要求されたんだ。彼らは、僕を監
     視してたんだ。誰にも言わないかどうか。その上、要求金額もだんだん高くなってきた
     んだ。悠のこともい知られてて、これ以上したら悠に迷惑が掛かるかもしれない。だか
     ら、今から彼らに会ってもう渡せないって言うことにしたんだ。きっと、そうしたらひ
     どい目に合うと思う。そんなことになったら、悠も巻き込まれるかもしれない。
      ごめんな、悠。悠とはまだまだ一緒に過ごしたいけど、僕は悠を巻き込みたくないん
     だ。
      彼らは、僕が死んでも自分たちを責めたり、後悔したりしないと思うけど。

      最後に、悠に一番伝えたいことを書くよ。

      
      悠、ごめんな。僕m悠に会えて良かった、ありがとう。 生きろよ。
                                             』
  • 43 とほり id:2ecQ40d.

    2012-02-23(木) 19:48:53 [削除依頼]
    』が、ずれました。すみません。
    その上、名前も間違えました。
    すみません。
  • 44 由未知 とほり id:2OVXVIg/

    2012-02-24(金) 21:19:30 [削除依頼]
     琢からの手紙を読み終わった俺は、声を殺して泣いた。琢の両親と優さんの見ていることなんて忘れて、ただただ泣いていた。
     「ああ、覚えてる。琢と会った時のことは、今でもはっきり覚えてる。」と想いながら、「琢には、何でもお見透視だな。」と想いながら、「親友失格なんかじゃねぇよ。約束なんていい、琢と過ごせたら。」と想いながら、親友からの手紙を読んだ。
     
    それから、 『俺も、琢に会えて良かった、ありがとう。』  と、琢に言った。心の中で言った。
  • 45 とほり id:2OVXVIg/

    2012-02-24(金) 21:21:55 [削除依頼]
    >42
    すみません。
    最後の文、「悠、ごめんな。僕、悠に会えて良かった、ありがとう。 生きろよ。 」です。
    間違えて、すみません。
  • 46 由未知 とほり id:RyAuavs.

    2012-03-06(火) 21:05:55 [削除依頼]
       第3章
     休日が終わり、俺は学校に行った。もう、親友のいない学校。親友のいない教室。親友がいなくなって2日経ったけど俺は、心の中に空いた親友の穴を埋めることができずにいた。
     休み明けの学校は、慌ただしかった。当たり前だ。生徒が死んだんだから。しかも、不良の喝上げと暴力によって。知ってるかどうか知らねぇけど。
      
  • 47 由未知 とほり id:RyAuavs.

    2012-03-06(火) 23:38:24 [削除依頼]
     教室に向かっていると、俺のクラスの担任が俺に声をかけてきた。担任は
    「聞いたよ。仲良、良かったよな。」
    と言ってから、
    「辛いだろうけど、気を落とすなよ。」
    と言った。俺は、黙って教室に向かった。そうでもしないと、我慢できなかったからだ。「辛いだろうけど」?「気を落とすな」?そんなの無理に決まってるだろ。俺の親友が、たった一人の友達が、死んだんだぞ。殺されたんだぞ。何も悪い事なんかしてないのに。偶然、不良達の万引きを見たために、死んだんだぞ。もう二度と、逢う事が出来ないんだぞ。話すことも、声を聞くことも、何もできないんだぞ。辛いに決まってるだろ。気を落とすに決まってるだろ。琢、お前の所に行きてぇよ。
     
     琢、なんで「生きろ」なんて俺に言ったんだよ。
  • 48 とほり id:RyAuavs.

    2012-03-06(火) 23:40:32 [削除依頼]
    すみません。
    担任の台詞は「聞いたよ。仲、良かったよな。」です。
  • 49 由未知 とほり id:1P.nO0G0

    2012-03-07(水) 00:09:03 [削除依頼]
       ?   ?   ?
     親友のいない学校は、やけに長く退屈だった。
     学校を出て、家に戻ると俺は部屋の荷物をまとめ始めた。昨日のことだ。琢の両親が俺に、
    「悠君。もし悠君が良いのなら、私たちの子供にならないか?」
    と訊いてきたのだ。
    「え、、、?」
    琢からの手紙を読み終わって、涙が止まって少し落ち着いたときに、訊かれたから俺は琢の両親の言ったことが良く分からなかった。
    「もし、悠君が良いというなら私たちの子供に、養子なってくれないか?」
    と、もう一度俺に訊く琢の両親に俺は
    「どう、してですか?」
    と訊いた。両親は
    「琢からの手紙に、書いてあったんだ。もし、私たちと悠君が良いのなら悠君を養子にしてくれないか、と。その理由と一緒に、悠君の過去も書かれていてね。悠君さえ良いのなら、私たちの養子になって私たちの家族にならないか、と思ったんだ。もちろん、悠君が辛い思い出を思い出すから嫌だというなら、いいんだ。」
    と、俺に気遣いながら言ってくれたのだ。俺より琢の両親や優さんの方が辛いはずなのに。だから、
    「はい。いいです。俺何かが、養子でよければ。」
    と言った。琢の両親は、微笑んで
    「ありがとう。悠君。」
    と言った。
     だから、今日から俺は琢の家に住むことになった。
  • 50 とほり id:1P.nO0G0

    2012-03-07(水) 00:09:53 [削除依頼]
    文章がおかしかったりしたら、すみません。
  • 51 ルリ id:1P.nO0G0

    2012-03-07(水) 21:49:17 [削除依頼]
     借りていたマンションの一室を管理人に返して、宅急便に運べない荷物を頼んで俺は琢の家に向かった。
     荷物を持ってやってきた俺を、琢の家族は快く迎え入れてくれた。
    「いらっしゃい。悠君。」
    「お、おじゃまします。」
    来たことは何回もあるのに、ここで暮らすことになるとなんだか変な気分になって、緊張した。そんな俺を見て、琢の家族は微笑んで
    「緊張しなくていいのよ。自分の家だと思って。今日から、家族なんだから。始めは馴れないかもしれないけど、大丈夫。」
    と、言ってくれた。辛いはずなのに、俺の為に明るくふるまってすごくいい人達だ。俺は、幸せだと思った。
  • 52 由未知 とほり id:ddEix.A0

    2012-04-13(金) 23:53:03 [削除依頼]
     俺は、本当に幸せ者だ。
  • 53 由未知 とほり id:TV2DeJb/

    2015-06-17(水) 16:19:30 [削除依頼]
     使っていいと言われたのは琢の部屋だった。机とベット、本棚、タンスと必要なものだけが揃った部屋だった。二人で勉強した机は畳んで本棚と壁の間に立てかけられていた。机には公式のメモが挟まれていて、引き出しには『悠の勉強対策ノート』と書かれたノートが教科順に並んでいた。開くと琢の字で説明や問題、その解説が書かれていた。懐かしさが込み上げてきた。琢との勉強会はいつもわかりやすくて、大変だったけど楽しかった。少しずつテストの点数が上がっていくのは嬉しかったし、もしかしたら本当に琢と一緒に同じ大学に行けるかもしれないと思った。
    「よし。」
    琢のノートを見て俺は決めた。
     勉強しよう。そして琢と約束した大学に絶対入ろう。
  • 54 由未知 とほり id:TV2DeJb/

    2015-06-17(水) 17:09:55 [削除依頼]
       ☆   ☆   ☆
     琢の家族に迎え入れられてから俺は色々なことを知った。その中でも家族の暖かさを初めて感じた。今ではもう疎遠になった親戚宅ではいつも寂しかった。家族を殺した殺人犯の息子と忌み嫌われて食い扶持が増えると中学を卒業するまでの約1年半、ずっと小言を言われていた。俺は妹弟を守るために戦っていたはずだったのに、それが無意味だったと言われ続けられていたから、すごく新鮮で嬉しかった。
     勉強もはかどり、少しずつコツのようなものもわかってきた。何より、琢のノートのわかりやすさはびっくりした。俺が疑問に思ったところには全部答えが書かれていた。それがあるたびに俺は琢が俺の親友であることを感じた。俺の妹弟の存在は俺しか証明できないけど、琢の存在はこのノートが、琢の家族が、この家にあるものすべてが証明してくれる。失って得たものがあって、それを失って得たものがあった。結果的にこれでよかった、なんて言えないし思えない。今だって後悔するし失いたくなんかない。でもこれ以上はもっと失いたくないから全部詰め込むことにした。心の中の琢の部屋に。琢が俺にしたことは俺が妹弟にしたことと同じなのかもしれないと最近思った。それだけ俺は琢の親友になれてたのかもしれない。だったら余計頑張らないとな。来年の春、琢を怒れるように。
  • 55 由未知 とほり id:TV2DeJb/

    2015-06-17(水) 17:30:59 [削除依頼]
       最終章
     桜は散り、長ったるい入学式も終わり、俺は琢と約束した大学に入学した。目的があると頑張れることに気付くのは遅かったけど、現役合格できたのだから結果オーライだろう。
    「悠、おめでとう。」「おめでとう。」「おめでとう、悠兄。」
    笑顔で俺を迎え入れて、支えて、わがままを言わせてくれた新しい家族はもったいないほどの暖かさで俺を家族に入れてくれた。
    「ありがとう。」

     「じゃあ行こうか。」
    「そうね。」「そうだね。ほら行くよ、悠兄」
    「ああ、そうだな。」琢を怒りに。

     琢、俺はこの家族を今度こそ守りたいと思うよ。


                                         了
  • 56 由未知 とほり id:TV2DeJb/

    2015-06-17(水) 17:45:21 [削除依頼]
       おまけ:もう一つの最後

     「ごめん。気持ちは嬉しいけど応えられない。」
    大学に受かり卒業式が終わった、まだ明るい校門で俺は答えた。
    「そうですか、わかりました。ちゃんと答えてくれてありがとうございました。やっぱり先輩は誰かを待っているんですね。」
    そういって去っていく後輩の背中に呟く。そうだな。待ってるのかもな。一緒に行こうって約束したのに、もう会えなくなった親友のことを。

     「琢、俺はちゃんと約束を守ったからな。」


    終わり
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