目撃者.13コメント

1 奏楽 id:vt-QYs9YSo/

2011-10-31(月) 17:02:58 [削除依頼]



明日、誰とキスする?
  • 2 奏楽 id:vt-QYs9YSo/

    2011-10-31(月) 17:12:27 [削除依頼]
    ▼挨拶***
    おはこんばんわ奏楽です!!
    また小説を作りました。あは。
    今回は一応恋愛です。ですが私は気分のアイデアで無駄に凝ったプロット作る人間なので
    「アタシ…山田君の事…!」
    「お前、俺と花子どっちが大事なんだよ!!」
    みたいな王道を期待している方は今すぐその考えを改めて下さい。私にまともな恋愛は書けません。一言でいうと蛇みたいな小説になります。多分。
    同時進行の「魔導戦士‡エマみらくる」もよろしくね!(宣伝
    ではノシ
  • 3 奏楽@もう何も怖くない id:vt-3AD8GPx.

    2011-11-14(月) 18:05:05 [削除依頼]


    カー、カー、なんて烏の鳴く声。
    夕日の光を帯びて微かに輝く窓。
    古びた机の上には使い込んだ鞄が置かれ、ノートが広げてある。
    二つ隣の机に座るのは同じクラスの男の子。
    この状況を一言でいうならずばり、「青春」だろう。私には無縁だと思っていたワードだが、恋をしなくてもそれっぽい雰囲気になれる事を、私は今初めて知った。
    ノートを閉じ(自分の提出物だった)教科係が集める教卓の上に置き、名簿の『大石まりる』と書かれた辺りの小さな正方形の欄に丸を付ける。
    私は自分の名前が嫌いだった。
    まりるなんてふざけた名前。品が無い。よくアカリとかミズキみたいな名前の子が普通過ぎるって嘆いているけれど、私にとってはよっぽど幸せなお悩みだ。
    普通に生きて、普通に子供産んで子孫残して、普通に死んだ方がいいに決まってる。普通に人生送ってひっそりといきたいのだ、私は。
    だのに何がまりるだ。ふざけるんじゃねぇ。16年前から普通の人生は既にぶち壊されてしまったのだ。

    「知ってる?変わった名前の子って犯罪に遭う確率高いんだよ」誰にも聞こえないくらいの小さな声で呟き、私はため息をついた。
  • 4 奏楽 id:vt-OQd7IZT0

    2011-12-01(木) 20:20:34 [削除依頼]

    隣の男の子――私の居残りに付き合ってくれた教科係兼学級委員長――が席を立ったのに気づき、私は慌てて口をおさえた。もう遅いとは分かっていたものの、聞こえていなかったか不安を抱いてしまう。
    委員長はそのまま、私の机の前へつかつかと歩いて行く。
    いよいよ軽蔑でもされたかと私が肩を落とした時、


    唇に冷たいような生暖かいような感覚。


    え。
    え。え。え。
    委員長、いきなり何をしているんですか。
    時ガ止マルヨウなんですが。
    何気に初めてなんですが。
    高校一年生の秋、早くも平穏ぶっ壊しなんですが。
  • 5 奏楽 id:vt-Tf6Pwh40

    2011-12-02(金) 21:45:08 [削除依頼]
    委員長は顔は良いがたらしではない。どちらかと言えば好青年なイメージである。
    しかし、今まで「ソウショクケー」だと思っていた彼に対しての認識は変えなければいけないらしい。
    「私、ファーストちゅーなんだけど」
    「悪い。知らなかった」
    両者、意外にも冷静な反応。委員長は少し頬を染め、口を軽く押さえている。ていうか知ってたら本気で彼を張り倒そうかと思った。
    「イインチョー、茜の事が好きなんじゃないの?」
    茜は彼の相棒、女子学級委員で幼なじみでもある。ずいぶん前から二人の噂は立っていた。
    「いや……あいつはただの大事な友達だよ。俺が好きなのは大石だから」
    わーお、アグレッシブ。人生初である告白なはずなのに、身体には全く熱が入らなかった。そんな私と委員長をさも嘲笑うように、無駄に近所の恋愛事情に詳しいゴシップ好きのオバサンのような感じで、どこからか聞こえるイケてるギャルグループの女子の声。
    「とにかく、大石のノートは出たし言いたい事は言ったから。俺帰るね。あと返事は要らない」
    これで自己中な返事要らない発言と来たか。完璧なニクショクケーではないか。
    でも私は誰とも付き合いたくはない。ラブなんて甘い言葉は生真面眼鏡の私にはあわないのだ。
    それに、男に溺れて死んだ、「まりる」の名付け親の母のようになるのはごめん。
    委員長が閉めたドアの音は微かに小さく、しかし私のこころにエコーのように夕焼けの振動を残して行った。
  • 6 奏楽 id:vt-Tf6Pwh40

    2011-12-02(金) 21:47:18 [削除依頼]
    委員長は顔は良いがたらしではない。どちらかと言えば好青年なイメージである。
    しかし、今まで「ソウショクケー」だと思っていた彼に対しての認識は変えなければいけないらしい。
    「私、ファーストちゅーなんだけど」
    「悪い。知らなかった」
    両者、意外にも冷静な反応。委員長は少し頬を染め、口を軽く押さえている。ていうか知ってたら本気で彼を張り倒そうかと思った。
    「イインチョー、茜の事が好きなんじゃないの?」
    茜は彼の相棒、女子学級委員で幼なじみでもある。ずいぶん前から二人の噂は立っていた。
    「いや……あいつはただの大事な友達だよ。俺が好きなのは大石だから」
    わーお、アグレッシブ。人生初である告白なはずなのに、身体には全く熱が入らなかった。そんな私と委員長をさも嘲笑うように、無駄に近所の恋愛事情に詳しいゴシップ好きのオバサンのような感じで、どこからか聞こえるイケてるギャルグループの女子の声。
    「とにかく、大石のノートは出たし言いたい事は言ったから。俺帰るね。あと返事は要らない」
    これで自己中な返事要らない発言と来たか。完璧なニクショクケーではないか。
    でも私は誰とも付き合いたくはない。ラブなんて甘い言葉は生真面眼鏡の私にはあわないのだ。
    それに、男に溺れて死んだ、「まりる」の名付け親の母のようになるのはごめん。
    委員長が閉めたドアの音は微かに小さく、しかし私のこころにエコーのように夕焼けの振動を残して行った。
  • 7 奏楽 id:vt-Tf6Pwh40

    2011-12-02(金) 21:48:34 [削除依頼]
    間違えたー
    同じの二個やっちった
    前のは無しって事で←
  • 8 奏楽 id:vt-Un5MNg71

    2011-12-04(日) 11:56:03 [削除依頼]
    でてくるひと
    ・大石まりる
    真面目で眼鏡な高校生の女の子。成績いーけどノートは雑。
    母親は何年か前に死んだ。
    ・委員長
    まりると同じクラスのニクショクケー男子。
    委員長兼ノート集め係。多分それなりな顔。
  • 9 奏楽@おたんびだぜ id:vt-uQPNs/5/

    2011-12-06(火) 23:36:32 [削除依頼]
    あげ
  • 10 奏楽@過ぎ去ったおたんび id:vt-lDhpVcA0

    2011-12-10(土) 00:27:48 [削除依頼]
    ******

    次の日の朝、私は特に変わった事も無い感じを醸しながら学校に来た。
    みんなが鈍いのか私の演技力が天才的だからか(多分前者)、朝の教室で昨日何かあったかとか聞いてくる奴は一人もいない。
    委員長の偽りのソウショクケースマイルも健在みたいである。素知らぬ顔で他の男子と話しながらチラチラと私の方を見てくる。ふしだらな奴め。
    ふと気配がして後ろを見ると、いつも一緒にいる杏子が目の前に立っていた。
    「おはよん、まり。どうしたの? なんか憂鬱そう」
    「そうかな……きょーこはきょーこで目の下の隈、酷くなってるけどね」
    「何ををを!!」
    杏子は代々商売をやってきた家系だからか、やたらと洞察力がある。いつもお客さんをあのやたらデカイ目で見て、いや観察していると思うと無意識に警戒心が芽生える。彼女はおそらく、性格はとても良いが絶対に敵に回してはいけないタイプの人間だ。
  • 11 奏楽@過ぎ去ったおたんび id:vt-lDhpVcA0

    2011-12-10(土) 21:52:28 [削除依頼]
    そういえば杏子は色恋沙汰に興味はあるんだろうか。例えばいきなり夕日が舞う教室でイケメン君からの告白なんてシチュエーションは憧れちゃうかしら、なんてね?
    私は前の席で教科書を整理している杏子に限りなくさりげなく、「きょーこは告られた事とかあんの」と聞いてみる。
    彼女はしばらく分厚い社会のワークを持ったまま数秒ポカンとしてから
    「真面眼鏡がこの非リア充杏子様に向かって何言ってんのこんにゃろー」
    と突っ掛かってきた。何、非リア充って。非常識なリアクションの充電器?
    ちなみに『真面眼鏡』の名付け親は杏子である。私は別に嫌がっていないしむしろ自分らしいあだ名だとは思っていたけれどさすがにそんな使い方をされるとイラッと来た。
    「え、何で怒るの……。私はちょっと質問しただけなのに」
    「だけなのに、じゃないよ! あたしは来たる今年のクリスマスだって一人だからね! まさかの三連休だから! 畜生、やけ酒とかちょーしてみたい〜」
    クリスマス。もうすぐだったか。
    また父と妹と三人で過ごすのだろうか。
  • 12 奏楽 id:vt-JRtBHfJ/

    2011-12-18(日) 18:57:58 [削除依頼]
    父もまた「真面眼鏡」という言葉がピッタリ似合うような、何で母と結婚したかわからない男性である。
    一度だけ父に何故結婚したのか聞いてみた事があるが、「生命の神秘さ」みたいな訳のわからない発言をされて煙に巻かれてしまった。
    これに関しては既に出世頭の如く上手く世渡りして大人の心をキャッチする小学生の妹も不思議がっていて、はっきり言って父をナメていた。
    そんな思考を巡らせていたら、杏子が私の肩を叩いてきた。いつの間にか朝のホームルームが始まる時間になっている。
    ニクショク委員長と茜の号令を聞きながら、私は何となくボーッとした時間を送っていた。
    今日も何も変化の無い一日になりそうだ。
  • 13 奏楽 id:vt-H8eP0gi.

    2011-12-21(水) 20:59:57 [削除依頼]
    そんな事を思いながら朝のホームルームをボーッと終える。次は教室移動だから、急がなければ。
    杏子を呼ぼうとしたら、なんと先に茜に話し掛けられた。
    「ね、まりるちゃん」
    「……何? 茜」
    さすがにドキッとしてしまった。動揺をできる限り隠す。
    茜は頭と肩の間で綺麗に切り揃えられた黒髪を少し揺らして首を傾けた。かまぼこみたいな形をした可愛らしくて大きな瞳がきゅるりと動いて、かなりの美少女だなと思わざるを得ない。
    「あのね、まりるちゃん。今日放課後、4時、ここの教室に来てくれないかな。部活、やってないでしょ?」
    「あ……うん、わかった。茜の部活は?」
    「あたしは大丈夫。うちの陸部ユルユルでサボっても全然気づかれないから。」
    茜は少し笑った。私も少し笑い返した。
    日直が窓を閉め忘れたせいで秋風の通る教室は、誰も居無くなっていた。
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