トランプ - fate -73コメント

1 るせ☆ id:LjotUF0.

2011-10-30(日) 20:31:02 [削除依頼]

「この世界は酷く懐かしくて、酷く愛おしくて、それなのに酷く遠いんだ」
  • 54 るせ☆ id:LjotUF0.

    2011-10-30(日) 21:46:55 [削除依頼]
    >>53 「水、冷たいね」  少年の言葉に、少女は小さく頷く。そして目を細めると「気持ち良いな」と呟いた。 「女神が住む湖だとか、そういう伝説は莫迦だと思っていたが、こういう湖なら頷けるかもしれない」  恍惚とした声音で少女はそう言いながら、足で水を弄んだ。音を立てながら上がる水飛沫が、光を反射して輝く。 「神様も、こういう場所は好きかなぁ」  少年の呟きは、湖へと吸い込まれていく。少年は揺れる湖面を見つめ、ふっと溜め息を吐いた。穏やかな風が吹き抜けて、湖を囲む木々を揺らしていく。 「……好きそうな気がするな」  少しの間を置いてから少女は静かにそう言って、少年を見やる。少年は少しだけ口元に笑みを浮かべ、湖に向けていた視線を少女へと移した。二人の真っ黒な瞳にお互いが映される。
  • 55 るせ☆ id:LjotUF0.

    2011-10-30(日) 21:47:29 [削除依頼]
    >>54  刹那、強烈な感情が二人の躯を駆け抜けた。躯を突き抜けそうなほどの衝動を与える感情。胸が張り裂けそうなほど痛くて苦しい。けれども、とても懐かしくて愛おしい。目の奥がジンと痛いほど熱い。 「ど、うして……」  声が喉奥に詰まって、上手く出て来ない。それ位、愕然としていた。呼吸の仕方すら忘れてしまったかのようだ。 「どうして、気付かなかったんだろう」  少年はそっと少女の目元に触れた。ふいに少年の瞳から流れ出した涙は留まることを知らず、ただただ溢れ続ける。それは少女も同じで、瞳から溢れだす涙をそのままに、少年の目元に触れた。 「ああ、本当に……」 「こんなところに……こんなに、こんな近くに、あったなんて」  胸の震えとともに、声が震えた。脳裏に様々な記憶がフラッシュバックする。愛しくて、懐かしくて、とても大切で、だけれど遠くへ失ってしまったと思っていたもの。でも知りたくて、見つけたくて、取り戻したくて堪らなかった探し物。そう、それは、この世界の記憶と、本当の名前。かつての自分自身、本当の自分。 ――そうだ、僕は、私は、かつて、この世界に……生きていた!
  • 56 るせ☆ id:LjotUF0.

    2011-10-30(日) 21:48:08 [削除依頼]
    >>55  いつの間にか、少年の白い髪は艶やかな黒髪に、抜けるように白い肌は健康的な色を取り戻し、黒い瞳は濃い褐色へと変化していた。少女もまた、柔らかな褐色の髪に、少年よりは白い健康的な色の肌に、茶色の瞳に変わっている。そう、それはこの世界に生きていたかつての姿。だけれどそのときと違うのは、躯が透けていること。きらきらとガラスの破片のように、躯が崩れていくのを彼らは感じていた。 「やっぱり、赦されないんだね、僕達は」  哀しげに顔を歪め、少年は少女の手に指を絡めた。温もりを感じるのに、段々と触れている感覚すら分からなくなってくる。胸の奥は歓喜に震えているのに、悲嘆に暮れていて、痛くて痛くて堪らない。 「――まるで、湖に溶けていくみたいだな」  温かく包み込むような口調でそう言って、少女は笑う。瞳からは涙が溢れているというのに、どうして笑うのか、少年には分からなかった。 「ファテに、消えて欲しくなんかなかった。僕だけで良かったのに。僕ばっかりが求めてたのに」  少年は少女と絡めていた指に、より一層力を込める。もう、本当に触れているのかさえ分からない。温もりすらも薄れてきて。透けた躯がきらきらとほどけていき、視認すら難しくなった。
  • 57 るせ☆ id:LjotUF0.

    2011-10-30(日) 21:48:52 [削除依頼]
    >>56 「――お前と二つで一つで、『ファテ』で良かったと思う。本当だ」  どこか必死さを孕んだ少女の声。その言葉に、少年の胸が苦しくなる。嬉しい、嬉しい、だけど、哀しい。辛くて哀しくて堪らなく痛い。 「最期に、聞いて欲しい。私の本当の名前」 「うん。僕の名前も聞いて欲しいな」  囁き合って、微笑み合う。  やっと取り戻した自分自身を知っていて欲しい、長きを共に過ごしてきた大切な片割れに。 「私の本当の名前は――」 「僕の本当の名前は――」  少年の瞳に僅かに映る少女の笑顔は日だまりのように温かく、何かが吹っ切れたように明るい、そんな笑顔だった。少年も釣られて笑う。切なげに、儚げに、けれどとても幸せそうに。
  • 58 るせ☆ id:LjotUF0.

    2011-10-30(日) 21:49:24 [削除依頼]
    >>57  そして思う。  一緒に探したいと言ってくれて、見つけたいと言ってくれて、嬉しかった。愛に溢れた無慈悲な神様は、トランプのこの結末を望んでいなかっただろうけど、元を辿れば、この結末を仕組んだのは神様だ。赦されないけれど、赦して欲しいとも思わない。ただ、この結末を予感しながらも、一緒に探し物を見つけてくれた片割れが、大切で愛おしくて、消えて欲しくなどなかった。ごめん、ごめん――本当にごめん。何度も胸の中で謝罪して、最期に少年の唇が紡いだ言葉は――。 「ありがとう」  少女の胸が、歓喜に震え上がったことを少年は知らない。  やがて、少年と少女はきらきらと溶けていくように、湖に吸い込まれるように姿を消した。最後の二人の表情は、温かさに満ち溢れていて。  誰もいない湖の水面は音もなく揺れていたが、ほどなくして波も消え、辺りを静寂が支配する。先ほど飛び立った鳥達は静かに舞い戻り、木々に降り立つと、鳴き声を上げることなく湖面を見つめていた。
  • 59 るせ☆ id:LjotUF0.

    2011-10-30(日) 21:50:20 [削除依頼]
    【エピローグ】

    昔々、神様はたった一人で世界を見守っていました。
    しかし、世界はたった一人で見守るには広すぎたのです。
    そこで、神様は一〇四の存在を生み出しました。
    その存在はかつて、この世界を生きていました。
    しかし、その記憶は世界を平等に見守るには妨げになるだろうと神様は考え、名前と共に記憶を奪い、隠したのです。
    彼らを二つで一つとし、一つの名前を与えることで、彼らの存在を縛りました。
    そして、神様は五十二組となった彼らに様々な枷を嵌め、自分の切り札として世界中にばらまきました。
    彼らは神様の切り札 (trump)、神様のための徒歩旅行者 (tramp)、『トランプ』として世界を歩き回って見守るようになったのです。

    これは、一つのトランプの片割れが、自分の名前と記憶を求めた物語。
    最期にファテという名のトランプは何を思ったのか、それは彼らにしか知り得ない。
    神様にすら、知る術はありません。

    けれども、一つ欠けてしまったトランプを、何事も無かったように補い、神様は今日も変わらず、世界を見守るのです。


    - fin -
  • 60 るせ☆ id:LjotUF0.

    2011-10-30(日) 21:51:24 [削除依頼]
    【おわりに】
    ここまで読んでくださった方、お疲れ様でした。
    そして、ありがとうございました。

    何故、こんな修正版など作ろうと思ったのか、その経緯をつらつら語っていこうと思います。

    修正前のこのお話を書き始めたのは、本当に「なんとなく」でした。
    物書きについては3年ほどのブランクがあって、正直「もうお話を書くことはないかな」と思っていました。
    けれど、ふいに衝動に似た創作意欲が降りてきて、私はこのお話を書き始め、5ヶ月間更新しないなんてこともありながら、終わりまで書き切ったのです。
    書き終わってからも、私をまた物書きの舞台に立たせてくれたこの作品が愛おしくて、大切で、ほかの作品を書いていても、ずっとこの作品が頭の隅にありました。

    そして今、以前物書きから離れたときと同じような思いに駆られています。
    何を書いても、しこりのような違和感が残って、意欲がどんどん消失していく。
    「何かが違う」「何かがおかしい」そんな思いばかりが先行して、創作の楽しさなんて失せてしまいそうです。
    コラボ作品を作っている間は、そんなことも忘れて物書きに夢中になれました。
    「楽しい」「書きたい」そんな思いがコラボ参加中には溢れていたのに、それが完結して自分だけの作品と向き合った途端、違和感ばかりが膨らんでいきました。

    そこで、私はこの作品を読み返しました。
    正直、最初の方の文章なんて特に読めたものじゃないな、なんて思いました。
    けれど、このお話を書くのはすごく好きだった、楽しかったなぁという思いが溢れてきて。
    こんなに大切な話なのに、今の私が「読めたものじゃない」なんて思ってしまうのが哀しくて、だったら手直ししてあげようと、それで修正版を作りました。
    自己満足ですが、もう一度この作品と向き合えて、書き直すことが出来て良かったと思います。
    他人には「大して変ってないじゃない」と言われそうですが、これで良いのです。


    ここで私は一旦、筆を置こうと思います。
    皆さまの前で、もう一度筆を執ることがあるかは分かりません。
    昨日書き始めたようなお話もあるというのに、ごめんなさい。
    今の私には、自分が好きだと思える話が全然書けません。

    もしかしたらSS板などでこっそり活動してるかもしれませんが、小説投稿板での活動はしばらくお休み致します。
    違和感を感じないものが書けたな、書けそうだなと感じたとき、また小説投稿板に戻ってこようと思います。

    それでは。


    次のレスからは、この作品の番外編として執筆したものの修正版をアップしようと思います。
    やはり大して変わっていませんが、もし、お付き合いいただける方は、どうぞお読みください。
  • 61 るせ☆ id:LjotUF0.

    2011-10-30(日) 21:52:18 [削除依頼]
    「それ、どうするんだ?」
     晴れた空の下、少女が指差した『それ』を見て、少年は肩を竦めた。

    【街中の少年】

     真っ白な少年と少女は、様々なショーウィンドウが並ぶ街中で、人目を避けるようにして路地にひっそりと佇んでいる。気を付けて見ていないと見過ごしてしまうような、存在を主張しない路地だった。
  • 62 るせ☆ id:LjotUF0.

    2011-10-30(日) 21:52:51 [削除依頼]
    >>61  少年の手には、鮮やかな黄色い傘が握られていた。肌も髪も着ている服も白い少年に、黄色い傘はやや不釣り合いで異質なもののようにも見える。同じように白い肌と髪をもち、白袴を身に付けた少女は不機嫌そうに腕を組んだ。 「黄色」  少女はもう一度、黄色い傘を指差す。まるで、黄色いことが悪いことであるかのように、傘を責めているかのように、低い声で囁かれた言葉だった。  少年が手にしている黄色い傘は、見知らぬ少女から貰ったものだ。雨の中、傘も差さずに公園のベンチに座っていた少年に、その見知らぬ少女から差し出されたもの。 「捨てるわけにもいかないよ」  僕達が見守るべき生命がくれた優しさなんだから、と少年は続ける。そんな少年を咎めるように、少女は少年を睨みつけた。 「黄色は駄目だ」 「なんで、黄色は駄目なんだろう?」 「……知ってるくせに」 「……うん、知ってる」  少女はますます不機嫌な表情を浮かべると、少年からぷいと顔を逸らした。そんな少女を見て、少年は苦笑する。
  • 63 るせ☆ id:LjotUF0.

    2011-10-30(日) 21:53:39 [削除依頼]
    >>62 「ごめん」  少年がぽつりと落とした謝罪の言葉を聞いても、少女が少年に顔を向けることはなかった。 「雨は止んだし、晴れたし、もう僕達には必要ないものだね」  どこか淡々とした響きを持った少年の言葉に、少女は少年へと目を向けた。ふと視線が絡み合うと少年は嬉しそうに微笑む。 「だから、これを必要としている子にあげることにするよ」  そう言って少年は路地の奥を徐に指差す。薄暗い路地。少女は身を乗り出すようにして路地の奥を覗き込むと、小さなダンボール箱があることに気付いた。 「……捨て猫か?」 「多分。まだ小さい」  そう言って、少年はダンボール箱へと歩み寄っていく。少女もそっと後を追った。少女の髪飾りの鈴が、リンと小さく音を立てる。
  • 64 るせ☆ id:LjotUF0.

    2011-10-30(日) 21:54:13 [削除依頼]
    >>63  ダンボール箱の中には、少年の言った通り、小さな猫がいた。本来は真っ白だったと思わせる猫の毛は、今は薄汚れた灰色をしている。少年は柔らかな仕草でしゃがみ込むと、そっと猫の体を指で撫でた。 「……ここまでよく、頑張って生きたね」  少年は呟く。猫は少年の指に撫でられる度に、気持ち良さそうに目を細めた。 「可愛いな」  少女がそう言うと、少年は小さく頷いた。そして「ファテも撫でたら?」と少女に向かって微笑む。少女は視線を彷徨わせると、少し躊躇うようにして口を開いた。 「猫は鳥を食べるだろ」 「――そっか」  その言葉を聞いた少年は、どこか残念そうだった。少女は少年と同じようにしゃがんで、温かな表情を浮かべながら猫を眺める。 「少し、濡れてるな」 「うん、雨が降ってたからね」 「……こんな路地の奥じゃ、人に気付いてもらえないだろうな」 「うん、だから――」  少年は手に握った黄色い傘を、少女の目の高さまで持ち上げた。 「これを差してあげれば雨に濡れないし、色も目立つ」
  • 65 るせ☆ id:LjotUF0.

    2011-10-30(日) 21:54:44 [削除依頼]
    >>64  きっと誰かが見つけてくれる。自分達が連れて歩くことは出来ないから、その誰かにこの生命を託す。  少年は傘を開くと、ダンボール箱を覆うようにして差した。そして、傘と箱の隙間から手を差し込み、もう一度猫を優しく撫でる。少女はその光景を静かに見つめていた。 「――さて、行こうか」  少年の唇が紡いだ言葉は、空間に溶けていった。名残惜しげに、白い指が猫から離れる。少年は大きな黒い目を細め、愛おしげに猫を見つめてから、ゆっくりと瞳を閉ざした。  それから少女へと視線を向ける。少女は小さく頷いた。  やがて二つの白い影は路地から消えた。残された小さな生命は、流れゆく時の中でうずくまる。優しい黄色い加護を一身に受けながら――。
  • 66 るせ☆ id:LjotUF0.

    2011-10-30(日) 22:05:31 [削除依頼]
    トランプ - 目次 - . >>2【ごあいさつ】 >>3-5【公園の少年】 >>6-8【教室の少年】 >>9-12【病院の少年】 >>13-17【道端の少年】 >>18-23【海辺の少年】 >>24-27【屋上の少年】
  • 67 るせ☆ id:LjotUF0.

    2011-10-30(日) 22:05:41 [削除依頼]
    >>28-32【神社の少年】 >>33-37【深林の少年】 >>38-42【廃屋の少年】 >>43-47【空地の少年】 >>48-52【洞窟の少年】 >>53-58【湖畔の少年】 >>59【エピローグ】 >>60【おわりに】 >>61-65【街中の少年】(番外編) . - Thank you for reading. -
  • 68 鈴乃 id:RcYJdJD/

    2011-11-04(金) 21:34:47 [削除依頼]

    ツイッターでこのこと見た気がしたから来てみた、
    まだ目を通したくらいだけど、そのうちちゃんと読もうと思う。

    好きでこそおはなしを書き続ける意味があると思うから、わたしはそれで良いと思うよ!
  • 69 るせ☆ id:ez-g2vVapg0

    2011-11-04(金) 22:21:57 [削除依頼]
    >鈴乃
    ありがとう。
    そんなに「ちゃんと」読むほどの価値なんてないと思うけど、気が向いたときにでもどうぞ。
    うん、今でもお話書くのは嫌いじゃないの。
    でも書き始めると「こんなの書いたって仕方ない」って思い始めちゃう。
    しばらく筆を置くのも悪くないよね^^
  • 70 スー id:X7h2Pze.

    2012-08-10(金) 15:18:24 [削除依頼]
    あげさせてください。
  • 71 脳砕スラ id:0bsu/U8.

    2012-08-10(金) 17:47:10 [削除依頼]
    俺にはあまり綺麗な感想が言えず勝手にここの雰囲気を壊してしまうかも知れない。だけど言いたい。
    俺は少し涙を流しました。
    どこでかもはっきりしない。何故涙を流したのかもはっきりしない……でも自然と涙が目から頬を滑り落ちて……
  • 72 るせ id:ez-GYGRm7a.

    2012-08-11(土) 00:29:00 [削除依頼]
    >スーさん
    びっくりしました。
    あげ、ありがとうございます。
    .
    >脳砕スラさん
    感想は綺麗である必要はないと思います。
    むしろ感想を書いて頂けて、とても嬉しいです。
    私も人様のお話に「好きです」と言うのが精一杯だったことがあるので。
    このお話を読んで、涙を流して頂けて、なんというのでしょう、私も心が揺さぶられました。
    きっと、この物語が貴方に何かを訴えて、感じ取ってもらえて、それを私に伝えてもらえて。
    これ以上、お話を書いていて嬉しいことはありません。
    読んでくださり、感想を書いてくださり、本当にありがとうございました。
  • 73 よみ id:FqKC09g/

    2015-08-16(日) 21:05:09 [削除依頼]
    今でも大好きな作品です。
    もっとたくさんの人に読んでほしいのであげます。
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