君に手を伸ばすけれど……10コメント

1 夢羽 id:.zsvYHe0

2011-10-29(土) 21:38:35 [削除依頼]

リレー小説です。ジャンルはベタな恋愛小説です。
メンバーはわたしの他に何人か。
応援よろしくお願いします。
ではさっそくスタートしましょう。
  • 2 美玲奈 id:vt-wJc6C35.

    2011-10-29(土) 21:42:27 [削除依頼]
    夢っちと、かんざしと、ゆめさん…だよね。頑張ってね(#^.^#)
  • 3 夢羽(((o(*゚▽゚*)o))) id:heFiR3y/

    2011-10-30(日) 14:51:17 [削除依頼]
    みれな@ そうです、ありがとう。 頑張ります? 本編入ります >4
  • 4 夢羽(((o(*゚▽゚*)o))) id:heFiR3y/

    2011-10-30(日) 15:15:31 [削除依頼]

    「じゃあ、お母さん。いってきます」
    「あ、ちょっと待ちなさい。一応折りたたみ傘、雨降ると大変だしね。制服濡らされちゃ困っちゃう」
    「ありがと。いってきまーす」

    わたしはつま先を床に打ち付け、靴を履き直す。がちゃ、という重たい扉を開け外に出る。まず空を見上げると、あんまりよろしい空の色ではなかった。以外にも母の予想は当たるかもしれない。母に渡された、オレンジ色のギンガムチェック柄な折りたたみ傘を鞄に詰め込み、歩き出す。
    わたしが通う学校は近いとは言えないが、そこまで遠くもない。
    だからわたしは歩くのだ。
    親友の遥とおしゃべりしながら帰る下校はとても楽しい。今から向かうのは、学校ではなくある公園だ。そこでいつも遥と待ち合わせている。残念ながら、わたしと遥の家は逆方向なので待ち合わせして、いつも学校へ向かう。わたしは早起きが好きなので早めに家を出るのだが、遥は早起きが苦手なようなので集合時間に遅れることも。なるべく気をつけてるよと彼女は言うが、それを聞くたび遅刻は増えていってる気がする。

    「はぁ、今日は早く来てくれるといいけど」

    ちりんちりーんと後ろから自転車のベルの音がする。わたしは自然に道路の端に寄った。意味もなくコンクリートの道路を見ていると、

    「道路見て楽しい?」
    「……えっ? って、拓か。別に楽しくはないけど」

    自転車に乗ってわたしの隣に身を寄せたのは、幼なじみの広瀬拓だ。横の黒髪が少しはねている。

    「それより拓、横髪はねてるよ」
    「あー、なおんねぇからこのまま来た。かっこいいだろ?」
    「かっこよくは見えないよ、みっともない。ピンあげるから留める?」
    「おおー、ピン! その手があったかー」

    なんか朝からテンション高いなぁ。そう思いつつも、わたしは拓に黒色のピンを差し出した。
  • 5 かんざし id:UpZ/Vtz0

    2011-10-31(月) 18:49:55 [削除依頼]
    「さんきゅー」

    軽く私に笑顔を見せてから、拓は自転車で私を追い抜いて行った。

    すると、急に拓が振り返り、口を開く。

    「おーい!!!そこ!」

    「え?」

    「壁!ペンキ塗りたてだぞ!」

    「うそ!!?」
    見ると、私が端によったときに寄りかかった塀のペンキが、袖にべったりとついていた。

    「やだっ!どうしよ!!」

    拓は、笑いながらまだこっちを見ている。

    「ばぁーーーか!」
    そしてバカにしたようにそう吐き捨てやがった。
  • 6 ゆめ id:HV8Tog2.

    2011-10-31(月) 21:51:24 [削除依頼]

    「あ〜あ」

    私はペンキがべったりとついた袖を見つめながらつぶやいた。

    袖をぼーと見つめていると遠くから遥が駆けてきた。

    「おはよう」

    「おはよう。うわっ、どうしたのそれ?」

    と言いながらペンキがべったりついた袖を指差した。

    私は寄りかかっていた塀を指差した。

    「あ〜、ドンマイだね」

    そう言って遥は私の肩をポンと叩きながら歩き出した。

    「あ〜、待ってよ遥!!」

    そう言って私は彼女の後姿を追いかけた。
  • 7 夢羽 id:.R1XAsM.

    2011-12-08(木) 22:26:12 [削除依頼]

    遥は私の親友、本名桜木遥。明るくてよく笑う、食いしん坊な女の子だ。

    「ねぇ雪、今日のお弁当はね、甘い卵焼きなんだよ!」
    「あれ、いつもそうじゃなかったっけ?」
    「今日はいつもより甘めなの〜」

    彼女はいつもお弁当の話か、今日の朝ごはんか昨日の晩御飯の話くらいしかふってこない。毎度毎度呆れる。
    私は苦笑いしつつも、さりげなく話題を変える。彼女は男っ気がないので、恋愛とかいう話は滅多にしない。だからいつも私たちは他愛のない、どうでもいいような話をするのだ。たとえば、学校の先生の話とか。

    「数学の先生ってさぁ、どうしてあんなに可愛い字、書くんだろうねー」
    「あぁ、丸字だよね。それに比べて遥は。いい加減字が曲がってく癖、なおしたら?」
    「だってなおらないんだもん。ひとつの個性だよっ」
    「言い逃げするなー」

    なんて言って、遥の小さなおでこにパチンとデコピンをする。仕返しで遥に髪をぐちゃぐちゃにされる。そんな感じでじゃれあっていると、学校に着いた。
    未だにおでこをさする遥を横目に、教室に入ると、開口一番。

    「雪、今日委員会あるんだって!」

    と仲のいい友達に言われた。
  • 8 かんざし id:QfSWe6s/

    2012-01-05(木) 04:51:17 [削除依頼]
    「え!? 今日!?」

    私は驚いて聞き返す。
    昨日まで時間割にはそんなもの書いてなかったはずだ。

    「うん、なんか係のやつが書き忘れてたらしいよー。」

    そんな・・・。
    今日は早く家に帰って雑誌でも読もうと思ってたのに・・・。

    それにこの汚れた袖のまま一時間でも多く学校にいるのは精神的に多少つらい。

    まぁ仕方ないか。
    そう自分に言い聞かせて私は席についた。

    そういえば・・・今日の委員会、新しく変わってから初の委員会だ。

    ちなみに前回の委員会で、私は風紀委員だったのだが、
    なんといっても委員長の性格が最高に悪くて、毎回行くのが億劫だった。

    今回の委員会では、みんないい人だといいけど。

    どんな人がいるんだろう。
  • 9 ゆめ id:UYI4vZ.0

    2012-01-14(土) 16:48:42 [削除依頼]

    そして、委員会。

    「あ〜、ちょっと遅れちゃいそう・・・」
    そう思いながら今、私は廊下を走ってる。

    その訳は数分前。

    可愛い字を書く数学の先生に
    「ちょっとこれ職員室まで持ってってくれない?」
    と言って、先生は大きなダンボール箱を指さした。

    まぁ時間もあるし・・・
    「はい。いいですよ」
    そう言うと先生は「ありがとう」と言って去ってしまった。

    よいしょ
    何これ、重た。
    持ってみると、そのダンボールはすごく重たかった。

    なんとか職員室まで持って行けた。

    「あ〜重たかった。」

    と言いながら時計を見ると委員会開始の時間まで後5分もない。
    しかも、ここは委員会がある教室からかなり遠い。

    そんなことがあったから私は今走ってる。

    そこに、ある足が、
    その後、大きな音。
    『どてっ!!』

    「いったーい」
    そこには、ケタケタ笑う私の幼馴染、拓がいた。

    「ちょっと拓ー」
    私は埃をはらいながら立ち上がり
    「急いでるんだからー」
    と言ってまた駆け出した。

    『ガラガラ』
    「遅れてすいません」

    うぅ〜
    恥ずかしい・・・
  • 10 夢羽 id:jtT17Qg1

    2012-02-11(土) 20:51:03 [削除依頼]



    教室にいる面々が一気に私に目を向けた。
    うわあ、すごい注目されてる。恥ずかしいなぁ。
    教卓の前で一枚のプリントを手にした委員長がはやく座ってください、と冷たく言い放つ。私は腰を曲げつつ、静かに空いている席へ座る。いまだちらちらと見つめられ、肩を窄めて小さくなる。心の中で数学担当の青木先生を恨んだ。

    「えー、今回のボランティア委員会ですが、近所の保育園で休日に子供達と遊ぶことになりました。予定は来月です。わたしたちボランティア委員会は子供達のために簡単なおもちゃなんかを作りたいと思っています。意見などありますか?」

    委員長の女の子、細谷咲耶先輩。ドSでドライな発言が多いのが有名な美少女である。だけど人助けが好きで動物も子供も好きだと言っている。なんで私がこんなことを知っているかというと、彼女は近所のお姉さんだからだ。小さい頃から私を知っていて、ドジっぽい私をいつも助けてくれていた。ってそうじゃなくて。
    さすがボランティア委員会。ボランティア全開だなぁ。そっか、子供達とのふれあいかぁ。よかったぁなんて私は浮かれている。子供は大好きだ。普通保育園の子供達とふれあうことなんて滅多にないことだから本当に嬉しい。

    「あの、意見は……」

    少し困ったように表情を崩す委員長の咲耶ちゃん。誰も全くもって意見を出さない。委員会ではよくあることだ。委員長は困って棒立ち。私も懸命に意見を考えてみるが、パッとすぐには思いつかない。
    教卓のすぐ横、先生の机に腰掛け、無言を通していた担当の先生、竹中先生がついに口を開いた。足を組んだまま。

    「なんかねぇのか。急には思いつかねぇがな。子供達のためだぞ」

    真剣な表情で、よく通る低い声で。
    ああ、咲耶ちゃんが先生の言葉に超頷いてる。可愛い。何度も何度も頷くから、艶やかな黒髪がさらさらと揺れる。先生の声にも、咲耶ちゃんのまっすぐな視線にも委員会のメンバーは目をくれず、目を逸らしたり下を向いたり、友達とゲラゲラ笑いあったりで。
    咲耶ちゃんは静かな教室ではぁと小さくため息をついた。黒板に意見は……書いてない。彼女はぎゅっとプリントを握りしめ、目を伏せた。ついに右手の白チョークを黒板のさんに置いた。その時だ。
    はい、と元気ないい返事。
    全員の瞳が彼に向けられた。羽鳥晴くんに。
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